ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『モンスターファームバトルカード』のルール解説。
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モンスターファーム バトルカード
Last Update 2020/10/10 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による勝ち抜き戦。プレイヤーはモンスターのブリーダーとなり、円盤石から呼び出したモンスターを戦わせ、相手のモンスターに殴り勝つ。
● 原作
コンシューマーゲーム『モンスターファーム』シリーズ。
TVアニメ『モンスターファーム 円盤石の秘密』(アニメの続編には未対応)。
● 世界設定
世界に散らばる円盤石のかけらを集めることで、新たなるモンスターを仲間として復活させることができる。
でもモンスターにも寿命がある。短命なモンスターたちの生きた証としてせめて大会で名を残してやりたい。さあバトル場で今、対戦が始まる!
● 本ゲームについて
音楽CDを乱数データとして使用することで、モンスターのランダム作成を行うゲームであるモンスターファームのTCGです。
本作ではモンスターの作成部分ではなく、作成したモンスターを用いての対戦部分が再現されています。
基本構成
勝利条件
- 相手のモンスターをすべて倒す(KO させる。なお最後が同時の場合はその時の攻撃側が勝利)。
- 相手のデッキが尽きる。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚ちょうど。
- 構築条件: 技カードのみで構成されていること。
● モンスターカード (1人分の補助デッキのようなもの)
- デッキ枚数: 3枚ちょうど。
- 構築条件:
モンスターカードのみで構成されていること。
それぞれ別々のモンスターであること(派生種モンスターと純正種モンスターは、それぞれ別種と見なす)。
● その他準備
○ ゲーム効果で使用される外部カード: 必要に応じて。
※ワーム種用の技カード《羽化》で使用する“サブ属性に【ワーム】を持つモンスター”や、技カード《合体》で使用する“派生種モンスター”などが該当する。
※実際には使用しなくても、デッキ内容を悟られないための“見せ札”として準備してもよい。
○ ゲーム間交換カード: 無し
○ モンスターのライフ表示用カウンター: 各モンスターごとに適当数
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 無し。
- 各モンスターごとのライフ: 記載のライフ値。上限も同じ。
- 開始手札: 5枚。上限も 5枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない。さらに後攻はガッツの初期配置有り)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 特になし。ガッツの表示で裏向きとなる程度。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り。
- ユニーク処理: “全体”カード。全軍ユニーク、後出し生存。
- 戦闘は、お互いのモンスター同士による 1 対 1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ使用するモンスター 3体をすべて場に出す。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札を 5枚引く。
- 後攻は任意で、手札から 2枚までのガッツを場に出すことができる。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローステップ
- 手札枚数が 5枚になるまで、デッキからカードを補充する。
- すでに手札が 5枚以上ある場合は、デッキから 1枚のカードを直接ガッツとして場に出す。
○ 攻撃ステップ
- 任意でモンスターによる攻撃を行う(後述)
※攻撃は自ターン中に各モンスターごとにそれぞれ 1回のみ。3体とも攻撃できる。
※状況によっては、ブリーダー自身も攻撃できる。
攻撃の処理
▽ 攻撃の指定
- ターンプレイヤーが攻撃側となり、攻撃を行う自分のモンスター 1体を指定する。
- 攻撃を行うモンスターに、攻撃用の技カードを使用する。
- 攻撃対象となる相手のモンスター 1体を指定する。
▽ 防御側の行動
- 相手は防御側となり、任意で自分のモンスターに防御用の技カードを使用する。
※攻撃対象以外のモンスターやブリーダーにも、防御用の技カードを使用できる。
※防御においては、 1度に何枚でも技カードを使用できる。
▽ ダメージの確定
- 攻撃側と防御側それぞれが使用した技カードの内容により、攻撃ダメージを算出する。
※技カードによっては、攻撃そのものが失敗する場合もある。
- 攻撃ダメージの値だけ、攻撃対象のモンスターのライフを減少させる。
- ライフが 0以下になったモンスターは KO される。
KO されたモンスターカードは、裏向きにしてゲームから除外される。
