ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『宇宙のステルヴィアTCG』のルール解説。
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宇宙のステルヴィア カードゲーム
Last Update 2003/9/14 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは宇宙ステーション内の訓練生となり、ステーション内の女の子たちと仲良くなる。
● 原作
TVアニメ『宇宙のステルヴィア』。
※ただし発表はTCG企画のほうがアニメよりはるかに早く、その意味ではオリジナルと言うべきかも。
● 世界設定
時に24世紀。20光年先での超新星爆発の影響で、地球は壊滅的打撃を受けていた。
さらなる衝撃波による打撃を阻止するために、人類は“ステルヴィア”をはじめとするいくつかのファウンデーション(大型宇宙ステーション)を建造した。
そこでの勤務者を育成するためステーション内に設立された訓練学園に、今年も多数の生徒たちが入園してきた。明日の未来をつかむために。
● 本ゲームについて
アニメとの連動企画、いや情報公開の点ではむしろTCGの方が早かったくらいの企画なのですが、現在情報が止まっています。
アニメの話はどちらかというとスポコン物ですが、TCGの内容からすると当初はもっと恋愛シミュレーション的な話だったみたいです。
アニメが終了した現在、今後本ゲームが発売されるかどうかはまったくの未定というところですが、とりあえず以前カードゲームフェスタで公開された情報をもとに、わかる範囲で掲載しておきます。
なお、公開時時点でのルールは決定稿のものではなく、私もまさか発売が頓挫するとは思わなかったため基本部分しか聞いていないので、このページの記述にはかなりあやふやな部分があります、あしからず。
基本構成
勝利条件
- ラブポイントを 16点以上獲得する。
- 相手のデッキが尽きる(デッキと手札がとも 0枚になった時点)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 48枚ちょうど。
- 構築条件:
同一カードはデッキに 4枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 考慮不要。
- ラブポイント: 0ポイント。以後蓄積する。
- 開始手札: 8枚。上限は不明。
- マリガン: 不明。
- ファーストドロー制限: 不明。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦(表向き): アクティブ、待機状態
- カード縦(裏向き): レスト、消耗状態
- カード横: スタンバイ、初期配置状態
● 基本構成細則
- ディスカード: 不明。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置時にスタンバイ状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で配置)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: “キャラクター”自軍ユニーク(両軍でユニークかは不明)、先出し生存(パートナーも含む)。
- 本ゲームでは戦闘は発生しないが、代わりにキャラクター同士のイベント対決が存在する。
ゲームの流れ
開始準備
自分のデッキから任意のキャラクターを 1枚選択し、パートナーとして配置する(パートナー条件は一切不明だが、おそらくレベル1のキャラクターに限定されると思われる)。
それぞれデッキをシャッフルする。
それぞれ自分のデッキより手札を 8枚引く。
先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ オープンフェイズ
自分のスタンバイ(横向き)状態のカードをアクティブ状態にする。
○ ドローフェイズ
手札が 8枚になるようにデッキからカードを補充する。
○ メインフェイズ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 任意にキャラクターカードを場にスタンバイ状態で配置する(パートナーを除いて場に各 8枚まで)。
- 任意にアシストカードをキャラクターに配置する(基本的には1キャラクターに 1枚のみ)。
- 任意にアクションカードを使用する。
- 任意にイベントを行う(後述)。
各イベントの処理
▽ イベントカード配置
- ターンプレイヤーが任意にイベントカードを使用する。
- 本来のイベントの代わりに、チャージ置き場の裏向きカードを“プチイベント”として、コスト 0(プチイベント自体はコストと見なさない)で使用することも可能。
