ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲームの用語集。
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TCG用語集
Last Update 2024/8/24 書き殴り:DOP
用語の使い方がバラバラなTCG界で用語集がどこまで役立つか不明ですが、
こういう物は作る側のほうがおもしろいので作ってしまいました。
まあ用語集の常として、独断と偏見に満ちており全然参考になりませぬ。
※項目の選定と順番は思い付き順であり、まったくの適当です。
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わりと一般的な用語
トレーディングカードゲーム(TCG , Trading Card Game)
- トレーディングカードを使用したカードゲームのこと。
- 従来のカードゲームにデッキ構築の概念を投入したことで、以下の利点が発生した。
- 対戦ごとに相手のカード構成が異なるため、ゲーム展開もその都度異なる。
- 使用カードを自由に選択できるので、さまざまなゲーム戦略を選択できる。
- カードを集めることで自分のカードが強くなりうる。
- 追加カードの発売により、ゲームのマンネリ化が防げる。
- 対戦、カード交換用の相手が必要であるため、プレイヤー間のコミュニケーションが成立しやすい。
- 頻繁に拡張セットを出すことができ、メーカーにとっての収益性が高い。
- キャラクター商品との親和性が高く、メーカーのメディアミックス戦略への貢献度が高い。
- 製作金額が、他の玩具にくらべて比較的安い。
- 同時に、以下のような独特の欠点も存在する。
- 基本的に1人遊びには不向き。
- 一定の強さを獲得するためには、自分自身の技量以外にも、(保有カードの種類を増やすための)ある程度の出費が必要とされる。
- 本来青年層を対象とした玩具ゆえ、低年齢層には莫大な出費となる場合もあり、低年齢層の金銭感覚を損なうおそれがある。
- 存在上ダーティーなイメージが付いて回るので、常にイメージ向上に奮闘しなければならない
(賭博との縁が深いカードゲームと、擬似金券の側面を持つトレカの合成物だけに、賭け事や高額取引の問題が常に発生する。よって意図的にスポーツ競技のイメージを打ち出して地位向上に努めているのだ)。
- 玩具としては“生もの”であるため、常にメーカーが拡張セットを出し続けていないと、一瞬にして商品寿命が潰える。
- 作品の人気を維持するために、メーカーに恒常的なサポート体制を含めた固定維持費が長期にわたり必要となる。
- 一度メーカーが管理を放棄して作品が死んでしまうと、2度と復活が望めない。
トレーディングカード(Trading Card)
- “くじ”の要素を取り入れた収集用のカード。
ランダムにパックや箱に封入されたカードが、外部から中が見えないようにして販売されている。
よって欲しいカード(または全ての絵柄のカード)を効率的に揃えるためには、一人で大量に買い込むよりも複数の人間と交換(トレード)することが必要となるためにこの名前がある。
- メンコや仮面ライダーカードなどもこのカテゴリーに入るのだが、一般的にはアメリカのスポーツカードの流通システムを踏襲したものを指す。
- 従来この商品のポジションは、切手やコイン収集が担っていた。だが有価証券という問題からか、マーケット的には近いはずのアイドルテレカとスポーツトレカを同一に扱うことが少なかったため、
それぞれの専門店はほとんど接点を持たないまま別々の道を歩むことになったのだ。
山札
- デッキ(Deck)、ライブラリ(Library)などとも言う。ゲームを遊ぶ際のカードの集まり。
- 一般的なTCGの場合は、1人につきトランプ1組程度の枚数のカードを自分のデッキとして使用することになる。
- 山札では意味が広すぎるため、同じ山札でも使用状況で“デッキ”“ライブラリ”など、ローカルな名前の使い分けがいくつか存在する。
手札
- 自分用の山札から引いてきたカード。この手札を用いてゲームを行う。
- 多くのTCGではゲーム開始時に一定枚数のカードを引き、以後は山札から手番ごとに数枚(1枚の場合が多い)のカードを引いてゲームに使用する。
