ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『The Wheel of Time CCG』のルール解説。

The Wheel of Time Collectible Card Game
時の車輪

Last Update 2020/11/28 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 2人対戦によるリーダー撃滅戦。プレイヤーは竜王または闇王の勢力の幹部となり、軍勢を率いて相手を圧倒する。

● 原作
 ファンタジー小説『時の車輪』シリーズ(早川書房刊)。

● 世界設定
 この世界ではかつて竜王と闇王による果てしなき戦いが続いていた。そして闇王は封印されたものの竜王は倒れ世界は崩壊してしまう。
そして時は流れたが、絶対力という魔力を駆使する異能者“アエズ・セダーイ”たちの奮戦もむなしく世は混沌に満ち溢れていた。
光と闇の闘いは続く。それぞれが予言にある“最後の戦い”での勝利を信じて。

● 本ゲームについて
 人気ファンタジー小説のTCGです。登場時期的に(主人公たちが中ボスキャラを撃退する)物語序盤を再現しています。
ゲーム的にはそれぞれの分身の撃退が基本目標となりますが、最後には拡大させた勢力による勝利を目指すことになります。

※ひでや氏のサイト“WoTの歩き方(現在休止中)”における解説をもとに作成しています。


基本構成

勝利条件

事前準備

● デッキ (1人分のゲームカード)
※本ゲームは光(竜王)陣営・闇(闇王)陣営の 2つの陣営に分かれて戦うゲームである。
事前にどちらの陣営を担当するかを決めた上でデッキを構築する必要がある(イベント参加時などでは、どちらもできるように両陣営のデッキを用意することが望ましい)。

※トーナメントにおいては、枚数 60枚以上でデッキの半分をキャラクターや軍隊カードにすることが推奨されている。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ ダメージトークン: 適当数。
○ 各種表示用トークン: 適当数。

○ 挑戦への参加意志表示トークン: 緑・青・白・黒 の 4種を 各10個程度。
表裏の両面で配置ができ、裏面の絵柄が統一されている(裏向けると区別できない)必要がある。

○ 歴史模様での勢力表示トークン: 適当数(数十個は必要となる)。
挑戦用のトークンとは別種であり裏表の区別は不要。配置場所の工夫により(あるいは陣営で種類分けをして) 光・闇・中立 の各陣営が区別できるようにすること。
※基本的にはスターター付属の表示シートを使用することで管理が行われる。

○ 専用6面ダイス: 緑・青・白・黒の 4種を 各1個以上。それぞれの目の内容と目の意味は次のとおり。
※スターターには各色のダイスが 1個ずつと、ダイスに貼る専用シールが付属している。

123456
緑: 政治 本+短剣短剣盾+短剣本+盾
青: 陰謀 聖杯頭蓋骨+短剣聖杯+短剣盾+短剣聖杯+盾
白: 魔力 陰陽陰陽+短剣短剣盾+短剣頭蓋骨
黒: 軍事 騎兵騎兵+短剣短剣頭蓋骨+盾頭蓋骨

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

● カードの行動表現

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

全体の基本進行

 ターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ただし歴史模様にある勢力トークン合計が 20個を超えた場合、それ以降は通常のターンではなく後述の“最後の戦い”のターンを行う。
※同一ターンの中で双方が処理を行う。

通常時のターン(1回の手番)の進行

○ 準備(Ready)ラウンド

Step. 1 カードの準備(Ready Cards)

Step. 2 優勢の決定(Determine Dominance)

○ 挑戦(Challenge)ラウンド

Step. 1 挑戦の宣言(Declare Callenges)

Step. 2 キャラクターと軍の選定(Character and Troop Placement)

Step.3 挑戦への参加の決定(Determine Challenge Participation)

○ 活動(Action)ラウンド

Step. 1 資源プールの発生(Generating Resource Pool)

Step. 2 行動(Take Actions)

○ 決着(Resolution)ラウンド

歴史模様への挑戦(Pattern Challenge)・劣勢プレイヤーが行う挑戦・優勢プレイヤーが行う挑戦 の順で、それぞれ以下の処理を行う。
※ただしターン進行が通常ターンから最後の戦いのターンに移行した場合は、“最後の戦いでの挑戦”のみが行われる。

各挑戦ごとの決着処理

Step. 1 動作開始(Opening Moves)

Step. 2 取っ組み合い(Coming To Grips)

Step. 3 結果(The Outcome)

○ ドロー(Draw)ラウンド

Step. 1 死者の廃棄(Discard Dead)

Step. 2 勝敗判定(Victory Check)

Step. 3 カードの廃棄(Discard Cards)

Step. 4 カードを引く(Draw Cards)

 歴史模様にある(光・闇・中立の)勢力トークンの合計が 20個を超えた場合、以降のターンが通常の物から以下の最後の戦い(でのターン進行)に切り替わる。
※最後の戦いと言っても作中で予言される最終戦争というよりは、各部(原作英語版における一冊分)ごとのクライマックス部分という意味合いらしい。

最後の戦い(The Last Battle)におけるターンの進行

 基本的な内容は通常ターンと同じであるため、以下に相違点のみ記載する。

○ 準備(Ready)ラウンド

○ 挑戦(Challenge)ラウンド

○ 活動(Action)ラウンド

○ 決着(Resolution)ラウンド

○ ドロー(Draw)ラウンド

1ゲーム終了時の処理

 特にないが、相手とカードなどが混じっていないかどうか、よく確認すること。


ルール細則

基本ルール細則

● 色について

● 資源について

● 忠義について

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ キャラクター(Character)カード (コスト必要)

※ 開始時主人公と開始時幹部(Starting Hero/ Starting Villain)

※ 歴史の織り人(Ta'veren)

○ 軍隊(Troop)カード (コスト必要)

○ アドバンテージ(Advantage)カード (コスト必要)

※ 対決アドバンテージ(Contested Advantage)

● 一時的に使用するカード

○ 挑戦(Challenge)カード (コスト不要)

※ 歴史模様への挑戦(The Pattern Challenge)

※ 最後の戦いでの挑戦(The Last Battle Challenge)

○ イベント(Event)カード (コスト必要)

場の構成

home front敵陣本拠地
battlegrounds戦場
battlegrounds自陣戦場
home front本拠地

商品情報

● メーカー: Precedence Entertainment
○ 発売開始: 1999年

○ ラインナップ

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