ブレイブルー TCG
Unlimited VS

Last Update 2014/6/20 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるダメージ付加戦。プレイヤーは戦士や格闘家となり、さまざまな技を駆使して相手を撃退する。

● 原作
　アーケードおよびコンシューマーゲーム『BLAZBLUE』シリーズ。

● 世界設定
　複数作品がばらばらに並立する予定のゲームなので、特に無し。

● 本ゲームについて
　キャラクター同士の格闘を再現するための汎用ゲームシステムです。 汎用ルールながら各タイトルごとにそれぞれ細部が異なるため、別ページでの解説といたします。

基本構成

勝利条件

• 相手に5 DP（ダメージポイント）を与える（相手ダメージエリアのカードが5枚になる）。
• 相手のバトルデッキが尽きる（ドロータイミング開始時）。
• 相手のバトルデッキの残り枚数以上のダメージを与える。

事前準備

● バトルデッキ（山札： 1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 40枚ちょうど。
• 構築条件：
  　初期配置用キャラクター・バーストカードを含めて、同一カードはデッキに3枚まで。
  　※他の『Unlimited VS』シリーズは、裏面やキャラクター運用などが異なるため基本的に混ぜることができない。
  　※初期配置分の2枚は同一枚数判定こそ行うが。デッキ枚数には含まない。

● その他準備
○ 初期配置用キャラクター： 初期配置用にニュートラルのキャラクターカードから任意の1枚。
○ バーストカード： 任意の1枚。本作のカードであれば種類は何でもよい。
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• 敗北ポイント（ダメージポイント）： 0ポイント。以後蓄積する。
• カード使用条件（各ゲージポイント）： 0ポイント。上限は無し。
• 開始手札： 4枚。上限は無し。
• マリガン： 無し。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻のみ1ターン目にカードを引く枚数が1枚で、かつ1ターン目にバトルタイミングが存在しない）。

その他構成

● 基本構成細則

• カードの行動表現： 無し。
• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 無し（プレイヤーの分身以外の兵力が存在しない）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（コスト概念が存在せず、別途ゲージが存在）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し（分身以外の兵力が存在しない）。
• ユニーク処理： サポートカード（ウエポン）、自軍ユニーク、後出し生存。
• バトルはそれぞれの場のキャラクター同士による1対1で行われる。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれ自分の初期配置用キャラクターを場のキャラクターエリアに裏向きに配置する。
• それぞれ自分が用意したバーストカードを場のバーストエリアに裏向きに配置する。
• それぞれバトルデッキをシャッフルする。
• それぞれ自分のバトルデッキを場の山札エリアに配置する。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれ自分のバトルデッキより手札としてカードを4枚引く。
• それぞれ自分の現在のキャラクターとして、初期配置用キャラクターを表向きにする。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特に無し。

ルール細則

基本ルール細則

● キャラクターについて

• 本ゲームでは場に存在し戦闘を行うキャラクターは各プレイヤーごとに分身である1人のみである。
  ただしそのキャラクターとは複数のカードの集合体である。
• キャラクターカードの中のニュートラルカード（レベル1）を基点とし、ドライブカードとオーバードライブカードを追加配置して強化される。
  ※サポートカードのウエポンもある意味キャラクターの構成要素ではあるが、ウエポン自体はキャラクターには含まない。
• バトルなどでの能力値などはカードの能力値の合算値となる。ただしレベルはその時点での最高値のみを使用する。
  従来のキャラクターの持つドライブ能力などは上書きされたり失われたりせず、単純に重ねたカードの能力が追加される。
• 場からキャラクターが消えることはない。少なくともニュートラルカードを取り除くことはできない。
• 同一シリーズである閃乱カグラTCGとはキャラクターとしての扱いは同じであるものの、運用方法がまるで異なることに注意すること。 閃乱カグラTCGでは事前にキャラクターデッキを組んだ上でカードを順番に取り除き、その時点での1番上のカードを現在のキャラクターとしていたが、 本作では1枚のカードから初めて、後からカードを追加配置した集合状態を1体のキャラクターとして扱っている。

● 属性について

• バトル・サポートカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
• 属性は 赤（ブレイズ）・青（ブルー）・黄色（ブレイブ）の主要3種類と、緑（エリアルコンボ）・紫（ディストーションドライブ）の計5種類が存在する。
• バトルカードは5種類の属性が、サポートカードは赤・青・黄色の3種の属性が存在する。
  なお通常はキャラクターカードには属性が存在しない。

