ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Yu Yu Hakusho(幽遊白書)』のルール解説。
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Yu Yu Hakusho Trading Card Game
幽遊白書
Last Update 2003/10/20 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるチーム格闘戦。プレイヤーは格闘チームのオーナーとなり、魔界での戦いに長けた選手を戦わせて相手チームを撃滅する。
● 原作
TVアニメーション『幽遊白書』。
コミック『幽遊白書』(集英社刊)。
● 世界設定
この世界には我々が住む人間界とは別に、死者が集う霊界と、魔物が徘徊する魔界が存在する。
霊界はこのそれぞれの独立した秩序を維持するため、閻魔大王の息子コエンマを中心とした霊界探偵などの自警組織を設立していた。
だが世界の壁を越えての犯罪は、影に大掛かりな犯罪組織の介入があり収まる気配がない。
そこでコエンマは犯罪組織壊滅のため、組織が関与していると思しき魔界の武闘会にエージェントを送り込んだのである。
● 本ゲームについて
日本でも大人気を博した幽遊白書のTCGです。原作でも頻繁に行われていた暗黒武闘会をテーマにしています。
試合方式は 5 対 5の総当たり戦ですが、5人目は秘密兵器として各チームとも伏せているのか、先に勝ちを決めてしまうと最後の選手が登場しないまま終わってしまいます。
基本構成
勝利条件
- 使用するキャラクター同士の対戦(5人対戦)において、先に 3勝する。
- 相手のデッキが尽きる(引くべきときにカードを引けない)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 44枚以上。
- 構築条件:
初期配置用のキャラクターカードが必ず 4人分入っていること。
初期配置用のカードはデッキに(4人とも) 各1枚ずつのみ。
それ以外の同一カードはデッキに 3枚まで(予備のキャラクターなども含む)。
※ゲーム自体は 5人対戦だが、最初に配置される選手は 4人だけであることに注意。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 霊力表示用カウンター: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 対戦勝利数: 0勝。以後蓄積する。
- 霊力: 0ポイント。以後蓄積するが 10が上限。
- 開始手札: 4枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード正位置: 0ダメージ。
- 時計回りでカード90度: 1ダメージ。
- 時計回りでカード180度: 2ダメージ。
- 時計回りでカード270度: 3ダメージ。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 有り(霊力として蓄積する)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り。
- ユニーク処理: 同一キャラクター、自軍ユニーク、先出し生存。
- 常にキャラクター同士の 1 対 1の対戦となる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれキャラクターカード 4枚を選手置き場に配置する。このうち最初に配置するキャラクターカードが最初の選手となる。
- それぞれ残ったデッキをよくシャッフルし、デッキ置き場に配置する。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ手札としてデッキからカードを 4枚引く。
全体の基本進行
互いに選手同士の対戦を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※本ゲームにおける手札や霊力、ターン進行の概念はすべてプレイヤー(チームオーナー)に属する概念であり、選手となるキャラクターに属する対戦の概念とは独立している。
よって 1回の対戦の決着が付いても、プレイヤーに属する手札の入れ替えや霊力の初期化は存在しない。
ただし、ゲームシステム上ターンの概念は明らかに対戦の下にくる存在であり、しかも対戦の中にターン進行を組み込むと説明が簡単になるので、
本ページではあえて対戦の進行内にターン進行を組み込む形で説明を行う。
選手同士による対戦
双方の 1番目の選手から順番に、どちらかの選手が勝利するまで、ターンと呼ばれる手番を繰り返す。
どちらか一方の選手が相手選手に 4ダメージ与えた時点で、ダメージを与えた側の選手が勝利する。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドロー(Draw)ステップ
- デッキからカードを 2枚引き、手札に加える。
- 霊力を 2獲得する。
○ メイン(Main)ステップ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 5番目の選手としてキャラクターカードを配置する(1ゲーム中 1回のみ)。
- アイテムカードを選手に付ける(待機中の選手に付ける場合もある)。
- テクニックカードを選手に付ける。
- イベントカードを使用する。
- 場のカードの効果を使用する。
○ アタック(Attack)ステップ
攻撃コストを支払うことで、任意に相手選手を攻撃することができる。
攻撃の処理
▽ 攻撃宣言
- 攻撃コストの数値分だけ手札を捨てる(捨てられなければ攻撃自体ができない)。
▽ 各種効果の適用
- それぞれ攻撃時に発動する各種効果を適用する。
- それぞれ攻撃時に使用できる効果を任意に使用する。
▽ 攻撃結果の判定
- 自分の選手の攻撃力(の最終修正値)を、相手選手の防御力(の最終修正値)で割った値(小数点以下切捨て)が、相手選手に与えるダメージとなる。
▽ 最低ダメージの実施
- 攻撃結果判定でダメージが 0だった場合に限り、任意で手札を 2枚捨てることで 1ダメージを相手選手に与えることができる。
▽ ダメージ結果の適用
- ダメージを受けた相手選手は、表示のため 1ダメージごとにカードを時計回りに 90度傾ける。
攻撃の結果、相手選手ダメージ合計が 4以上になった(1回転した)場合、対戦に勝利したことになる。
対戦終了時の処理
- 選手の勝敗がついた時点で、それぞれ現在の選手を脇にどけておく(判別用に勝者は表向き、敗者は裏向きとする)。
- 現在の選手に付いていた各種カードは全て捨て札となる。
- 次のキャラクターを選手として対戦用のエリアに配置して次の対戦に進む。
※前述したように対戦終了はプレイヤー情報になんら変化を与えないが、システム上の都合から結果的に負けた側が次の先攻となる。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● チームシンボルについて
キャラクターの中にはチームシンボルを持つ者が有る。これはそれぞれの(原作における所属)チーム名を表す。
各チームシンボルにはそれぞれに特殊効果が存在し、ゲーム中キャラクターは常にその恩恵を受けることが出来る。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクター(Character)カード (コスト不要)
- プレイヤーの指揮の元、武闘会に参加する選手たち。
- 攻撃力/防御力の値・攻撃コスト・善悪の所属・出身チームなどの項目を持ち、対戦を繰り広げる。
- 4ダメージを受けた場合倒される。
- 1ターンに 1枚だけ配置可能である。
- ゲーム開始時に 各4名ずつ配置され、最終的には 5名でチームを組むことになる。
○ テクニック(Technique)カード (コストが必要な場合あり)
- キャラクターが霊力で繰り出した武器や戦闘空間など。
- キャラクターの能力を強化することができる。
○ アイテム(Item)カード (コストが必要な場合あり)
- キャラクターが装備する武器など。基本的に霊力で作り出したもの以外。
- キャラクターの能力を強化することができる。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベント(Event)カード (コストが必要な場合あり)
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: Score Entertainment
○ 発売開始: 2003年9月
- ○ ラインナップ
-
- 基本セット
- Dark Tournament
- Gateway
- Exile
- Betrayal
- Alliance
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