- 一般的には手札が多いほうが、ゲーム展開が有利になるとされる。
場
- ゲーム中のカードが存在する場所。ただし多くのゲームでは場所全体ではなく、ゲームの処理に用いられている限定空間のことを“場(Field)”と表現している。
- 一般的には、山札や手札、捨て札などは“場”には存在しないとみなしている。山札を場に含む場合でも、ゲームに現在使用中のカードがある場所を“戦場”などと区別して表現している場合が多い。
- 本TCGカタログでは、説明の都合上場に一定期間存在しつづけるカードを“永続カード”、瞬間的にしか場に存在しない(または場に一切含まれず使用される)カードを“瞬間使用カード”として区別している。
- ちなみにTCGカタログの表題部のひとつ“場の構成”の場とは、ゲームで遊ぶ空間そのものを指しており、
その直後の箇所などに登場する“ゲームシステムで設定された場という空間”とは意味が異なるので要注意。
捨て札
- 瞬間的に使用するカードの使用後や、永続的に場に存在するカードが場から除去された場合には、捨て札として他のカードと別にしてまとめておく。
- 原則として、捨て札となったカードは次のゲームまでは使用しないはずなのだが、この捨て札を再利用するための専用カードも存在するので注意。
また、捨て札をなんでもかんでも再利用されると困る場合には、再利用が可能なカードと不可能なカードの置き場所を分ける場合もある。
山札切れ
- ゲームが進むにつれて、山札として置いてあったカードを引きつづけると途中で山札が尽きてしまうことがある。ゲームによっては山札切れがゲームの終了条件や勝利条件となる場合がある。
- 山札切れが勝利条件でも、カードが0枚になった瞬間で判定する場合と、たとえ0枚でも次にカードを引くタイミングまでは山札切れと見なさない場合の、2種類があるので注意すること。
- 山札切れの呼び名もデッキアウト、BOXアウトなどいろいろあるが、本TCGカタログでは、便宜上“ライブラリアウト”で統一してある。
- アメリカでは、山札切れが基本勝利条件となっているゲームシステムのことを“フィッツカラルド方式”と言うんだそうな。
これは有名なゲームデザイナー、マイク・フィッツカラルド(Mike Fitzgerald)が好んで使用したことにより名づけられた。
- ただしフィッツカラルドだって、毎回毎回このシステムで作っているわけじゃないらしいけどね。
手番
- ゲームなかで自分の番になってから、相手(または次の人)の番に移るまでの一連の行動のこと。
- ゲームにより手番自体の呼び名はさまざまだが、一般的には“ターン(Turn)”と呼ばれることが多い。
- 自分の手番の中ではステップ(Step)やフェイズ(Phase)と呼ばれるさまざまな処理を行う。また、自分の手番の中で、相手もなんらかの行動ができる場合も有りうる。
1順
- 自分の手番から次の人たちの手番に順番が移った後、また自分の手番に戻ってくるまでの一連の処理。基本的には、誰かが勝利条件か終了条件を満たすまでこの処理を繰り返すことになる。
- ゲームによって呼び名が“ラウンド(Round)”だったり“ターン”だったりさまざまなので、混同しないよう注意すること。特に“ターン”は手番を指すことも多いので要注意。
シャッフル(Shuffle)
- デッキの中のカードの順番がランダムになるように、よく混ぜること。併用してカードのカット(カードの順番を入れ替えること)もよく行われる。
- ここでカードの順番を意図的に調整すると、積み込みの反則になるので要注意。不正防止のため、大抵は相手にもシャッフルの権利が認められている。
- ちなみに本TCGカタログではシャッフルについてほとんど何も触れていない。これはシャッフルは全てのゲームで必須であると考えているためである。
- 中村聡氏を中心として発行された、TCG総合情報小冊子。
- TVアニメ“遊戯王デュエルモンスターズ”のOP主題歌のなかのひとつ。歌は奥井雅美。
マリガン(Mulligan)
- ゲームを開始する際の最初の手札があまりに偏っている場合に、もう一度手札を引き直すことを認めて平等な試合を行うための救済策。
- その条件や方法はゲームにより異なる。
- ゴルフ用語での“ティーショット(第1打)のみやり直しを許す”という身内ルールが直接の語源。
