ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『SpongeBob SquarePants』のルール解説。
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SpongeBob SquarePants Trading Card Game
スポンジボブ
Last Update 2022/06/11 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはハンバーガー屋の一時的な宣伝員となり、仲間の協力を得てより多くの顧客獲得を目指す。
● 原作
TVアニメ『スポンジボブ』。
● 世界設定
海洋生物たちの町、ビキニタウン。そしてこの町人気のハンバーガーショップ“カニカーニ”。
店長のカーニさんは、店の売上を上げるためのとっておきの秘策を思いつきました。
「カーニバーガーのおいしさを広めて回る大会を開くガニ。優勝者は、なんとカーニバーガー食べ放題だガニ!!」
● 本ゲームについて
ニコロデオンのコメディアニメのTCGです。ロケーション(に居るとおぼしき顧客)を集めて回ります。
原作の登場キャラクターはあまり多くないため、本作ではメインキャラクターを誰もが使える協力者ポジションに据えています。
基本構成
勝利条件
- 獲得したロケーションカードによって、以下のいずれかの組み合わせを成立させる。
- いずれかのロケーションタイプ 4種類を、それぞれ 1枚ずつ獲得する。
- いずれかのロケーションタイプ 3種類を、それぞれ 2枚以上ずつ獲得する。
- いずれかのロケーションタイプ 1種類を、4枚以上獲得する。
事前準備
● プレイデッキ (Play deck: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 25枚以上。
- 構築条件:
ロケーションカード以外のカードで構成されていること。
同一番号カードはデッキに 2枚まで。
● ロケーションデッキ (Location deck: 1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 4枚以上(基準としては 8枚ほど)。
- 構築条件:
ロケーションカードのみで構成されていること。
4種類以上のカードが含まれていること。
同一番号のメジャーロケーションカードは、それぞれデッキに 1枚まで(他は複数投入可)。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 獲得したロケーションカード。以降蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限も 5枚(各ターンごとに調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻の 1ターン目からそれぞれカードを補充する)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(捨て札を再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 店員・友達、各ロケーションごとにキャラクター単位で両軍ユニーク、先出し生存。
- 対決は相手側によるターンプレイヤーへの妨害要素として行われ、それぞれの店員による 1 対 1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのプレイデッキとロケーションデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のプレイデッキから、手札としてカードを 5枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ロケーションの配置
- 自分のロケーションデッキからカードを 1枚引き、ロケーションとして場のロケーション置き場の空いている欄に配置する。
※一度に場に配置できるのは最大 4枚まで。既にいっぱいならば何もしない。
※カードの持ち主が識別できるように、それぞれ持ち主に向けて配置することが望ましい。
○ ロケーションの獲得宣言
以下のいずれかの処理を行うことで、任意で場のロケーションの獲得宣言を最大 2つ分まで行う。
- 手札から店員カード 1枚を以下の条件で配置することで、ロケーションの獲得を宣言する。
- 店員の記載獲得条件に一致する場のロケーションに対してのみ配置できる。
※ここでの条件一致は配置条件である、交代などとは異なり一致によるハンバーガー値の修正は行われない。
- 配置できる店員は各ロケーションごとに 1体までで、自分の場のロケーションに隣接する位置に配置する。
- ユニーク判定は各ロケーションごとであるため、別々のロケーションに同一キャラクターを配置することができる。
- 自身が既に獲得したメジャーロケーションカードの能力によって、以下の条件でロケーションの獲得を宣言する。
- メジャーロケーションの記載獲得条件(ロケーションタイプ)に一致する、場のロケーションに対してのみ使用できる。
- 各メジャーロケーションごとに、場のロケーション 1つに対して使用できる。
- 店員配置との重複指定はできない(各ロケーションごとに、どちらか一方のみ)。
○ ロケーションの獲得処理
獲得を宣言した場のロケーションごとに、以下の獲得処理を行う。
各獲得処理
▽ 獲得方法の判定
- 今回の獲得がメジャーロケーションの能力による場合、以降の処理を飛ばし“獲得判定”に進む。
※相手は友達や店員を使用できない。ただし戦略カードによる妨害は可能。
▽ 友達の使用
- 相手プレイヤーは、任意で手札から友達カードを対象ロケーションに対して配置する(1ターンに付き 1枚まで)。
