ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ギルティギアゼクスTCG』のルール解説。

汎用TCG アシュラシステム
ギルティギアゼクス トレーディングカードゲーム

Last Update 2004/8/26 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 2人対戦(それ以上も可)によるライブラリ破壊戦。プレイヤーは格闘家となり、己の肉体を駆使して相手を粉砕する。

● 原作
 アーケード用ゲーム『ギルティギア』シリーズ。

● 世界設定
 生物兵器“ギア”をめぐる戦いが終焉したのもつかの間、 とある国で戦闘行動こそ起こさないものの、通常に活動し続けているギアの存在が報告された。 今のところは害こそ無いものの、かつての惨劇を覚えている人々にとってその存在は悪夢そのものであった。 そして、ついに問題のギアの破壊に対して、莫大な賞金が懸けられたのである。

● 本ゲームについて
 アシュラシステムTCG第3弾は人気アーケードゲーム、『ギルティギア』シリーズです。 かつてブロッコリーから発売されている『ギルティギア』とは別物ですが世界観を共有しています。 しかし前作の時は知り合いに聞いて回っても、誰も全然知らないゲームだったのが、 今ではアーケードに欠かすことができない人気作になっているとは、隔絶の感がありますなあ。
 尚、アシュラシステムのゲーム同士は互いに混ぜて遊ぶことができます。


基本構成

勝利条件

事前準備

● デッキ(スタミナ: 1人分のゲームカード)

● その他準備
○ キャラクターカード: 任意の1枚(ルールブック裏の“ゲームナビゲーター”でも可)。
○ ゲーム間交換カード(サイドボード): 15枚、トーナメント時に使用。常に15枚であること。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

 それぞれ自分が使用するキャラクターカードを提示する。
 互いにデッキ枚数がキャラクターカードの条件と一致していることを確認する。
 それぞれデッキをシャッフルする。
 先攻・後攻を決定する。
 先攻プレイヤーは、第1ターンにドローフェイズとメインフェイズのどちらを実行するのかを、事前に宣言する。
 それぞれ自分のデッキより手札を、指定された初期手札枚数分だけ引く。

全体の基本進行

 互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※各キャラクターごとに、基本ルールに優先する特殊能力を持つので、必要に応じその指示に従うこと。

ターン(自分の手番)の進行

○ ターンの開始

 場のタワー(属性ごとの魔力使用の基準値)などが初期化される。

○ セットアップフェイズ

 場に永続するには維持コストを要求するカードのために、必要に応じて維持コストを支払う。

○ ドローフェイズ

 通常ドローとして、ダメージ置き場(ダメージ置き場にカードが無い場合はデッキ)からカードを1枚引く。
 また通常ドローとは別に、任意でエクストラドローとして、デッキからカードを1枚引くことができる。

○ メインフェイズ

 まず、このターンに“格闘”と“魔法”のどちらを行うのか宣言する(両方無しでも可)。
 選択の内容に従って、以下の行動を任意に実行できる。

 また、バトルセグメント以外のタイミングであれば、任意にエヴォリューションカードを使用できる。

バトルセグメントの処理

▽ アタッカー宣言と対象指定

▽ 防御宣言

▽ 格闘(防御)カードの使用

▽ ダメージや効果の解決と適応

○ ディスカードフェイズ

 手札が上限値(ゲーム中に変化するが、開始時は6枚)を超えている時、上限値になるようにカードを捨てる。

○ ターンの終了

 召喚獣のダメージが、すべて回復する。
 キャラクターの格闘回数や魔法回数が、すべて回復する。
 自動的に終了を迎える。

1ゲーム終了時の処理

 通常の大会では3ゲームマッチである為、1ゲームごとにデッキとサイドボードとのカード交換を行う。


ルール細則

基本ルール細則

● 属性とタワー

 キャラクターと魔法カードには、それぞれ7種類(地水火風陽月闇)の属性の属性が存在する。 この属性は魔法使用時に関係し、キャラクターが自身と異なる属性の永続する魔法カードを使用した際、 デッキの1番上のカードを“反感”カードとしてキャラクターに付ける必要がある。
 また魔法の使用時には、各属性ごとに“タワー”と呼ばれる状況が確立されていなければ、その魔法は使用できない。
 タワーとは、各属性ごとに現在使用できる魔法のレベルの値を示す概念である。 現存する永続魔法カードのレベルか、そのターンに自分が使用した魔法のレベルの最大値に1を足した値が、 使用可能な魔法のレベルの最大値を示すことになる。
 アシュラシステム内で異なるゲームと混ぜて使う場合、属性のマークが同じもの(命=陽、銀=月など)は同じ属性とみなす。

● 反感

 禁忌とされる魔法などを使用することで、キャラクターに魔力反動が発生した状態。
 具体的には、“反感”と記載されたカードが使用された際に、 本来の捨て札置き場ではなく、キャラクターの横に送られる。 ゲーム終了時まで反感のカード1枚につき、最大枚数とキャラクターの基本速度が、各1ずつ減少する。

● 速度

 格闘攻撃の際には、キャラクター・召喚獣を問わず速度の概念が重要になる。
 攻撃を行う場合、攻撃側の格闘カードや召喚獣の速度が、攻撃対象とする相手の速度以上でなくてはならない。

● ガトリングコンビネーション

 一定の条件をもつカードを使用することで、通常の格闘攻撃以上のダメージを与える手段。
 ガトリングコンビネーションが成立することで、 通常のバトルセグメントの代わりに“ガトリングバトルセグメント”という特殊処理が発生し、 今回に限りその処理法則で戦闘を行うことが可能となる。
 ガトリングバトルセグメントは、通常のバトルセグメントと処理内容自体はほぼ同等だが、 ガトリングコンビネーションを持つカードのみが有効に使われるような特殊制限が設定されている。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ キャラクターカード(コスト不要)

○ 魔法(召喚)カード(魔法回数の消費とタワー形成が必要)

○ 魔法(形成)カード(魔法回数の消費とタワー形成が必要)

○ アイテムカード(コスト不要)

● 瞬間的に使用するカード

○ 格闘(攻撃)カード(攻撃回数を消費)

○ 格闘(防御)カード(攻撃回数を消費)

○ 格闘(動作)カード(攻撃回数を消費)

○ 魔法(瞬間)カード(魔法回数の消費とタワー形成が必要)

場の構成


商品情報

● メーカー: テラネッツ
○ 発売開始: 2002年10月

○ ラインナップ
名称 発売時期 種類数 発売形式 (封入枚数/価格)
ゼクス 2002/10 153 スターター(47/1500)、ブースター(12/400)
イグゼクス 2003/6 144 ブースター(12/400)
イグゼクス #リロード 2004/8 144 ブースター(12/420)

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