ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Sim City』のルール解説。
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Sim City The Card Game
シムシティ
Last Update 2020/7/4 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
複数(1 ~ 7人程度)対戦による資金獲得競争。プレイヤーは地区の有力者(ゼネコン幹部や役人など)となり、都市を発展させることで私財を蓄える。
● 原作
PC用ゲーム『シムシティ』シリーズ。
● 世界設定
人々は生活のために一つにまとまり、いつしか巨大な都市が誕生する。
だれもが都市を愛し、さらなる発展を願う。ただそれぞれが向いている方向は、一つにはまとまっていなかったのだ。
● 本ゲームについて
人気シミュレーションゲームであるシムシティのTCGです。
PC版では住民からの吊るし上げに苦しむ市長を演じていましたが、本作ではその市長を目指す過程を演じます。
※本作は全員で同じデッキを使うパーティーゲームということもあり、豊富な選択ルールなどプレイヤーの裁量が非常に大きくなっています。
ここでは基本となる 3 ~ 7人用のルールを中心に説明しますが、必要に応じてルール変更や追加などを行うことができます。
基本構成
勝利条件
ゲーム終了時にゲーム内通貨の獲得額が最も高い。ゲームの終了条件は以下のとおり。
- いずれかのプレイヤーが、獲得資金としてゲーム内通貨で 250ドルを獲得する。
- 基本デッキが尽きた後、いずれかのプレイヤーがカードをプレイできなくなる。
- ゲーム外の要因(時間制限やテーブルサイズなど)により、ゲームの続行ができなくなる。
事前準備
● 基本デッキ(Draw deck: 全員で共用するゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚以上(下記の条件が存在)。
- 構築条件:
通常サイズ(ロングカード以外)のカードのみで構成されていること。
デッキ枚数をプレイヤー人数で割った時の値が、25 ~ 30の範囲に収まっていること。
デッキの中に《市長》《知事》《議長》が含まれていないこと。
厳密には構築条件ではないが、以下の条件を満たしておくことが望ましい。
- フェイズ 1 で使用できる住民を供給する都市区画カードが、ある程度投入されている。
- 各種発電所がプレイヤー人数と同じくらい投入されている。
● ロングデッキ(Long Deck: 全員で共用する補助デッキ)
- デッキ枚数: 任意枚数(使用しなくても構わない)。
- 構築条件:
選択ルールでロングカード使用を選択した場合にのみ使用できる。
ロングカードのみで構成されていること。
● その他準備
○ 《市長/ Mayor》カード: 任意の 1枚。
○ 《知事/ Governor》、《議長/ City Council Chairman》カード: 選択ルールにより使用選択した場合のみ、それぞれ 1枚ずつ。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 資金管理用カウンター: それぞれの獲得資金を表示する物(メモ用紙やゲーム用紙幣など)を適当数。
○ 各種表示用カウンター: 地下パイプラインの表示用などに適当数。
○ 6面ダイス: 必要に応じて(一部のカードで使用する)。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント (獲得資金): 0ドル。以後蓄積する。
- 都市発展フェイズ: フェイズ 1。以後上昇する。
※本作ではフェイズという用語を、ゲーム進行の処理単位ではなく都市の発展レベルの意味で使用している。
- 開始手札: 7枚。上限は無し(ルールによっては上限 7枚を提唱)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(最初のプレイヤーは、1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 可能(基本的には 3 ~ 7人向けの多人数用ゲームである)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(ただし獲得資金を使用する場合がある)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 場への配置上限がある都市区画。先出し生存で、枚数は 1枚とは限らず個別に数指定。
