ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『フォース・オブ・ウィル』のルール解説。
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トレーディングカードゲーム フォース・オブ・ウィル
Last Update 2024/11/30 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはルーラーと呼ばれる魔導師となり、部下であるリゾネイターを率いて相手を粉砕する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
激化する戦いの中で神々もその姿を変えていく。そして幾多の時が流れた。
● 本ゲームについて
オリジナルのファンタジーTCGです。日本語版が途絶えてからも展開は続いており、現在もさまざまな拡張が行われています。
※本ページではオーダーが追加された以降の、現行ビフレストルールについて説明します。
基本構成
勝利条件
- 相手のプレイヤーライフを 0以下にする。
- 相手のメインデッキが尽きる(ドローフェイズに引けない)。
- 相手が投了する。
- 特定カードに記載された勝利条件を満たす。
事前準備
● メインデッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚以上。
- 構築条件:
“ルーラー・サブルーラー・魔石・ルーン”以外のカードで構成されていること(ただし詠唱/ルーンカードは投入可能)。
カードのサブタイプとして“ストレンジャー”を持っていないカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 4枚まで(メインデッキと各種補助デッキを合計して 4枚まで)。
使用するルーラーカードが構築条件を持つ場合、その条件をすべて満たしていること。
※両面カードを投入する場合は、裏面が不透明なスリーブなどでデッキ内での特定ができないようにすること。
● 魔石デッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 10 ~ 20枚。
- 構築条件:
魔石カードのみで構成されていること。
特殊魔石の同一カードはデッキに 4枚まで(基本の魔石カードは無制限に投入可能)。
● エキストラデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0 ~ ルーラーによる指定枚数。
- 構築条件:
使用するルーラーカードで許可された(“グリモア”アビリティ、または直接指定された)場合にのみ用意できる。
投入枚数は使用するルーラーカードで決定される。不要であれば使用しなくてもよい。
使用するルーラーカードで指定されたカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 1枚のみ。
- エキストラデッキは第二の手札的な存在であり、ゲーム開始時は裏向きに配置されるが本人のみ任意に内容を確認できる。
● ルーンデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0 ~ 5枚(使用しなくてもよい)。
- 構築条件:
ルーンカードのみで構成されていること。
詠唱を持たないルーンカードの場合、使用するルーラーと属性が一致しているカードのみ投入できる。
同一カードはデッキに 1枚のみ。
必殺を持つルーンカードはデッキに合計で 1枚のみ。
- ルーンデッキは第二の手札的な存在であり、ゲーム開始時は裏向きに配置されるが本人のみ任意に内容を確認できる。
● ストレンジャーデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0枚か、ルーラーによる指定枚数ちょうどのどちらか。
- 構築条件:
使用するルーラーカードで許可された(“ストレンジャー”のアビリティを持つ)場合にのみ用意できる。
投入枚数は使用するルーラーカードで決定される。不要であれば使用しなくてもよい。
カードのサブタイプとして“ストレンジャー”を持つカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 2枚まで。
- ストレンジャーデッキは第二の手札的な存在であり、ゲーム開始時は裏向きに配置されるが本人のみ任意に内容を確認できる。
● その他準備