- ゴルフでの由来は人名からだそうだが、さすがにうそ臭い。本来は“ごった煮”などを差す言葉であるようだ。
- ちなみに、日本のゴルフではこの言葉は薀蓄としてしか登場せず、実際の用語としては用いることはない。よって完全なカードゲーム用語だとみなして間違いないだろう。
- 人名: ゴルフ用語の語源となったカナダの人物。いわゆるアッシー君の成れの果てで、特技は車の運転。
- 人名: 機動戦士ガンダムにおける敵将“シャア”の部下。機動巡洋艦ザンジバルの副官かなにか。おそらく綴りは異なる。
- 人名: 時の車輪シリーズの敵女幹部“モゲディーン”が、捕虜となっていた時の偽名。おそらく綴りは異なる。
ファーストドロー(First Draw)
- 先攻のプレイヤーが、開始時手札を除いて自分の最初の手番にカードを引く行為。つまりゲーム中でもっとも最初にカードを引くタイミングのことを指す。
- TCGは一般的に先攻が有利とされる。そのバランスを調整するために、ゲームによってはファーストドローのみ行わないというハンディキャップルールが設定されている。
レアリティ(Rarity)
- 稀少度。トレーディングカードはカードごとに封入率が設定されており、印刷の段階から出にくいカードと有り余るカードの差が決定されている。
- 稀少の度合いはゲームごとにまちまちだが、大まかにコモン(Common: 一般的に存在)、アンコモン(Uncommon: 一般的ではない)、レア(Rare: 貴重)等に分けられる
(ここでいう“レア”とは、レアリティの略称では無いことに注意)。
- さらに上の貴重度として、イベントなどでしか入手できないカードとか、レアの上にスペシャルのランクを設けるとか、世界で1枚のカードを作るとか、メーカーが凝り出したらきりがない話ではある。
- もっとも、メーカーの思惑とは別に、何故か市場に出回らない謎のレアリティが出てきちゃうことも多いので大変だ。
- でも某TCGの“スーパーレア(Super Rare)”より“ウルトラレア(Ultra Rare)”のほうが、位(くらい)が上というのは、
英語として間違っているのでは? まあ英語圏でないからどうでもいいけど(通常は Very < Ultra < Super の順で、位が大きくなる)。
マーカー(Marker)
- 何かを記しておく物。TCGの場合はカードだけでは表現しきれない状態表示を現す品(おはじきやコイン、ダイスなど)を指す。
- 人名: 機動戦士ガンダムにおける、母艦ホワイトベースの艦橋オペレーターの一人。相方はオスカー。
カウンター(Counter)
- 何らかの数字をあらわすマーカーの一種。有名なところではゲーム上にプレイヤー(の分身)が居る場合の生命力を現す物がある。
表現さえできれば何を使用してもいいのだが、専用の物が数多く市販されている。
- 反撃すること。通常ゲーム用語としては相手が永続存在カードを場に出したり瞬間使用カードの使用という行為に対して、妨害用のカード等で相手の行為を無効化する行動の事を意味する。
- 野鳥の会や通行料調査に用いられる計量器の俗称。
- クロスカウンター。
トリックテイキング
- “トランプ”など従来のカードゲームによく見られる、ゲーム進行方法をあらわした用語。
- プレイヤー全員がそれぞれ自分の手札から、任意の1枚のカードを選んで場に出し、場に出たカードの結果から何らかの処理を引き起こす
(例えば、一番大きな値のカードを出したプレイヤーが、場のカードを全部得点として獲得する)といった手順の進行方法のこと。
- TCGにおいては、低年齢層向け作品や、3人以上でのプレイを前提とした作品において、時々見られる手法である。
ちょっと固有な用語
ユニーク(Unique)
- “愉快”という意味では無く“唯一”の意味で用いる。ゲーム内の指定部分において同一のカードが1枚しか存在できないカード。指定部分の範囲はゲームにより異なる。
- ゲームにより、レジェンド(Legend)/英雄(Hero)/ネームレベルなど、呼び名はさまざまであるが、基本的に通常のカードに比べて強力無比な存在である。
- 本説明では、プレイする“場”に唯一という意味で使用しているが、ゲームによっては、“デッキ構築時”に唯一という意味で使用していることもあるので注意すること。
