ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『巫法札合戦 犬夜叉』のルール解説。
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巫法札合戦 犬夜叉
Last Update 2019/5/3 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による部隊殲滅戦。プレイヤーは巫法師という過去の日本の術者となり、お供の力を借りて相手を撃破する。
● 原作
TVアニメ『犬夜叉』。
コミック『犬夜叉』(小学館刊)。
● 世界設定
時は戦国、古より伝わる四魂の玉をめぐって数多くの人間や妖怪が争いを繰り広げていた。
この四魂の玉は、ある出来事によって粉々に砕け散ってしまう。
そして今度は飛び散った四魂のかけらをめぐっての戦いが始まるのであった。
● 本ゲームについて
タイムスリップした少女を主人公とする冒険活劇漫画のTCGです。
※Score社の同名TCGとは別物です。
基本構成
勝利条件
- 相手の御供衆をすべて“魂絶”したとき(御供衆をすべて倒したその瞬間)。
- 相手のデッキが尽きる(相手ターン開始時にカードを引けないとき)。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚以上。
- 構築条件: 同一カードはデッキに 4枚まで(初期御供札もこの同一制限に含まれる)。
● その他準備
○ 初期配置用の御供札: 任意の 4枚。すべて名称が異なっていること。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用カウンター: ダメージや毒の表示用、それぞれ適当数。
○ 6面ダイス (サイコロ): 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 開始手札: 0枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は 1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(コスト概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り。
- ユニーク処理: 同名の御供、自軍ユニーク、先出し生存。
- 攻撃は原則としてそれぞれの前衛の御供同士による 1 対 1で行われる。攻撃対象は攻撃側が選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分の初期配置用の御供札を御供として場に配置する
※それぞれ前衛と後衛に任意に振り分けて配置するが、必ず前衛に 1体は配置すること。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する(それぞれサイコロを振り、出目の大きい側が先攻)。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 引札
○ 作戦
以下の行為を任意に行う。
- 御供衆の配置転換: 場のそれぞれの御供衆の前衛と後衛の位置を任意で変更する。
- 呪法を使用する: 手札の呪法札を使用する。
- 備を付ける: 手札の備札を場の御供衆に配置する。
- 御供を交代する: 手札の御供札を場の御供衆と入れ替える。
○ 攻撃
手札から戦法札を使用することで、任意で前衛の御供により以下の攻撃を行う(1ターン 1回のみ)。
各攻撃の処理
▽ 宣言
- 攻撃を宣言する。そして今回攻撃を行う御供として自分の前衛にいる御供の中から任意の 1体を選択する。
- 今回の攻撃対象(攻撃を仕掛ける相手の御供)を、通常は相手の前衛にいる御供の中から任意に 1体選択する。
▽ 攻撃 (本体部分)
- 手札から今回の攻撃で使用する戦法札 1枚を出す。
※使用条件が満たされていなかったりそもそも戦法札が無い場合は、攻撃自体が行えない。
▽ 判定
- 攻撃の成否および成功時のダメージ処理を、以下の手順で行う。
※使用する戦法札によっては、手順の内容が多少変化する場合がある。
- サイの目の項目を条件を持つ場合、1回振って出目が記載値以上であれば成功(失敗した場合は判定の処理を抜ける)。
- 今回の(戦法札や武器の)攻撃属性が、攻撃対象の特性や防具によって無効化されていないかを判定する。
※特性や防具に記載された属性が攻撃属性と一致する場合、今回の攻撃は無効化される(判定の処理を抜ける)。
- 攻撃を行う御供の戦闘力に武器や戦法札などの各種修正を加え、今回の攻撃における戦闘力を算出する。
- 攻撃対象に今回の戦闘力分のダメージを与える(数値分のダメージカウンターを載せる)。
- 攻撃に状態変化の効果がある場合、攻撃対象に状態変化の処理を行う。
▽ 確認
- 攻撃対象のダメージが(防具の耐久力を加えた)魂絶値の値を超える場合、攻撃対象は破壊される(魂絶する)。
破壊された相手の御供は、こちらの四魂のかけら魂縛ゲージに送られる。
○ 確認
- 場の状態を確認し、必要に応じて以下の処理を行う。
- 毒状態の相手の御供札にダメージを与える。
- 眠り状態の自分の御供が眠りから回復する。
- 御供衆の配置の確認(すべて後衛にいるならば一括で前衛扱いになるなど)を行う。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- ほとんどのカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は御供属性と攻撃属性(戦法属性)の 2種類に大別される。
- 御供属性は 風・光・水・闇 の 4種類が存在する。
- 攻撃属性は 斬・打・刺・火・雷・魂・風・撃 など複数の種類が存在する。
● サイコロによる判定について
- 戦法・呪法・護符のカードにはサイの目の項目が存在し、使用条件としてサイコロによる判定が行われる。
- カードの使用時(戦法札は判定のタイミング)にサイコロを 1回振り、出た目がカードの記載値以下であればカードを使用できる。
● 状態変化について
- 場の御供は相手からの攻撃によって、状態変化を起こす場合がある。
- 状態変化の代表的な物として、“毒”と“眠り”が存在する。
- 毒の場合は以下の影響を受ける。
- 毒を受けるごとに毒カウンターが 1つ載せられる。
- 相手ターン終了時に、載っている毒カウンターの個数分だけダメージを受ける。
- 眠りの場合は以下の影響を受ける。