- それぞれが使用した技カードを、すべて捨て札とする。
○ ガッツステップ
- 任意枚数の手札を、ガッツとして場に裏向きで配置する。
○ ターン終了
1ゲーム終了時の処理
特に無いが、オプションとして“円盤石のかけらカード”を賭けることが認められている。
ルール細則
基本ルール細則
● 種族について
- カードには属性概念として種族が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 種族はいわゆる純血種のことであり、複数の種類が存在する。
※本作では原作の中から代表的なモンスターが収録されている。
- 種族によって、使用できる技がそれぞれ異なっている。
● ガッツ
- 技カードを使用する場合、コストとして場のガッツを消費する。
- ガッツはカードを裏返しで場に配置することで蓄積され、カード1枚につき 1ガッツを得ることができる。
- デッキのカードは本来の役割とは別に、ガッツとして使用される。
- 使用されたガッツは、表にして捨て札の山に捨てられる。
- たとえ場にガッツが無くても、コスト 0のカードであれば使用できる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ モンスターカード (コスト不要)
- 勝ち抜き戦を戦い抜く選手。場にモンスターとして配置される。
- デッキとは別に用意される。
- 空中や地上などの特徴を持ち、一部の効果などで参照される。
- ライフの値を持ち、値が 0になった場合に KOされる。
それぞれのライフは変動値として個別管理され、初期ライフの値が回復上限となる。
※ 派生種モンスターカード
- モンスターカードの一種で、2種類の DNAを併せ持った合成種。主にキャンペーン賞品として配布された。
- 元となる 2種類の純正種モンスター名称が記載されている。
ただし両方を平等に受け継いでいる訳ではない。本体となるメイン側の要因と、補助的なサブ側の要因に分けられている。
- 元となる純潔種のモンスターとは、別のモンスターとして扱われる。
- 攻撃時にはメイン側のモンスターの技カードを使用し、防御時にはサブ側の技カードを使用する。
- サブ要因が“XXX”の場合、攻撃・防御ともメイン側のモンスターの技カードを使用する。
※使用カードは純血種と同じになるが、両要因とも同じというだけで派生種であることに変わりはない。
● 瞬間的に使用するカード
○ 技カード (使用時にガッツが必要)
- モンスターの繰り出す技。
- デッキに入れて使用される。
- 背景の赤い攻撃用(ちから/ かしこさ/ 特殊)と、青い防御用(回避/ 防御)カードがある。
- 攻撃用の技は、各モンスターごとに 1ターンに 1枚だけ使用できる。防御用の技は何枚でも使用できる。
- 特殊以外の攻撃用の技は、相手に与える攻撃ダメージの値を持つ。
- それぞれ使用できるモンスターの種類が決められている。
使用対象であるモンスターがすでに KOされている場合には、手札にあっても使用できないことになる。
※使用対象が“全モンスター”の場合は、そのカードをすべてのモンスターが使用できる。
※ ブリーダーカード
- 技カードの一種で、モンスターに関係なくブリーダー本人が使用する。
- 1ターンにつき 1枚だけ、任意で使用できる。
- ブリーダー用の技の中には“全体”カードが存在する。
このカードに限り、次の全体カードが出るまで場に永続する(プレイヤー全体でユニーク)。
● その他のカード
○ 円盤石のかけらカード
- キャンペーン応募用のカード。基本的にゲームには使用しない。
- 賭けルールの賭け札として使用することもできる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 捨て札や瞬間使用カードの使用後は、捨て札の山に集められる。
商品情報
● メーカー: 天田印刷加工/ セガトイズ(企画:テクモ株式会社)
○ 発売開始: 1999年8月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
スターターセット
| 1999/8
| 3種
| 構築済みスターター(50/1300)
|
拡張パック 第1弾
| 1999/9
| 140
| ブースター(10/300)
|
拡張パック 第2弾
| 1999/12
| 140
| ブースター(10/300)
|
拡張パック 第3弾
| 2000/3
| 88
| ブースター(10/300)
|
拡張パック 第4弾
| 2000/11
| 99
| ブースター(10/300)
|
GB版 バトルカード
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| 関連コンシューマーゲーム
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PS版 バトルカード
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| 関連コンシューマーゲーム
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