ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『INUYASHA』のルール解説。
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INUYASHA Trading Card Game
犬夜叉
Last Update 2009/11/10 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント争奪戦。プレイヤーは戦国時代の日本の住人となり、仲間となる人々や妖怪を率いて砕け散った四魂の球を復活させる。
● 原作
TVアニメ『犬夜叉』。
コミック『犬夜叉』(小学館刊)。
● 世界設定
戦国時代、それは魑魅魍魎が跋扈する世界でもあった。
妖怪たちは強大な力を秘めた四魂の球を得て無限の力を得ることを目指していたが、とあることで球は砕け散りあちこちへ飛散した。
この砕け散った四魂のかけらを集めてもとの球を復活すべく、さまざまな者たちがうごめいていたのである。
● 本ゲームについて
おなじみ犬夜叉のTCGです。日本と同様に海外でも犬夜叉は大人気でした。TV放送開始早々からTCGとなって登場しました。
※バンダイの同名TCGとは別物です。
基本構成
勝利条件
- “四魂のかけら(ゲーム開始時に双方が配置したカード)”を、10枚すべて獲得する。
- 相手のデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 60枚ちょうど。
- 構築条件:
同一カードはデッキに無制限に投入可能(カード自身の制限には従うこと)。
※キャラクターの維持の都合上、ある程度は同一カードが必要となる。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(四魂のかけら): それぞれ 5枚。双方合わせた 10枚を独占した時点でゲームに勝利する。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: それぞれ任意で1回(手札と四魂のかけらを入れ替える)。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻も1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 通常状態。
- カード逆位置: 攻撃宣言状態。
- カード裏向き: 戦闘終了状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(通常状態で配置)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(デッキそのものがコスト概念となる)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 場所カードおよびユニーク指定のあるカード、自軍ユニーク、先出し生存。
※日本語で“伝説”と書かれたカードが存在するが、その文字自体はユニーク処理とは無関係。
- キャラクターの攻撃は、原則として相手キャラクター 1体を対象とする。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ“四魂のかけら”として自分のデッキよりカードを 5枚引き、裏向きのまま場に配置する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを 5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※本ゲームには先攻・後攻の概念はあるにはあるが、基本的には同時に行動を行う。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドロー(Draw)ステップ
- それぞれ自分のデッキからカードを 3枚引いて手札に加える。
○ セットアップ(Setup)ステップ
ターンプレイヤーから順に、それぞれ任意にカードを通常状態で配置する。ここで出せるのは以下のとおり。
- キャラクターカード(最大 2枚まで)
- 場所カード
- アイテムカード
○ バトル(Battle)ステップ
ターンプレイヤーから交互に、以下の処理を任意に行う。
- イベントカードを使用する。
- 場のカードの効果を使用する。
- キャラクターカードで相手のキャラクターカードを攻撃する(後述)。
- 何もしない。
各攻撃の処理
▽ 攻撃宣言
- 自分の通常状態のキャラクターカードのうち任意の 1枚を逆位置にすることで、攻撃の宣言を行う。
- 攻撃宣言に使用したキャラクターカードが、今回攻撃を行うキャラクターとなる。
▽ 攻撃成立の判定
相手の場に(戦闘終了状態を除く)キャラクターカードが存在するかどうか確認する。
- 存在する場合: 次の処理へ進む。
- 存在しない場合: 無条件に攻撃成功となる。“攻撃結果適用”の処理へ進む。
▽ 攻撃対象の判定
攻撃対象の有無を判定する。攻撃対象となるのは、攻撃するキャラクターカードと同じ属性の戦闘力を持つ、戦闘終了状態以外の相手キャラクターカードである。
- 対象がいる場合: 対象となるキャラクターカードから今回の攻撃対象1枚を任意に選択し、次の処理へ進む。
- 対象がいない場合: 攻撃不成立。“攻撃結果適用”の処理へ進む。
▽ 攻撃判定
- 攻撃するキャラクターと攻撃対象が双方ともに持つ属性の中から、今回攻撃に使用する属性を決定する。
- 攻撃するキャラクターと攻撃対象の、今回攻撃に使用する属性に記載された戦闘力を比較する。
- 攻撃側から見た戦闘力の比較結果により、以下のように攻撃の結果を判定する。
- 攻撃対象以上: 攻撃成功。対象は敗北し、かつ戦闘終了状態となる。
- 攻撃対象未満: 攻撃失敗。
- 攻撃したキャラクターカードを戦闘終了状態にする。
▽ 攻撃結果適用
- 攻撃に成功した場合のみ、相手の保有する四魂のかけらをいずれか1枚獲得する。
○ リカバリー(Recovery)ステップ
- それぞれ今回敗北したキャラクターカードの維持・破棄を行う。
場のキャラクターカードと同名のキャラクターカードを手札から 1枚捨てることで、敗北状態を脱し場のカードが維持される。
維持できないキャラクターカードはすべて捨て札となる。
- それぞれ場のキャラクターカードをすべて通常状態にする。
- 自動的に終了を迎える。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクター(Character)カード (配置・維持コスト必要)
- 戦国時代の日本の住人。妖怪や現代の人々なども存在する。
- 日本語で大きく“キャラクター”とカードタイプが書かれている。
- 複数ある属性のうち、いずれか 3つの属性とその保有する属性ごとの戦闘力を持つ。
一致する属性を 1つ以上持っているキャラクター同士でのみ戦闘を行うことができる。
- 攻撃により敗北した際に、維持できなければ破棄される。
維持はリカバリーステップに手札の同名キャラクター 1枚を破棄することで行われる。
○ アイテム(Item)カード (配置コスト必要)
- キャラクターが使用する武器や道具たち。
- 日本語で大きく“アイテム”とカードタイプが書かれている。
- キャラクターカードに付ける形で使用し、1枚のキャラクターカードに対して 1枚のアイテムカードのみ配置可能。
○ 場所(Location)カード (配置コスト必要)
- 戦場となる場所。
- 日本語で大きく“場所”とカードタイプが書かれている。
- 複数配置できるが、同一カードを自分の場に複数配置することはできない。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベント(Event)カード (使用コスト必要)
- ゲーム中におきるさまざまな出来事。
- 日本語で大きく“イベント”とカードタイプが書かれている。
- 原則としてバトルステップに使用し、ステップの終了時に記載効果が終了する。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場とは別に、ゲーム内での勝利ポイントである“四魂のかけら”を配置する“かけら置き場”が存在する。
- かけら置き場は自分のカード置き場と獲得した相手カードの置き場に大別される。
※くれぐれも両者が混じらないように注意すること。
※かけら置き場に配置されているカードは、ゲーム中の内容を確認することはできない。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札置き場という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: Score Entertainment
○ 発売開始: 2004年10月
- ○ ラインナップ
-
- Tetsusaiga(鉄砕牙: 基本セット)
- Kijin(鬼人)
- Jaki(邪鬼)
- Yokai(妖怪)
- Kassen(合戦)
- Saisei(再生)
- Feudal Warfare
- Shimei(使命)
- Tousou(闘争)
- Keshin(化身)
- Tensei(転生)
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