スタック(Stack)
- 基本的には積み上げること。藁の山とか小銃を3本束ねた物のことなどを差す。
- ボードシミュレーションゲームにおいての、同一のマスに駒の積み上げること及び積み上げる際の上限値をさす。
- 車のタイヤがぬかるみなどにはまって、動けなくなること。
- TCG『ウルトラゲート』の山札のこと。
- TCG『スクランブルデュエル』でユニットカードに精神カードを取りつけること。
- TCG『カノン&エア』で場にカードを配置すること。
- TCG『ハーレムマスター』で行動費を蓄積した状態。
- TCG『M:TG』におけるカードの連鎖の概念のこと。
- TCG『Warlords』の行動部隊。
- TCG『モンパチ』の山札のこと。
- TCG『シャドウバース エボルヴ』のアミュレット用カウンター。
CCG
- カスタマブルカードゲームとかコレクティブカードゲームとか呼び名はいろいろあるが、要するにトレーディングカードゲーム(TCG)の別称。
- 何ゆえこのような名前を使用しているかというと、“TCG”という言葉がWotC社の登録商標になる可能性があったが故の回避措置なのであった。
- 『M:TG』がTCGの概念そのものにたいして、米国で著作権を得てしまった現在、こういう地道な営業努力は意味の無い物となってしまった(商標としての価値は残ってはいるけどね)。
- アメリカではTCG全体を指す際に、WotC社の所有物的なニュアンスの強いTCGよりも、より包括的な表現があるCCGのほうが好んで用いられる傾向があるようだ。
デック(Deck)
- “デッキ”の英語読み。別に使い分けに意味があるわけではない、あえて使い分けるなら日本語のルールブックに書かれている読み方に準ずればよい。
- 同類に“エクスパンション(Expansion)”などがあるが、あまり英語読みに固執するのも問題である。
なぜなら“オデッセウス/ユリシーズ”のように、全ての用語が英語が語源であるとは限らないからである。
- ところで“ユリウス日(Julian Date)”って、どの時点の国の言葉をもって語源とするの?
ウイニーデッキ(Weeny Deck)
- 序盤に大群を用意して、一気に勝負を付ける速攻型のデッキ。
- 単体としては弱いが、配置コストが低く序盤から登場が可能なキャラクター、ユニットカードを、相手の準備が整わないうちに、大量に場に出して勝負を決めるという戦術をとる。
- 同種の意味で、“ホード(Herd: 大群)デッキ”ともいう。
バーンデッキ(Burn Deck)
- 燃えるデッキ。“漢の赤バーン”などと使われる。
- 瞬間使用のダメージカードに全てを託し、永続ダメージ源の比率を大幅に減らしたデッキである。
シュートデッキ(Shoot Deck)
- 本来永続して使用するカードを、あたかも瞬間使用のダメージカードのように使用する攻撃パターンを持つデッキ。ダメージ源のカードによって“ゴブリンシュート”、“ノリスシュート”等と呼ぶ。
- ただし『リーフファイト』の“ルミラシュート”デッキは、リーダーキャラクターが《ルミラ》というだけであり、実際のダメージ源は《ルミラ》ではなく、《エビル》だったりする。
ネクロマンサーデッキ(Necromancer Deck)
- 死霊術師であるネクロマンサーの行動を模したプレイスタイルを持つデッキ。
- 通常カードが捨て札になるときは、捨て札置き場(墓場)に送られ再利用できない。だが捨て札を再利用できる特殊カードを大量投入することにより、
1つのカードを何回も使いまわすことが可能になるというコストパフォーマンスを徹底的に強化したデッキ。
- さらに高等戦術をとると、強力な高コストカードを意図的に捨て札にした後再利用することで、低コストかつ高速にカードを活用できるようになる。
- 良く似た名前に“ネクロデッキ”があるが、これは『M:TG』のカードのひとつ《ネクロポーテンス》を使用した別種のデッキのことである。
ネクロデッキは序盤に手札を大量獲得して、ゲーム展開を有利に素早く進めるタイプのデッキであった。
パーミッションデッキ(Permission Deck)
- 許可するデッキ。カウンターカードを大量投入して相手の行動を片っ端から妨害する、
