ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Stargate』のルール解説。
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Stargate Trading Card Game
スターゲイト SG-1
Last Update 2023/7/1 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはスターゲイト・コマンド(SGC)の指揮官となり、世界の謎に挑んでいく。
● 原作
TVドラマ『スターゲイト SG-1』。
※映画『スターゲイト』は TV版の前日譚であるが、本作は TV版のみを扱っている。
● 世界設定
エジプトで発見された円盤状の謎の遺跡、それははるか遠くの惑星同士を一瞬で行き来できるスターゲイトであった。
現代の地球人は知らなかったのだ。ゲイトは今も機能しており、扉の向こうにさまざまな宇宙人がいることを。
そして最初の衝突を乗り越えた人類は、ゲイトの管理と星間交渉を行う秘密部署“スターゲイト・コマンド”を設立したのである。
● 本ゲームについて
SFドラマのTCGです。映画版はパニックホラーよりでしたが、本作が舞台とする TV版は異文化交流物といった感じになります。
本作はいわゆる“ソロプレイの早解き合戦”タイプの作品でして、お互いの主人公キャラが直接戦うことはありません。
自ターンに自分のヒーローで任務を遂行し、相手ターンにはヴィランを繰り出し相手ヒーローの妨害に徹することになります。
基本構成
勝利条件
- グリフを 7つ獲得する(自分のキャラクターたちが保有するミッションカードが、合計で 7枚以上となる)。
- 自分の勝利基準値以上の経験値を獲得する(自分のキャラクターたちが保有するミッションカードの記載経験値の合計が、基準値以上となる)。
- 自分の勝利基準値以上のヴィランスコアを獲得する(自分のヴィランスコア置き場にあるカードの記載配置コストの合計値が、基準値以上となる)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚以上。
- 構築条件:
ミッションカード以外のカードで構成されていること。
ヒーローカードが 20枚以上、かつヴィランカードが 20枚以上入っていること(40枚を超えた部分の内容比率は任意)。
同名カードはデッキに 3枚まで。
自分の開始時チームとして使用するキャラクターのカードは、それぞれデッキに 2枚まで入れられる(ブースト目的で使用される)。
● 開始時チーム (1人分の補助カード)
- デッキ枚数: 4枚ちょうど。
- 構築条件:
“チーム”を持つキャラクターカードのみで構成されていること。
それぞれ異なる人物のカードであること。
● ミッションデッキ (Mission pile: 1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 12枚ちょうど。
- 構築条件:
ミッションカードのみで構成されていること。
文化・科学・戦闘・創意工夫 の各ミッションが、それぞれ 3枚ずつ投入されていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用マーカー: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利基準値(Victory total): ゲーム開始時に相手が使用するチームのポイント合計値。
この値はプレイヤーごとの固定値となり、勝利判定における基準として参照される。
- 獲得グリフ数(Total glyphs): 0枚。以降増減する。
- 獲得経験値(Total experience): 0ポイント。以降増減する。
- 獲得ヴィランスコア値(Villain score): 0ポイント。以降蓄積する。
- 開始手札: 8枚。上限も 8枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で 1回。すべて戻してシャッフル後に引き直す。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻のゲーム開始時は、自分のキャラクターのうち 1体が停止状態)。
その他構成
● カードの行動表現
- 該当行の中央部分に存在: 準備状態(Ready)。
- 該当行の左脇に存在: 停止状態(Stopped)。
- カード裏向き: 無力化状態(Incapacitated)。
● 基本構成細則
- ディスカード: 単なる破棄ではなく、デッキがある限り 8枚ちょうどになるように調整。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 可能(多人数用ルールが存在)。
- 召喚酔い: 無し(配置時に準備状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(ターン終了時に消滅)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラクターおよび敵対者カード、人名単位で自軍ユニーク、先出し生存。
