ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『フォース・オブ・ウィル』のルール解説。
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トレーディングカードゲーム フォース・オブ・ウィル
Last Update 2021/8/28 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはルーラーと呼ばれる魔導師となり、部下であるリゾネイターを率いて相手を粉砕する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
神々の戦いが繰り広げられる世界“ヴァルハラ”。この世界と異世界をつなぐゲートの存在により、戦いはさらに激しさをますのであった。
● 本ゲームについて
オリジナルのファンタジーTCGです。タイトルがM:TGの有名カードそのままとかイロモノっぽいですが、内容自体は無難な作品です。
※本ページではルーンが追加された中期のビフレストルールについて説明します。
基本構成
勝利条件
- 相手のプレイヤーライフを 0以下にする。
- 相手のメインデッキが尽きる(ドローフェイズに引けない)。
- 相手が投了する。
- 特定カードに記載された勝利条件を満たす。
事前準備
● メインデッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚以上。
- 構築条件:
“ルーラー・魔石・ルーン”以外のカードで構成されていること(ただし詠唱/ルーンカードは投入可能)。
カードのサブタイプとして“ストレンジャー”を持っていないカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 4枚まで(メインデッキと各種補助デッキを合計して 4枚まで)。
使用するルーラーカードが構築条件を持つ場合、その条件をすべて満たしていること。
※両面カードを投入する場合は、裏面が不透明なスリーブなどでデッキ内での特定ができないようにすること。
● 魔石デッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 10 ~ 20枚。
- 構築条件:
魔石カードのみで構成されていること。
特殊魔石の同一カードはデッキに 4枚まで(基本の魔石カードは無制限に投入可能)。
● エキストラデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0 ~ ルーラーによる指定枚数(現状 5枚)。
- 構築条件:
使用するルーラーカードで許可された(“グリモア”のアビリティを持つ)場合にのみ用意できる。
投入枚数は使用するルーラーカードで決定される(現状は 5枚上限)。不要であれば使用しなくてもよい。
使用するルーラーカードで指定されたカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 1枚のみ(メインデッキとエキストラデッキを合計して 4枚まで)。
- エキストラデッキは第二の手札的な存在であり、ゲーム開始時は裏向きに配置されるが本人のみ任意に内容を確認できる。
- エキストラデッキのカードは、他のカードの効果によって使用される。
● ルーンデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0 ~ 5枚(使用しなくてもよい)。
- 構築条件:
ルーンカードのみで構成されていること。
詠唱を持たないルーンカードの場合、使用するルーラーと属性が一致しているカードのみ投入できる。
同一カードはデッキに 1枚のみ(メインデッキとルーンデッキを合計して 4枚まで)。
必殺を持つルーンカードはデッキに合計で 1枚のみ。
- ルーンデッキは第二の手札的な存在であり、ゲーム開始時は裏向きに配置されるが本人のみ任意に内容を確認できる。
- ルーンデッキのカードは特定の条件によって使用され、ゲーム中はデッキ内に裏向きと表向きのカードが混在する。
● ストレンジャーデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0枚か、ルーラーによる指定枚数(現状 10枚)ちょうどのどちらか。
- 構築条件:
使用するルーラーカードで許可された(“ストレンジャー”のアビリティを持つ)場合にのみ用意できる。
投入枚数は使用するルーラーカードで決定される(現状 10枚ちょうど)。不要であれば使用しなくてもよい。
カードのサブタイプとして“ストレンジャー”を持つカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 2枚まで。
- ストレンジャーデッキは第二の手札的な存在であり、ゲーム開始時は裏向きに配置されるが本人のみ任意に内容を確認できる。
- ストレンジャーデッキのカードは、他のカードの効果によって使用される。
