ジャガーノーツのTCGカタログ
スポーツトレーディングカードゲーム『パワフルプロ野球カードゲーム』・『パワフルメジャーリーグカードゲーム』のルール解説。

パワフル プロ野球 カードゲーム
パワフル メジャーリーグ カードゲーム

Last Update 2019/3/9 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 2人対戦によるポイント獲得戦(スポーツ競技の再現)。プレイヤーは野球の球団オーナー兼監督となり、自球団と契約した野球選手と共に相手球団から勝利をもぎ取る。

● 原作

パワフルプロ野球 カードゲーム
 コンシューマーゲーム『実況! パワフルプロ野球』シリーズ。
 現実の日本のプロ野球。

パワフルメジャーリーグ カードゲーム
 コンシューマーゲーム『実況! パワフルメジャーリーグ』シリーズ。
 現実のアメリカの MLB(メジャーリーグベースボール)。

● 世界設定
 今度の野球ゲームは、プロ野球と MLBの 2本立てです。

● 本ゲームについて
 またまた生まれ変わった野球TCG。今回はプロ野球版とともにメジャーリーグ版も登場です。
両者は一応は別物扱いとなっていますが、ごく一部の違いを除けば同じ仕様となっています。
そのため相手の合意があれば、それぞれの選手を混ぜたドリームチームも結成できるようになっています。

 本ページでは、プロ野球版とメジャーリーグ版をまとめて解説します。


基本構成

勝利条件

事前準備

● デッキ (1人分のゲームカード)

● チーム (1人分の補助デッキ)

○ スターティングメンバー

○ 控え選手

○ DH選手

● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用マーカー: 得点やイニング、アウトなどの表示用にそれぞれ適当数。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

全体の基本進行

 イニングと呼ばれる手順を繰り返し、9回(あるいは規定回)終了した時点で得点差があればゲーム終了。
同点の場合は続けてイニングを繰り返し、得点差が付いた時点でゲーム終了(同点のまま延長限度に達した場合は引き分け)。

イニング(1回の手順)の進行

☆ 表イニング

○ 打席

▽ 打者セットフェイズ

  • 場のバッターボックスに今回の打者となる選手を、フィールドの本塁の位置に配置する。
    ただし現在がシリアスモードの途中(変更してから進塁やアウトになっていない状態)の場合は、この処理を行わない(打者を変更しない)。
    ※打者となる選手は出場中選手の打席順で 1番から順に 1回ずつ交代で担当し、9番の次は 1番に戻る。
  • それぞれ手札が 5枚になるようにデッキからカードを補充する。
  • それぞれ手札から任意でサクセスカードを裏向きに場にセットする(最大 3枚まで)。手札はその都度補充しておくこと。
  • 攻撃側から順に、任意で選手の交代を行う。
    ※投手は 1打席につき 1回しか交代できない(他は任意に交代できる)。
    ※交代しても、すべての守備位置(スターティングメンバーと同じ状態)が維持されていること。
    ※交代後の選手は、以降ゲーム終了まで使用できない。
  • どちらかが任意で、今回の打者による打席判定を通常モードからシリアスモードに変更する(各イニングの表・裏ごとに、それぞれ 1回まで)。
    通常モードの場合はここで 2ストライク 3ボール の状態とする。
    シリアスモードに変更した場合、その時点で 0ストライク 0ボール の状態にしたうえで、次にアウトをとられるまでストライクとボールの値を蓄積する。
    ※通常モードは 1打席 1球で勝負を決する方法であり本作での基本処理となる。対してシリアスモードは本来の野球の通りの方法で打席を処理する方法となる。

▽ ミート/パワー選択フェイズ

  • 攻撃側が、ミート打ちをするかパワー打ちをするかを選択する。
    ※ミート打ちは進塁を狙った打法であり、パワー打ちはホームランを狙う打法となる。

▽ 投球フェイズ

  • 守備側が手札から任意のカードを 1枚選び、裏向きでフィールドのプレイに配置(セット)する。

▽ 打撃フェイズ

  • 攻撃側が手札から任意のカードを 1枚選び、裏向きでプレイにセットする。
    ただし現在が通常モードの時に限り、セットの代わりに作戦指示(後述)を行うことができる。