○ ルーラーカード: 通常は任意の 1枚(パートナーを数体従えている場合もある)。
○ 初期配置用カード: 使用するルーラーによって、個別に指定されたカードを指定数。
○ ゲーム間交換カード: 大会によっては存在。メイン・魔石・補助デッキ分を合わせて 15枚 + ルーラー 3枚。
○ 指定されたゲーム外カード: 使用するルーラーによって必要となる場合に、対象カードを適当数。
○ 各種カウンターや 6面ダイス: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 4000。上限は無し。
- 開始手札: 5枚。上限は 7枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で 1回。不要カードをデッキの底に戻し、戻した枚数と同数を引く。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: リカバー状態。
- カード横: レスト状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置ターンは行動不可)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(ターン終了時などに消滅)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: “Mythic”を持つカード、名称単位で自軍ユニーク。
- リゾネイターの攻撃は相手プレイヤーかレスト状態の相手リゾネイター・Jルーラー 1体のいずれかを対象とし、ブロックリゾネイター・Jルーラーの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのメインデッキ・魔石デッキをシャッフルする。
- エキストラデッキなどの補助デッキを使用する場合、それぞれ裏向きで用意する。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のメインデッキから手札としてカードを 5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ「セットザルーラー」と叫ぶ。
- それぞれ自分の場に、ルーラーカードを表向きに配置する(ゲーム開始時用の効果を持つ場合は、その指示に従うこと)。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
○ リカバリーフェイズ
- 自分の魔石・リゾネイター・ルーラー・Jルーラーをすべてリカバー状態にする。
○ メインフェイズ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 場の魔石を任意でレスト状態にすることで、ウィル(コスト)を発生する。
- 手札のリゾネイターカードをリゾネイターとして配置する。
- 手札のアディションカードをアディションとして配置する。
- 手札のレガリアカードをレガリアとして配置する。
- 手札のカード(通常は専用の詠唱カード)を場の詠唱待機エリアに配置する。
- ジャッジメントを行う(ルーラーを Jルーラーとして場に再配置する)。
- レボリューション オーダーを行う(手札のリゾネイターカードを Jルーラーとして配置し、同時にルーラーをオーダーとして再配置する)。
- コールを行う(魔石デッキの一番上のカードを魔石として場に配置する)。
- 場のリカバー状態のリゾネイター・Jルーラーにより、バトルフェイズを行う(後述、メインフェイズ中何度も発生しうる)。
- 手札の通常・契約詠唱の詠唱カードを使用する。
- ルーンエリア(ルーンデッキ)のルーンカードを使用する。
- 手札の詠唱破棄・詠唱待機の詠唱カードを使用する(相手も使用可)。
- 手札(などルーンエリア以外の場所から)の詠唱/ルーンカードを使用する(相手も使用可)。
- 場に配置した詠唱待機の詠唱カードを使用する(相手も使用可)。
- 場に存在するカードの記載効果を使用する(相手も使用可)。
各バトルフェイズの処理
▽ バトルフェイズ開始ステップ
- ターンプレイヤーが攻撃側となり、バトルフェイズが開始される。
▽ 攻撃宣言ステップ
- 場のリカバー状態のリゾネイター・Jルーラーいずれか 1体をレスト状態にし、攻撃宣言を行う。
※原則として、このターンに配置したジャッジメントしたリゾネイター・Jルーラーでは攻撃宣言を行えない。
