ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『カードキャプターさくら』のルール解説。
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カードキャプターさくら クリアカード編
トレーディングカードコレクション
Last Update 2018/4/21 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは木之本桜の友人? となり、キャラクターの力を借りてクリアカードを集めて回る。
● 原作
TVアニメーション『カードキャプターさくら』。
コミック『カードキャプターさくら』(講談社刊)。
● 世界設定
中学生となった桜たち。ある日桜が不思議な夢を見たことにより、新たなカードの収集が始まったのである。
● 本ゲームについて
一世を風靡した『カードキャプターさくら』の続編をテーマとするTCGです。劇中のカード捕獲を再現しています。
基本構成
勝利条件
- 個別勝負を繰り返し、先に3勝する(固着ZONEに表向きの精霊カードが3枚存在する)。
事前準備
● 山札(1人分のゲームカード)
※本ゲームでは山札と精霊カードを合わせてデッキと呼ぶ。
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
精霊カード以外のカードで構成されていること。
同一カードはデッキに3枚まで。
● 精霊カード(精霊カード山札:1人分の補助カード)
- デッキ枚数: 5枚ちょうど。
- 構築条件:
精霊カードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに2枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(個別勝負での勝利): 0勝。以後蓄積する。
- 開始手札: 7枚。上限も7枚(対決終了時に調整を行う)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード表: 通常配置。
- カード裏: 条件が合わないときの配置。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り(逆に不足時は補充する)。
- ライブラリアウト: 無し(捨て札置き場のカードを再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘は存在しないが、コンボの有無や魔力の大小といったプレイヤー単位での優劣比較が存在する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれの精霊カードを裏向きの任意順で精霊カード山札置き場に配置する。
- それぞれの山札をシャッフルする。
- それぞれ自分の山札から手札としてカードを7枚引く。
- (最初の勝負における)先攻・後攻を決定する(じゃんけんを行い勝者が先攻)。
全体の基本進行
個別対決としての勝負を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
1回の勝負の進行
○ 精霊カードを出す
- それぞれが精霊カード山札の一番上のカードを、今回の精霊として精霊カード置き場に表向きに配置する。
○ それぞれのターンの進行
先攻から順にターンと呼ばれる手順を、それぞれの場のキャラクター置き場とSPカード置き場のすべてにカードが配置されるまで繰り返す。
1回のターン(自分の手番)の処理
▽ カードを引く
▽ カードを配置する
- 手札の任意のカード1枚を、自分の場に以下の条件で配置する。
- キャラクター置き場:
精霊カードの該当箇所に対応する部分の属性と一致するキャラクターカードならば表向き、
それ以外のカードならば裏向き(のキャラクターカード扱い)で配置する。
※表向きのキャラクターの場合、記載効果が発動する。
※精霊カードの対応位置が無属性の時は、キャラクターカードのすべての属性が一致扱いとなる。
- SPカード置き場:
裏向きで配置する。
※SPカードが無ければキャラクターカードも配置できるが、この場合何の効果も持たないカード扱いとなる。
○ 魔力の合計
- それぞれ自分の場のキャラクター置き場に配置されたキャラクターの記載魔力値を合計し、今回の勝負における合計魔力値とする。
○ SPカードの効果を発動する
- 合計魔力値の小さい側のプレイヤーから順に、SPカード置き場のカードを表向きにして、記載効果を適用する。
○ コンボの成立
- それぞれ自分の場のキャラクター4枚がすべて同一魔力値か同一属性である場合、コンボが成立する。
- いずれか一方のプレイヤーのみがコンボを成立させた場合、今回の勝負はそのプレイヤーの勝利となる。
その場合は“合計魔力を比べる”の処理を飛ばし、精霊カードを固着する処理へ進む。
※双方がコンボを成立させたか双方とも成立させられなかった場合は、そのまま次の処理に進む。
○ 合計魔力を比べる
- それぞれ合計魔力に各種修正を加え、最終的な合計魔力を算出する。
- それぞれの合計魔力を比較し、値が大きい側が今回の勝負に勝利する。
※値が同じ場合は、先攻の勝利となる。
○ 精霊カードを固着する