● その他準備
○ ルーラーカード: 任意の 1枚。
○ ゲーム間交換カード: 大会によっては存在。メイン・魔石・エキストラ分を合わせて 15枚 + ルーラー 3枚。
○ 各種カウンターや 6面ダイス: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 4000。上限は無し。
- 開始手札: 5枚。上限は 7枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で 1回。不要カードをデッキの底に戻し、戻した枚数と同数を引く。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: リカバー状態。
- カード横: レスト状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置ターンは行動不可)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(ターン終了時などに消滅)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: “Mythic”を持つカード、名称単位で自軍ユニーク。
- リゾネイターの攻撃は相手プレイヤーかレスト状態の相手リゾネイター・Jルーラー 1体のいずれかを対象とし、ブロックリゾネイター・Jルーラーの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのメインデッキ・魔石デッキをシャッフルする。
- エキストラデッキなどの補助デッキを使用する場合、それぞれ裏向きで用意する。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のメインデッキから手札としてカードを 5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ「セットザルーラー」と叫ぶ。
- それぞれ自分の場に、ルーラーカードを表向きに配置する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
○ リカバリーフェイズ
- 自分の魔石・リゾネイター・ルーラー・Jルーラーをすべてリカバー状態にする。
○ メインフェイズ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 場の魔石を任意でレスト状態にすることで、ウィル(コスト)を発生する。
- 手札のリゾネイターカードをリゾネイターとして配置する。
- 手札のアディションカードをアディションとして配置する。
- 手札のレガリアカードをレガリアとして配置する。
- 手札のカード(通常は専用の詠唱カード)を場の詠唱待機エリアに配置する。
- ジャッジメントを行う(ルーラーを Jルーラーとして場に再配置する)。
- コールを行う(魔石デッキの一番上のカードを魔石として場に配置する)。
- 場のリカバー状態のリゾネイター・Jルーラーにより、バトルフェイズを行う(後述、メインフェイズ中何度も発生しうる)。
- 手札の通常の詠唱カードを使用する。
- ルーンエリア(ルーンデッキ)のルーンカードを使用する。
- 手札の詠唱破棄・詠唱待機の詠唱カードを使用する(相手も使用可)。
- 手札(などルーンエリア以外の場所から)の詠唱/ルーンカードを使用する(相手も使用可)。
- 場に配置した詠唱待機の詠唱カードを使用する(相手も使用可)。
- 場に存在するカードの記載効果を使用する(相手も使用可)。
各バトルフェイズの処理
▽ バトルフェイズ開始ステップ
- ターンプレイヤーが攻撃側となり、バトルフェイズが開始される。
▽ 攻撃宣言ステップ
- 場のリカバー状態のリゾネイター・Jルーラーいずれか 1体をレスト状態にし、攻撃宣言を行う。
※原則として、このターンに配置したジャッジメントしたリゾネイター・Jルーラーでは攻撃宣言を行えない。
- 攻撃対象として、相手プレイヤーか相手の場のレスト状態のリゾネイター・Jルーラー 1体のいずれかを指定する。
▽ ブロック宣言ステップ
- 相手プレイヤーは防御側となりブロックを行うかどうかを選択する。
- ブロックを行う場合、相手プレイヤーは自分の場のリカバー状態のリゾネイター・Jルーラーいずれか 1体をレスト状態にしブロック宣言を行う。
- (各種対応の結果)今回の戦闘における ATK・DEFなどの各種数値が確定する。
- 確定した攻撃対象により以下の処理を行う。
- 攻撃対象が相手リゾネイターまたは Jルーラーの場合:
攻撃対象がリカバー状態の場合、レスト状態となる。
次の“先制戦闘判定ステップ”へ進む。
- 攻撃対象が相手プレイヤーの場合:
攻撃側のリゾネイター・Jルーラーの ATK値分だけ相手プレイヤーライフを減らす。
“先制・通常戦闘判定ステップ”をとばし“戦闘終了ステップ”へ進む。
▽ 先制戦闘判定ステップ