- 本作は同一都市の開発を目的としており、戦闘は発生しない(イベントカードによる妨害があるくらい)。
ゲームの流れ
開始準備
- 選択ルールなどの各種レギュレーションについて、事前に全員で確認しておく。
- 全員がデッキの内容を確認する。
- 基本デッキ・ロングデッキをシャッフルする。
- 基本デッキからそれぞれに手札としてカードを 7枚配布する。
- プレイの順番を決定する。
- 必要に応じて集計係(いわゆるバンカー)を決めておく。
全体の基本進行
それぞれ順番にターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(一人分の手番)の進行
○ カードを引く(Draw a card)
- 基本デッキかロングデッキのどちらか一方から、カードを 1枚引き手札に加える。
※フェイズ 1 ~ 2の時点では、基本デッキからのみ引くことができる。
○ 市議会議員を配置する(Buy a Council member)
- 任意で手札の市議会議員カード 1枚を、コストを支払い場に配置する(ターンごとに 1回まで、フェイズ 3 ~ 4でのみ実行可)。
配置した場合は、先ほどと同じデッキからカードを 1枚引き手札に加える。
○ カードを使用する(Play a card)
- 以下のいずれかの処理 1つを行う
- 手札の都市区画カード 1枚を、都市の 1ブロックとして新規で場に配置する。
- 手札の都市区画カード 1枚を、グレードアップ配置として場のカードが配置されているブロックの上に配置する。
- 手札の都市区画カード 1枚を、議決を通してから区画整理として場のブロック上に配置する(フェイズ 3 ~ 4でのみ実行可)。
- 手札のイベントカード 1枚を使用する(フェイズ 3 ~ 4でのみ実行可)。
- 全員に手札を公開してパスをする(使用できるカードが無い場合のみ)。
○ 集計する(Scores the card)
- 都市区画カードを配置した場合、基本価値に各種修正を加え今回の資金を獲得する。
イベントカード使用時は、必要に応じて市長の支払いなどを行う。
- ゲームの進行状況(それぞれの獲得資金や次フェイズへの条件達成など)を確認する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● フェイズ について
- 本作においては、場の状態(都市の発展状況)を示すために、フェイズという概念が使用される。
フェイズは場全体の数値概念であり、全員で値を共用する。
- フェイズはゲーム開始時に 1 から始まり、発展条件を満たすことで自動的に上昇していく。
なお一度上がったフェイズはゲーム終了まで下がることは無く、フェイズ 4 が最終段階となる。
- 次のフェイズに進むための発展条件は以下の通り。
- フェイズ 1 (集落): 住人を供給するブロック数が、プレイヤー人数以上になる。
※ただし3人以下でのプレイの場合は、ブロック数の基準値を一律で 4とする。
- フェイズ 2 (村): 前提条件として、住人を 1人以上要求するブロック数がプレイヤー人数の 2倍以上になる。
その条件を満たしたうえで、いずれかが発電所を配置することで(市長に就任するとともに)フェイズ 3となる。
- フェイズ 3 (都市): 住人の人数が、プレイヤー人数の 10倍から“橙のゾーニングボーナスの最大値”を引いた値以上になる。
※ただし3人以下でのプレイの場合は、住人人数の基準値を 40とする。
- フェイズ 4 (大都市): ゲーム終了までこのまま。
- フェイズは各カードの使用条件として用いられる。
それぞれのカードのデータ項目の地色部分には、フェイズに対応した色が付けられており、条件を満たした場合にのみ使用できる。
それぞれの色と使用可能フェイズの関係は以下の通り。
色 |
使用可能フェイズ |
白 |
すべてのフェイズで使用可能。 |
緑 |
フェイズ 2 以降に使用可能。 |
土色 |
フェイズ 3 以降に使用可能。
※発電所のみフェイズ 3突入時に使用可能。 |
ピンク |
フェイズ 4 でのみ使用可能。 |
● ゾーン について
- 都市区画カードには属性概念としてゾーンが存在し、さまざまな場面で使用される。
- ゾーンはタイトル部分の地色として表され、以下の種類が存在する。
