ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Recharge』のルール解説。
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Marvel Recharge Collectible Card Game
Last Update 2024/5/25 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは超人たちの支援者となり、支持したヒーローの活躍により評価を上げていく。
● 原作
マーベル社のコミック誌各種。
● 世界設定
悪ある所に正義あり。スーパーヒーローたちは、それぞれ高度な情報網を備えている。
人々が助けを求める声を即座に聞きつけ、彼らは迅速に駆けつけてくれるのだ。
● 本ゲームについて
Xメンやアベンジャーズといった、マーベル社のスーパーヒーローたちの TCGです。
アメコミ TCGは重厚なシステムを持つ物が多いのですが、本作は気軽に遊ぶことができる一作となっています。
ざっくり言うと『スタッドポーカー』の改良版といった存在で、役の代わりに陣形を組み立てることでチップを稼いでいきます。
※ここでは上級ルールである トーナメントルールについて解説します。
基本構成
勝利条件
- 70点の勝利ポイントを、一番最初に獲得する。
- 相手が、デッキが尽きたうえで手札から使用できるカードもすべて無くなる。
- いずれかのカウンターチップがすべて付きた時点で、獲得している勝利ポイントが最も多い。
事前準備
● デッキ (Draw pile: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 任意枚数(50枚が基準となる)。
- 構築条件:
すべて異なるカードであること(パワープラスカードは、同名同種の通常カードとは別扱い)。
● カウンターチップ (1人分の得点チップ)
- デッキ枚数: 25枚以下。
- 構築条件:
それぞれのチップに 1 ~ 5の範囲でのいずれかの数値(ポイント)が記載されてること。
それぞれのチップの記載ポイントの合計が、50 ~ 65ポイントの範囲で収まっていること。
※スターターには 2色のチップチートが封入されており、通常はそのシートを裁断することでカウンターチップとする。
※チップは相手と混ざるため、それぞれが異なる色のチップで揃えておくことが望ましい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 0ポイント。以降蓄積する。
- 開始手札: 1枚。上限は 6枚で手番終了時は 3枚(上限超過不可)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は 1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し(ただし連結の都合で、上下が反転する場合がある)。
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 可能(多人数戦用ルールが存在)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 本作ではカード同士による戦闘ではなく、場に展開したカードによってプレイヤー同士での対決が行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 今回のレギュレーションやオプションルールについて、全員で確認を行う。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 1枚引く。
- 先攻・後攻を決定する(若年者が先攻)。
全体の基本進行
以下のハンド(対決手番)を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
※ 1回のハンドの中で、それぞれが順番に処理を行う。
一回のハンドの進行
● ターン処理
- 先攻から順に、いずれかが対決を降りる(あるいは千日手になったりゲームの終了条件が満される)まで、以下のターンを繰り返す。
一回のターン(自分の手番)の進行
○ カードのドロー
- 自分のデッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
○ ターンごとの行動
- 以下のいずれかの処理を行う。
- 新規にカードを配置する (相手の場にカードが無い場合): どちらの場にもカードが無い時に行う。
- この時点で自分が今対決の攻撃側・相手が防御側となる。
- 手札のヒーローカード 1枚を、正位置で配置する。
- 手札から任意枚数のカードを、場のカード群に繋がる形で配置する。
※最初のヒーローカードも含めて、カード配置はすべてが同一タイミングで行われる扱いとなる。
- カウンターチップを 1枚賭ける(賭けるのは強制だが、どの値のチップにするかは任意)。
- 新規にカードを配置する (自分が防御側の場合):
- 手札のヒーローカード 1枚を、正位置で配置する。
- 手札から任意枚数のカードを、場のカード群に繋がる形で配置する。
ただし自分の場のパワー値合計が、相手の場のパワー合計よりも高くなるように配置しなければならない(同値不可)。