● GP（ゲージポイント）について

• （キャラクター以外の）バトル・サポートカードには使用条件が記載されており、 カードを使用・配置する際には指定条件を満たしている必要がある。
• カードの使用条件は“GP条件”として数値の形で記載され、 カード使用・配置時に指定値分のGPが存在することで条件が満たされる。
• GPはブレイズ・ブルー2種類のゲージの形で存在し、それぞれ場のヒートゲージの対応ゲージに配置されたカードの枚数が各ゲージの数値となる。
• GPは消費概念ではない。条件を満たすカードが複数ある際には、それぞれをすべて使うことができる。
• 一部のカードはGP条件に加えて独自の使用条件（特定のキャラクター専用など）を持つ。 これらの条件はテキスト欄に書かれていてもテキストとは別扱いとなる（消すことができない）。
• GP条件や使用条件を満たしていないカードを使用してしまった場合、以下のペナルティを受ける。
  • バトルカード（アタック側）： バトル宣言自体が無効（アタック失敗）となる。 アタック側が使用したカードはゲームから除外され、 ディフェンス側が使用したカードは任意で手札に戻すかゲージに配置するかのどちらかを行う。
  • バトルカード（ディフェンス側）： バトルに敗北する（アタック成功となる）。 ディフェンス側が使用したカードはゲームから除外される。
  • キャラクターカード： 効果は発動せず、カードがゲームから除外される。
  • サポートカード： 効果は発動せず、カードがゲームから除外される。

● ゲージの蓄積について

• バトル・サポートカードには、本来の役割とは別にGPを貯めるゲージとしての役割を持つ。
• ゲージに蓄積できるのは、赤青黄の3属性に限られ、他の属性のカードは蓄積できず捨て札となる。
  ※効果により（裏向きやキャラクターなどの）カードが配置された場合は、無属性のカードとして蓄積できる。
• それぞれのカードの使用後に所定のゲージに送られる。 ただし特殊効果の使用などで、ゲージに送られず捨て札となる場合もある。
• 赤属性のカードはブレイズゲージに、青属性のカードはブルーゲージに送られる。
  また黄属性のカードは、ブレイズ・ブルーいずれかのゲージの好きなほうに送ることができる。

● リバーサルアイコンについて

• 一部のカードにはリバーサルアイコンという能力が存在し、特定の条件下で使用される。
• リバーサルアイコンはそのカードがダメージエリアに表向きで存在している時に使用でき、裏向きにすることで発動する。
• カードの種類による使用タイミングと効果は以下のとおり。
  • キャラクターカード： スタンバイタイミングに使用。ドライブ能力1つを発動させる。
  • ブレイブ属性のカード： スタンバイタイミングに使用。自分のバトルデッキからカードを1枚引き手札に加える。
  • ブレイズ属性のカード： バトルタイミング（バトル判定前）に使用。バトルカードの+AT値 200追加。
  • ブルー属性のカード： バトルタイミング（バトル判定前）に使用。バトルカードの+DF値 200追加。
  • エリアルコンボ属性のカード： バトルタイミング（ディフェンス側でバトル敗北時直後）に使用。 アタック側に今回のバトルでのコンボ・エリアルの使用宣言を禁ずる。
  • ディストーションドライブ属性のカード： 無し（一律でリバーサルアイコンを持たない）。

● バーストカードについて

• デッキとは別にバーストカードが存在し、特定の条件で第二の手札として使用することができる。
• バーストカードは、ゲーム開始時にバトルデッキなどとは別に1枚裏向きに配置される。
• 本作のカードすべてがバーストカードとして使用できる。
  ※ただし対象はUVSシリーズ全体ではなく、ブレイブルーTCG限定となる。
• 以下の二通りの方法で使用する。
  • ゲーム中の完全に任意のタイミングで、手札に加える。
  • バトルタイミング（ディフェンス側でバトル敗北時直後）に捨て札とすることで、 エリアルコンボ属性のリバーサルアイコンの代用とする（アタック側のコンボ・エリアルの使用宣言を禁ずる）。

カード構成

● 永続・瞬間的に使用するカード

○ キャラクターカード（使用条件が存在）

• プレイヤーの分身となるキャラクター。場にキャラクターとして配置される。
• バトルデッキに投入されるほか、初期配置にも用いられる。同一カードはすべて合わせて3枚まで投入できる。
• キャラクターとしてはそれぞれの場に1体のみ存在し、複数キャラクターの並存はできない。 ただし単一のキャラクターが複数のカードにより強化構成される。
• レベル要素としてニュートラル（レベル1）・ドライブ（レベル2）・オーバードライブ（レベル3）の区分を持ち、 強さの指標としてキャラクターの登場順序やカード使用条件などに用いられる。
• ニュートラルカードは本質的な意味でのキャラクターであり、以下のように扱われる。
  • 初期配置キャラクターとして配置され、以後ゲーム中永続する。
  • AT（アタック値）／DF（ディフェンス値）を持ち、バトルの際に用いられる。
  • 基本的にはニュートラルカードの置き換えはできない。
• ドライブ・オーバードライブカードはいわゆる進化概念であり、以下のように扱われる。
  • スタンバイタイミングに配置条件を満たす場合、ドライブとしてドライブカードを、オーバードライブとしてオーバードライブカードを配置できる。
  • あらかじめ配置できる（ニュートラルの）キャラクターが決められており、そのキャラクターに対してのみ配置できる。
  • ドライブ・オーバードライブカードとも、それぞれキャラクターに1枚ずつつけることができる。
  • ニュートラルカードの上にドライブカードを、ドライブカードの上にオーバードライブカードを重ねるように配置する。
    配置の際には、下のカードのテキスト以下の部分が見えるように重ねること。
  • 同一ターンにドライブとオーバードライブを同時に行うこともできる。
    またオーバードライブの後でドライブを行うこともできる。
    ※実際の配置順にかかわらず、下からニュートラル・ドライブ・オーバードライブの順に重ねること。
  • +AT（プラスアタック値）／+DF（プラスディフェンス値）を持ち、場のキャラクターの値に累積追加することで総合的なAT／DF値を形成する。
• 基本的にはキャラクターカードは最後まで永続し、簡単に取り除かれたりはしない。

