ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『キン肉マン2世カードゲーム』のルール解説。
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キン肉マン2世 カードゲーム
Last Update 2018/11/17 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による手札破壊戦。プレイヤーは超人レスラーのリーダー格となり、持てる技を駆使して相手をマットに沈める。
● 原作
TVアニメ『キン肉マン2世』。
コミック『キン肉マン』および『キン肉マン2世』シリーズ(集英社刊)。
● 世界設定
強大な力を持ち、巨大化も思いのままの超人と呼ばれる種族たち。
あまりにも強すぎる力でまわりに被害を与えないように、すべての諍いはリング上でのレスリング形式で決着をつけるようになっていた。
そして時は流れ、かつての英雄の子どもたちが青年へと成長をとげていたのである。
● 本ゲームについて
かつて一世を風靡したキン肉マンの続編です。プロレスを意識したシステムとなっています。
今回は基本となるシングルファイトルールについて解説します。
基本構成
勝利条件
- 勝敗フェイズの時点で相手の手札(スタミナ)を 0にする。
- 勝敗フェイズで同時に手札が尽きたときに、残っているパワーゲージが相手より多い。
- 互いに山札が尽きてから、次のタッチフェイズの終了時点で残り手札が相手より多い。
事前準備
● デッキ(山札:1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 31枚ちょうど。
- 構築条件:
同一カードはデッキに 3枚まで。
必ず超人カードが 1枚は入っていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用マーカー: パワーゲージ表示用などを適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(スタミナ): 現在の手札枚数がライフに相当する。
- 開始手札: 自身が現在使用している超人の記載スタミナ値分の枚数。上限も同じ。
- マリガン: 手札に超人カードが無い時、本人のみシャッフルして引き直す。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: ゲーム終了条件となる(双方が尽きた後に最後の1手順を行う。それまではそのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 不可(2人対戦用)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 有り(パワーゲージとして蓄積)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: プレイヤーライフ概念(手札枚数)のみが存在。
- ユニーク処理: 選手カード、自軍ユニーク、任意生存。
- 超人の格闘は、それぞれのリング上にいる 1 対 1 で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから超人カードを1枚を、それぞれのリング中央に(最初に戦う)超人として配置する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のリング上の超人の記載スタミナ値の枚数だけ、手札としてデッキからカードを引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ自分の配置した超人に記載された超人パワーの値分だけ、パワーゲージを獲得する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※双方のデッキが尽きた時は、最後にもう1ターンだけ行ってゲーム終了となる。
※ターンプレイヤーが攻撃側、相手プレイヤーが防御側となる。
ターン(自分の手番)の進行
○ 応援フェイズ
- 攻撃側から順に、それぞれ任意で手札のサポートカードを使用する。
- 攻撃側のみ、任意で手札の超人カード1枚を場の応援席に配置する。
※1回に付き1枚で、配置上限は3枚まで。
○ 格闘フェイズ
- 攻撃側が任意で手札の技カードを場のタイミングに出す。出す条件は以下のとおり。
- 記載の技タイプが、場の超人カードの技タイプ(のいずれか)と一致しているカードのみ出すことができる。
- 3枚まで出すことができる。
- 自分のタイミングが 1 ~ 3 と 3箇所あるので、任意の箇所に割り振って裏向きで配置する。
※1か所に全部まとめて配置してもいいし、それぞれに1枚ずつ配置してもよい。
- 防御側が任意で手札の技カードを場のタイミングに出す。出す条件は以下のとおり。
- 記載の技タイプが、場の超人カードの技タイプ(のいずれか)と一致しているカードのみ出すことができる。
- 3枚まで出すことができる。
- 攻撃側がカードを配置したタイミング箇所に対応する箇所にのみ裏向きに配置することができる。
※配分は可能な範囲で任意。攻撃側が分散配置している場合、防御側はその中のいずれか1か所にまとめて配置してもよい。
- それぞれの技カードをすべて表向きにする。
表向きにしたカードに特殊効果がある場合、攻撃側・防御側の順で効果を発動する。
- 攻撃側から順に、それぞれ任意で手札のサポートカードを使用する。
- それぞれのタイミング1の箇所にあるすべての技カードの攻撃力を、各種修正を加えた上で合計する。
タイミング1の箇所同士での攻撃力を比較する。値が大きい側はそのまま場に残し、値が小さい側のタイミング1の技カードをすべて捨て山に送る。