※攻撃側のリゾネイター・Jルーラーが存在し、“先制攻撃”を持つ場合のみ、以下の処理を行う。
- 攻撃側の先制攻撃を持つリゾネイター・Jルーラーが、自分の ATK値分だけ防御側にダメージを与える。
- それぞれにおいて受けたダメージのターン内の累計がDEF値以上となる場合、そのリゾネイター・Jルーラーは破壊され以下の処理を受ける。
- リゾネイターが破壊される場合:
そのリゾネイターは墓地に送られる。
- Jルーラーが破壊される場合:
Jルーラーはジャッジメント能力を失ったルーラーに戻り、ルーラーエリアに送られる。
▽ 通常戦闘判定ステップ
※攻撃側のリゾネイター・Jルーラーが存在する場合のみ、以降の処理を行う。
- 攻撃側の先制攻撃を持たないリゾネイター・Jルーラーと防御側のリゾネイター・Jルーラーそれぞれが、自分の ATK値分だけ相手側にダメージを与える。
- それぞれにおいて受けたダメージのターン内の累計が DEF値以上となる場合、そのリゾネイター・Jルーラーは破壊され以下の処理を受ける。
- リゾネイターが破壊される場合:
そのリゾネイターは墓地に送られる。
- Jルーラーが破壊される場合:
Jルーラーはジャッジメント能力を失ったルーラーに戻り、ルーラーエリアに送られる。
▽ 戦闘終了ステップ
○ エンドフェイズ
- すべてのリゾネイター・Jルーラーの受けたダメージが 0になる。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- それぞれのカードには属性が存在し、さまざまな場面で影響を与える。
- 属性は 光(黄)・炎(赤)・水(青)・風(緑)・闇(紫) の 5種類が存在する。
また上記の属性の他に、特殊属性にあたる 月(橙)・時(黒) や無属性なども存在する。
● 魔石とウィルについて
- コスト概念として、ウィルが存在する。
- それぞれのウィルはいずれかの属性を持つ。
- 多くのカードにはウィルコストが記載され、カードを配置・使用する際には、必ず指定分のコストをウィルで支払う必要がある。
指定ウィルコストのうち属性指定コスト分は、それぞれの指定属性を同数のウィルで支払う必要がある。
指定ウィルコストのうちフリーコスト分は、指定コスト分とは別に任意のウィルで数値分だけ支払う必要がある。
- ウィルは通常は場に存在する魔石レスト状態にすることで発生する。
- 魔石 1つをレスト状態にすることで、記載属性のウィルが指定値(通常は 1)だけ発生する。
- ターン終了時にウィルは消滅する。
- 魔石は魔石デッキの魔石カードを場に配置(コール)することで存在する。
- コールはルーラー・Jルーラーのレスト能力であり、メインフェイズに行うことができる。
また Jルーラーは、ジャッジメント化したターンには他の能力同様コールを行えない。
- コールした魔石カードは手札にはならず必ず配置される。よって魔石デッキ内での順番がそのまま魔石の配置順となる。
● (ルーラー以外の)両面カードについて
- メインデッキに投入されるカードの中には、両面にゲーム情報を持つカードが存在する。
※ルーラーカードも両面ではあるが、ここでいう両面カードとは別の概念である。
- メインデッキに投入する際には、裏面が不透明なスリーブなどでカードの特定ができないようにすること。
※基本的には配置・使用時にスリーブから抜き出してその都度必要な面が見えるようにする。
- 必ずどちらか一方の面に、もう一方へ裏返るいずれかの効果を持つ。
現状は“時変”・“転化”などが存在し、保有効果によって“時変カード”などといった具合に区別されることがある。
- カードの配置・使用時にはどちらか一方の面を任意に選んで使用する(特別な指定が無い限りは、裏返らない側での配置・使用もできる)。
配置・使用した際には、その時の表側の記載内容のみが参照される。
- 場に配置後も記載能力によってもう一方の面に入れ替わることができる。
記載内容は新たな面の内容が参照されるが、それ以外の項目は従来の状態が引き継がれる。
※反対側の面になる条件はそれぞれ異なる。また一度裏返った後で元の面に戻るカードも存在する。
● ストレンジャー カードについて
- リゾネイターを中心としたカードの一部は、サブタイプとして分類名の後に“ストレンジャー”を持つ。これを“ストレンジャーカード”と呼ぶ。
- “よそ者”の名の通り本来のデッキには入らない。専用のストレンジャーデッキに投入される。
- メインデッキのカードが持つ効果によって、ストレンジャーデッキのカードを手札に加えることができる。
- 投入デッキに関する部分以外は、通常の(ストレンジャーを持たない)カードとほぼ同じ扱いを受ける。
● オルタナティブ カードについて
- いわゆる分割カード。1枚のカードに 2種類のカード効果が記載されている。
- 配置・使用する際は、その都度どちらのカードとして使うかを決める。
- コストなどは使用する側に記載された項目を使用する。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ルーラー カード (コスト不要)