※ ドライブ能力について

• 一部のキャラクターカードにはそれぞれ専用のドライブ能力が存在する。
• ドライブ能力は自分のスタンバイタイミングに使用される。その発動方法は以下のとおり。
  • ドライブを行うことで、場のキャラクター（ニュートラルカードと重ねたカード）の能力の中からいずれか1つを任意で発動。
  • オーバードライブを行うことで、場のキャラクター（ニュートラルカードと重ねたカード）の能力の中からいずれか1つを任意で発動。
  • 手札からキャラクターカードを捨てることで、記載能力が発動。
  • ダメージエリアにあるキャラクターカードのリバーサルアイコンの効果により発動。
• ドライブ能力は各ターン中に複数使用できるが、各能力は同一ターンにそれぞれ1回ずつしか使用できない。

○ サポートカード（使用条件が存在）

• 戦闘以外のさまざなま技。効果はさまざま。
• カード使用条件としてGP条件を使用する。
• 自ターンのサポートタイミングに手札から使用する。
• 1ターンにつき1枚使用することができる。
• 各カードごとに永続・瞬間使用などの効果期間が指定されている。
• “タイミング”として効果終了時が個別指定されており、使用後は指定されたヒートゲージに移動する。
• 補助分類としてサポート属性を持ち、アイテム・イベント・ウエポンなど大まかな使用目的で区別されている。

※ ウエポン

• キャラクターが使用する武器で、サポート属性がウエポンとなっているサポートカード。
• 通常のサポートカードと異なり、ウエポンエリアに配置される。
• 自軍ユニークであり、新たにウエポンを配置する際に従来のウエポンは捨て札となる。
• 特に指示のない限りは場に永続し、キャラクターの能力を強化する。
• 大抵は+ATと+DFの値を持つ。
• ウエポンが永続していても、（ウエポンの配置ターン以外なら）通常のサポートカードは使用できる。

● 瞬間的に使用するカード

○ バトルカード（使用条件が存在）

• キャラクターが使用するさまざまな攻撃技。
• カード使用条件としてGP条件を使用する（それ以外の使用条件が存在する場合もある）。
• 補助分類として斬撃・打撃・防御などの技属性を持ち、一部カードの記載効果などで参照される。
• +ATと+DFの値を持ち、バトルの際に自分のキャラクターのAT・DF値を強化する。
• DP（ダメージポイント）を持ち、アタックして勝利した際に相手に記載値分のダメージを与える。
• 一部のカードはバトルアイコンを持ち、バトルにおいて一定の効果を発揮する。
  なお各アイコンの効果は以下のとおり。
  • アンリミテッド：
    同一バトルでカードを複数使用し、AT・DFの追加強化をすることができる。
    ただし使用するすべてが重撃アイコンを持っている必要があり、2枚目以降は+AT値・+DF値を除くすべての記載項目が適用されない。
  • コンボ：
    アタックに勝利した上でこのカードを捨て札とすることで、続けてバトルを行うことができる。
    次のバトルで使用できるバトルカードの条件は通常通りとなる（エリアルコンボなどは使えない）。
  • エリアル：
    アタックに勝利した上でこのカードを捨て札とすることで、続けてバトルを行うことができる。
    ただし次のバトルで使用できるバトルカードは、“エリアルコンボ”の属性を持つカードに限られる。

場の構成

• 永続カードは、場という空間に存在する。
• 場にはキャラクターが配置されるキャラクターエリアが存在し、 他にウエポンエリアやバーストエリア、 さらに一時的な置き場としてバトルエリアやサポートエリアが存在する。
• 場のほかにヒートゲージという空間が存在し、ブレイズ・ブルーの2種類のゲージの蓄積に用いられる。
• 一般的なカードの使用後は捨て札エリアという空間に集められる。
• キャラクターが受けたダメージとして処分されるカードは、ダメージエリアという空間に集められる。
• 捨て札エリアとダメージエリアは似ているが、両者は明確に区別される。

商品情報

● メーカー： エスケイジャパン
○ 発売開始： 2013年3月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
Vol. 1	2013/12	134	構築済みデッキ（45/1470）、ブースター（7/315）
Vol. 2	2014/4	119	ブースター（7/300+税）

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