ただし友達の配置条件として、双方の場に同一キャラクターがいないカードに限られる。
- 相手が友達を使用した場合、ターンプレイヤーは以下のどちらかの要求処置を行う。
- 友達の使用: 自分の手札から、相手が使用した友達と同一キャラクターの友達 1枚を配置する。
これによって友達カードは相殺される(ターン終了時にどちらも除去される)。
- 店員の使用: 自分の手札から、相手が使用した友達と同一キャラクターの店員 1枚を出す。
これによって以下の交代処理が行われる。
- ターンプレイヤーの今回の店員が、後から出した店員と交代となる。
- 交代した新しい店員が、自分の場のロケーションとの隣接位置に配置される。
そして従来の店員が、カード 1つ分だけ外側(手前側)に移動する。
- 新しい店員の獲得条件が対象ロケーションと一致している場合、新しい店員のハンバーガー値に +1の修正が加えられる。
※獲得条件が一致していなくても、追加修正を受けられないだけで配置自体は行える。
- 相手が使用した友達カードは無効化される(ターン終了時に除去される)。
- 相手が友達を使用してターンプレイヤーが要求に応じられなかった場合、このロケーションの獲得に失敗する。
※友達の使用の他に、ここまでの処理の間に相手が使用した戦略カードの効果によって失敗する場合もある。
- この時点で対象ロケーションの獲得に失敗した場合、以降の処理を飛ばし“獲得判定”に進む。
▽ 対決処理
- 相手プレイヤーは、任意で手札から店員カード 1枚を対象ロケーションに対して以下の条件で配置する。
- 対象ロケーションに同一キャラクターがいないカードに限られる。
- 獲得条件が対象ロケーションと一致しなくても使用できるが、一致している場合はハンバーガー値に +1の修正が加えられる。
- 相手の店員のハンバーガー値よりも、(修正値を含めた状態で)値が大きいカードに限られる。
- 相手が店員を配置しなかった場合、以降の処理を飛ばし“獲得判定”に進む。
- それぞれが配置した店員によって、今回のロケーションにおける対決処理が行われることになる。
- ターンプレイヤーから交互に対決処理として、それぞれが望むだけ任意で手札から店員カード 1枚を以下の条件で配置する。
※このタイミングにおいて、それぞれ任意で手札から対決処理用の戦略カードを使用することができる。
- ターンプレイヤーは、現在の自分のキャラクターと同一キャラクターの店員カードに限られる(つまり現行キャラに鞭を入れる)。
相手プレイヤーは、対象ロケーションに同一キャラクターがいないカードに限られる(完全交代となる)。
- 獲得条件が対象ロケーションと一致しなくても使用できるが、一致している場合はハンバーガー値に +1の修正が加えられる。
- 現在のハンバーガー値よりも値が大きいカードに限られる(修正値を含む。獲得側は同値でもよいが、相手側は獲得側より大きい必要がある)。
- 店員カードを新たに配置したことで、今回の店員が後から出した店員と交代となる。
※交代といっても、ターンプレイヤーは同一キャラクター間での入れ替えとなる(追加ではなくモードチェンジであり、値は合算しない)。
- 交代した新しい店員が、自分の場のロケーションとの隣接位置に配置される。
そして従来の店員が、カード 1つ分だけ外側(手前側)に移動する。
- それぞれ自分の店員の最終的なハンバーガー値を算出し、算出したハンバーガー値を比較する。
比較によって相手プレイヤーの値の方が大きい場合、ロケーションの獲得に失敗する(ターンプレイヤーの値が同値以上なら、獲得成功となる)。
▽ 獲得判定
- この時点でロケーションの獲得に“失敗していない”場合、今回のロケーションの獲得に成功する。
- ロケーションの獲得に成功した場合、対象のロケーションを獲得する。
獲得したロケーションカードは自分の獲得ロケーション置き場に送られる。
※カードが混じらないよう、置き場が持ち主ごとに分けられていることに注意。
- 今回の獲得処理が終了する。
○ ターンの終了
- それぞれの場にあるロケーション以外のカードを、すべて破棄する。
- それぞれ手札から 2枚までのカードを任意で捨てる。
- それぞれ手札が 5枚ちょうどになるように、プレイデッキからカードを引き手札に加える。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● ロケーションタイプについて
- ロケーションカードには属性概念としてロケーションタイプが存在し、カード獲得の際に使用される。
- ロケーションタイプは原作におけるビキニタウン内の地名などであり、いくつかの種類が存在する。
- ゲームに勝利するためには、獲得したロケーションカードに指定数のロケーションタイプがそれぞれ一定数存在する必要がある。
- ロケーションタイプとは別に、類似概念としてロケーションカードのカード種類が存在する。
カード種類は枠の色で区別され、スタンダード(緑)・プライマリー(青)・メジャー(赤)の 3種が存在する。
- 店員カードには獲得できるロケーションの条件が記載されている。
獲得条件はカードごとに異なり、ロケーションタイプかカード種類のいずれかが記載されている。
※メジャーロケーションカードも獲得能力を持ち、ロケーションタイプが獲得条件を兼ねている。
- 場のロケーションに対して獲得条件が一致する店員を配置することで、そのロケーションの獲得を試みることができる。
- ロケーションタイプや獲得条件はそれぞれ複数記載されている場合がある。
どちらかが複数記載時は、その中のいずれか 1つの項目でも一致していれば獲得条件が満たされる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ロケーション(Location)カード (配置条件なし)
