ジャガーノーツのTCGカタログ
ジャパニメーショントレーディングカードゲーム『Ani-mayhem(アニメイヘム)』のルール解説。

Ani-mayhem
アニメイヘム

Last Update 2020/10/31 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 複数(1 ~ 4人程度)対戦によるアイテム争奪戦。 プレイヤーはアニメ世界の調査部隊長や随伴科学者となり、様々なキャラクターに指示を与えて世界を戻す(あるいは支配する)ためにアイテムを集める。

● 原作
 OVA『天地無用! 魎皇鬼』シリーズ(第2期までのいわゆる梶島天地 + 宇宙刑事美星の銀河大冒険)。
 OVA『神秘の世界 エル・ハザード』(OVA版のみ)。
 OVA『バブルガム・クライシス』シリーズ(OVA版のみ)。
 TVアニメ『らんま1/2』。
 OVA『ああっ女神さまっ』(OVA版のみ)。
 OVA『アミテージ・ザ・サード』。
 OVA『ドミニオン』。
 OVA『プロジエクトA子』シリーズ。
 OVA『幽幻怪社』。
 TVアニメ『ドラゴンボール』シリーズ(基本的にドラゴンボールZ)。

※要するに、当時パイオニアが米国で展開していた各種アニメシリーズ。

● 世界設定
 鷲羽ちゃんの実験の暴走か時空振動弾の暴発か(本作品にオーガスは登場しません)、 はたまた一樹君と神武が出会ったか(本作品にDUALは登場しません)、またまた世界が大混乱。 なんといろいろな世界がごちゃ混ぜに融合してしまったのです。 一刻も早く騒動の原因となったと思しき災難を収めて、世界を元に戻すためのアイテムを集めなければなりません。 でもでも、いつもの面々は相も変わらず騒ぎまくっているのだよねえ…

● 本ゲームについて
 TCGの黎明期から日本のアニメーションは大人気。 ということで当時の米国向けアニメーションを一手に担っていたパイオニアUSAが、持てる力(というか版権)を全て注ぎ込んで作った作品です。 もともと人気シリーズがそろっていただけに、日本人の目から見ても非常に豪華な作品が一同に会する素敵な作品となっています。

※本作はさまざまなレギュレーションやオプションが大量に存在し、それぞれ処理内容が大きく異なります。 今回は Set 2版の一例(円周状レイアウトを採用した場合)について解説します。


基本構成

勝利条件

事前準備

● メインデッキ (Draw pile: 1人分のゲームカード)

● 災難カード (Disaster : 1人分の補助カード)

● 戦闘デッキ (Combat draw pile: 1人分の補助デッキ)

● 初期配置用の各種カード (1人分の補助カード)

● その他準備
○ スーパーサイヤ人化したキャラクターカード: 必要に応じて適当数。
○ ゲーム間交換カード: 一応無し(スーパーサイヤ人などは別概念なので)。
○ キャラクター表示駒: 適当数。キャラクター表示駒カードから自分の使用分を切り離し、駒として用意する。
※複数プレイヤーが同一キャラクターの駒を使う場合は、印をつけるなどして区別が付くようにしておくこと。
○ 各種表示用カウンター: 適当数。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

● カードの行動表現

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

全体の基本進行

 ターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
※同一手番内で全員が処理を行う。処理は親から順に行われ、ターンごとに親が交代する。

1ターン(1回の手番)の進行

● メンテナンス フェイズ

 全員で以下の処理を 1回を行う(最初のターンにはメンテナンスフェイズを行わない)。

○ ディスカード(Discard)

○ ドロー(Draw)

○ 災難(Disasters)

● プレイ フェイズ

 親から順に、時計回りでそれぞれ 1回ずつ以下の処理を行う。

○ 装備(Equip)

 以下の行動を任意で行う。

○ 移動(Move)

○ 回収(Scavenge)

各回収の処理

▽ 回収条件の確認

  • 任意でフラッシュエフェクトなどを使用することで、キャラクターに(回収の条件となる)スキルを追加することができる。
  • ロケーションにいるに記載された回収条件を、そこにいる自分のキャラクター(パーティー)が満たしているかを確認する。
    条件がすべて揃っていなければ失敗となり、以降の処理を飛ばし回収の処理が終了する。
    ※ロケーションが防御力を持つ場合、戦闘でロケーションの体力を 0にすることが回収条件となる(つまり次の処理に進む)。

▽ 災難の判定

  • そのロケーションに災難がある場合、災難がすべて無くなるまで以下の処理を行う。
    ※複数の戦闘災難が表向きで存在する場合、任意の災難から順番に 1枚ずつ戦闘を行っていく。
    ※防御力を持つロケーションについても、戦闘災難と同じく戦闘を行う必要がある。
    ※すべてを倒さずに、1つの災難を倒した時点で処理を途中で終えることもできる(別のターンに再挑戦できる。戦闘中の逃走とは別概念なので注意すること)。
    • そのロケーションにある裏向きの災難を 1枚表向きにする(すでに表向きならその災難と対峙する)。
      災難の内容により、以下の処理を行う。
      • 戦闘災難: 自分のキャラクターと戦闘災難による戦闘を行う。
        戦闘に勝利した場合、災難は破壊され捨て札となる。
      • 通常の災難: 記載効果を発動する(基本的には効果発動後に捨て札となる)。

▽ アイテム回収

  • そのロケーションに自分のキャラクターだけがいる(災難や他のキャラクターがいない)場合、以下の処理を行う。
    • 裏向きのアイテムがある場合、アイテムを表向きにする。
    • ロケーションにあるアイテムを、そこにいるキャラクターのいずれかに保有させる(場のキャラクターカードに付けておく。)。

● ターン終了

 親を交代する(現在の親プレイヤーの左隣のプレイヤーに、親が移動する)。

1ゲーム終了時の処理

 特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。


ルール細則

基本ルール細則

● 戦闘について

★ 各戦闘の処理

● 魅了戦

各魅了戦の処理

▽ 攻撃の宣言

▽ 戦闘カードを引く

▽ 戦闘結果の判定

● 肉弾戦

各肉弾戦の処理

▽ 攻撃宣言

▽ プロテクトの使用

▽ 戦闘カードを引く

▽ 戦闘結果の摘要

● 戦闘の終了

● 魅了状態について

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ ロケーション(Location)カード

※ 休憩所(Haven)カード

○ アイテム(Item)カード

○ 災難(Disaster)カード

○ キャラクター(Character)カード

※ スーパーサイヤ人

● 永続・一時的に使用するカード

○ パワー(Power)カード

☆ 強化(Enhancement)カード

☆ 装備(Equipment)カード

※ ビークル(Vehicle)

☆ 永続エフェクト(Global Effect)カード

☆ 瞬間エフェクト(Flash Effect)カード

● 瞬間的に使用するカード

○ 戦闘(Conbat)カード

● その他のカード

○ キャラクター表示駒(CHIT)カード

場の構成

本拠地内部相手の場
フィールド休憩所置き場
ロケーション
休憩所置き場
本拠地内部自分の場

商品情報

● メーカー: Pioneer Entertainment
○ 発売開始: 1996年

○ ラインナップ

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