- ミッションの解決は自ターンにのみ行われ、常に自分が用意したミッションが対象となる。
- 本作には直接の戦闘処理は存在しない。それらは艦艇戦やミッション解決の中で、抽象的に反映されている。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分の開始時チームのキャラクターカードを、チームキャラクターとして場にすべて準備状態で配置する。
- それぞれのミッションデッキをシャッフルする。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ対戦相手のチームキャラクターの記載コストを合計する。この値が自分の勝利基準値となる。
- 先攻・後攻を決定する(勝利基準値が高い側が先攻だが、同値ならば任意のランダム算出方法で決めること)。
- 後攻側のプレイヤーが、先攻側の場のキャラクターからいずれか 1体を選んで停止状態にする。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 8枚引く。
- 先攻から順に、必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
※ターンプレイヤーが“ヒーロープレイヤー”、相手が“ヴィランプレイヤー”となる。
ターン(自分の手番)の進行
○ パワー(Power)フェイズ
- ヒーロー側の無力化状態となっているキャラクター・ヒーロー宇宙艦艇を、すべて停止状態にする(表向きにしたうえで脇にどけておく)。
- ヴィラン側の無力化状態となっているヴィラン宇宙艦艇を、すべて停止状態にする。
- それぞれが今ターンに使用できるパワーを、以下の方法で獲得する。
- この時点でヒーロー側のキャラクターが保有している、獲得グリフ数を算出する。
- それぞれに対して、“ヒーロー側の獲得グリフ数 + 3”分のパワー値が供給される。
※ゲーム開始時は 3のみとなる。なおヴィラン側にもヒーロー側と同量のパワーが供給される。
○ ミッション(Mission)フェイズ
- ヒーロー側が自分のミッションデッキからカードを 1枚引き、場のミッション置き場に現在ミッションとして配置する。
- 以下の内容で、現在ミッションへの挑戦が行われる。
● アクションの実行(Performing Actions)
- ヒーロー側から交互に、双方がパスするまでアクションを繰り返す。
なおヒーローとヴィランで行えるアクションは異なっており、それぞれ以下の種類が存在する。
ヒーロー側のアクション:
- 手札の“サポート”を持つキャラクターカード 1枚を、サポートキャラクターとして場に配置する。
- 手札のキャラクターカード 1枚を破棄することで、自分の場の同名キャラクターのブーストを行う。
- 手札のヒーロー側の宇宙艦艇カード 1枚を、ヒーロー宇宙艦艇として場に配置する。
- 手札のヒーロー側の宇宙艦艇カード 1枚を破棄することで、自分の場の同名宇宙艦艇のブーストを行う。
- 手札のギアカード 1枚を、ギアとして場に配置する。
- 手札のイベントカード 1枚を使用する。
- 場のヒーローカードが持つ、記載アクションを発動する。
- 場の準備状態のキャラクター 1体を、現在ミッションに割り当てる。
- 場の準備状態のヒーロー宇宙艦艇 1隻を、現在ミッションに割り当てる。
- パスする。
ヴィラン側のアクション:
- 手札の敵対者カード 1枚を、敵対者として場に配置する。
- 手札の敵対者カード 1枚を破棄することで、自分の場の同名敵対者のブーストを行う。
- 手札のヴィラン側の宇宙艦艇カード 1枚を、ヴィラン宇宙艦艇として場に配置する。
- 手札のヴィラン側の宇宙艦艇カード 1枚を破棄することで、自分の場の同名宇宙艦艇のブーストを行う。
- 手札の障害カード 1枚を、障害として現在ミッションに付ける形で配置する。
- 手札の任意のカード 1枚を、複雑化として現在ミッションに付ける形で裏向きに配置する。
- 場のヴィランカードが持つ、記載アクションを発動する。
- 場の準備状態の敵対者 1体を、現在ミッションに割り当てる(1ミッション 1体まで)。
- 場の準備状態のヴィラン宇宙艦艇 1隻を、現在ミッションに割り当てる。
- パスする。
● 現在ミッションの解決(Resolving the Current Mission)
- どちらかのプレイヤーがミッションに宇宙艦艇を割り当てた場合、以下の艦艇戦(Ship Battle)を行う。
- それぞれ自分がミッションに割り当てた宇宙艦艇の火力を合計し、今回の艦艇戦における火力を算出する。
- それぞれの火力を比較し、値が高い側が艦艇戦に勝利する。
※同値は双方敗北。なおどちらか一方しか割り当てていない場合は、火力に関わらず割り当てた側の勝利となる。
- 艦隊戦に勝利した側は、相手側がミッションに割り当てた宇宙艦艇の中から任意の 1隻を無力化状態にできる(存在する場合のみ)。