言い換えれば相手の行動全てに対して、その都度こちらが「許可」を与えるというプレイスタイルを持ったデッキの事を指す。“カウンター(Counter)デッキ”ともいう。
- うまく機能した場合、相手はゲーム中の行動を妨害され何もできない状況に陥る。
ロックデッキ(Lock Deck)
- 相手の行動を一切封印するデッキ。“プリズン(Prison: 牢獄)デッキ”ともいう。
- パーミッションが相手の行動ひとつひとつにつき妨害する物であるのに対し、こちらは行動すること自体を禁じてしまうことを前提としたデッキである。
- ロックが簡単に成立するようでは“遊び”としてのゲーム自体が成立しないので、しばしば封印の為のカードがメーカーにより大会使用禁止になる場合も多い。
ハイランダー(Highlander)
- デッキの構築方法と、そのデッキを用いた対戦フォーマット。使用するデッキ内のカードがすべて異なっている。
- 映画『ハイランダー 悪魔の戦士』において、「最後の一人になるまで戦う」という設定が転じた物である。
- デッキ構築の際に、それぞれのカードを 1枚ずつ入れることができる(つまりすべてが異なるカードとなる)。
ただしエネルギー源となるカードは免除されており、この構築方法でも複数入れることができる。
- 強力なデッキは作れないもののさまざまなカードをいれる楽しさがあるため、大会の余興イベントなどで採用されることがある。
- ちなみにその映画を原作とする『Highlander: The Card Game』では、デッキに同名カードを 6枚まで入れられる。
これは最後の一人を目指して戦うのがプレイヤー自身であり、デッキの中身が覇権を争う意味が無いためである。
- ハイランダーTCGでも(気分の問題として)ハイランダー構築のデッキを作ることはできる。
またペルソナカード未使用時は、特定ペルソナ指定カードの投入方法がハイランダー構築に近い状態となる。
アクエリアンエイジ(Aquarian Age)
- 占星術上での水瓶座の時代。今までの時代と比して平和な時代が到来するとして人々に常に待ち望まれたきた存在である。
- ただし「何をもって水瓶座」なのかが問題で、資料により時代がバラバラである。ちなみにうちの古い資料を漁ると……1945~1980! おいおい、もう終わってるよ!!
- 原則的には、春分点がどの星座に位置するかを意味する用語らしく、現実の基準では春分点が水瓶座に移動するのは22世紀(2150年頃)。
- しかしながら天文学上の実際の春分点と占星術上のそれとは根本的な誤差が存在し、さらに占星術的にはキリストの誕生年を時代区分の基準にしたいという宗教上の都合があるために、
占星術の派閥ごとに各星座間のすき間を利用して独自解釈がまかりとおっているわけだ。
- アメリカではかなり以前(ベトナム戦争のころ)にブームになったのだが、その後トーンダウンして“ニューエイジ運動”になってしまい、
いまでは『アクエリアンタロット』及び『アクエリアンエイジタロット』にわずかな痕跡を残すのみとなっている。
- なお、同名TCGのそれは、2000年ごとの区切り(つまりちょうど21世紀)という単純明快な説を採用しているらしい。
- ところで13星座占いでは、アクエリアンエイジってどうなるんだろうね?
カードダス(Carddas)
- バンダイのカード自販機。今は一回百円だが、かつては1枚20円だった。
- 発売日過ぎても直前の在庫がなくなるまで次回製品が店頭に並ばないし、売り切れるとそのまま絶版になるしで結構客泣かせな存在。
- 最近は1回200円のカードダスも存在するし、別メーカーから類似の自販機も登場した。
個別カードなどの用語
ジャガーノート(Juggernaut)
- 移動式のクリシュナ神像。本来は土地神ジャガンナートとその山車であったが、時の流れの中でヴィシュヌ神の化身に組み込まれた。
祇園とか高山祭りの山車のようなもので、なんでもこれに轢かれると極楽へ行けるそうで昔は飛び込み自殺が多かったとか。
- 暴走トラックや重戦車。まあ欧米人から見れば異教の神像(しかも移動式)など悪魔の機械そのものだし、それに轢かれる民衆がいれば危険だと思うよね。
つうことで走り出したら止まらない危険物にこういう名前が付くわけだ。
- “不可抗力”。暴走車に轢かれるのは逃れられない運命って意味か?