- 任意でカウンターチップを 1枚賭ける(防御側はチップを賭けなくても構わない。)。
- 場にカードを追加配置する:
- 手札から 1枚以上の任意枚数のカードを、場のカード群に繋がる形で配置する。
ただし自分の場のパワー値合計が、相手の場のパワー合計よりも高くなるように配置する必要がある。
- 直前の相手ターンに相手がチップを賭けていた場合に限り、任意で賭けるカウンターチップを 1枚追加する。
※どちらかがチップを賭けるのをやめてしまった場合、その時点で今対決でのチップ追加が打ち切られる。
- 今回の対決を降りる: 対決の負けを認め、今回の対決を終了させる。
※なお手札 6枚の状態で戦わずに降りる場合、降り賃としてカウンターチップ 1枚を賭けなければ(差し出さなければ)ならない。
- パスする: 手札が 5枚以下の時に限り選択可能。何もしないでターンを終了する。
※基本的には手札が整うまで、互いにパスをし続けるのが一般戦術となる。
● ハンドの終了
- 以下の条件で、今回の対決の勝者を決定する。
- いずれかが対決を降りた場合、最後まで降りなかった側のプレイヤーが勝者となる。
- ターンが途中で打ち切られた時などは、その時点での場のパワー値合計が最大であるプレイヤーが勝者(同値は攻撃側が勝利)。
- 対決の勝者が、今回の賭けに提示された全員のカウンターチップすべてを獲得する。
獲得したカウンターチップは勝利ポイント置き場に送られ、置き場にあるチップの記載値合計が自身の勝利ポイントとなる。
- それぞれが場に配置したカードがすべて破棄され、それぞれの捨て札置き場に送られる。
- それぞれ自分の手札が 3枚以下になるように、任意のカードを捨てる。
- それぞれ任意で自分の手札を交換する(1枚捨てて、デッキから 1枚引く)。
※あくまでも交換である。この時点で手札が 0枚ならば交換自体が行えない。またこの処理で交換したカードの再交換はできない。
※通常ルールでは 3枚以下にしてから交換を行う。ただし交換後に手札調整を行うオプションルールも存在する。
- 今回の敗者が、次のハンドでの先攻となる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカウンターチップなどが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- カードには属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は 赤(善)・緑(悪)・黄(女性)・青(ミュータント) の 4種類が存在する。
- 色はそれぞれのカードの横辺部分に存在し、一辺につき 1 ~ 2色が存在する。
※カード全体で見た場合、単色(左右とも同一色) ~ 4色(両辺とも 2色かつ、左右で別色)の組み合わせが存在する。
● カードの配置について
- 本作で使用するカードは、シミュレーションゲームのユニットではなく部分公開式ポーカーの手札に近い存在である。
そのためカードを配置する際は、独特な配置ルールが存在する。
- それぞれ自分の場にカードを配置する際は、まずはヒーローカードの配置が起点となる。
この起点となるカードは、とりあえず正位置で配置される。
- 自分の場に 2枚目以降のカードを配置する際には、すでに自分の場に存在するカード群に連結する形で配置される。
この連結のために、上記の横辺部分の色が用いられる。
- カードとカードを連結する際は、お互いが接する部分の横辺部分の色が一致している必要がある。
同色の辺同士を繋げていくことで、自分の場を横一列に伸ばしていくことができる。
※もちろん色以外の連結ルールが存在するので注意すること(パワーカードのように 2又になることもある)。
※後から配置するカードは、辺の色を合わせるためにカードの上下を逆にして配置してもよい。
- 最終的に自分の場に配置したカードの記載パワー値の合計が、対決におけるプレイヤーのパワー値となる。
相手より高いパワー値を維持することで対決に勝利し、お互いが賭けたカウンターチップを獲得することができる。
● カウンターチップについて
- 本作の勝利条件は指定分の勝利ポイントを獲得することである。そしてポイントを得るために、専用のカウンターチップが用いられる。
- カウンターチップはカジノで使用されるチップのような存在である。
ただしカウンターチップにはそれぞれ 1 ~ 5のいずれかの数値が記載されており、1枚ごとの価値は異なっている。
- カウンターチップはただ持っているだけでは意味が無く、勝利ポイントに変換する必要がある。
対戦ごとに一定数のチップを賭けて(ベットして)勝利することで、勝利ポイントとして獲得することができる。
- カウンターチップは、各対決ごとに攻撃を開始したプレイヤーから交互に 1枚ずつ賭けていくことができる。
ただしどちらかが賭けるのをやめてしまった場合、以降はその対決中はチップを賭けることができなくなる。
※攻撃開始時の 1枚のみ必須で、以降は任意で賭けることができる。
- 勝利ポイントとなったカウンターチップは、ゲーム終了時まで保有分のカウンターチップに戻ることは無い。
カウンターチップの枯渇はゲームの終了条件でもあるので、どのチップをどのタイミングで賭けるのかも重要な要素となる。
- 対戦に勝利した際は、相手の賭けた分も合わせて自分の勝利ポイント置き場に集められる。
そして勝利ポイント置き場に存在するカウンターチップの記載値の合計値が、自身の獲得ポイントとなる。