- 攻撃対象として、相手プレイヤーか相手の場のレスト状態のリゾネイター・Jルーラー 1体のいずれかを指定する。
▽ ブロック宣言ステップ
- 相手プレイヤーは防御側となりブロックを行うかどうかを選択する。
- ブロックを行う場合、相手プレイヤーは自分の場のリカバー状態のリゾネイター・Jルーラーいずれか 1体をレスト状態にしブロック宣言を行う。
- (各種対応の結果)今回の戦闘における ATK・DEFなどの各種数値が確定する。
- 確定した攻撃対象により以下の処理を行う。
- 攻撃対象が相手リゾネイターまたは Jルーラーの場合:
攻撃対象がリカバー状態の場合、レスト状態となる。
次の“先制戦闘判定ステップ”へ進む。
- 攻撃対象が相手プレイヤーの場合:
攻撃側のリゾネイター・Jルーラーの ATK値分だけ相手プレイヤーライフを減らす。
“先制・通常戦闘判定ステップ”をとばし“戦闘終了ステップ”へ進む。
▽ 先制戦闘判定ステップ
※攻撃側のリゾネイター・Jルーラーが存在し、“先制攻撃”を持つ場合のみ、以下の処理を行う。
- 攻撃側の先制攻撃を持つリゾネイター・Jルーラーが、自分の ATK値分だけ防御側にダメージを与える。
- それぞれにおいて受けたダメージのターン内の累計がDEF値以上となる場合、そのリゾネイター・Jルーラーは破壊され以下の処理を受ける。
- リゾネイターが破壊される場合:
そのリゾネイターは墓地に送られる。
- (ルーラー裏面の)Jルーラーが破壊される場合:
Jルーラーはジャッジメント能力を失ったルーラーに戻り、ルーラーエリアに送られる。
- (オーダーが付いた)Jルーラーが破壊される場合:
- Jルーラーはリゾネイターカードに戻り、墓地に送られる。
- オーダーはルーラーに戻り、ルーラーエリアに送られる。
- (契約状態の)Jルーラーが破壊される場合:
- ルーラーが表向きになり、契約状態から通常状態に戻る。
- 契約詠唱/Jルーラーカードが墓地に送られる。
▽ 通常戦闘判定ステップ
※攻撃側のリゾネイター・Jルーラーが存在する場合のみ、以降の処理を行う。
- 攻撃側の先制攻撃を持たないリゾネイター・Jルーラーと防御側のリゾネイター・Jルーラーそれぞれが、自分の ATK値分だけ相手側にダメージを与える。
- それぞれにおいて受けたダメージのターン内の累計が DEF値以上となる場合、そのリゾネイター・Jルーラーは破壊され以下の処理を受ける。
- リゾネイターが破壊される場合:
そのリゾネイターは墓地に送られる。
- (ルーラー裏面の)Jルーラーが破壊される場合:
Jルーラーはジャッジメント能力を失ったルーラーに戻り、ルーラーエリアに送られる。
- (オーダーが付いた)Jルーラーが破壊される場合:
- Jルーラーはリゾネイターカードに戻り、墓地に送られる。
- オーダーはルーラーに戻り、ルーラーエリアに送られる。
- (契約状態の)Jルーラーが破壊される場合:
- ルーラーが表向きになり、契約状態から通常状態に戻る。
- 契約詠唱/Jルーラーカードが墓地に送られる。
▽ 戦闘終了ステップ
○ エンドフェイズ
- すべてのリゾネイター・Jルーラーの受けたダメージが 0になる。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- それぞれのカードには属性が存在し、さまざまな場面で影響を与える。
- 属性は 光(黄)・炎(赤)・水(青)・風(緑)・闇(紫) の 5種類が存在する。
また上記の属性の他に、特殊属性や無属性なども存在する。
● 魔石とウィルについて
- コスト概念として、ウィルが存在する。
- それぞれのウィルはいずれかの属性を持つ。
- 多くのカードにはウィルコストが記載され、カードを配置・使用する際には、必ず指定分のコストをウィルで支払う必要がある。
指定ウィルコストのうち属性指定コスト分は、それぞれの指定属性を同数のウィルで支払う必要がある。
指定ウィルコストのうちフリーコスト分は、指定コスト分とは別に任意のウィルで数値分だけ支払う必要がある。
- ウィルは通常は場に存在する魔石レスト状態にすることで発生する。
- 魔石 1つをレスト状態にすることで、記載属性のウィルが指定値(通常は 1)だけ発生する。
- ターン終了時にウィルは消滅する。
- 魔石は魔石デッキの魔石カードを場に配置(コール)することで存在する。
- コールはルーラー・Jルーラーのレスト能力であり、メインフェイズに行うことができる。
また Jルーラーは、ルーラーから変化したターンには他の能力同様コールを行えない。