- 緑: 未開地。手つかずの大自然や導線用施設(橋やパイプライン)など。
災害関連のイベントカードでカードが取り除かれる時、このゾーンのカードだけは取り除くことができない。
- 水色: 農業施設。
- 橙: 住居や宗教施設。一部が住人の供給源となる。
- 紺: 商業施設。
- 茶: 工業施設。
- 灰: 公共施設。
- 赤: 国家施設。
- 金: 特殊施設(歴史遺産など)。内容的に他の色と被っていても、別ゾーン扱いとなる。
● 都市区画の配置について
- 都市区画カードを配置する際には、新規配置・既存ブロックの上へのグレードアップ・区画整理の 3種の配置方法が存在する。
手札からカードを配置する時は、3種の中から状況に応じていずれか 1つを選んで配置する。
※グレードアップと区画整理は最終的な見た目は同じでも、途中過程はかなり異なる。
- 新規配置する場合は、以下の条件で配置される。
- フェイズ単位での配置条件を守ること。
- 従来ブロックのいずれかに、上下左右のいずれかで隣接するように配置する。
※最初の 1ブロックに限り、場の中央付近に任意配置する。
- 従来ブロックと、カードの向きが一致していること。
- 配置条件として一定数の住人が要求される場合は、導線によって住人を供給できるようにすること。
※それ以外の個別配置条件が存在する場合もある。
- グレードアップ配置する場合は、以下の条件で配置される。
- 新規の時と同じく、フェイズ単位や住人数などの配置条件がすべて守られている。
- 新規の時と同じく、従来ブロックと、カードの向きが一致していること。
- 従来ブロックのいずれか一か所の上に重ねて配置される。
※(パイプラインを除き)一番上に配置されたカードのみが効果を発揮する。
※通常カードの場合は、通常カード 1枚分の上に重ねて配置する。
- 新たな条件として、従来ブロックと同じゾーンであること。
- 新たな条件として、基本価値が従来ブロックの値以上であること。
- 新たな条件として、従来ブロックとは項目が別内容であること(別名同能力カードではグレードアップできない)。
- ロングカードのブロックと金色ゾーンのブロックは、グレードアップの対象にできない。
- 区画整理(再配置)する場合は、以下の条件で配置される。
- 新規の時と同じく、フェイズ単位や住人数などの配置条件がすべて守られている。
- 新規の時と同じく、従来ブロックと、カードの向きが一致していること。
- 従来ブロックのいずれか一か所の上に重ねて配置される(配置の詳細はグレードアップに準ずる)。
- グレードアップとは異なり、従来ブロックとの違いは配置条件には含まれない(低価値や別ゾーンへの置き換えが可能)。
- フェイズ 3以降にのみ行うことができ、配置条件として全プレイヤーによる議決を通す必要がある。
- 議決は配置時に即座に発生し、以下の処理方法で実施される。
- それぞれのプレイヤーが持つ議員それぞれが、自身が持つ議決権(通常は 1票)を用いて区画整理に対する是非を投票する。
- 市長であるプレイヤーが、2票分の議決権を用いて投票する。
- 議長がいる場合は、議長であるプレイヤーが、1票分の議決権を用いて投票する。
- 投票した結果により再開発の是非を採決する。
同値の場合は、議長がいる場合は議長が、いなければ市長が是非を決定する。
- 区画整理が認められた(可決された)場合は、対象のカードが従来ブロックの上に配置される。
否決された場合は、カードはそのプレイヤーの手札に戻される。
● 住民と交通網について
- 一部の都市区画カードは配置条件として住人が必要となる。それを供給するために交通網が存在する。
- 住人が必要となるのは、住人アイコンが要求側(2人のアイコン)で値が 1以上のブロックである(0 の場合は住人不要)。
住人の供給は、住宅地(住人アイコンが1人のもの)から供給することができる。
- 要求値分の住人が供給されれば配置条件が満たされる。なお住人は消費概念ではないので、1つの住宅地が複数の要求を満たすことができる。
- 供給地と要求地がブロックが縦横方向で直接隣接することで供給が行われる。
さらに交通網を使用することで、2ブロック以上先の要求地にも供給を行うことができる。
- 交通網は都市区画カードの外周部分に井桁状に記載された線のことで、道路と鉄道(のレール)の 2種が存在する。
それぞれの交通網は縦方向と横方向の 2種が存在し、それぞれを任意方向につなげることができる。
