ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『絵師100人展02』のルール解説。
|
絵師100人展02 トレーディングカード + ゲーム
「編集王」
Last Update 2013/4/17 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
複数(3 ~ 8人)対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは漫画編集者となり、自分が用意した原稿を誰よりも多く採用させる。
● 原作
絵画展覧会『絵師100人展02』。
● 世界設定
とある漫画編集部。現在雑誌に載せるピンナップを選定する編集会議の真っ只中。
ただしこの編集部は編集者の権限が平等であり、最終的な掲載権限は民主的に投票で行われるのである。
● 本ゲームについて
2012年に行われた第二回目の絵師100人展の記念グッズです。コンセプトは第一回目と同じながらも、ゲーム部分は別物となっています。
基本構成
勝利条件
- ゲーム終了時に、採用原稿(獲得したカード)が最も多い。
※最多獲得者が複数の場合、該当者の手札の中で赤アイコンの数が最も多い者を勝者とする。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数 20枚ちょうど。
- 構築条件:
『絵師100人展02』のカードであること(別年度の絵師100人展のカードなどは使用不可)。
強制ではないが、記載マークの赤・青の投入比率をある程度そろえたほうがゲームにより参加できる。
他プレイヤーのカードと混じる可能性があるので、持ち主を判別できるようスリーブなどで区別をつけることが望ましい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(採用原稿): 0枚。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限は考慮不要(システム上5枚を超えない)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(全員の開始タイミングが同一)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: ゲーム終了条件(いずれかのデッキの尽きたら終了)。
- 3人以上でのプレイ: そもそも多人数プレイが前提(3 ~ 8人用)。
- 召喚酔い: 考慮不要。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(考慮不要)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し(考慮不要)。
- ユニーク処理: 無し。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 最初の親を決定する。
※いかなる手段で決めてもよいが、一応“絵師100人展の参加回数が最も多い者”を推奨している。
全体の基本進行
以下の手順を繰り返し、デッキが尽きた時点でゲーム終了。
一回の手番の進行
○ カードの補充
- それぞれデッキから手札が5枚になるようにカードを引く。
ここでいずれかのプレイヤーのデッキが尽きた場合、その時点でゲーム終了となる。
※拡張ルールなどを用いないかぎり、基本的には全員が同時にデッキが尽きるはず。
○ テーマの決定
- 親が今回のテーマを決め、全員に告知する。
※テーマ自体は何でもよい。ただし本作が『絵師100人展』のイラストを用いたゲームであることを忘れないこと。例としては“春”とか“学校”などが妥当と思われる。
○ 原稿の提出
- 親から順に時計回りで、それぞれが手札から1枚、今回のテーマに沿ったカードを“原稿”として場に裏向きに出す。
※出すカードが“テーマに沿うかどうか”は、手札の状況や個人の主観もあり判断が難しい。
ただ露骨にテーマを無視するとゲームがしらけるので、できるかぎりテーマに即したものを選ぶこと。
- それぞれが出した原稿を、すべて表向きにする。
○ 投票
- 親から順に時計回りで、それぞれが以下のいずれかの処理を1回ずつ行う。
- 投票を行う:
自分の手札から任意の赤アイコンを持つカード1枚と、任意の青アイコンを持つカード1枚の計2枚を、今回の投票用紙として選ぶ。
自分以外の場に出された原稿の中から採用に賛成の1枚と反対の1枚の計2枚を、投票対象として選択する。
自分の投票用紙2枚を対象の原稿に対してそれぞれ裏向きで出す。
このとき採用賛成側には赤アイコン、採用反対側には青アイコンの投票用紙を出すこと。
※あくまで賛成・反対の意思表示なので、同じ原稿に対して赤青同時に出すことはできない。
※本来ならばテーマに沿っているかを投票の判断基準にするべきであるが、別に戦術的な都合で投票してもかまわない。
- 投票を棄権する:
自分の手札から任意の2枚のカードを捨て札とする。
※手札のカードのアイコンが赤か青のいずれか一方しか無い場合、投票が行えず無条件で棄権を選ぶことになる。
- それぞれが出した投票用紙を、すべて表向きにする。
○ 採用原稿の決定
- それぞれ自分の出した原稿について、その原稿に対して出された投票用紙の内容で以下のように採用の判定を行う。
- 投票用紙の中で、赤アイコンの数の方が多い: 採用される。
- 投票用紙の中で、青アイコンの数の方が多い: 不採用(ボツ原稿となる)。
- 投票用紙の中で、赤と青のアイコン数が同じ: 採用される。
- 1枚も投票されていない: 採用される。
- それぞれ自分が出した原稿が採用された場合、そのカードを自分の採用原稿として獲得する。
不採用(ボツ原稿)の場合、そのカードを捨て札とする。
- すべての投票用紙を捨て札とする。
○ 手番の終了
- 今回の親の左隣のプレイヤーが、次の手番の親となる(時計回りで親が移る)。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、他プレイヤーとカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● アイコンについて
- それぞれのカードにはアイコンが存在し、提示された原稿の採用判定の際に使用される。
- アイコンは勾玉の形をした赤と青の2種が存在し、赤が採用賛成、青が採用反対の意思を示すために用いられる。
- 本来の目的とは別に、赤アイコンは勝利条件判定(同値勝利者候補間での判定)にも用いられる。
ただし赤アイコンのカードをあまりデッキに入れすぎると、今度は投票ができなくなってしまうので、投入比率には注意すること。
- イラスト本体とアイコンの色との関連は特に無い。単純にカード全種を赤青で二分割しただけである。
カード構成
○ ゲーム用カード(コスト不要)
- 漫画雑誌の掲載予定原稿(カラーピンナップ)。場に原稿として出され、採用されることで得点となる。
- (ある意味当然なのだが)イラストが印刷されており、指定テーマに即しているかの判断に用いられる。
- 本来の目的(原稿)とは別に、他の原稿の採用可否に対する投票用紙としても用いられる。
- アイコンを持っており、投票用紙として用いる際の意思表示に用いられる。
- 本ゲームでは特殊能力や特殊アイコンなどは存在しない。ゲームに用いるのはイラストとアイコン1種のみである。
場の構成
- カードは、場という空間に一時的に存在する。
- 場は全員の共用空間であり、ニュアンスとしては編集会議のテーブル的な存在となる。
- 原稿として採用さたカードは、それぞれの採用原稿の置き場に集められる。
- 採用されなかったカードや投票用紙に用いたカードの使用後は、捨て札という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: シルバーブリッツ
○ 発売開始: 2012年4月(一般販売は6月)
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
基本セット
| 2012/6
| 105
| パック販売(7/500)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