- それぞれが最初から保有しているカウンターチップと、勝利ポイント置き場に集められたチップは別の存在となる。
それぞれのチップが混じらないよう、扱いには注意すること。
● 特殊なカードについて
- 本作には通常のゲーム用カードとは別に、特殊な内容を持つゲーム用カードが存在する。
- 特殊なカードも、下記のカード種類のいずれかに属している。
単に通常カードに追加要素が加えられた存在というだけとなる。
- 本作においては、特殊なカードとして“スペシャルカード”と“パワープラスカード”の 2種類が存在する。
- スペシャルカードは、以下の特徴を持つ。
- 本作のカードは色とパワー値は持っているが、基本的には固有能力を持たないバニラカードである。
これに対して固有の能力が記載されているカードこそが、スペシャルカードとなる。
- 記載能力はさまざまであるが、いずれも強力な効果を持つ。
それぞれ場に配置した時点で効果を発揮し、その効果はゲーム本来のルールよりも優先される。
- パワープラスカードは、以下の特徴を持つ。
- 通常カードのパラレル版で、いわゆるキラカードである。
ただし純粋なパラレルではなく、パワー値とは別に“+10”のパワー修正値が併記されている。
- ベーシックルールでは通常版カードと同一扱いされ、デッキにはどちらかしか入れられない。
対してトーナメントルールでは別々のカード扱いとなり、両方とも同じデッキに投入できる。
- パワー修正は常時適用される(たとえばパワー値 40のパワープラスカードは、実際にはパワー値 50のカードとして扱われる)。
カード構成
● 一時的に使用するカード
○ ヒーロー(Hero)カード
- プレイヤーの推す超人戦士たち。場にヒーローとして配置される。
- いわゆるヴィランも存在するのだが、本作では一律でヒーローとして扱われる。
- 本作の中で、唯一正位置が縦長となるカードである。
- 場に配置するカード群の起点となる存在である。むしろ他のカードはヒーローの強化要素と言える。
- それぞれの場に(場が形成されるのであれば)必ず 1体が配置される。
ただし後述のチームワークを用いた連結によって、2体目以降のヒーローを配置することもできる。
- パワーの値を持ち、対決の基準値として使用される。
- 左右の辺部分に色が存在し、他のカードと連結する際の基準となる(一辺が 2色の場合もある)。
- それぞれハンド(対決)終了時にまとめて破棄される。
○ チームワーク(Teamwork)カード
- ヒーロー同士をつなぐ絆。場にチームワークとして配置される。
- 正位置が横長となるカードであり、左右部分に色が存在する。
- パワーの値を持ち、ヒーローのパワーを強化する(値が加算される)。
- 辺の色が一致するヒーローに付ける形で場に配置する。
- ヒーローの一辺が 2色の場合、そのどちらか一方にだけ付けられる(チームワークは一辺につき 1枚までとなる)。
- ヒーローに付けた反対側の辺には、そちらの辺と辺の色が一致する新たなヒーローを 1枚だけ配置できる。
※ヒーローとチームワークの配置を繰り返せば、デッキが続く限り横一列に場を伸ばし続けることもできる。
- それぞれハンド終了時にまとめて破棄される。
○ パワー(Power)カード
- ヒーローのパワーアップ要素。場にパワーとして配置される。
- 正位置が横長となるカードであり、左右部分に色が存在する。
- パワーの値を持ち、ヒーローのパワーを強化する。
なおパワーカードのパワー値は辺の色ごとに(つまり最大 2つ)存在し、ヒーローに付けた側の値のみが使用される。
- 辺の色が一致するヒーローに付ける形で場に配置する。
- ヒーローの一辺が 2色の場合、各色ごとに 1枚ずつ付けられる(つまり一辺につき最大 2枚までとなる)。
- 基本的にはパワーカードの外側(ヒーローカードとは逆位置)に別のカードを繋げることはできない。
ただしオプションルールとして、パワーカードの外側に辺の色が一致するパワーカードを繋げていけるルールも存在する。
※そのオプションルールで繋げられるのはパワーカードのみ。それ以外のカードは繋げられない。
※各カードごとの参照するパワー値は、最初のヒーローに近い側の値のみ用いられる。
- それぞれハンド終了時にまとめて破棄される。
場の構成
- 永続カードは、場(Table)という空間に存在する。
- それぞれの場にはヒーローカードを中心とする連結されたカード群が、対決(ハンド)ごとに一時配置される。
- 対決に用いたカードの使用後は、捨て札(Discard pile)という空間に集められる。
- 場のほかに、手持ちのカウンターチップ置き場や勝利ポイント置き場(Victory pile)などの空間が存在する。
それらにはカウンターチップが配置されるが、その意味は場所ごとに異なっている。
商品情報
● メーカー: Marvel
○ 発売開始: 2001年
- ○ ラインナップ
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- Inaugural edition
- Series 2
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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