ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『キン肉マン』のルール解説。
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キン肉マン マッスルカードファイト
Last Update 2006/4/4 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による総力戦。プレイヤーは超人レスラー軍団の指導者となり、仲間の超人たちを率いて相手をノックアウトする。
● 原作
TVアニメ『キン肉マン』および『キン肉マン2世』シリーズ。
コミック『キン肉マン』および『キン肉マン2世』シリーズ(集英社刊)。
● 世界設定
超人、それは人間に似ているがまったく異質な種族の総称。共通点は2つの心臓を持っている程度で、各個体により出身惑星も組成物質もばらばらである。
その大半は 2 ~ 50メートル程度の幅で任意に巨大化・縮小化を行い、星間飛行や物質通過など通常の物理法則では説明できない能力を備えている。
しかし彼らの強大すぎる力はこれまでさまざまな惑星で大規模災害を巻き起こしてきたため、いつしか紳士協定が結ばれ、超人同士の争いごとはレスリングに似た格闘スポーツで決着をつけるようになった。
今やどんなに悪徳で残虐な超人でさえ、(試合に勝った結果ゆえの恐怖支配を除けば)リングの外では紳士なのである。
● 本ゲームについて
いまだに根強い人気を誇るキン肉マンのTCGです。ただし本作はあくまでもトレーディングカードとしての側面が強く、カードゲームはおまけ要素として考えたほうがよさそうです。
基本構成
勝利条件
- ゲーム終了時点(すべての手札使用時)で、戦況有利な超人の数が多い。
※戦況が互角の場合は、保有しているクソ力 チップの総数が多いほうの勝利となる。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 15枚ちょうど。
- 構築条件:
サポートカードのみで構成されていること。
同一カードの投入数は特に制限無し。
● 超人カード (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 5枚ちょうど。
- 構築条件:
超人カードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 1枚のみ。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ クソ力 チップ: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- クソ力チップ (各超人単位): 0個。以後蓄積する。
- 開始手札: 7枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 戦況有利・互角の状態の超人。
- カード横: 戦況不利な超人。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行。手札のみが終了条件に影響する)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(当初から場に存在する)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 有り(クソ力チップとして存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 超人カード、自軍ユニーク、先出し等の判断は考慮不要。
- 戦闘は常に対面した相手超人との 1 対 1 の組単位で、同時に 5つの対戦が行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ場に 5枚の超人カードを配置する。それぞれ相手カードと対になる形に配置すること。
※この時点で対になった超人同士が対戦することになるので、配置にはじゅうぶん注意すること。
※特に指示されてはいないが、裏向きに配置して配置完了後に表向きにしたほうがよいかもしれない。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを 7枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一巡(後攻のターンが終了)するごとに戦況判定を行う。
双方の手札が無くなった時点でゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ カードドロー
○ サポートカードの使用
- 任意で手札のサポートカードを1枚、場の超人に付ける。
※ルール上は明記されていないが、場の超人のサポート上限のために手札が使用できない状況が発生する。その場合には手札を1枚捨て札とすること。
- サポートカードを付けられた超人はパワーの値の修正を受けるとともに、クソ力 チップを獲得する。
○ 必殺技の使用
- 各超人ごとに、任意で獲得したクソ力 チップを消費することで、その超人を必殺技使用状態とする。
● 戦況判定
- それぞれの対戦組単位で、相手超人とのパワーを比較する。
- 比較した結果、パワーの大きい側の超人を戦況有利・小さい側の超人を戦況不利状態にする(値が同じ場合は双方とも戦況有利扱いとする)。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 超人カード (コスト不要)
- レスリング? の試合を行う超人選手たち。
- 攻撃力としてのパワーの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- パワーの値は通常時と必殺技使用時の 2種類が存在し、ゲーム開始時には通常時の値を使用する。
- 記載されたサポートカード上限数までサポートカードを使用する(付ける)ことができる。
- 記載された値のクソ力チップを消費することで必殺技使用状態となる。
必殺技使用状態となることで、使用するパワーの項目が変更されるとともに記載された効果が発動する。
必殺技使用状態はゲーム終了時まで維持される。
- 双方のターンごとに戦況の判定が行われ、その時点での有利・不利が判定される。
○ サポートカード (コスト不要)
- 試合中におきるさまざまな出来事。
- 場の超人カードに付ける形で配置し、超人の能力の向上やクソ力チップの獲得に使用する。
- パワーの修正値を持ち、付けた超人のパワーを修正する。
※ルールには記載されていないが、サポートカードの修正値にはあきらかに“万”の単位が抜けている。実際の対戦時には記載修正値を 1万倍した値を使用すること。
- カード配置時に、記載された分のクソ力チップを場の超人が獲得する。
- 超人カード 1枚に付き、そのカードに記載されたサポートカード上限数まで付けることができる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場には 5枚の超人カードが並べられる(上図は場の構成図)。
対戦はそれぞれ対面位置にいる超人同士により行われる。
- 捨て札の概念は存在しないが、余った手札の処分先として擬似的な捨て札置場は存在する。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2006年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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基本セット
| 2006/3
| 50
| ブースター(6/263)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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