- 艦隊戦に勝利した側が、今回のミッションに割り当てたカードが持つ“艦艇戦勝利時”の発動効果を適用する。
- ヴィラン側がミッションの達成条件の難易度に、敵対者・障害・複雑化の各種修正を加え、現在ミッションの目標達成値を算出する。
- ヒーロー側がミッションに挑んだキャラクターたちの、現在ミッションで指定された内容に該当するスキル値に各種修正を加え、今回の判定値を算出する。
- ヒーロー側が目標達成値と判定値を比較する。判定値が目標達成値以上であれば、現在のミッションが達成される。
- ミッション達成に成功した場合、以下の処理を行う。
- ヒーロー側から順に、それぞれ今回のミッションに割り当てたカードが持つ“ミッション達成時”の発動効果を適用する。
- ヒーロー側が現在ミッションに割り当てたキャラクターを、すべて停止状態にする。
- それぞれが現在ミッションに割り当てた宇宙艦艇を、(無力化された物を除いて)すべて停止状態にする。
- ヴィラン側が現在ミッションに割り当てた敵対者それぞれの扱いを、以下の中から選んで行う。
- 復帰: 復帰コストを支払う(値分のデッキを破棄する)ことで、敵対者を停止状態で自分の場に戻す。
- 得点化: ヒーロー側がミッション達成に失敗した時限定で、敵対者カードをヴィランスコア置き場に送る。
※送られたカードの記載配置コストが、勝利条件の一つであるヴィランスコアとなる。
- 破棄: そのまま捨て札とする。
- ヴィラン側が現在ミッションに割り当てた障害と複雑化のカードを、すべて破棄する。
- ヒーロー側がミッション達成に失敗した場合、以降の処理を飛ばし“ミッション続行の決定”処理に進む。
- ヒーロー側がミッション達成に成功した場合、以下の内容でグリフを獲得する。
- 現在ミッションのミッションカードが、今回獲得するグリフとなる。
- ミッションに割り当てたいずれかのキャラクター 1体が、獲得したグリフを保有する。
保有するグリフは、経験値などの記載内容が見える形でキャラクターの下に配置される。
- グリフを獲得するとごに、(ヒーロー側としての)勝利判定が行われる。
● ミッション続行の決定(Deciding to Continue)
- ヒーロー側が、次のミッションに挑むかどうかを選択する。
※現在ミッションの達成結果に関わらず、次のミッションに挑むことができる。
- 次のミッションに挑む場合:
- 現在ミッションの達成に失敗している場合、ヒーロー側はパワーを失敗数分だけ失い、ヴィラン側はその分だけ獲得する。
- ミッションデッキからカードを 1枚引き、新たな現在ミッションとして配置する(従来分は現在ミッションではなくなる)。
- “アクションの実行”処理に飛び、新たな処理を繰り返す。
- 次のミッションに挑まない場合:
○ デブリーフ(Debrief)フェイズ
- ヒーロー側が自分の停止状態のカードを、すべて準備状態にしたうえで自分の場に戻す。
- ヴィラン側が自分の停止状態となっている敵対者・ヴィラン宇宙艦艇カードを、すべて準備状態にしたうえで自分の場に戻す。
- ヒーロー側が、場に残っている達成に失敗したミッションを、任意順ですべて自分のミッションデッキの底に戻す。
- それぞれ以下の処理を行い、手札を 8枚ちょうどにする。
- 手札が 9枚以上の場合: 8枚になるように、手札から任意のカードを破棄する。
- 手札が 7枚以下の場合: (デッキがある限りは)8枚になるまで、デッキからカードを引く。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● ヒーローカードとヴィランカードについて
- デッキに入るカードは、その内容によりヒーロー(Hero)とヴィラン(Villain)の 2種類に大別される。
そしてその種別により、使用目的などが完全に異なっている。
- ヒーローカードは原作での主人公たちを表したカードであり、コスト部分がスターゲイト型アイコンとなっている。
本作ではプレイヤーが率いるチームとその支援者として、自ターンにのみ使用される。
- ヴィランカードは敵対宇宙人などヒーローの障害となる一群であり、コスト部分がピラミッド型アイコンとなっている。
本作では相手ターンにのみ使用され、対戦相手のヒーローの妨害を担当する。
- 自分のヒーローカードは自分ターンにのみ使用でき、場に配置されていても相手ターン中は存在しない扱いとなる。
同様に自分のヴィランカードは相手ターンにのみ使用でき、自ターン中は存在しない扱いとなる。
● 属性について
- キャラクターカードと敵対者カードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は所属組織や星間国家などを表しており、いくつかの種類が存在する。
● コストとパワーについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストは各ターンごとに供給される、パワー(Power)を使用することで支払うことができる(基本は各ターンごとに 3パワー)。
- 1パワーを消費することで、1コストが支払われる。