- 今回の勝負に勝利したプレイヤーは精霊カードを固着した(クリアカードにした)扱いとなり、自分の場の精霊カードを表向きで固着ZONEに送る。
- 勝利できなかったプレイヤーは固着に失敗した扱いとなり、自分の場の精霊カードを裏向きで固着ZONEに送る。
- それぞれ自分の場のカードをすべて捨て札置き場に表向きで送る。
- この時点で勝負に3回勝っていれば、ゲームそのものの勝利者となる。
○ 手札を調整する
- それぞれ手札が8枚以上の場合は7枚になるようカードを捨て、6枚以下の場合は7枚になるよう山札からカードを引く。
- 先攻と後攻を交代する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- 精霊カードとキャラクターカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 火・水・風・土・光・闇 および無属性の計7種が存在する。
- 精霊カードには四隅に1つずつの計4箇所、キャラクターカードには1つの属性が記載されている。
キャラクターの配置時にはこの属性が用いられ、精霊カードの置き場に対応する位置の属性と一致する属性の場合にのみ表向きで配置できる。
● コンボについて
- 1回の勝負で勝利するための基本条件として、コンボの概念が存在する。
- 自身のキャラクターカード置き場のカード4枚が、すべて同一魔力値か同一属性(あるいはその両方)で統一された場合にコンボが成立する。
※裏向きのキャラクターカードは魔力も属性も存在しない扱いであるため、裏向きのキャラクターがいる時点でコンボは不成立となる。
- 1回の勝負においていずれか一方がコンボを成立した場合、成立させたプレイヤーの勝利となる。
- コンボは勝敗の最優先基準であるが、コンボ間での種類の違いによる優劣は存在しない。
双方がコンボを成立させた(またはどちらも失敗した)場合は合計魔力の値の大小による勝利判定となる。
カード構成
● 一時的に配置されるカード
○ 精霊カード(コスト不要)
- 街に出没する精霊と思しき存在たち。固着(セキュア)してクリアカードとすることで捕獲できる。
- 精霊カード山札に入れて使用される。
- 1回の勝負の開始時にそれぞれ1枚ずつ場の精霊置き場に配置され、勝負の終了時に固着ZONEに送られる。
- カードの四隅にそれぞれいずれかの属性が記載され、キャラクターの配置条件となる。
○ キャラクターカード(配置条件が存在)
- クリアカード収集に協力してくれる人物など。場にキャラクターとして配置される。
- 山札に入れて使用される。
- 場の4箇所あるキャラクター置き場に、それぞれ1枚ずつ配置される。
- 魔力の値を持ち、プレイヤーの戦力となる。
- 属性が記載されており、配置条件として使用される。
属性が精霊カードの対象位置の記載属性と一致する(もしくは精霊側が無属性)の場合に、表向きで配置できる。
- 属性が精霊と一致しない場合でも、裏向きのキャラクターとしてキャラクターカード置き場に配置することができる。
裏向きのキャラクターは魔力も属性も持たないキャラクターとして扱われ、記載効果は発動しない。
※他のカードの効果により後から表向きになった場合、記載効果は発動しないが表向きのキャラクターとして属性に関わらず存在できる。
- 1回の勝負の決着がついた時点で、すべて捨て札となる。
- 本来の役割とは別に、裏向きのSPカードとして配置することもできる。この場合表向きになっても何の効果も持たないカードとして扱われる。
○ SPカード(コスト不要)
- クリアカード収集のためのさまざまな技能など。
- 山札に入れて使用される。
- 1回の勝負において、それぞれ1枚だけ使用できる。
- 場のSPカードに裏向きで配置し、全員のターン終了後に表向きとなり効果を発動する。
- 1回の勝負の決着がついた時点で、すべて捨て札となる。
- 本来の役割とは別に、裏向きのキャラクターカードとして配置することもできる。この場合表向きになっても裏向きキャラクターとして扱われる。
場の構成
| | |
キャラクターカード置き場 | |
キャラクターカード置き場 |
精霊カード置き場 |
キャラクターカード置き場 | キャラクターカード置き場 |
|
| SPカード置き場 | |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場は精霊カード置き場・キャラクターカード置き場・SPカード置き場という空間に大別される(上図は一人分の場の構成図)。
- キャラクターカード置き場は精霊カード置き場の四隅を取り囲む形で4箇所存在する。
- 使用した山札のカードは捨て札置き場という空間に集められる。
- 使用した精霊カードは固着ZONEという空間に集められる。
勝負で勝利したときは表向き、勝利できなければ裏向きで配置されるため、勝利数の表示カウンターとしても機能する。
商品情報
● メーカー: タカラトミー
○ 発売開始: 2018年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
スターターセット
| 2018/4
| 2種
| 構築済みデッキ(35/1200+税)
|
ブースターパック
| 2018/4
| 90
| ブースター(5/300+税)
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