ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Netrunner』のルール解説。

Netrunner

Last Update 2023/11/18 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは企業または在野ランナーのネットワーク担当者となり、企業案件の維持/奪取に努める。

● 原作
 TRPG『Cyberpunk』シリーズ(基本的には『サイバーパンク 2.0.2.0.』)。

● 世界設定
 サイボーグ化が浸透し、電子データが社会基盤の根本を担うようになった世界。
そんな社会を裏側から支える仕事人として“ランナー”と呼ばれる人々が登場した。
彼らは巨大企業や裏社会などさまざまな者たちからの依頼を、高額な報酬で何でも請け負うプロフェッショナルたちである。
そしてその中で電子ネットワークに特化した一団こそが“ネットランナー”なのである。

● 本ゲームについて
 TCG黎明期の一作で、サイバーパンク世界を舞台としています。
最大の特徴として、立場の違いを反映してプレイヤーごとに使うカードやゲーム運用がそれぞれ完全に異なっています。
帝国と共和国のような)陣営の違いで処理に差がある TCGは他にもありますが、本作ほど突き抜けたものは現在に至るまで確認できません。
この独特な仕様が高いゲームバランスに支えられ、当時は非常に多くのファンを魅了していました。
ただし強烈な個性は同時に弱点でもあり、拡張セット追加の難しさから人気がありつつも続けることはできませんでした。


基本構成

勝利条件

事前準備

● 企業デッキ (R&D: 企業側 1人分のゲームカード)
※本ゲームは企業(Corporation)・ランナー(Runner)の 2つの陣営に分かれて戦うゲームであり、事前にどちらの陣営を担当するかを決めてからデッキを構築する必要がある
(大会などでは、どちらにも対応できるよう両陣営のデッキを用意することが必要となる)。

● ランナーデッキ (Stack: ランナー側 1人分のゲームカード)

● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し(ただし今回使用しなかった方の陣営デッキが、事実上の交換カードとなる)。
○ サイコロ: 通常の 6面ダイスを適当数。
○ ゲーム内資金(Bit): おはじき状の物を一定数。
○ 各種表示用マーカー: メモリユニット表示など各種。それぞれ他とは区別がつくおはじき状の物を適当数。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

● カードの行動表現

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

全体の基本進行

 互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ただしターンの内容は陣営によって異なり、それぞれ以下のどちらかの処理を行っていく。

企業側のターン進行

○ カードドロー

○ アクション

○ ディスカード

ランナー側のターン進行

○ アクション

○ ディスカード

1ゲーム終了時の処理


ルール細則

基本ルール細則

● 企業とランナーについて

● ビットについて

● コストについて

● アドバンスについて

● ダメージについて

● タグについて

カード構成

● 企業側のカード

○ アイス(Ice)カード (配置・レズコスト必要)

○ アジェンダ(Agenda)カード (配置コスト必要)

○ ノード(Node)カード (配置・レズコスト必要)

○ アップグレード(Upgrade)カード (配置・レズコスト必要)

○ オペレーション(Operation)カード (使用コスト必要)

● ランナー側のカード

○ プログラム(Program)カード (配置コスト必要)

※ アイスブレイカー(Icebreaker)

○ ハードウェア(Hardware)カード (配置コスト必要)

○ リソース(Resource)カード (配置コスト必要)

○ プレップ(Prep)カード (使用コスト必要)

場の構成

補助データフォート中央データフォート企業
手札山札捨札
IceIceIceIce
プログラム置き場ランナー
ハードウェア置き場
リソース置き場

商品情報

● メーカー: Wizards of the Coast
○ 発売開始: 1996年

○ ラインナップ

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