※カードによって交通網を全く持たない場合から、2種とも縦横方向に伸ばすことができる場合までさまざまなパターンが存在する。
- 交通網が曲がりくねりながらも一つにつながる(供給地から要求地まで線でつながる)ことで、住人を供給することができる。
※つながってさえいれば、カードの 4方向それぞれから供給することができる。
※ニュアンスとしては、ウォーゲームでの補給線の設定のようなものとなる。
- 道路と鉄道はそれぞれ別の存在である。交通網をつなぐ際には種類が統一されている必要がある。
※ただし高速鉄道駅を経由することで、道路と鉄道を合算することができる。
- 類似概念として電力を供給する送電線が存在する。送電線は以下のルールが適用される。
- フェイズ 3以降に使用される。
- 発電所および電話局からの供給経路となる(<カードの効果などで参照される<)。
- それぞれの接続方法は住人と交通網の関係に準ずる。ただし電力量などは存在せず接続自体が意味を持つ。
● 資産の獲得について
- 都市区画カードを配置した場合、ターン終了時に一定額の資産を獲得できる。この値の総額が勝利条件となる。
- 獲得資産はカードに記載された基本価値が基準となり、配置状況によって各種修正(ボーナス)が加えられる。
- ボーナスは各カードごとに異なり、都市上での最初の 1枚のみ獲得できる物や何度でも獲得できる物など内容はさまざま。
- 代表的なボーナスは以下の通り。
- 配置するカードに“Receives/ Lose”と記載されている場合、特定ブロックの隣に配置したならば記載ボーナスが追加・減額される。
- 場のカードに “Adds/ Deducts”と記載されている場合、指定された種類のカードを配置するごとにそれぞれから記載ボーナスが追加・減額される。
- ゾーニング ボーナス: 以下の条件を持つ同一ゾーンが 4つ以上隣接して配置された場合、配置時に新規分以外の各ブロックごとに 1ドル追加される。
- 橙・紺・茶色 のいずれかで統一されたゾーン。
- 緑の中で、同名カードで統一されたゾーン(森など)。
- 緑の中で、水関連で統一されたゾーン(川や湖など)。
- 複合体ボーナス: テキストで指定された同一特徴の区画が 4つ以上隣接して配置された場合、配置時に従来分の記載ボーナスの合算値が追加される。
※一部のカードは多少離れていても適用される(例えば《穀物エレベーター》は農場から 7ブロック以内であれば、4ドルの農場ボーナスを持つ)。
※《パイプライン》は、地下にあっても石油精製所の複合体として扱われる(1ドルの石油精製所ボーナスを持つ)。
- 復興ボーナス: 災害カードによって空になった位置に新規でカードを配置する場合、5ドルのボーナスが追加される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 都市区画(City Block)カード (配置条件が存在)
- 都市(に至るまでの過程も含む)を構成する様々な施設。場に都市の 1ブロックとして配置される。
※アメリカを基準としての区画なので、日本での感覚とは多少の相違がある。
- 通常のカードサイズのカードと、ワイド版サイズの 2種類が存在する。
- それぞれのカードサイズに応じたデッキに入れて使用する。
- 基本価値の値を持ち、配置ターンにそのプレイヤーに対して資金を提供する。
記載効果(近隣ブロックの配置状況)などにより、獲得資金にはさまざまな修正が加えられる。
- 住人(Sim)の値を持ち、配置条件として使用される。住人はアイコンの形で以下のように意味が変化する。
- 1人が座ってるアイコン: 住民の供給ブロック。いわゆる住宅地であり、配置条件に住民は不要。他のブロックへ住民を供給する。
- 2人のアイコン (値が 0): 供給不要ブロック。他への供給こそできないが、配置条件に住民は不要。
※未開地のように人間そのものが不要な場合や、社宅を完備し自己完結してる施設などが相当する。
- 2人のアイコン (値が自然数): 住民を要求するブロック。住民供給が配置条件となり。他のブロックから供給されることで配置できる。
- 犯罪率の値を持ち、カードの効果などで参照される。なお青いアイコンはマイナスの値(犯罪率低下)を意味する。
- 汚染度の値を持ち、カードの効果などで参照される。なお青いアイコンはマイナスの値(環境美化)を意味する。
- 道路・鉄道・電線の各種導線(交通網)の項目を持ち、住人やエネルギーの供給距離の延長が行われる。
導線はそれぞれ縦横 2方向が存在し、各カードごとに対応方向などが異なる。