- コールした魔石カードは手札にはならず必ず配置される。よって魔石デッキ内での順番がそのまま魔石の配置順となる。
● (ルーラー以外の)両面カードについて
- メインデッキに投入されるカードの中には、両面にゲーム情報を持つカードが存在する。
- メインデッキに投入する際には、裏面が不透明なスリーブなどでカードの特定ができないようにすること。
- カードによって両面の役割が平等な(任意でどちらかを使用する)場合と、
裏表の枠割が決まってる(表面の効果により裏面が使用できる)場合の 2種が存在する。
- 両面を任意で使い分けられるカードは、以下の特徴を持つ。
- 必ずどちらか一方の面に、もう一方へ裏返るいずれかの効果を持つ。
現状は“時変”・“転化”などが存在し、保有効果によって“時変カード”などといった具合に区別されることがある。
- カードの配置・使用時にどちらか一方の面を任意に選んで使用する。
配置・使用した際には、その時の表側の記載内容のみが参照される。
- 場に配置後も記載能力によってもう一方の面に入れ替わることができる。
記載内容は新たな面の内容が参照されるが、それ以外の項目は従来の状態が引き継がれる。
- カードによっては、表裏の役割が場に配置後も記載能力によってもう一方の面に入れ替わることができる。
記載内容は新たな面の内容が参照されるが、それ以外の項目は従来の状態が引き継がれる。
- 両面の役割が固定されているカードは、以下の特徴を持つ。
- 基本的に表面が一時使用カードで、裏面がその効果により配置される永続カードとなる。
- フィールド以外においては表面の効果のみが参照される。
そして配置後は、裏面の能力のみが能力のみが有効となる。
● ストレンジャー カードについて
- リゾネイターを中心としたカードの一部は、サブタイプとして分類名の後に“ストレンジャー”を持つ。これを“ストレンジャーカード”と呼ぶ。
- “よそ者”の名の通り本来のデッキには入らない。専用のストレンジャーデッキに投入される。
- メインデッキのカードが持つ効果によって、ストレンジャーデッキのカードを手札に加えることができる。
- 投入デッキに関する部分以外は、通常のカードとほぼ同じ扱いを受ける。
● オルタナティブ カードについて
- いわゆる分割カード。1枚のカードに 2種類のカード効果が記載されている。
- 配置・使用する際は、その都度どちらのカードとして使うかを決める。
- コストなどは使用する側に記載された項目を使用する。
● オーダーについて
- 一部のルーラーカードの裏面は Jルーラーではなくオーダー(Order)となっており、従来のルーラーカードとは運用方法が異なる。
- 作中の設定では、このタイプのルーラーは自身を実体化することができない。
代わりにオーダーとして配下のリゾネイターと一体化することで、一時的に Jルーラーとなることができる。
※ニュアンスとしては憑依の一種であり、自身の力をリゾネイターに与えることができる。
- 裏面がオーダーのルーラーは、ジャッジメント能力の代わりに一律で“レボリューション オーダー”能力を持つ。
この能力によってオーダーとなり、リゾネイターと一体化することで Jルーラーへの変化を遂げることができる。
- レボリューション オーダーは、1ターンに付き 1度だけ行うことができる。
リゾネイターが持つ“クイックキャスト”能力と組み合わせれば、相手ターンに行うこともできる。
- これまで登場したすべてのリゾネイターを、レボリューション オーダーの対象とすることができる。
※ただしデッキ構築の都合から、そもそも並存できないリゾネイター(ストレンジャーなど)も存在する。
- レボリューション オーダーは、以下の手順で行われる。
- レボリューション オーダーを発動させる。
- 手札の任意のリゾネイターカード 1枚を、Jルーラーとしてフィールドに配置する。
※リゾネイターの配置ではないので配置コストは不要であり、キャンセルなどの配置妨害効果はすべて無効となる。
- ルーラーを裏返してオーダーに変化させ、Jルーラーに付ける形で場に配置する。
- Jルーラーとなったリゾネイターは、以下の特徴を持つ。
- 基本的には従来の(ルーラーカードの)Jルーラーに準ずる存在であり、フィールドにおいて戦闘を担当する。
※ ATK/ DEF値や属性などの項目は、リゾネイターの記載項目がそのまま使用される。
- Jルーラーである間はリゾネイターとは別の存在となる。リゾネイターを対象とする効果などは一切受けない。
- Jルーラーである間は、オーダーが持つ記載効果が追加される。