- 絶対力。ただし『時の車輪』シリーズのそれ(One Power)とは違うので、異能者が力を引きだしたりとかはできない。
- 海上サスペンス映画のタイトル、および作中での犯人。爆弾解体ネタの原点ともいわれる古典作。
- TVドラマ『ナイトライダー』に登場する無敵装甲車。一度はナイト2000を倒した強敵。
- プレステ用ホラーゲーム『ジャガーノート 戦慄の扉』。持ってないので詳細不明。
- タブレット端末用ゲーム『Juggernaut: Revenge of Sovering』。重装甲の戦士を操るRPG。
- プレステ用RPG『レガイア伝説』の登場モンスター。ストーリーの中核を担っている。
- X-MENの登場キャラ。『オーバーパワー』や『VSシステム』、TCG以外でも『ヒーロークリックス』に『バチ魂バット』など大抵のマーベル関連作品で勇姿を確認できる。
大体2弾のレア相当あたりで登場することが多い。チームの指導者《プロフェッサーX》の義兄さんで、実は魔石で強くなってるだけの微妙な存在だが、腕力の凄さは本物である。
さらに自身がミュータントでないのが幸いしてか、X-MEN以外のマーベル作品でも頻繁に登場する。
- 『M:TG』のアーティファクトクリーチャーである《巨大戦車》。
および巨大戦車を筆頭とする車両型のアーティファクトクリーチャーに付けられたサブタイプ名。いずれも暴れ出したら止まらない(はず)の軌道兵器。
- スターウォーズの派生TCGである『Wars』の球形ビークル群およびその母艦? らしき宇宙船。
- 映画『スターウォーズ エピソード3』でヨーダの部隊が使っていたターボタンク(巨大装甲車)の通称。『Star Wars TCG』など英語版のみで数種類が登場。
またターボタンクとは別に、戦闘用ドロイドにもジャガーノートの名を持つタイプが存在する。
- ミニチュアゲーム『ウォーハンマー』の乗用兵器たち。TCGでは『40000』の《Juggernauts of Khorne》や『Champions』の《Reckless Juggernaut》など数種が存在。
- ミニチュア&カードゲーム『爆丸』最初期の亀型モンスター。防御重視の頼もしい奴。
- 『モンスターファーム』に出るカブト虫型モンスター。実は強いらしい。でもTVでは近縁種である《メルカーバ》1体相手に、集団で一蹴された単なる雑魚(涙)。
バトルカード版では純正種の《ビークロン》自体が出ていないのでカード化は望み薄(TV版に準ずるカードダス版と海外版ではさらに望み薄だなあ)。
- 『世界樹の迷宮2』の終盤ボス。対処法を知らないとラスボスより手ごわいとか。
- 『タクティクスオウガ 運命の輪』の亜人用職業。強い上に移動力にも秀でている。
- 『ファイナルファンタジー』シリーズのモンスター・武器および魔導アーマー。作品間での共通項は皆無だがみんな強力。いずれもTCGには未登場。
- 『ハイスクールD×D』で登場する禁断の能力“覇龍(ジャガーノート・ドライブ)”。『プリズムコネクト』には未登場。
- ソーシャルゲーム『ガーディアン・クルス』のカード。同属が数種類いるらしい。
- オンラインTCG『Hearthstone』のミニオンカード《Iron Juggernaut》。相手デッキに地雷原突っ込む猛者。
- ライトノベル『86 エイティシックス』の主役メカにあたる多脚兵器。建前上は無人機だが、実際は人権を持たない主人公たちが操縦する。
- TVアニメ『装甲娘戦機』の主役チームである装甲娘第十三遊撃小隊の通称。前日譚が舞台となる『LBX バトルカードゲーム』には未登場。
- ライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の強力モンスター。作品自体は多くのTCGに登場しているのに、今のところカード化は皆無。
- 『Galactic Empires』の巨人兵器《Juggernaut》および激レア宇宙船《Mechad Juggernaut》。
- 『C23』の巨大生物《Angelan Juggernaut》。
- 『Wizard in Training』の攻撃用呪文《Juggernaut》。
- 『Alien vs. Predator』の強力なイベント《Juggernaut》。
- 『Firestorm』の攻撃型宇宙船《Juggernaut》。
- 『World of Warcraft』のアビリティカード《Juggernaut》。他にもジャガーノートの名を持つカードが存在する。