- 枠の色が緑と紫の 2種類存在するが、ルール上は区別されない。おそらくは盤上での視認性を高めるための配慮だと思われる。
- 配置された後は基本的には永続する。だたしグレードアップなどで埋もれてしまう場合もあるし、災害で取り除かれる場合もある。
- カードによっては独自の効果を持つ場合がある。代表的なものは以下の通り。
- 発電所 (Power Plant): フェイズ 3用だが、フェイズ 2で次段階への条件を満たした時に使用できる。また市長の決定条件にもなる。
- パイプライン (Pipeline): このカードの上に他の都市区画が重ねられても、“地下パイプライン”として機能が維持される。
※ブロック上に専用マーカーなどを配置し、存在を提示しておくこと。
- 高速鉄道駅 (Rapid Transit Station): 道路と鉄道それぞれで供給される住人を、この駅を経由させることで一まとめにできる。
※当然ながら各径路が正しくつながっている場合のみに限られる。
※ ロング(Long)カード
- ワイド版トレカサイズのカード。選択ルールを採用した場合のみ使用される。
- 記載内容自体は通常サイズの建物カードとほぼ同じだが、大きさに見合った巨大施設が選ばれている。
※一般的な施設に加え、いわゆる世界の名所カードも含まれる。
- 専用のロングデッキに投入して使用する。
- フェイズ 3 から手札に加えることができるが、使用できるのはフェイズ 4 のみである。
- 横向きのカードとなっており、配置時は従来都市 2枚分の上に重ねて配置される。
- グレードアップか区画整理でのみ配置することができる。
- グレードアップ配置の場合、ゾーンは従来分双方と一致していること。また資産は従来分の合算値以上であること。
※歴史遺産(金ゾーン)はグレードアップできないので、区画整理での配置のみとなる。
- 2枚分の面積を占めるが、ブロックとしては 1ブロック扱いとなる。
○ 市議会議員(Council Members)カード (コストと配置条件が存在)
- この都市の議員さん。その中で自分の息がかかった子飼いの存在である。
- 通常サイズのカードで、市長などとは異なり基本デッキに入れて使用する。
- フェイズ 3 以降に使用(配置)できる。
- 手札の議員を購入(買収?)することで、自分の場に 1ターンにつき 1枚ずつ配置できる。
- 配置条件としてコストが記載されており、獲得資金から記載分の額を支払う必要がある。
- 議員はそれぞれの場に永続し、時間をかければ複数配置できる。
- 議員は以下の 3種類が存在する。
- 平議員: ブロックの区画整理の評決において、それぞれ 1票分の議決権を持つ(プレイヤーに投票権を与える)。
- 有能な族議員: ブロックの区画整理の評決において、それぞれ 1票分の議決権を持つ。
ただし指定されたゾーン(自分の票田)に対する議決に限り、2票分の議決権を持つ。
- 不正な族議員: ブロックの区画整理の評決において、それぞれ 1票分の議決権を持つ。
ただし指定されたゾーンの減少には必ず反対し、増加には必ず賛成しなければならない。
○ 市長(Mayor)カード (配置条件が存在)
- この都市の市長さん。フェイズ 3に突入することで、いずれか一人が選出される。
- 通常サイズだが、デッキとは別に用意される。
- 議員とは異なり独立したキャラでは無い。いずれかのプレイヤーが市長に就任したことを示すマーカーである。
- 一番最初に発電所を配置した(フェイズ 3 へ発展させた)プレイヤーが獲得し、場に配置される。
- 配置することでそのプレイヤーは市長となり、以下の能力を発揮する。
- ブロックの区画整理の評決において、(自分の子飼い議員とは別に) 2票分の議決権を持つ。
- 市議会議長がいない場合に限り、区画整理の議決において同点時の最終決定権を持つ。
- 災害復興などの費用を全額受け持つ(イベントで金銭支払いを要求された場合、すべて市長の獲得資金から支払われる)。
- 獲得資金が 0になった(破産した)時点で、そのプレイヤーは市長を解任される。
また支払いで破産がほぼ確実な場合は、任意で獲得金の半分を放棄することで市長を辞任する(破産を回避する)ことができる。
※獲得資金はマイナス値にはならず、破産時点で残りは免除される。
- 解任などでフェイズ 3以降に市長が空席になった場合、即座に以下の方法で新たな市長が決定される。
- 市長の座が競売にかけられる。