- 一部のリゾネイターカードは“レボリューション”能力を持ち、Jルーラーである間だけ記載効果が発動する。
- 戦闘による破壊などで場を離れた場合は、元のリゾネイターカードに戻り(大抵は)墓地に送られる。
同時に付いているオーダーが、元のルーラーとしてルーラーエリアに戻される。
● 契約について
- 一部のルーラーカードの裏面は Jルーラーではなく契約状態(Under contract)となっており、従来のルーラーとは運用方法が異なる。
- 裏面が契約状態のルーラーは、対となる契約詠唱カードが別途存在する。
契約詠唱カードを使用することでルーラーの契約が行われ、Jルーラーがフィールドに配置される。
- 契約は以下の手順で行われる。
- 手札の契約詠唱カードを使用し、ルーラーが契約状態となる(カードを裏返す)。
- 契約詠唱カードを裏返し、Jルーラーとしてフィールドに配置する。
- Jルーラーが戦闘で破壊された時は、契約詠唱/Jルーラーカードは墓地に送られる。
そして契約状態のカードは、ルーラーとして表向きに戻される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ルーラー(Ruler)カード (コスト不要)
- プレイヤーの分身。ただしプレイヤー本人とは微妙に立場が異なる。
- ゲーム開始時に専用の置き場に、ルーラーとして配置される。
- 両面カードであり他カードとは区別される。いずれのデッキにも含まれない。
- 表面が通常のルーラー、裏面が Jルーラー(一部はオーダーや契約状態)となっており、ゲーム開始時にルーラー側で配置される。
- バトルフェイズにおいてルーラーは攻撃対象とはならない(Jルーラーは可能)。プレイヤーへの攻撃はルーラーではなくプレイヤー自身が対象となる。
- 表・裏面ともに、記載されてはいないが一律でコール能力(魔石配置能力)を持つ。
- ルーラーはある種の霊体的な存在で自らによる攻撃はできない。しかし Jルーラーになることで実体化し、相手への直接攻撃が可能となる。
※一部のカードは場のリゾネイターに憑依したり契約したりすることで、一時的な Jルーラーとして戦うことが可能となる。
- 一部のルーラー・Jルーラーは神力の値を持ち、ルーンカードの使用条件として用いられる。
- 一部のルーラーはゲーム開始時の内容を変更する能力を持ち、自分だけ変更された状態でゲームが開始される。
※ J(ジャッジメント)ルーラー
- ルーラーが実態化した状態。戦闘に参加できるだけでなく能力も変化する。
- 現状はほとんどのルーラーカードの裏面が、Jルーラーとなっている。
- ルーラー側には Jルーラーに変化するための条件が記載されており、条件を満たすことでカードを裏返し、Jルーラーとなる(ジャッジメント召喚を行う)。
- ジャッジメント召喚により、置き場がルーラーの置き場から場(フィールド)に変化する。
また“参戦”の能力を持つ場合この時点で効果が発動する。
なおこのターンには Jルーラーは攻撃などの行動が一切行えない。
- 一度 Jルーラーになると、そのゲーム中は原則として元のルーラーに戻ることは無い。
- Jルーラーには ATK/ DEFの値が記載されており、リゾネイター同様に戦闘を行うことができる。
- Jルーラーは戦闘でリゾネイターに準ずる扱いを受けるが、リゾネイターとは別の存在である。よってリゾネイターを対象とする効果などは一切受けない。
- Jルーラーが戦闘で破壊されても、原則として墓地へは送られない。
破壊された Jルーラーはルーラーに戻りルーラーの置き場に戻される。以降ゲーム終了までジャッジメント能力を失う(Jルーラーになれない)。
※ オーダー
- 通常のルーラーとは異なり自分自身だけで実体化できないルーラーが、リゾネイターに憑依している状態。
オーダーという形で一体化することによって、2枚で一体の Jルーラーとなることができる。
- ルーラーの面に“レボリューション オーダー”の能力を持ち、その能力によって手札のリゾネイターを Jルーラーとして配置する。
同時に自身はカードを裏返してオーダーとなり、Jルーラーに付ける形で置き場が場へと変化する。
- オーダー面は属性を持たず、実体も無ければアストラル体になることもない。
- Jルーラーが場を離れた場合は、置き場がルーラーエリアに変化して元のルーラーに戻る。
戻った後は再びレボリューション オーダー能力を使用することができる(ジャッジメントとは異なり、ゲーム中に何度でも行える)。
※ 契約状態