- 『EVE』の星間基地施設《Juggernaut Platform》。強力なのだが非常用らしく毎ターン手札に戻ってしまう。
- 『EPIC』のチャンピオンカード《Juggernaut》。突貫力にたけた素敵なドリル戦車。
- 『Sorcery』のミニオン《Purge Juggernaut》。移動先を根こそぎ蹂躙しちゃう猛者。
- 『Argent Saga』のユニット《Iakuma Juggernaut》。多腕が頼もしい守護者。
- 『デュエルマスターズ』の米国版である『kaijudo』の混色ドラゴン《Fornax, the Juggernaut》。同種のカードはデュエマには存在しない。
- 『マイリトルポニー』のフレンドカード《Steam Roller, Juggernaut》。ジャガーノートはサブ名称。完璧なモブで王都の建築作業員。
- 『モンスターコレクション』の儀式スペル、および同名の効果を持つ地形《神の箱船》。走り出したら止まらない(はず)。後にアイテム《突撃戦車ジャガーノート》も登場。
- 『アクエリアンエイジ』のパーマネント。いわゆる属性対策カードで、防御に長ける阿羅耶識のガードを無力化する。相手を選ぶだけにその強さは環境次第。
- 『マグナスペストラ』の兵力カード《鋼鉄戦車ジャガーノート》。攻撃時なら無類の強さ。
- 『ディメンションゼロ』の登場種族。なんと20種近く存在する。
- 『モンスターハンター ハンティングカード』のハンターカード《極鎚ジャガーノート》。なお『モンスターハンター TCG』には登場しない。
- 『ヴァンガード』のアメフト選手みたいな姿のユニット《ジャガーノート・マキシマム》。アニメ冒頭にて最初の敵役として登場。
さらに発展形である《ジャガーノート・マキシマム・マキシマム》も存在する。
- 『三国志大戦TCG』の武将カード《夏侯淵》の第3弾収録版の俗称。見た目がX-MENの彼に似ているため。
- 『舞 - HiME』シリーズの過去時代のキャラクター《レイ・ジャガーノート》。クルセイドシリーズでユニットとして登場。
- 『ヒーローズプレイスメント』のキャラクター《進撃の戦神 黒石楓華》。ねぷた祭りの開催地の一つ青森県黒石市担当の重量級キャラで、ねぷたをジャガーノートとして駆使している。
- 『ブレイブソード×ブレイズソウル』の人の姿になれる重量級の戦斧。『Lycee OVERTURE』においてタイトルの代表格としてスリーブともども登場。
- 『遊戯王OCG』のエクシーズモンスター《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》。連続攻撃できる強さに加え、見た目もランクも規格外の巨体を誇る。
- 『バトルスピリッツ』のスピリッツ《神撃甲龍ジャガンナート》。創界神ネクサスと組み合わせることで力を発揮する。
- 直接はジャガーノートではないが、『Cyberpunk』に《Punknaught》という超巨大重戦車
(というより豪華客船を骨格とした陸上戦艦)が登場する。プレイヤーがギャング団なら勝利条件にかかわる必須の存在。
- 漫画『かみあそび! ~ カードゲーマー少女の日常 ~ 』内で土門早苗が使用する切り札《地律塊儡 タイタニック・ジャガーノート》。ガチデッキを粉砕できる強者。
ジャガーノーツ(Juggernauts)
- いまあなたがみているもの。こんごともよろしく。
- ジャガーノートがたくさんあること。
- 『Star Quest』の海兵隊部隊《J.D. Juggernauts》。
- 『Rifts』のフィールドユニットに存在する機械兵士群。カード1枚の時点で群体らしく、種類もそれなりに存在する。
Kira Kira ☆ メロディ学園 TCG
- 没企画その1
- 1999年2月に発売予定であったTCGで、直前のAX誌には小特集も組まれていた。
- しかしながら、ほぼ同時期に現在のアイドル(声優の卵?)のオーディションが行われ、
以降 Kiraメロの企画は声優アイドル? の営業活動一本に集約されてしまいTCGの存在は歴史の彼方へと抹消されてしまったのであった。
- 1998年の冬コミで予告版とプロモカードが配布されている。
- とか言っている間(2001年春)に、キラメロそのものが解散してしまった……合掌。
ぞくぞくヒーローズ TCG
- 没企画その2
- コロコロ誌上で企画進行中の記事も発表されたが、それだけに終わったようだ。