▽ 双方によるイベント合戦
- お互いにイベントカードを出すことで、先のイベントの打消しが可能。
- とにかくイベント色の主導権を奪い合うのが、本ゲームの醍醐味となる、はず。
- 合戦中はプチイベント不可。
- 最終的に、最後のイベントを出したほうが、今回のイベントの主導権を得る。
▽ 双方によるイベントキャラクター決定
- お互い今回のイベントに参加するキャラクターを決定する。
- 双方とも、使用できるキャラがいない場合は、パートナーが受けて立つことになる(ラブポイントが入らないが)。
- この辺記憶があいまいなので、ひょっとしたらイベント決定前にキャラクター配置だったかもしれない。
▽ イベント解決
- 今回のイベントに対応するそれぞれのキャラの攻撃力の該当色数値を比較する。
- もちろん、それぞれの比較数値は各種修正(特にイベント)を行った値である。
- 比較した値が大きいほうがイベント勝者で、勝ったキャラをラブポイントへ送る。
- 負けたキャラカードが破壊されるかどうかは……聞き逃した。
○ チャージフェイズ
任意に1枚デッキ? からカードをチャージ置き場に裏向きに配置する。
ただしチャージ置き場に配置できるカードは最大 4枚まで。
○ エンドフェイズ
自分のレスト(裏向き)状態のカードをアクティブ状態にする。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (専用のコストが必要)
- 宇宙の訓練生。プレイヤーの彼女候補。ルール上男子生徒も“彼女”候補である。
- こいつらをイベントによってラブポイントに変換するのがゲームの目的。
- 自分のキャラクターレベルと配置条件、そして赤・黄・緑・青のイベントに対応した 4つの攻撃力が記載されている。
- 配置条件は以下の 3つのコスト的条件のいずれかを実行することで満たされる(括弧内に順番に記載)。
《特殊条件》無い奴も多い。
《場のキャラコスト》自分より1つ下のレベルのアクティブのカードをスタンバイにする枚数。
《手札コスト》手札を捨てる枚数。
- 特殊条件が無い一般的キャラは、レベル1は(-/ -)、レベル2は(2/ 2)、レベル3は(2/ 6)となる。
- 特殊条件は以下のとおり。
《本人》いわゆる進化。場の1レベル下の同名キャラと置き換えることができる。
《着替え》いわゆるジョブチェンジ。場の同じレベルの同名キャラと置き換えることができる。
- ラブポイントと化した場合、ポイントは一律1枚 1点か、レベルが点数かは未確認。
- 枠線の色は、所属学科を示すが、とりあえず本ゲームでは使用しない。
ちなみにアニメでは予科生と本科生(パイロット候補)くらいしか出てこないが、設定上はかなりの学科が存在するらしい(アニメ1話でいろんな制服が登場するのがそのなごり)。
- わざわざパートナーを独立配置する理由は、正直いって不明である。
○ アシストカード (チャージコストが必要)
- キャラクターの服とか武器とか。
- キャラクターに付けて使用する。
- トリガー(配置条件:キャラのレベルや使用可能フェイズ)・コスト・効果が記載。
- アシスト合戦は無し。
● 瞬間的に使用するカード
○ アクションカード (チャージコストが必要)
- いわゆる使い捨てカード。
- 使用条件(トリガー)・コスト・効果が記載。
- アクション合戦は有り得る。
○ イベントカード (チャージコストが必要)
- ラブポイントを獲得するイベント。使い捨て。
- 指定イベント色(任意指定もありかも)・効果が記載。
- 使用条件として、場の(あるいはイベントに参加する)キャラのレベル数指定が存在する。
- 他にキャンセルの指示もあるが、これはイベント合戦に使用できることを示す内容が記載されている(数値か“キャンセル”の文字かは忘れた)。
- チャージカード(0コスト、色は任意指定)をプチイベントとして代用可能。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は 3 * 3 のマスなどで仕切られていたが、その使い方ははっきりとは決まっていなかった。
- いわゆる場とは別に、パートナー置き場とチャージ(行動力)置き場が存在する。
- いわゆる場とは別に、イベントに勝利したキャラクターカードは、ラブポイント置き場に集められる。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。
- ラブポイント置き場と捨て札は似ているが、両者は別の概念なので明確に区別すること。
商品情報
● メーカー: 天田印刷加工/ キングレコード
○ 発売開始: 2003年春予定、だった
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