- 通常のルーラーとは異なりジャッジメント能力が失われた世界のルーラーが、外部的な力で実体化した状態。
専用の契約詠唱カードを使用することで、2枚で一体の Jルーラーとなることができる。
- 裏面が契約状態(通常の裏面の色違い)となっている。
契約詠唱を使用した際に時に、契約状態として裏向きとなる(Jルーラー自体は、契約詠唱の裏面に記載されている)。
- 契約状態面は単なる表示マーカー扱いで、契約中は実体も無ければアストラル体になることもない。
- 対応する Jルーラーが場を離れた場合は、表向きとなり元のルーラーに戻る。
戻った後は再び契約詠唱カードを使用することができる。
○ サブルーラー(Sub-Ruler)カード (コスト不要)
- ルーラーの補佐的存在。場にサブルーラーとして配置される。
- ルーラーの相棒だったり武器だったりと、その内容はさまざま。
- 一部のルーラーによって指定された場合に限り、ゲームに投入される。
基本的にメインデッキには入らず、専用のエキストラデッキやゲーム外などに投入される。
- ルーラーやそれに対応するカードの記載効果によって、場のルーラーエリアに配置される。
- 配置後はルーラーに準ずる扱いとなるが、コールや Jルーラー化などはその能力を持っている場合に限られる。
○ 魔石(Magic Stone)カード (コスト不要)
- 魔力であるウィルを生み出す源。場に魔石として配置される。
- 他カードとはと区別され、専用の魔石デッキが用意される。
- 特定属性 1種のウィルを発生させる効果のみを持つ基本の魔石カードと、それ以外の特殊カードに分類される。
基本の魔石カードは魔石デッキに何枚でも投入できる。
○ リゾネイター(Resonator)カード (コスト必要)
- この世界の生物など。場にリゾネイターとして配置される。
- 基本的にはメインデッキに投入される。
- ATK(攻撃力)/ DEF(防御力)の値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- DEF以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
- 原則として配置したターンには、攻撃などの行動が一切行えない。
○ アディション(Addition)カード (コスト必要)
- 魔法の道具や武具など。場にアディションとして配置される。
- メインデッキに投入される。
- 特定の対象に付ける形で配置され、各カードごとにリゾネイターやフィールド自身など付ける対象が記載されている。
- 1つの対象に複数のアディションを付けることができる。
- カードを対象とするアディションの場合、付けた対象が場を離れる時には捨て札となる。
- 他のカードに一時的に付く能力を持ち、普段は単独配置されるカードも一部に存在する。
○ レガリア(Regalia)カード (コスト必要)
- 魔法の道具や武具など。場にレガリアとして配置される。
- メインデッキに投入される。
- システム上はアディションの変種であり、配置がフィールドで効果対象が Jルーラーとなる。
● 一時的に使用するカード
○ 詠唱(Chant)カード (コスト必要)
- プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
- 基本的にはメインデッキに投入される。ただし一部のカードはエキストラデッキやルーンデッキに投入される場合もある。
- 詠唱・詠唱破棄・詠唱待機などの種類が存在する。
- 詠唱待機のカードを除き瞬間使用であり、詠唱待機のカードも効果発動後は墓地へ送られる。
- 詠唱のカードは自ターンのメインフェイズのみに使用でき、相手の行動に割り込んで使用(チェイス)することができない。
- 詠唱破棄のカードはコストを支払えるならいつでも使用でき、チェイスも可能。
- 詠唱待機のカードは 2種類の使用方法を持つ。
ひとつは詠唱破棄のカード(と実質同じもの)としての使用方法で、コストを支払い即座に使用する。
もうひとつは詠唱待機エリアに配置してからの使用で、以下の制約を持つ。
- 配置ターンには使用できず、事前に配置しておく必要がある。
- 配置時には一律で属性を問わない 2ウィルを支払う必要があるが、使用時にはコスト不要。
- 配置は自ターンのメインフェイズのみに限られ、場の詠唱待機エリアに裏向きに配置される。
- 配置したカードは発動条件を満たしている状況ならいつでも表向きにして使用でき、チェイスも可能。