市長をやめたプレイヤーの左隣から順番に、獲得資金をから任意額を支払うことで入札を行う。
- 入札を繰り返し、最も高い額を支払ったプレイヤーが新しい市長となる(入札額はそれぞれ全額没収される)。
- だれも入札しなかった場合は、市長をやめたプレイヤーの左隣のプレイヤーが新しい市長となる。
○ 知事・市議会議長(Governor & City Council Chairman)カード (配置条件が存在)
- この都市が所属する州の州知事や、市議会の議長さん。
- 通常サイズだがデッキには含まれず、特定の選択ルールを採用した場合にのみ使用される。
- 議員とは異なり独立したキャラでは無い。いずれかのプレイヤーが就任したことを示すマーカーである。
※その性質からすれば市長・知事・議長は兼任できないはずだが、ルールで明確な指示はない。兼任をどうするかは協議して決めること。
- 選挙のイベントカードの効果によってそれぞれ 1名ずつのプレイヤーが選出され、カードが場に配置される。
選挙は以下の方法で実施される。
- それぞれのプレイヤーが(議員や市長の存在とは無関係で)、1票の投票権を持つ。
ただし獲得資金を 5ドル支払うごとに、1票分の投票権を追加で獲得(要するに票を買うことが)できる。
- 全員がそれぞれの票を用いて知事または議長の選挙を行う。同値の場合などは話し合いなどで決めること。
- いずれも次の選挙まで辞任はできない。
- 知事は以下の能力を持つ。
- 任期中に 1回のみ、(市長に代わって)災害の復興費用を受け持つ。
- 議長は以下の能力を持つ。
- ブロックの区画整理の評決において、(自分の子飼い議員とは別に) 1票分の議決権を持つ。
- ブロックの区画整理の議決において同点時の最終決定権を持つ(市長より優先される)。
- どちらも大人数でのプレイ時に市長の負担を軽減させるための存在であり、基本的には採用をおすすめできない。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベント(Event)カード (使用条件が存在)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。新聞の号外風に“SIM CITY COURIER”と銘打たれている。
- 通常サイズで、基本デッキに入れて使用する。
- 手札から使用することで発動し、使用後は捨て札となる。
- 災害カードと政治に関するカード(選挙など)は、フェイズ 3 以降にのみ使用できる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は都市そのものが存在する共用空間と、それぞれの議員(および市長などのマーカー)置き場に大別される。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。
(参考)特殊レギュレーションの一例
ソリティア(1人用)ルール
- プレイコンセプトとして、より多額の資産獲得を目指す。
※必要ならばゲーム終了条件の資産 250ドルを無視して、より高みを目指すべき。
- 手札上限を設ける場合、手札上限の判定がターン終了時でななく常時に変更される(上限を超える場合は、手札に加わることなく破棄される)。
- 通常ドローにおいてデッキからカードを引く代わりに、捨て札置き場の一番上のカードを引くことができる。
2人対戦時用ルール
- それぞれが自分専用のデッキを用意する。ロングカードは使用しない。
- それぞれが自分専用の都市を独自に発展させ、相手の都市に都市区画カードを配置することはない。
※要するにソリティアの早解き競争を行うことになる。
※一部のカードは、両方の都市にに影響を与える場合がある。
- フェイズ 3 の状態で固定される(ゲーム開始時点から 3で、4にはならない)。
- 区画整理を行うことができない。
- イベントカードは、どちらの都市に対しても影響を与える(双方とも事実上の市長であり、災害復旧は自己資金で行う)。
商品情報
● メーカー: Mayfair Games
○ 発売開始: 1995年
- ○ ラインナップ
-
- 基本セット
- Chicago
- Washington DC
- New York City
- Atlanta
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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