ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ドラゴンボール』のルール解説。
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ICカードダス
トレーディングカードゲーム ドラゴンボール
Last Update 2020/8/8 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは個人格闘に優れた戦士となり、仲間たちの支援を受けながら相手を打ちのめす。
● 原作
コミック『ドラゴンボール』(集英社刊)。
TVアニメ『ドラゴンボール』シリーズ。
● 世界設定
幾度となく訪れる地球の危機。そんな時に立ち上がる戦士たちがいた。
●本ゲームについて
“ICカードダス”という新しいカテゴリーのTCGです。
すべてのカードに非接触型ICチップが埋め込まれており、市販のNFCカードリーダーを使用してカードデータを各種コンピュータに取り込めます。
それによりコンピュータ内でも実物のカードと同じデータ・同じルールで、ゲームを遊ぶことができるようになっています。
基本構成
勝利条件
- 相手のリーダーのライフを 0にする。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
リーダーカード以外で構成されていること。
同一番号カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ リーダーカード: 任意の 1枚。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ (ライフエリアのカード): 7枚。上限は無し。
- 開始手札: 3枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で 1回。任意数を戻してシャッフル後に同数引く。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻の 1ターン目はカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
※カードの縦横や(リーダーカードの)裏表といった各状態は、並存する場合がある。
- カード縦: アクティブ状態。
- カード横: レスト状態。
- リーダーカード表: 通常状態。
- リーダーカード裏: 覚醒状態。
- バトルカード逆位置: エネルギーエリアへの配置。
- バトルカード裏・横位置: ライフエリアへの配置。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(配置時にアクティブ状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- バトルは相手の場のリーダーかバトルカードのいずれかを対象とする。
- それぞれバトルを行うカードに対して、複数のバトルカードを付随させることができる(場合がある)。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分のリーダーカードをリーダーとして場に表側で配置する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 3枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ自分のデッキからカードを内容確認せずに 7枚引き、ライフとしてライフエリアに裏向きに配置する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ チャージフェイズ
- デッキからカードを 1枚引き手札に加える。
- デッキからカードを 1枚引き、チャージを行う(エネルギーエリアに表・逆位置に配置する)。
○ メインフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 手札のバトルカードをバトルエリアに配置する。
- 手札のエクストラカード(メインフェイズに発動するもの)を使用する。
- 場のカードの記載スキルを使用する。
- 条件を満たしたリーダーの覚醒を行う。
○ バトルフェイズ
ターンプレイヤーが攻撃側・相手が防御側となり、リーダーおよびバトルカード単位で任意にバトルを行う(後述)。
すべてのバトルを実行後(およびバトルを行わない時)は“バトルフェイズ完了ステップ”へ進む。
各バトルの処理
▽ アタックステップ
- 攻撃側がバトルを行うカード 1枚をレスト状態にすることで、バトルを宣言する。
バトルを行うカードは、自分の場のアクティブ状態の リーダー・バトル カードのいずれか 1体の中から選ばれる。
- 攻撃側がバトルの対象を決定する。対象は相手のリーダーか、相手バトルエリアのバトルカードのいずれか 1枚のどちらか。
- 攻撃側が以下の行動を任意で行う。
- バトルエリアのアクティブ状態のバトルカードを乱戦エリアに移動する(追撃する)。
- 手札のバトルカードを乱戦エリアに配置する。
- 手札のエクストラカード(バトルフェイズに発動するもの)を使用する。
- 場のカードの記載スキルを使用する。
- 条件を満たしたリーダーの覚醒を行う。
▽ ガードステップ
- 防御側はバトル対象がリーダーである場合に限り、任意でガードを行うことを宣言する。
ガードを行う場合、防御側は以下の行動を任意で行う。
- バトルエリアのアクティブ状態のバトルカードを乱戦エリアに移動する。
- 手札のバトルカードを乱戦エリアに配置する。
- 手札のエクストラカード(バトルフェイズに発動するもの)を使用する。
- 場のカードの記載スキルを使用する。
- 条件を満たしたリーダーの覚醒を行う。
▽ ダメージステップ
- それぞれ以下の方法で、今回のバトルにおけるパワーの合計値を算出する。
- 攻撃側: 攻撃を行うカードのパワー値 + 乱戦エリアのカードのパワー値合計 + 各種修正。
- 防御側: 攻撃対象のカードのパワー値 + 乱戦エリアのカードのパワー値合計 + 各種修正。
- それぞれのパワーの合計値を比較し、値の大きいほうが今回のバトルの勝者となる(同値は攻撃側勝利)。
- 攻撃側がバトルに勝利した場合、攻撃対象によりそれぞれ以下の処理を行う(防御側の勝利時は特に何もしない)。
- 攻撃対象が相手リーダーの場合: 攻撃を行うカードのストライクの値分のダメージを相手に与える。