- 可能であれば詠唱待機エリアに何枚でも配置できる。またダミーとして使用できない詠唱待機以外のカードを配置することもできる。
※ 契約詠唱カード
- 詠唱カードの一種で、特定のルーラーを Jルーラーに変化させる。
- 裏表の役割が固定された両面カードとなっており、表面が契約詠唱で裏面が Jルーラーとなっている。
- それぞれ対象となるルーラーが決められており、自分が対象ルーラーを使用している時にのみ使用できる。
- 手札から詠唱カードとして使用した際にすべての条件を満たしていれば、契約として自分のルーラーが裏向き(契約状態)となる。
そのうえでこのカードが裏返り、 Jルーラーとしてフィールドに配置される。
- Jルーラーである間は、通常の Jルーラーとほぼ同じ扱いを受ける。
ただし戦闘で破壊された時は、通常とは異なり墓地に送られる。
○ ルーン(Rune)カード (コストと使用条件が存在)
- ルーラー・Jルーラーが使用する秘儀。神の資質を持つ一部のルーラーのみが使用する。
- 通常のルーンカードの他に、複合カードタイプである詠唱/ルーンカードが存在する。
- 通常のルーンカードはルーンデッキにのみ投入される。
ルーンデッキは第二の手札的な存在である。
- 通常のルーンカードの中には“必殺”を持つカードが存在する。必殺を持つカードはルーンデッキに合計で 1枚だけ投入できる。
- 原則として自ターンのメインフェイズ中に、ルーンエリア(ルーンデッキ)から使用される。
- 使用条件として、残存神力の値以下の記載神力を持つ裏向きのカードのみが使用できる。
- システム上はルーンカードは直接使用するものではない。
裏向きのカードを表向きにすると共にコストを払うことでルーンカードの一時的なコピーが発生し、そのコピーを使用する扱いとなる。
- 表向きにして公開されたカードは墓地へは行かず、そのまま使用済みカードとしてルーンエリアに表向きでとどまる。
場の構成
- 永続カードは、それぞれの場(フィールド)という空間に存在する。
- フィールド以外にも、ルーラーエリア、詠唱待機エリアなどのさまざまな空間が存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は墓地という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: EYE SPY PRODUCTIONS PTE. LTD.
○ 発売開始: 2012年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
Duel Cluster Starter Deck
| 2021/12
| 2種
| 英語版構築済みデッキ
|
Game of Gods
| 2021/12
|
| 英語版ブースター
|
Game of Gods Reloaded
| 2022/2
|
| 英語版ブースター
|
Game of Gods Revolution
| 2022/5
|
| 英語版ブースター
|
Hero Cluster Starter Deck
| 2022/8
| 2種
| 英語版構築済みデッキ
|
A New World Emerges...
| 2022/8
|
| 英語版ブースター
|
The Underworld of Secrets
| 2022/11
|
| 英語版ブースター
|
The War of the Suns
| 2023/2
|
| 英語版ブースター
|
Crimson Moon's Battleground
| 2023/5
|
| 英語版ブースター
|
Clash of the Star Trees
| 2023/9
|
| 英語版ブースター
|
Judgment of the Rogue Planet
| 2023/12
|
| 英語版ブースター
|
Trinity Cluster Starter Deck
| 2024/5
| 2種
| 英語版構築済みデッキ
|
Thoth of Trinity
| 2024/5
|
| 英語版ブースター
|
The Battle at the Sacred Ruins
| 2024/8
|
| 英語版ブースター
|
Timeless Eclipse of the Underworld
| 2024/11
|
| 英語版ブースター
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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