▽ 打撃結果判定フェイズ

  • それぞれが投球・打撃フェイズにセットしたカードを表向きにして、今回の打撃の判定を行う。
    ※それぞれが出した(セットした)カードは、そのままトラッシュに送られる。
    ※数値勝負の内容については後述。
    • 守備・攻撃側ともストライクで、ストライクの球種(直球・変化球)が一致している場合: 数値勝負。
    • 守備・攻撃側ともストライクで、ストライクの球種が一致していない場合: ストライク。
    • 守備側がストライクで、攻撃側がボール(およびサポート)の場合: ストライク。
    • 守備側がボール(およびサポート)の場合: ボール。
  • 判定の結果がストライクやボールの場合は、それぞれのカウントが 1追加される。
    カウント追加によってストライクが 3つ貯まるとアウト 1つに変換、ボールが 4つ貯まるとフォアボールとなる。
    ※通常モードは 2ストライク 3ボール状態であるので、即座にアウト(三振)・フォアボールとなる。
  • 判定の結果により、以下の処理を行う。
    ※3アウトになった(3つ分のアウトが貯まった)場合、打者と走者・守備側の投手をすべて戻してイニングが終了する(状況に関わらず今回は得点を得られない)。
    ※塁を進めたことで走者が本塁に進んだ時は、1点の得点を獲得するとともにその選手は走者でなくなり元の選手置き場に戻される。
    • ホームラン: 打者を含めた走者すべてが本塁に進む(走者一掃となり、それぞれ 1点ずつ得点を獲得する)。
    • 3塁打: 現時点での走者それぞれが塁を 3つ分進めるとともに、打者が走者となり三塁に進む。
    • 2塁打: 走者それぞれが塁を 2つ分進めるとともに、打者が走者となり二塁に進む。
    • ヒット: 走者それぞれが塁を 1つ分進めるとともに、打者が走者となり一塁に進む。
    • フォアボール: 打者が走者となり一塁に進む。なお一塁に別の走者がいる時は次の塁へと押し出される(以降の塁も同じ)。
    • ファール: ストライクの現在のカウントが 1以下の場合、ストライクが 1つ追加される。
    • アウト: 打者が元の置き場に戻される。
    • 犠牲フライ: アウトの一種。ただし現在 2アウト以外で3塁に走者がいる場合、打者は 1アウトだが 3塁走者は本塁に進む(1点獲得する)。
    • ダブルプレー: アウトの一種。通常は 1アウトだが、別途走者が 1塁・12塁・13塁・満塁 のいずれかの場合は打者と任意の走者 1名の 2つのアウトをとる。
  • 今回の打撃が終了する。

☆ 裏イニング

○ 打席

 表イニングと同様に、各打席の処理を行う。

1ゲーム終了時の処理

 特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。


ルール細則

基本ルール細則

● 球団について

● DH制について

● 作戦指示について

● 打撃判定での数値勝負について

判定値通常モードシリアスモード
ミート打ちパワー打ちミート打ちパワー打ち
+4以上3塁打ホームラン3塁打ホームラン
+32塁打2塁打
+2犠牲フライファール
+1ヒットヒット
0アウト犠牲フライ
-1アウトファール
-2ダブルプレーダブルプレーアウト
-3アウト
-4以下ダブルプレーダブルプレー

カード構成

● 継続的に使用されるカード

○ 選手カード (コスト不要)

● 一時的に使用されるカード

○ アクションカード (コスト不要)

○ サクセスカード (コスト不要)

場の構成


商品情報

● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2006年7月

○ ラインナップ
名称 発売時期 種類数 発売形式 (封入枚数/価格)
パワフルプロ野球 2006/7 241 構築済みスターター(42/1050)、ブースター(6/262)
パワフルメジャーリーグ 2006/7 211 構築済みスターター(42/1050)、ブースター(6/262)

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