ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『絵師100人展』のルール解説。
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絵師100人展 トレーディングカードゲーム
- ビブリオスコネクト -
Last Update 2013/12/14 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは純粋にゲームプレイヤーとして相手に勝利する。
● 原作
絵画展覧会『絵師100人展』シリーズ。
● 世界設定
特に無し。
● 本ゲームについて
2013年に行われた第三回目の絵師100人展の記念グッズです。あくまでゲームがオマケだった従来シリーズとは異なり、ゲームを前面に押し出した作品となっています。
基本構成
勝利条件
- 勝利点を3点獲得する。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
- 特定カードに記載された勝利条件を満たす。
- 相手が投了する。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数 40枚ちょうど。
- 構築条件:
『絵師100人展TCG』シリーズのカードであること(従来のトレーディングカード + ゲーム は使用不可)。
同一番号カードはデッキに4枚まで。
※他プレイヤーのカードと混じる可能性があるので、持ち主を判別できるようスリーブなどで区別をつけることが望ましい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(勝利点): 0点。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限も5枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード表向き: 回復状態。
- カード裏向き: ダメージ状態。
※相手との協議の上で、裏向き状態を横向き状態に変更してもよい。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定(実質不可)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し(ダメージ状態は存在するが、これは一般的なダメージ概念とは異なる)。
- ユニーク処理: 無し。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを5枚引く。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 準備フェイズ
- デッキからカードを1枚引き手札に加える。
- 任意で自分のダメージ状態のカードの中から1枚選び回復状態にする。
○ 行動フェイズ
以下の処理の中から、いずれか1つを行う。
- カード配置: 手札の任意のカード1枚を場のマスに回復状態で配置する。配置条件は以下のとおり。
- 場のスタートマス(向かって左下隅のマス)、
あるいは自分の回復状態のカードがあるマスに隣接(斜めを除く)するマスのいずれかに配置する。
- すでにカードが配置されているマスにも配置できる。
ただし配置できるのは自分のカード(状態は問わない)か相手のダメージ状態のカードの場合のみで、相手の回復状態のカードのマスには配置できない。
カードを配置した際に、そのマスにあった従来のカードは破棄される。
- カード使用: 場に配置した自分のカードを使用する(後述の攻撃を行う)。
- 手札強化: 手札の任意のカードを1枚捨て、デッキから2枚カードを引き手札に加える。
各攻撃の処理
▽ 攻撃宣言
- ターンプレイヤーが攻撃の行動アイコンを持つカードを使用することで、攻撃を宣言する。
▽ 防御宣言
- 相手プレイヤーは防御の行動アイコンを持つカードを使用することで、任意で防御を宣言する。
▽ 攻撃判定
- それぞれ各種修正を加え、今回のバトルにおけるパワーが決定される。
- 攻撃したカードと防御したカードのパワーを比較し、今回の攻撃の成功判定を行う。
- 攻撃カードのパワーの値が0: 攻撃失敗。
- 相手が防御しない: 攻撃成功。
- 攻撃カードのパワーが大きい: 攻撃成功。
- 防御カードのパワーが大きい: 攻撃失敗。
- 攻撃・防御のパワーの値が同じ: 攻撃失敗。
- 攻撃が成功した場合、攻撃したカードは1点分の勝利点として勝利点置き場へ送られる。
防御カードや攻撃に失敗したカードは(使用した後の状態で)そのまま場に残る。
○ チャレンジフェイズ
- 任意でチャレンジを行う。
チャレンジに成功した場合、(処理結果はそのままで、処理手順だけが)“行動フェイズ”に戻る。
※つまりチャレンジを成功させ続ける限り、何度でも行動フェイズが実行できる。
チャレンジの処理手順は以下のとおり。
- ターンプレイヤーが手札を2枚捨てることで、チャレンジを宣言する。
- 相手プレイヤーは任意で、手札を2枚捨てることで対抗を宣言する。
対抗を宣言することででチャレンジ失敗、しなければチャレンジ成功となる。
○ 終了フェイズ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、他プレイヤーとカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● コネクトについて
- それぞれのカードの四隅にはコネクターが存在し、これらをつなげてコネクトが形成される。
- コネクターには自分が使用するものと相手が使用するもの(およびその両方)が存在し、
それぞれ自分から見て上がとがった山型のものが自分用のコネクターとなる。
- 隣接(斜めを除く)したマスにあるカードのいずれかの隅で自分用のコネクター同士が接触する場合、そのカード同士がコネクトを形成する。
- コネクトしたカードがさらに隣のカードとコネクトを形成する場合、コネクトは際限なくのびる。
- コネクトに相手のカードを使用することもできる。
- ダメージ状態のカードはコネクターがないため、回復させるまではコネクトに使用できない。
- コネクトは複数が並立して存在するが、全部が一体化することもある。
- つながってさえいれば、どのような形であってもコネクトは形成できる。
● コネクトの消費について
- カードを使用する際には、そのカードが所属するコネクトから指定された消費コネクト値分のカードを消費する必要がある。
- コネクト内の回復状態のカード1枚をダメージ状態にすることで、コネクト値1つ分の消費となる。
- 消費コネクト値が0の場合を除き、使用するカード自身は必ず消費される。
- 原則として消費するカードがひとつにつながっていなければならない。
※特別な指示が無い限り、つながってさえいればその形は問われない。
※使用するカード自身が含まれてさえいれば、つながりの始点はどこからでもかまわない。
- コネクトに含まれる相手のカードも消費対象にできる。ただし特例として相手カードは消費してもダメージ状態にならない。
カード構成
○ ゲーム用カード(コスト不要)
- 純粋にゲーム用のカード。本作ではイラスト部分をゲームで一切使用しない。
- 場のマス1つに対して1枚のカードが配置される。配置後のマス移動などは発生しない。
- 配置の際のコストは不要である。配置後に使用(攻撃や防御)する際にコネクトの消費が必要となる。
- 攻撃・防御といった行動アイコンのいずれか1つを持ち、プレイヤーの武器・盾として使用される。
- 消費コネクトの値を持ち、攻撃などを含めたカードの能力を使用する際に、指定値分の支払いを行う。
- パワーの値を持ち、攻撃・防御の際に使用される。
- カードの四隅のいずれか数箇所(全部の場合もある)にコネクターを持ち、カードを使用するためのコネクトの形成に用いられる。
- 本ゲームの能力はすべてアイコンで表記されていため、独自のテキスト文などは原則存在しない。
- カードの上書き配置で破棄され、捨て札置き場に送られる。
場の構成
- カードは、共用の場という空間に存在する。
- 場は双方で共用する 4 * 4 の16マスで構成される(上図はフィールドの構成図)。
- マスの中でそれぞれの向かって手前左下隅のマスが、それぞれのスタートマスとなる。
- 攻撃に成功したカードは、1点分の勝利点として勝利点置き場に集められる。
- 破棄されたカードは、捨て札置き場という空間に集められる。
- 勝利点置き場と捨て札置き場は似ているが、両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: シルバーブリッツ
○ 発売開始: 2013年4月(一般販売は6月)
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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絵師100人展03 TCG
| 2013/6
| 105
| パック販売(7/347)
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絵師100人展02 TCG
| 2013/9
| 105
| パック販売(7/347)
|
絵師100人展01 TCG
| 2013/12
| 105
| パック販売(7/347)
|
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