ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『絵師100人展』のルール解説。
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絵師100人展 トレーディングカード + ゲーム
Last Update 2011/7/5 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
複数(2 ~ 4人)対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは絵画コレクターとなり、絵画オークションで価値のある名画を誰よりも集めまくる。
● 原作
絵画展覧会『絵師100人展』。
● 世界設定
絵画コレクターの道は険しい。直接画家のパトロンになれるほどの財力があるならともかく、通常は画廊に通って絵画を買いあさるのがせいぜいである。
しかし時には一般人の参加が可能なオークションが開催されることもある。掘り出し物や有名画家の作品が安価で手に入る、まさに千載一遇のチャンスなのだ。
● 本ゲームについて
2011年5月に行われたイベントの記念グッズです。基本的には展示イラストを流用したトレーディングカードなのですが、おまけ要素としてゲームもできるようになっています。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
『絵師100人展(一回目)』のカードであること(別年度の絵師100人展のカードなどは使用不可)。
同一絵柄のカードはデッキに4枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(獲得得点): 0点。以後蓄積する。
- 開始手札: 各ラウンドごとに5枚。ラウンド終了時にすべて破棄。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(全員の開始タイミングが同一)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 有り(全員がラウンド終了時にすべて破棄)。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 可能(2~4人用)。
- 召喚酔い: 考慮不要。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(考慮不要)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し(考慮不要)。
- ユニーク処理: 無し。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 1ラウンド目の親(オークショニア)を決定する。
全体の基本進行
ラウンドと呼ばれる手順を繰り返し、ラウンドを4回行った時点でゲーム終了。
ラウンド(一回の手番)の進行
○ 準備フェイズ
- それぞれデッキからカードを4枚引き、ギャラリーとして表向きに場に配置する。
- それぞれデッキからカードを5枚引き手札に加える。
※残りデッキ枚数が足りない場合、ギャラリー優先で引ける範囲でカードを引く。
○ オークション
以下の手順を繰り返し、いずれかのプレイヤーのギャラリーが0枚になるか、全員の手札が0枚になった時点でオークション終了。
一回のオークションの進行
▽ 入札(ビット)
- 親から時計回りで、任意数の手札を裏向きに場に出す(入札する)。
※出すタイミングはそれぞれ1回のみだが、一度に何枚でも出すことができる。
※親は手札がある限り強制で1枚以上出す必要があるが、それ以外は0枚でもよい。
▽ 落札者決定
- それぞれの入札したカードをすべて表向きにする。
- 入札したカードに記載された“ビット”の効果を適用する。
※効果は強制発動。原則として発動時に捨て札となる。
※複数のカードがある場合、親から時計回りのプレイヤーの出したカード順で適用。
※同一プレイヤーが出した複数効果カードの適用順は、任意で選択。
- それぞれ入札したカードの記載入札ポイントを合計し、今回の入札ポイントを決定する。
※この時点で破棄されたカードの値は含まない。
- それぞれの入札ポイントを比較し、最も高い値のプレイヤーが今回の“落札者”となる。
※複数存在する場合、対象の全員が落札者となる。
※この時点で入札カードが0枚のプレイヤーは、対象外(今オークションは未参加扱い)となる。
▽ 落札処理
- 落札者は、落札処理として以下のどちらかを行う。
※複数の落札者がいる場合、親から時計回りの順で行う。
- 自分のギャラリーの任意の1枚のカードを、自分の“コレクション”に送る。
- 他プレイヤーのギャラリーの任意の1枚のカードを、そのプレイヤーの“倉庫”に送る。
▽ 終了処理
- すべての入札カードを捨て札とする。
- 今回のオークションが終了する。
オークションの終了条件(いずれかのギャラリー0枚か、全員の手札0枚)を満たしていない場合、そのまま次のオークションが行われる。
○ ラウンドの終了
- それぞれの手札とギャラリーの残っているカードすべてを捨て札とする。
- 一番最後に落札者となったプレイヤーが、次のラウンドの親となる。
清算
以下の手順で清算を行い、今回のゲームの獲得得点を算出する(勝敗を決める)。
- 自分の“コレクション”に存在するカードに記載された“清算”の効果を適用する。
- 自分の“コレクション”のカード枚数の値分だけ獲得得点に加える。
- 自分の“コレクション”のカードで同一の得点アイコンを持つカード3枚につき、獲得得点に3点加える。
- 自分の“コレクション”のカードですべて異なる得点アイコンを持つカード3枚につき、獲得得点に3点加える。
※複数アイコンを持つ場合、同一アイコンと異なるアイコンの計算で別々のアイコンを任意に使い分けてもよい。
- 自分の“倉庫”にあるカードの記載入札ポイントの合計の値分だけ獲得得点を減らす。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 得点アイコンについて
- それぞれのカードには得点アイコンが存在し、獲得ポイントの清算時に使用される。
- 得点アイコンは花の絵柄で表されており、梅・桜・朝顔(昼顔?)・桔梗(桐?)の4種が存在する。
- カードによっては得点アイコンが複数存在する。
カード構成
○ ゲーム用カード (コスト不要)
- 文字通りの意味で展覧会の絵。
- 基本的に絵画そのものとして扱われるが、手札にある場合はオークションの入札金として使用される。
- 入札ポイントの値が記載されており、オークションの入札などに使用する。
- 得点アイコンが記載されており清算時に使用する。複数のアイコンを持つ場合もある。
- 一部カードは専用の特殊効果を持つ。効果には入札時に使用する“ビット”と、清算時に使用する“清算”の2種類が存在する。
場の構成
- カードは、ギャラリーという空間に存在する。
ギャラリーはカードが混じらないように各プレイヤー単位で存在するが、概念的には全員のギャラリーでひとつの場(オークション会場)を構成している。
- ギャラリーとは別に、それぞれの獲得したカード置き場であるコレクションと、(概念的な意味で)他人に奪われたカード置き場である倉庫という空間が存在する。
- コレクションと倉庫は似ているが、両者は正反対の要素なので注意すること。
- 手札や獲得されなかったカードの使用後は捨て札置き場という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: シルバーブリッツ
○ 発売開始: 2011年5月(一般販売は6月)
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
基本セット
| 2011/6
| 104
| パック販売(7/500)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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