- カニカーニの常連客が集う地域。場にロケーションとして配置される。
- 名前こそロケーションだが事実上の顧客カードで、スタンダードカードにはモブキャラクターのイラストが記載されている。
- デッキとは別に、ロケーションデッキに入れて使用される。
- それぞれのターン開始時に 1枚ずつ場に配置され、最大で場に 4枚まで配置できる。
- いずれかのロケーションタイプ(Location Type)を持ち、獲得条件および勝利条件として使用される。
- スタンダード・プライマリー・メジャー の 3つのカード種類に分けられ、獲得条件として使用される。
- 赤枠のメジャーロケーションカードは、獲得された状態において“自身が他のロケーションを獲得する”能力を持つ。
※要するにインフルエンサーによるクチコミ。メジャーロケーションという種類自体が持つ能力であり、カードには何も記載されていない。
● 一時的に使用するカード
○ 店員(Krabby Katcher)カード (使用条件が存在)
- カニカーニで働く従業員。店員として一時的に配置される。
- デッキに入れて使用される。
- それぞれ劇中キャラクターが記載されており、キャラクター単位で各ロケーションごとに両軍ユニークとなる。
※ただしターンプレイヤーは、対決時に同一キャラクター間での入れ替えが行われる。
※プランクトンはともかく、パトリックやゲイリーに飲食の店員をまかせてよいのかは……まあ気にしないでおこう。
- 獲得条件としてロケーションタイプかロケーションカード種類のいずれかを持ち、一致するロケーションに対して使用できる。
※ただし条件として用いられるのは最初の一枚のみ。相手の妨害や交代では配置条件の代わりに、一致時にハンバーガー値 +1の補正条件となる。
- 通常はいずれかのキャラクターアイコン(Character Icon)を持ち、一部の効果で参照される。
キャラクターアイコンは、仲間(Pal)・挑戦者(Challenger)・家族(Family)の 3種が存在する。
- ハンバーガー値(Patty Pouch)をアイコンの数として持ち、プレイヤーの武器となる。
- ターン終了時にすべて破棄される。
○ 友達(Aquatic Amigo)カード (使用条件が存在)
- 勤務時間外の愉快な仲間たち。友達として一時的に配置される。
- デッキに入れて使用される。
- 店員と同一メンバーが記載されており、キャラクター単位で各ロケーションごとに両軍ユニークとなる。
※ターンプレイヤーは、相手カードの排除目的で同一キャラクターの使用が求められる。
※複数のキャラクターが記載されている場合は、使用する際にどちらのキャラクターとして扱うかを指定すること。
- 通常はいずれかのキャラクターアイコンを持ち、一部の効果で参照される。
- 基本的には相手ターンにおいて、相手がロケーションの獲得を妨害するために使用される。
ただし使われた側も友達を打ち消すために、自ターンに相手と同一キャラクターのカードを使用できる。
- ターン終了時にすべて破棄される。
○ 戦略(Strategy)カード (使用タイミングが存在)
- ロケーションの獲得や妨害のためのさまざまな作戦など。
- デッキに入れて使用される。
- それぞれ使用タイミングアイコン(Duration Icon:)を持ち、指定されたタイミングに任意で使用できる。
※インスタントおよび対決のカードは、自分・相手ターンのどちらでも使用できる。
- インスタント(Instant): いつでも使用できる。効果はその瞬間。
- 対決(Showdown): “対決処理”の中で使用できる。効果はその瞬間。
- ターン(Turn): 自ターンにのみ使用できる。次の自ターン開始時まで効果が持続する。
- 一部のカードはハンバーガー修正値(Patty Pouch Modification)を持ち、店員のハンバーガー値を強化する。
- 戦略アイコン(Strategy Icon)を持ち、効果内容のおおまかな目安となる。
戦略アイコンは、強化(Boost)・弱体化(Drain)・交代(Shift)の 3種が存在する。
- それぞれ何らかの記載効果を持ち、効果発動は捨て札となる。
場の構成
■ | | ■ | | ■ | | ■ | 相手の場 |
客 | | 客 | | 客 | | 客 |
ロケーション置き場 |
■ | | ■ | | ■ | | ■ | 自分の場 |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は共用のロケーション置き場と、それぞれの場に大別される(上図は場の構成図)。
- ロケーション置き場には、それぞれのロケーションが横一列にまとめて 4枚まで配置される。
- それぞれの場には、ロケーションの獲得や獲得妨害に使用するカードが一時的に配置される。
それぞれ対象とするロケーションに対応する自分の場に配置され、各ロケーションごとに全体で縦一列となる。
※店員が交代する時は交代要員が対象ロケーションの隣接部に差し込まれ、従来店員は外側(手前側)へ押し出される。
- ロケーション以外のカードの使用後は、捨て札置き場という空間に集められる。
- 獲得したロケーションは獲得ロケーション置き場という空間に集められる。
本作では双方のカードが混じらないように、それぞれの獲得ロケーション置き場が各持ち主用に両脇に分けられて存在する。
商品情報
● メーカー: The Upper Deck Company
○ 発売開始: 2003年
- ○ ラインナップ
-
- Deep Sea Duel(構築済みデッキ)
- Aquatic Amigo
- Bubble Breaker
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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