- プレイヤーの分身。ただしプレイヤー本人とは微妙に立場が異なる。
- ゲーム開始時に専用の置き場に、ルーラーとして配置される。
- 他カードとは区別され、いずれのデッキにも含まれない。
- 表面が通常のルーラー、裏面が Jルーラー(ジャッジメント・ルーラー)となっており、ゲーム開始時にルーラー側で配置される。
- バトルフェイズにおいてルーラーは攻撃対象とはならない(Jルーラーは可能)。プレイヤーへの攻撃はルーラーではなくプレイヤー自身が対象となる。
- ルーラー・Jルーラーともに、記載されてはいないが一律でコール能力(魔石配置能力)を持つ。
- ルーラーはある種の霊体的な存在で自らによる攻撃はできない。しかし Jルーラーになることで実体化し、相手への直接攻撃が可能となる。
- 一部のルーラー・Jルーラーは神力の値を持ち、ルーンカードの使用条件として用いられる。
※ J(ジャッジメント)ルーラー
- ルーラーが実態化した状態。戦闘に参加できるだけでなく能力も変化する。
- ルーラー側には Jルーラーに変化するための条件が記載されており、条件を満たすことでカードを裏返し、Jルーラーとなる(ジャッジメント召喚を行う)。
- ジャッジメント召喚により、置き場がルーラーの置き場から場(フィールド)に変化する。
また“参戦”の能力を持つ場合この時点で効果が発動する。
なおこのターンには Jルーラーは攻撃などの行動が一切行えない。
- 一度 Jルーラーになると、そのゲーム中は原則として元のルーラーに戻ることは無い。
- Jルーラーには ATK/ DEFの値が記載されており、リゾネイター同様に戦闘を行うことができる。
- Jルーラーは戦闘でリゾネイターに準ずる扱いを受けるが、リゾネイターとは別の存在である。よってリゾネイターを対象とする効果などは一切受けない。
- Jルーラーが戦闘で破壊されても墓地へは送られない。
破壊された Jルーラーはルーラーに戻りルーラーの置き場に戻される。以降ゲーム終了までジャッジメント能力を失う(Jルーラーになれない)。
○ 魔石カード (コスト不要)
- 魔力であるウィルを生み出す源。場に魔石として配置される。
- 他カードとはと区別され、専用の魔石デッキが用意される。
- 特定属性 1種のウィルを発生させる効果のみを持つ基本の魔石カードと、それ以外の特殊カードに分類される。
基本の魔石カードは魔石デッキに何枚でも投入できる。
○ リゾネイター カード (コスト必要)
- この世界の生物など。場にリゾネイターとして配置される。
- 基本的にはメインデッキに投入される。
- ATK(攻撃力)/ DEF(防御力)の値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- DEF以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
- 原則として配置したターンには攻撃などの行動が一切行えない。
○ アディション カード (コスト必要)
- 魔法の道具や武具など。場にアディションとして配置される。
- メインデッキに投入される。
- 特定の対象に付ける形で配置され、各カードごとにリゾネイターやフィールド自身など付ける対象が記載されている。
- 1つの対象に複数のアディションを付けることができる。
- カードを対象とするアディションの場合、付けた対象が場を離れる時には捨て札となる。
- 他のカードに一時的に付く能力を持ち、普段は単独配置されるカードも存在する。
○ レガリア カード (コスト必要)
- 魔法の道具や武具(および非戦闘生物)など。場にレガリアとして配置される。
- メインデッキに投入される。
- システム上はアディションの変種であり、配置がフィールドで効果対象が Jルーラーとなる。
● 瞬間的に使用するカード
○ 詠唱カード (コスト必要)
- プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
- 基本的にはメインデッキに投入される。ただし一部のカードはエキストラデッキやルーンデッキに投入される場合もある。
- 詠唱・詠唱破棄・詠唱待機などの種類が存在する。
- 詠唱待機のカードを除き瞬間使用であり、詠唱待機のカードも効果発動後は墓地へ送られる。
- 詠唱のカードは自ターンのメインフェイズのみに使用でき、相手の行動に割り込んで使用(チェイス)することができない。
- 詠唱破棄のカードはコストを支払えるならいつでも使用でき、チェイスも可能。
- 詠唱待機のカードは 2種類の使用方法を持つ。
ひとつは詠唱破棄のカード(と実質同じもの)としての使用方法で、コストを支払い即座に使用する。
もうひとつは詠唱待機エリアに配置してからの使用で、以下の制約を持つ。
※従来は配置後に通常コストを支払える状態で使用する方法のみであった。
- 配置ターンには使用できず、事前に配置しておく必要がある。
- 配置時には一律で属性を問わない 2ウィルを支払う必要があるが、使用時にはコスト不要。