- 眠り状態として、カードが横向きになる。
- 眠り状態の御供は、戦法札が使えない(攻撃できない)。
- 眠り状態の御供は、前衛と後衛との移動ができない。
- 眠り状態の御供は、記載の技が無効化される。
- 自分のターン終了時に、一律で眠り状態から通常状態に戻る。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 御供札 (基本的には配置条件無し)
- 戦いを共に進める仲間たち。場に御供衆として配置される。
- ゲーム開始時にそれぞれ場に 4体ずつ配置される。以降は(交代などはあるが)4体で戦い続けることになる。
- ゲームの勝利条件となっており、すべて倒された(魂絶した)時にゲームに敗北する。
- 戦闘力の値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- 種別や性格・属性などの項目を持ち、さまざまな場面で使用される。
- 任意で自分の場の御供と手札の御供札を交代することができる。交代の条件などは以下の通り。
- 交代は 1 対 1で行われる。
- 交代しても、自分の場に同名の御供が複数存在しないこと。
- 従来の御供と、御供それに付いていた備札は破棄される。
- 状態変化は引き継がれない。毒ダメージはすべて除去され、通常状態となる。
- 受けているダメージはそのまま引き継がれる。
- 一部のカードは初期配置には使用できず、御供の交代によってのみ配置できる。
- ダメージが魂絶値の値以上となった時に破壊される(魂絶する)。受けたダメージは蓄積する。
破壊された時は四魂のかけら扱いとなり、相手の魂縛ゲージに送られる。
○ 備札 (基本的には配置条件無し)
- 御供たちが使用する武器など。場に備として配置される。
- 強化内容に応じて、武器と防具の2種類に大別される。
- 場の自分の御供の下側に付ける形で場に配置される。
- 1体の御供に対して、武器と防具をそれぞれ 1枚ずつまで配置できる。
- 原作での形状によって、杖・刀・符・弓・衣 などさまざまな種別が存在する。
- 武器の場合は以下の特徴を持つ。
- 戦闘力の値を持ち、付けた御供の戦闘力を強化する。
- 属性の項目を持ち、付けた御供が“撃”属性の戦法札を使用した際の攻撃属性として使用される。
- 性格の項目を持ち、属性の補足要素として用いられる。
性格には 斬撃・打撃・刺撃・火撃・雷撃・魂撃・弓矢 などの種類が存在する。
- 防具の場合は以下の特徴を持つ。
- 耐久力の値を持ち、付いている間は御供の魂絶値を増強する。
- 属性の項目を持ち、付けた御供が攻撃を受けた際に守られる攻撃属性が指定される。
- 性格の項目を持ち、属性の補足要素として用いられる。
性格には 防斬・防打・防刺・防火・防雷・防魂・防風・防毒 などの種類が存在する。
● 瞬間的に使用するカード
○ 戦法札 (使用条件が存在)
- 御供たちが攻撃を行う際の、さまざまな攻撃技。
- 基本的には、攻撃を行うには戦法札が必要となる(攻撃呪法による攻撃も存在するが、これは例外措置となる)。
- 通常戦法・特技・必殺 の3種類に大別される。
- 戦闘力、変化戦闘力の値が存在し、攻撃の際に使用される。
戦闘力は一般的な戦闘における修正値であり、変化戦闘力は記載条件を満たしたときの追加の修正値となる。
- 戦法札の中で必殺は強力な攻撃方法であり、 使用条件として 使い手・相棒(共に場に存在する御供) が指定されている。
- 戦法札の中で特技は武器を用いた攻撃方法であり、 使用条件として 使い手・(使い手が保有している)備 が指定されている。
○ 呪法札 (使用条件が存在)
- プレイヤーが使用する、さまざまな呪術。
- 使用目的によって、援護・回収・補助・妨害・回復・引札・攻撃 などさまざまな種別が存在する。
- 呪法の中で攻撃目的のカード(攻撃呪法)は、使用することで攻撃を行うことができる。
※戦法札による攻撃は 1ターンに 1回しか行えないが、それとは別の処理として御供に攻撃を行わせることができる。
なお攻撃呪法には、戦法札と同じように攻撃属性が記載されている。
○ 護符札 (使用条件が存在)
- プレイヤーが使用する特殊な護符など。いわゆるカウンター専用カードである。
- 相手ターンにのみ使用でき、使用タイミングや使用方法はカードごとに異なる。
- 使用目的によって、戦法阻止・呪法阻止・備阻止・交代阻止 といったさまざまな種別が存在する。
それぞれ特定の行動を妨害する役割を持つ。
場の構成
後衛 | 敵陣後衛 |
前衛 | 敵陣前衛 |
|
前衛 | 自陣前衛 |
後衛 | 自陣後衛 |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場は前衛と後衛という空間に大別される(上図は場の構成図)。
- 場の他にも、四魂のかけら魂縛ゲージなどがが存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はトラッシュという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2001年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
撃滅! 鬼神降臨
| 2001/10
| 42
| カードダス(4/100)
|
スターターボックス
| 2001/11
| 1種
| スターター(40/1000)
|
必殺! 五星集結
| 2001/11
| 84
| ブースター(8/191)
|
襲来! 闇の刺客
| 2002/1
| 42
| カードダス(4/100)
|
怨舞! 傀儡の宴
| 2002/3
| 84
| ブースター(8/191)
|
炸裂! 新奥義
| 2002/5
| 42
| カードダス(4/100)
|
幻花! 繚乱の黒巫女
| 2002/7
| 84
| ブースター(8/191)
|
スターターボックス2
| 2002/9
| 3種
| スターター(40/1000)
|
激突! 因縁の絆
| 2002/10
| 42
| カードダス(4/100)
|
復刻! 父君の章/爆流の章
| 2002/12
| 84
| ブースター(8/191)
|
急襲! 七刃の刺客
| 2002/12
| 43
| カードダス(4/100)
|
決戦! 四魂七傑
| 2003/5
| 43
| カードダス(4/100)
|
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