※ダメージ分の枚数の相手ライフをエネルギーとしてエネルギーエリアに送る。
- 攻撃対象が相手バトルカードの場合: 攻撃対象のカードをブレイクする。
※対象カードをエネルギーとしてエネルギーエリアに送る。
▽ バトル完了ステップ
- それぞれの乱戦エリアのカードすべてを、それぞれのエネルギーとしてエネルギーエリアに送る。
▽ バトルフェイズ終了ステップ
○ エンドフェイズ
- 自分のレスト状態のカードをすべてアクティブ状態にする。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- カードには属性概念としての色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は 赤・青・緑・黄 の 4種類が存在する。
● エネルギーについて
- リーダー以外のカードは本来の役割とは別に、コスト概念であるエネルギーとしての役割が存在する。
- エネルギーはチャージを行うことで蓄積される。
1回のチャージにより、デッキのカードが上から 1枚、エネルギーとして表向き上下逆位置でエネルギーエリアに配置される。
- バトルに使用したカードや破壊されたライフなども、エネルギーとしてエネルギーエリアに送られる。
- エネルギーエリアの配置枚数に上限は無い。
● レベルについて
- リーダー以外のカードにはコスト概念としてレベルが存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストは場のエネルギーを使用することで支払うことができる。
エネルギーを 1枚破棄(ドロップ)するごとに、レベル 1分のコストが支払われる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ リーダーカード (コスト不要)
- プレイヤーの分身および基本の攻撃技。場にリーダーとして配置される。
- 他カードとはと区別され、デッキには含まれない。
- 表面が通常状態、裏面が覚醒状態となっており、ゲーム開始時に通常状態側で配置される。
- ゲーム開始時に場のリーダーエリアに配置され、攻撃されても破壊されることなくゲーム終了まで存続する。
- バトルに用いるパワーとライフ破壊用のストライクの値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
※ 覚醒
- リーダーが秘めた実力を発揮した状態。より強力な能力を備えている。
- 通常状態側に覚醒のための条件が記載されており、条件を満たした状態で規定タイミングにカードを裏返し、覚醒状態となる。
- 一度覚醒状態になると、基本的にはそのゲーム中に通常状態に戻ることは無い。
● 永続・瞬間的に使用するカード
○ バトルカード (コスト必要)
- プレイヤー自身や仲間たちの攻撃技の具現化。場にバトルカードとして配置される。
※設定上は仲間キャラクターはゲーム外に存在し、乱戦の中でのプレイヤー同士のタイマンバトルをまれに援助している形になるらしい。
- パワーとストライクの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 場のバトルエリアにそれぞれ 4枚まで配置できる。
- 同一カードを複数配置でき、リーダーと同名であっても配置できる(リーダー自身の攻撃技となる)。
- バトルの攻撃対象となったうえでバトルに敗北した時は、ブレイクされエネルギーエリアに送られる。
- 通常のユニット的な使い方に加え、バトルの際に使い捨ての追加攻撃としても使用できる。
※バトルを行う技が攻撃の主体で、追加分が一時的な気の集中のようなニュアンスらしい。
追加攻撃は以下の方法で乱戦エリアに配置され、バトル終了時にすべてエネルギーとなる。
- (攻撃を行うカードとは別に存在する)アクティブ状態のカードを、バトルエリアから移動させる。
- 手札からコストを支払って配置する。
● 瞬間的に使用するカード
○ エクストラカード (コスト必要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
- それぞれ指定されたタイミングに手札から使用できる。
場の構成
バトルエリア | Leader | 敵軍バトル・リーダーエリア |
乱戦エリア | 敵軍乱戦エリア |
|
乱戦エリア | 自軍乱戦エリア |
Leader | バトルエリア | 自軍バトル・リーダーエリア |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場はリーダーエリア、バトルエリアと乱戦エリアという空間に大別される(上図は場の構成図)。
場のほかに、エネルギーエリア・ドロップエリアという空間が存在する。
- リーダーエリアには 1体のリーダーカードが配置される。
- バトルエリアには最大 4枚までのバトルカードが配置される。
- 乱戦エリアはバトルで追加攻撃分として使用するバトルカードを配置するための一時エリアであり、使用後はエネルギーとなる。
- エネルギーエリアにはチャージしたカードや追加攻撃後のバトルカード、破壊されたライフなどが集められる。
エネルギーエリアにはカードが上下逆状態で表向きに配置される。
- エネルギーとして使用したカードやエキストラカードの使用後はドロップエリアという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2015年9月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
第1弾 ブースターパック
| 2015/9
| 74
| ブースター(5/200+税)、カードダス(5/200)
|
第1弾 スターターセット
| 2015/10
|
| 構築済みデッキ(41/1500+税)、リーダー同梱版(41/3000+税)
|
第2弾 ブースターパック
| 2015/12
| 118
| ブースター(5/200+税)、カードダス(5/200)
|
第3弾 ブースターパック
| 2016/3
| 108
| ブースター(5/200+税)、カードダス(5/200)
|
第4弾 ブースターパック
| 2016/6
| 94
| ブースター(5/200+税)、カードダス(5/200)
|
第5弾 ブースターパック
| 2016/10
| 80
| ブースター(5/200+税)、カードダス(5/200)
|
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