- この作品、GB発売前からプロモトレカを配るなど、TCG化を強く意識していたようだが……
- ちなみに、原作のGB版は、専用の振動感知器? と組み合わせて遊ぶという、プレイヤー自身にアクションをさせる斬新なヒーロー物であった。
カルドセプト TCG
- 没企画その3。メディアファクトリー製。
- まあベータテスト版が世に出ているので、詳細についてはカルドセプトのルール解説を参照してね。
GEAR戦士 電童 TCG
- これも没企画。バンダイ製作予定。
- 原作自体は、玩具連動を強く意識したサンライズのオリジナルロボットアニメで、2000年放映。
- で、これの玩具1000円分をトイザらスで購入すると、先着100名(岐阜店の場合)にプロモカードが配布された。
- プロモカードは、カードダスサイズで、表面に電童とそれっぽいステータス。裏面は色は薄いグレーであった。
- ちなみに、番組終了間際に通常のトレーディングカードが発売されている。
- キャンペーン以外では一切の情報が存在しないことより、単に販促カードとして作成したものであると思われていた。
- なんと実はゲームとしては完成していて、単に販売まで至らなかっただけであることが判明(情報提供ありがとうございます)。
フデ子と愉快な仲間たち CG
- 言うまでも無く、コミケカタログのすきま漫画のキャラを使ったカード。
- こいつは没企画というより、単なる洒落でプレビューパックを作っただけなんだろうなあー。いちおうムービック製。
エンジェリック・セレナーデ CGC
- これも没企画。天田印刷加工による工画堂のPC用音ゲーが原作のTCG。
- 十分なイラストの数(全て成瀬ちさと氏の予定だったそうで……)が用意できなかったことが原因だそうだが、
そもそも一人に全部のカードイラスト(100枚以上)を描かせるという発想そのものに、無理があるのでは?
宇宙のステルヴィア CG
- キングレコードと天田印刷加工によるTCG、の予定だった。
- 『宇宙のステルヴィア』自体はキングレコードによるオリジナル メディアミックス企画で、その第一陣としてTCG企画が登場。
TVアニメ放送決定の情報はTCG企画の情報が途絶えた後になって発表されたものである。
- おそらく発売は無さそうなので、かつてイベントで発表された当時のステルヴィアのルール解説を公表することにします。
ティム(Tim)
- 1:『M:TG』のカードのひとつ《Prodigal Sorcerer(放蕩魔術師)》の愛称。ただし非公式な名称である。
- 映画『モンティパイソンのホーリーグレイル(Monty Python and the Holy Grail)』の登場人物。同名のTCGにも《Tim the Enchanter(魔術師ティム)》として登場する。
- 簡単に状況を説明すると、前述の映画に登場した魔術師の名前がティムであり、彼と《放蕩魔術師》のイラスト(6版まで)がよく似ていることより名付けられた愛称である。
- ……と思っていたのだが、なんと《放蕩魔術師》のイラストに服装が似てるのは同映画に登場する吟遊詩人で、
ティム本人はまったくの別人であった! ……ガーン!!
- どうやら《放蕩魔術師》の能力をティムの発火魔法に誰かが例えたのを、映画についてのうろ覚えの記憶を持ったほかの誰かが、
イラストに良く似た見た目の吟遊詩人とティム本人とを混同したことから始まる都市伝説であったようだ
(たまたまこの説が日本で流布したのが、ビデオとDVDの発売時期の谷間だったため誰も確認できなかったことが、この説の流行に拍車をかける結果になってしまった)。
ちなみに元ネタのティムは今でも米国ゲーム界の人気キャラなので、欧米人が見た目を間違えることは起こりえない。
- 2: キャラクターや人物カードが、任意の相手に1ダメージを与えるという特殊能力、およびそのカード自身の愛称。その能力の代表例こそが《放蕩魔術師》であることからついた愛称である。
- ちなみに《Tim the Enchanter》の能力は伏せカードの破棄(要するに盤面のリフレッシュ)であり、戦闘向けのカードではない。
さらに放蕩魔術師に似ているという吟遊詩人も《Obnoxious Minstrel》、《Sir Robin's Minstrel》としてカード化されている。ただしどちらもダメージ能力は持っていない。
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