- 使用しなかった分のパワーは、ターン終了時に消滅する。
● 困難化について
- 手札のカードは本来の役割とは別に、困難化(Complication)としてヴィランプレイヤー時に使用される。
- 困難化は、障害カードの簡易版にあたる存在である。
ヒーロー・ヴィランカードのどちらであっても、ヴィランが使用する困難化(カード)として使用できる。
- 困難化は、場の現在ミッションに対して裏向きに配置される。
- 困難化を配置することで、対象ミッションの任意の達成条件の要求難易度が +1される。
- ミッションの達成結果に関わらず、解決時に破棄される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ミッション(Mission)カード (コスト不要)
- スターゲイトの接続先でヒーローが直面する、任務や問題解決など。場にミッションとして配置される。
- ミッションデッキに入れて使用される。
- ヒーローやヴィランといった区分とは、別種の存在となる。
- 自ターンのミッションフェイズに 1枚が、今回達成すべき現在ミッションとして配置される。
※このミッション解決後に、任意で次のミッションに挑む(新たに配置して解決する)こともできる。
- 達成条件としていずれか 1つのスキルと難易度(Difficulty)の値を持つ。
ミッションは 2体以上のキャラクターを割り当てた上で、保有スキル値が難易度以上となることで達成となる。
- 達成に成功したミッションは(新規に得た情報という意味での)グリフとして、割り当てたキャラクターの中からいずれか 1体が獲得する。
達成に失敗した場合はそのまま場に残り、ターン終了時にミッションデッキの底に戻される。
- グリフとして保有されている間、獲得したキャラクターにグリフアイコンや記載効果(キャラクター用アクションなど)を提供する。
ただしグリフを保有しているキャラクターが破壊などで場を離れる場合、そのグリフはミッションデッキの底に戻される。
- グリフ(Glyph)としての内容項目をアイコンの形で持ち、キャラクター保有時に参照される。
本作では ふたご座(Gemini)・てんびん座(Libra)・さそり座(Scorpius)・うお座(Pisces)・オリオン座(Orion)・さんかく座(Triangulum)の 6種が登場する。
※グリフはもともと原作における宇宙座標を示すための 30種ほどの基準点のことで、地球から見た際の星座型アイコンとして描かれている。
※一部のキャラクターが持つアクションは、特定のグリフアイコンを保有することが条件となっている。
- 経験値(Experience)をもち、獲得されることで勝利条件の一つとして使用される。
なおミッションカードを獲得すること自体(獲得枚数)も、勝利条件の一つとなる。
○ キャラクター(Character)カード (コスト必要)
- プレイヤーの部下たち。ヒーローカードの一種であり、場にキャラクターとして配置される。
- その多くは地球にあるスターゲイトを管理する地球人であるが、中には友好的な異星人も含まれる。
- デッキに入れて使用される。
- チームとサポートの 2種が存在する。それぞれで配置方法やミッションの割り当て方法が異なる。
- チームのカードは、ゲーム開始時に 4体がチームキャラクターとして独立配置される(基本的に増えない)。
またミッションに割り当てる際は、(後述の)スキルなどに関わらず任意に割り当てることができる。
- サポートのカードはサポートキャラクターとして、自ターンに場に任意で配置される。
またミッションに割り当てる際は、ミッションの達成条件となるスキルを持つ場合にのみ割り当てることができる。
- それぞれ準備状態で場に配置される。
- メインタイトル(人物名)単位で自軍ユニークであり、同一人物を複数配置できない。
ただしブーストとして手札の同一人物のキャラクターカードを破棄するごとに、任意のスキル値を一時的に 1上げることができる。
- いずれかのスキル(Skill)値を持ち、ミッションを達成するために使用される。
スキルの種類は、文化(Culture)・科学(Science)・戦闘(Combat)・知略(Ingenuity) の 4種となる。
- 基本的に場に残り続けるが、サポートキャラクターはカード効果で破棄される場合がある。
またカード効果によって、どちらのカードも無力化状態になったり行動をブロックされる場合がある。
○ ギア(Gear)カード (コスト必要)
- キャラクターが使用する武器や道具など。ヒーローカードの一種であり、場にギアとして配置される。
- デッキに入れて使用される。
- 自分の場に準備状態で任意に配置される。
- 自分の場において、記載効果を発動する(効果発動のために、停止状態化が必要な場合もある)。
○ 敵対者(Adversary)カード (コスト必要)
- キャラクターを妨害する者たち。ヴィランカードの一種であり、場に敵対者として配置される。
- 地球と敵対する異星人に加え、政府や軍隊内における対立派閥も含まれる。
- デッキに入れて使用される。