- 配置は自ターンのメインフェイズのみに限られ、場の詠唱待機エリアに裏向きに配置される。
- 配置したカードは発動条件を満たしている状況ならいつでも表向きにして使用でき、チェイスも可能。
- 可能であれば詠唱待機エリアに何枚でも配置できる。またダミーとして使用できない詠唱待機以外のカードを配置することもできる。
○ ルーン カード (コストと使用条件が存在)
- ルーラー・Jルーラーが使用する秘儀。神の資質を持つ一部のルーラーのみが使用する。
- 通常のルーンカードの他に、複合カードタイプである詠唱/ルーンカードが存在する(後述)。
- 通常のルーンカードはルーンデッキにのみ投入される。
ルーンデッキは第二の手札的な存在である。
- 通常のルーンカードの中には“必殺”を持つカードが存在する。必殺を持つカードはルーンデッキに合計で 1枚だけ投入できる。
- 原則として自ターンのメインフェイズ中に、ルーンエリア(ルーンデッキ)から使用される。
- 使用条件として、残存神力の値以下の記載神力を持つ裏向きのカードのみが使用できる。
※残存神力は、ルーラー・Jルーラーの神力からルーンエリアで現在表向きのカードすべての記載神力を引いた合計値となる。
※つまり 1回のゲームでルーラーの記載神力分までのルーンを使用することができる。
- システム上はルーンカードは直接使用するものではない。
裏向きのカードを表向きにすると共にコストを払うことでルーンカードの一時的なコピーが発生し、そのコピーを使用する扱いとなる。
- 表向きにして公開されたカードは墓地へは行かず、そのまま使用済みカードとしてルーンエリアに表向きでとどまる。
※ルーンエリアには裏向きのカードと表向きのカードが混在するため、扱いには注意すること。
※ 詠唱/ルーン カード
- 詠唱カードとルーンカードの両方のカードタイプを備えた複合カード。
ただしゲーム中任意に使用方法を選ぶものではなく、構築段階でどちらか一方のカードとして投入される。
- メインデッキとルーンデッキのどちらにも投入できる。それぞれのデッキ構築条件を満たした上で、合計 4枚まで投入できる。
- 手札かルーンエリアのいずれかから使用される。
この際ルーンエリアから使う場合は通常のルーンカード、ルーンエリア以外から使う場合は発動条件を持たない詠唱カードとして扱われる。
場の構成
- 永続カードは、それぞれの場(フィールド)という空間に存在する。
- フィールド以外にも、ルーラーエリア、詠唱待機エリアなどのさまざまな空間が存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は墓地という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: FORCE OF WILL (2019以降は EYE SPY PRODUCTIONS PTE. LTD.)
○ 発売開始: 2012年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
新生ヴァルハラクラスタ スターターデッキ
| 2018/9
| 5種
| 構築済みデッキ(64/1700+税)
|
新生ヴァルハラ
| 2018/9
| 110
| ブースター(10/370+税)
|
神世界の訪問者
| 2019/1
| 100
| ブースター(10/370+税)
|
Awakening of the Ancients
| 2019/5
|
| 英語版ブースター
|
The Decisive Battle of Valhalla
| 2019/8
|
| 英語版ブースター
|
ALICE ORIGIN Starter Deck
| 2019/11
| 2種
| 英語版構築済みデッキ
|
ALICE ORIGIN
| 2019/11
|
| 英語版ブースター
|
ALICE ORIGIN II Starter Deck
| 2020/2
| 2種
| 英語版構築済みデッキ
|
ALICE ORIGIN II
| 2020/2
|
| 英語版ブースター
|
ALICE ORIGIN III
| 2020/5
|
| 英語版ブースター
|
Prologue of Attoractia
| 2020/8
|
| 英語版ブースター
|
The Epic of the Dragon Lord
| 2020/11
|
| 英語版ブースター
|
The Magic Stone War - Zero
| 2021/2
|
| 英語版ブースター
|
Assault into the Demonic World
| 2021/5
|
| 英語版ブースター
|
The Seventh
| 2021/8
|
| 英語版ブースター
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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