※攻撃力が同値の場合はどちらも値が小さい扱いとなり、どちらも技カードをすべて捨て山に送る。
※どちらもカードが無いかどちらか一方だけカードがある場合は、攻撃力に関わらずそのままの状態を維持する。
- それぞれのタイミング2の箇所において、タイミング1の箇所の処理同様に攻撃力を合計・比較し、値が小さい側のカードを捨て山に送る。
- それぞれのタイミング3の箇所において、タイミング1の箇所の処理同様に攻撃力を合計・比較し、値が小さい側のカードを捨て山に送る。
○ 勝敗フェイズ
- 攻撃側から順に、それぞれ任意で手札のサポートカードを使用する。
- それぞれ自分のタイミング 1 ~ 3 の箇所に残っている技カードの枚数を合計し、その値分の枚数だけ相手の手札を捨てさせる(カードは相手が選ぶ)。
- ゲームの勝敗判定を行う(手札が 0枚のプレイヤーはゲームに敗北する)。
- それぞれ場の技カードをすべて捨て山に送る。
○ 回復フェイズ
- 攻撃側から順に、それぞれ任意で手札のサポートカードを使用する。
- 攻撃側のみ、自分の応援席に存在する超人カードの記載応援値を合計する。
手札上限(リング上の超人の記載スタミナ値)を超えない範囲で、合計値分の枚数までデッキからカードを引き手札に加える。
○ タッチフェイズ
- 攻撃側から順に、それぞれ任意で手札のサポートカードを使用する。
- 攻撃側のみ、任意で超人カードの入れ替えを以下の手順で行う。
- 自分の場のリング中央の超人カードと、応援席の任意の1枚の超人カードの間で入れ替えを行う。
- 入れ替える超人の名称が異なる場合は、手札を1枚破棄する(同名超人の場合は破棄しない)。
- パワーゲージを、新たなリング中央にいる超人に記載の超人パワーの値に上書きする。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 技タイプと属性について
- 超人カードと技カードには技タイプが存在し、格闘などで使用される。
- 属性は 打撃・関節・投げ・特殊 の 4種類が存在する。
- 技カードは、リング中央の超人が持つ技タイプのいずれかと一致するカードのみが使用できる。
- 技タイプとは別に属性が存在する。属性は原作における所属勢力を表し、さまざまな場面で使用される。
● パワーゲージについて
- 技・サポートカードにはコストの概念が存在し、カードの使用時には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストはパワーゲージを使用することで支払うことができる。
- 超人がリング中央に配置された時に、記載超人パワーの値がそのままパワーゲージとなる。
- 使用するカードの記載消費パワーの値分だけ、パワーゲージがその都度減少する(消費される)。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 超人カード(コスト不要)
- プレイヤーの分身とその仲間たち。場に超人として配置される。
- それぞれの場のリング中央と応援席に配置される。
- リング中央にはゲーム開始時から1体が存在しつづける。ただし途中で入れ替わることがある。
- それぞれの応援席には3枚まで配置できる。
3枚目以降は、応援席の任意の1枚を破棄したうえで新たに配置する。
- 同名超人は1枚しか配置できない。
- 技タイプのアイコンを持ち、対応する技のみ使用できる。
- スタミナの値を持ち、初期手札および手札上限の枚数として使用される。
- 応援の値を持ち、応援席上において手札補充の際に使用される。
- 超人パワーの値を持ち、カード使用のコスト源として使用される。
● 一時的に場にとどまるカード
○ 技カード(コスト必要)
- リング上の超人が使用する技。
- それぞれ3か所あるタイミングに一旦裏向きで配置し、表向きにしてから使用される。
- 技タイプのアイコンを持ち、リング上の超人が対応している場合に使用できる。
- 攻撃力の値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 攻撃力比較で残ったカードが相手(手札)への攻撃となる。その後すべて捨て山に送られる。
● 瞬間的に使用するカード
○ サポートカード(コスト必要)
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場は、リング中央や応援席、3箇所のタイミングという空間に大別される(上図は場の構成図)。
- それぞれリング中央に 1体、応援席に 3枚までの超人カードが配置される。
- それぞれのタイミングは 1から3 までの箇所が存在し、それぞれ独立して同一番号同士での技の有効判定(相手へのダメージ処理)が行われる。
- カードの使用後は捨て山という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2002年2月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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新世代超人登場! 編
| 2002/2
| 62
| ブースター(8/191)、カードダス(4/100)
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ジェネレーションエクセレント編
| 2002/6
| 62
| ブースター(8/191)、カードダス(4/100)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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