ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Sonic X』のルール解説。
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Sonic X Trading Card Game
ソニックX
Last Update 2020/11/7 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはソニックの協力者や敵となって、元の世界への帰還に必要なカオスクリスタルを獲得する。
● 原作
TVアニメーション『ソニックX』。
コンシューマーゲーム『ソニック』シリーズ。
● 世界設定
超高速走行が自慢のハリネズミ、ソニック・ザ・ヘッジホッグ。
宿敵 Dr.エッグマンとの戦いの中、彼らはカオスクリスタルの影響により異世界に飛ばされてしまう。
そこはなんと……人間だけで文明が築かれている世界だったのだ!
● 本ゲームについて
セガの看板キャラクターである、ソニック(のアニメ版)のTCGです。
ソニックさながらに軽快なゲーム展開となります。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚以上。
- 構築条件:
同一カードはデッキに 5枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ カオスエメラルド表示カウンター: 共用で 5個分。
○ 判定用コイン: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント (カオスエメラルド): 0個。以後蓄積する。
- 開始手札: 7枚。上限も 7枚(各ターン内に補充有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(それぞれが 1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード表向き: ラッシュにおいてめくった状態。
- カード裏向き: 配置直後の状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(捨て札を再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定(後日スタンドアローン版にてルール追加)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘は、自分のカードをめくった時の縦列のカード間で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 7枚引く。
- コイン投げなどにより、最初のリーダー(先攻)を決定する。
全体の基本進行
ターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※同一ターンの中で、リーダーから順に双方が処理を行う。なおリーダーは毎ターン交代する。
ターン(自分の手番)の進行
○ ステップ 1: プレイ(Play)
- それぞれ自分のカオス列の 5マスそれぞれに、手札のカードを 1枚ずつ裏向きに配置する。
○ ステップ 2: ラッシュ(Rush)
- それぞれのカオス列の(残っている)カードがすべて表向きになるまで、リーダーから交互に以下の手順でカードを 1枚ずつめくっていく。
各カードをめくる時の処理
▽ めくるカードの選択
- カードをめくる側が、自分のカオス列の裏向きのカードの中から、どのマスのカードをめくるかを選ぶ。
※任意選択であるが、自分と相手双方のカードがまだ裏向きの縦列がある場合は、必ずそのマスを優先して表向きにすること。
▽ カードをめくる
- 選んだカードをめくって表向きにする。
- めくったカードが記載効果を持つ場合、その効果を発動する。
▽ コピー ディスカード
- “今回めくったカードと同色かつ同リング値”を持つ相手の場の表向きのカードを、すべて捨てさせる。
▽ バトル ディスカード
- 今回めくったカードと同じ縦列の中に相手の“今回めくったカードと同色”のカードがある場合、そのカードの中から 1枚を選ぶ。
- 今回めくったカードと選んだ相手カードの、(各種修正を加えた)リング値を比較する。
- 比較によって選んだカードのリング値のほうが大きい場合、その選んだカードを捨てさせる(“大きい”時に捨てさせることに注意)。
○ ステップ 3: スコア(Score)
- それぞれ自分の場の表向きのカードの記載リング値を、すべて合計する。
※ここでのリング値はカードの記載値のみが使用され、ラッシュ時の修正などは受けない。
- それぞれ集計したリング数を比較し、値が多い側がカオスエメラルドを 1個獲得する(同値はどちらも獲得できない)。
○ ステップ 4: リチャージ(Recharge)
- それぞれ手札が 7枚ちょうどになるように、自分のデッキからカードを引き手札に加える。
- それぞれ自分のスペア列のカードを、すべて捨て札にする。
- それぞれ自分のカオス列のカードを、自分のスペア列(の同じ縦列部分)にすべて移動させる。
- リーダーの役割が相手に移り、ターンが終了する。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- カードには属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は 青・赤・黄・灰 の 4種類が存在する。
- 一部のカードは複数の色を持つ場合がある。このカードをめくった時は、保有分からいずれか 1つの色を使用する。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ゲーム用カード (コスト不要)
- キャラクターや劇中シーンが描かれているカード。
- リングの値を持ち、各ターンの勝敗判定に用いられる。
※原作にちなんで“リング”という名前がついているだけであり、いわゆる能力値のことである。
※同じ数値が 2か所に記載されており、片方は相手から見えるように文字が反転している。
※リング値のフォントは独特な形をしている。特に“4”の反転文字が“7”みたいな形なので、間違えないよう注意すること。
- 色や特性の項目を持ち、ラッシュの処理において参照される。
- 大抵は独自の効果を持ち、表向きになった時に発動する。
● その他のカード
○ Sonic X Card Game
- 本作のスタンドアローン(非トレーディング)版。ソニック 15周年企画として発売された。
- 共用の 1デッキを用いての、多人数戦用に改定されたルールが付属している。
- 裏面は異なっているが、カードの内容自体は同じものである。
そのためカラースリーブを使用して裏面を統一することで、お互いのカード共用が許されている。
場の構成
混 | 混 | 混 | 混 | 混 | 敵陣 カオス列 |
予 | 予 | 予 | 予 | 予 | 敵陣 スペア列 |
予 | 予 | 予 | 予 | 予 | 自陣 スペア列 |
混 | 混 | 混 | 混 | 混 | 自陣 カオス列 |
- カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- それぞれの場はカオス列とスペア列の 2つの横列に大別される(上図は場の構成図)。
各横列はそれぞれ 5つのマスで構成され、全体で 5 * 4 の 20マスとなる。
※めくる順番やバトルディスカードなど、それぞれのマスは縦の列単位で処理判定が行われる場合がある。
※それぞれのマスは相手の場を含めて、上下左右で隣接している(斜めは含まない)。
一部のカードは、隣接マスにあるカードに対して影響を与える場合がある。
- カードの使用後は、捨て札(Discard pile)という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: Score Entertainment
○ 発売開始: 2005年
- ○ ラインナップ
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基本セット
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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