- キャラクターと対をなす存在であり、戦闘などはキャラクターと敵対者によって行われる。
※自分と相手のキャラクター同士が戦うことは無く、また敵対者同士が戦うことも無い。
- それぞれ準備状態で場に独立配置される。
- メインタイトル(人物名)単位で自軍ユニークであり、同一人物を複数配置できない。
ただしブーストとして手札の同一人物の敵対者カードを破棄するごとに、任意のスキル値を一時的に 1上げることができる。
- 相手のミッションフェイズにおいて、妨害目的で場からミッションに割り当てることができる。
ただし 1ミッション 1体までで、ミッションの達成条件となるスキルを持つ場合にのみ割り当てることができる。
- いずれかのスキルとそのスキルの難易度修正値を持ち、相手のミッション達成を妨害するために使用される。
なおスキルの種類はキャラクターに準ずる。
- 配置コストとは別に復帰コスト(Revive cost)の値を持ち、割り当てたミッションから自分の場に戻すことができる。
復帰コストはパワーではなく、デッキのカード破棄により支払われる。
- ミッションに割り当てた場合、解決時に 自分の場に復帰・ヴィランスコアとして得点化(達成失敗時のみ)・破棄のいずれかが行われる。
つまりミッション割り当ては基本的に片道切符(破棄)だが、コストを払えば戻すこともできるし、うまくやれば得点にもなる。
○ 宇宙艦艇(Ship)カード (コスト必要)
- それぞれの上層部から提供された連絡艇や巨大戦艦など。場に宇宙艦艇として配置される。
- デッキに入れて使用される。
- ヒーロー側のカードとヴィラン側のカードの両方が存在する。
- 後から追加された要素であり、ミッション達成の直前に行われる前哨戦(艦艇戦)のための存在である。
※当初はゲイトの存在により宇宙船が出ること自体が無かったが、シリーズ進展により宇宙船を駆使する文明が登場した。
- ヒーロー・ヴィランのそれぞれの立場で、自分の場に準備状態で任意に配置される。
- キャラクターや敵対者のように、ミッションに割り当てることができる。
※ヒーロー・ヴィランとも、1ミッションに複数の宇宙艦艇を割り当てられる。
※一部のカードは配置とは別に、ミッションに割り当てるためのコストが必要となる。
- どちらかが宇宙艦艇をミッションに割り当てた場合、艦艇戦が行われる。
- 火力(Fire power)の値を持ち、艦艇戦で使用される。
なおキャラクターや敵対者のように、手札から同名カードを破棄することでブーストを行うこともできる。
- 一部のカードは艦艇戦勝利時の効果を持ち、勝利時に記載効果が適用される。
- ミッションに割り当てたカードは、ミッションフェイズ解決時にすべて停止状態となる。
● 一時的に使用するカード
○ イベント(Event)カード (コスト必要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。ヒーローカードの一種であり、使い捨てで効果を発揮する。
- デッキに入れて使用される。
- 効果発動後は、捨て札に送られる。
○ 障害(Obstacle)カード (コスト必要)
- キャラクターを妨害するさまざまな要素。ヴィランカードの一種であり、場に障害として一時的に配置される。
- デッキに入れて使用される。
- 相手が出したミッションに付ける形で、場に配置される。
- 通常は難易度修正値など何らかの妨害効果を持ち、ミッションの達成に修正を加える。
- ミッションの達成結果に関わらず、解決時に破棄される。
場の構成
Support, Gear, Ship | 相手サポーなど |
Team Characters | 相手チームキャラクター |
Current mission | ミッション置き場 |
Team Characters | 自分チームキャラクター |
Support, Gear, Ship | 自分サポートなど |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場はそれぞれのカード置き場と、一時空間であるミッション置き場に大別される(上図は場の構成図)。
- ミッション以外のカードが破壊されたり使い捨てで使用された時は、捨て札置き場(Discard pile)という空間に集められる。
- 得点として獲得した敵対者カードは、場とは別にヴィランスコア置き場(villain score pile)という空間に集められる。
- 達成に成功したミッションカードは、専用の置き場ではなく場において自分のキャラクターが保有する。
- 達成に失敗したり、保有キャラクターが場を離れた後のミッションカードは、ミッションデッキの底に戻される。
商品情報
● メーカー: Comic Images
○ 発売開始: 2007年
- ○ ラインナップ
-
- 基本セット
- System Lords
- Rise of the Ori
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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