はじめの一歩 カードゲーム
RUSH ＆ RUSH

Last Update 2018/11/24 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるデッキ破棄競争。プレイヤーはプロボクサーとなり、怒涛の攻撃で相手に競り勝つ。

● 原作
　TVアニメ『はじめの一歩』。
　コミック『はじめの一歩』（講談社刊）。

● 世界設定
　ボクシング、それは拳と拳がぶつかりあう 1 対 1 の格闘技。グローブを付けた強烈なパンチで相手を打ちのめすのだ。

● 本ゲームについて
　ボクシング漫画のTCGです。別々のデッキを用いて“トランプゲームの戦争”を行うようなシステムとなっており、スピーディーな展開が繰り広げられます。

基本構成

勝利条件

• デッキとコーナーをすべて使い切る。ただし最後に出すカードはラウンドカードであること。
  ※どちらも最後にスペシャルカードを残してしまった場合は引き分けとなる。

事前準備

● デッキ（山札： 1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 30枚ちょうど。
• 構築条件：
  　同一カードはデッキに3枚まで。
  　ラウンドカード28枚とスペシャルカード2枚で構成されていること。
  　相手と区別が付くように、それぞれ異なる柄のカードスリーブを使用することが望ましい。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• 勝利ポイント： デッキそのものが勝利ポイントに連結する。少なくなるほど良い。
• 開始手札： 場のコーナーが手札概念に相当する。常に3枚を維持。
• マリガン： 無し。
• ファーストドロー制限： 無し。

その他構成

● 基本構成細則

• カードの行動表現： 無し。
• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： そのまま続行（自身のカードを出し切ることが勝利条件となる）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 無し。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（蓄積コストの概念が存在しない）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• カード使用は条件を満たしたうえでの早出しで解決される。

ゲームの流れ

開始準備

• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれのデッキをシャッフルする。
• それぞれ自分のデッキからカードを3枚引き、自分のコーナーに配置する。

全体の基本進行

　以下の手番をを繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※先攻・後攻は各手番の最初の行動でのみ必要とされ、後は基本的に早い者勝ちで処理が進められる。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● 属性について

• カードには属性の概念が存在し、リングに出す際に使用される。
• 属性は色の帯として表され、赤・黄・緑・橙 の4種類が存在する。
• 各カードにはそれぞれ 1 ～ 4種の属性が記載されており、リングに一番最後に出されたカードと属性がひとつでも一致している時にカードを出すことができる。

● カードの強弱について

• お互いがコーナーからカードを出せなくなった時は、それぞれデッキからカードを1枚引きそのカードによって強弱の比較が行われる。
• 強弱が同じであった場合は、決着がつくまでデッキから引いて比較を繰り返す。また強弱の比較に使われたカードはそのままリングに送られる。
• カードの強弱は強い順に以下のとおり。
  1. “REVERSE”のスペシャルカード。
  2. ポイントを持つスペシャルカード（値が高い方がより強い）。
  3. ラウンドカード（属性の種類が多い方がより強い）。

カード構成

● ゲームで使用する残るカード

○ ラウンドカード（使用条件が存在）

• 一般的なボクシングの攻撃技。ただしカード自体はキャラクターが描かれた普通のトレーディングカードである。
• 属性を持ち、リングのカードと一致している時にカードを出すことができる。

○ スペシャルカード（使用条件が存在）

• スペシャルなトレーディングカード。強力であるが最後まで残してしまうとゲームに勝利できない。
• “X POINT STOP”と“REVERSE”の2種類が存在する。
• “X POINT STOP”は、以下の効果を持つ（“X”の部分にはいずれかの数字が入る）。
  • 任意のタイミングでコーナーから出すことができる。
  • 相手はこちらの処理が終わるまで“REVERSE”以外のカードを出せなくなる。
  • 記載のX値の枚数分だけ、属性に関係なく自分のカードをコーナーから出すことができる。
  • 指定枚数のカードを出し終わった瞬間から、通常の処理が再開される。
• “REVERSE”は、以下の効果を持つ。
  • 相手が“X POINT STOP”のカードを出した時に、続けて（他の処理に割り込んで）コーナーから出すことができる。
  • 相手は自身が出した“X POINT STOP”の記載X値の枚数分だけ、リングから山札にラウンドカードを移動させる。
  • 今回の手番はここで打ち切られ、次の手番は相手の先攻で行われる。

● その他のカード

○ リストカード

• 純粋なカードリスト。ゲームでは一切使用しない。

場の構成

• カードは、場という空間に存在する。
• 場は共通のリングと、それぞれのコーナーに大別される（上図は場の構成図）。
• それぞれのコーナーは公開された手札に相当する概念で、常時3枚のカードが表向きに配置される。
  ※カードを使用するごとに、デッキからコーナーにカードが補充される。
• リングは捨て札置き場を兼ねており、一番最後に出されたカード以外は原則として参照されない。

商品情報

● メーカー： バンダイ
○ 発売開始： 2001年6月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
東日本新人王編	2001/6	62	カードダス（4/100）
A級ボクサートーナメント編	2001/10	62	カードダス（4/100）

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