ジャガーノーツのTCGカタログ
ヒーロートレーディングカードゲーム『Over Power』のルール解説。
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Over Power Card Game
オーバーパワー
Last Update 2002/10/30 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による勝ち残り戦。プレイヤーはヒーローチーム(または悪人)のリーダーとなり、共に手を取りあう仲間たちの力で相手一味をぶちのめす。
● 原作
アメリカンヒーローが登場するコミック誌各種。
● 世界設定
世界の大国アメリカに危機が訪れる時、どこからとも現れ市民の安全を守る超人。あるものは偶然力を得たごく平凡な社会人、あるものはこの世にいるべきでは無い謎の存在。
彼らはその素性を隠すため、ド派手な衣装やマスクを身にまとい、今日も世界平和のために悪人との死闘を繰り広げているのである。
● 本ゲームについて
アメリカンコミックの人気ヒーローが勢揃いした夢のTCGです。
原作出版社ごとに収録パックとカードの裏面が異なっており、建前上は出版社ごとの独立したカードゲームシリーズとなっています。
しかしながら基本ルールは統一されているので他社同士の対戦は問題なく行うことができますし、スリーブを使えば共闘させることも可能です。
※今回はイメージコミック版付属の日本語ルールを基準に解説します。
基本構成
勝利条件
- 相手のキャラクターを 4体すべて倒す(K.O. する)。
- 自分のミッションカード 7枚すべてを、コンプリート ミッションパイルへ移動させる(ミッションすべてを成功させる)。
- 相手のミッションカード 7枚すべてを、デフィート ミッションパイルへ移動させる(ミッションすべてを失敗させる)。
事前準備
● デッキ (ドローパイル: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 49枚以上(ミッションカードと合わせて 56枚以上)。
- 構築条件:
- ミッションカード以外のカードで構成されていること。
- 初期配置用に、キャラクターカードが 各 1枚ずつで計 4体分が入っていること。
- 初期配置分を除き、同一カードの制限は特に無し(ただしイベントカードと“One per Deck”と記載されたスペシャルカードは、それぞれ各 1枚まで)。
- 構築時点で使えないことが判明しているカード(初期配置用分とは異なるキャラクターを使用条件とするカードなど)は投入できない。
- ロケーションカードを投入する場合、配置目的によってそれぞれ以下の条件を満たすこと。
- ホームベース用: カードの記載キャラクターが、初期配置用のキャラクターとすべて一致すること。
- バトルサイト用: カードの記載キャラクターが、初期配置用のキャラクターとすべて異なっていること。
- バトルサイト用としてロケーションカードを投入する場合に限り、以下のカードを投入することができる。
- スペシャルカード (初期配置キャラクター用以外):
- 使用条件のキャラクターが、ロケーションカード記載のキャラクター名と一致すること。
そのうえで、記載キャラクターごとにそれぞれ 1種類ずつ投入できる。
- アクチベーターカード (として使用するキャラクターカード):
- ロケーションカード記載のキャラクター名と、名称が一致するキャラクターカードであること。
- 前述のバトルサイト用スペシャルカードと、キャラクターごとの枚数がそれぞれ 1 対 1で対応していること。
- イベントカードを投入する場合、自分が使用するミッションカードのミッション名が記載されているカードであること。
※採用レギュレーションによっては、イベントカードを使用しなければデッキ枚数が 44枚以上となる場合もある。
※各セットごとに裏面が異なるため、混ぜて使用する場合はスリーブなどで裏面を統一しておくこと。
● ミッションカード (1人分の補助カード)
- デッキ枚数: 7枚ちょうど。
- 構築条件: 同名ミッション名を持つ 7枚一組のミッションカードで構成されていること。
※ルール記述ではミッションカードもデッキの一部であるが、役割が完全に異なる。ここでは説明の都合からデッキとは別の存在として扱う。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 場に残っているキャラクターが、プレイヤーライフに相当する。
- 開始手札: 0枚。上限も 0枚(各ターンごとに 8枚ずつ引いて使い切る)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(双方が 1ターン目から同時にカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 通常状態。
- カード横: 今回の手番におけるヒット。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 無し。(パワーパックのカードを再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り。
- ユニーク処理: 無し(ただし手札時点での重複処理が存在する)。
- キャラクターの攻撃は、基本的には相手キャラクターのいずれか 1体を対象とする。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ協議のうえで今回のレギュレーションを確認し、それに応じたデッキを用意する。
- それぞれ自分のデッキから、キャラクターカード 4枚を取り出す。
取り出した中の 3枚を、フロントラインのキャラクターとして表向きに並べて場に配置する。
残った 1枚を、リザーブのキャラクターとして裏向きでフロントラインの後ろに配置する。
- それぞれ自分のデッキから、任意でロケーションカードを配置する。
配置か所は 2つ存在し、それぞれ以下の位置に 1枚だけ配置できる(それぞれ配置条件を満たしている場合にのみ配置できる)。
- ホームベース: 記載内容と配置キャラクターがすべて一致するカードを、表向きでリザーブの後ろに配置する。
- バトルサイト: 記載内容と配置キャラクターがすべて異なるカードを、表向きでフロントラインの右横に配置する。
- それぞれバトルサイトを配置した場合、自分のデッキからバトルサイト用(初期配置キャラクター以外用)のスペシャルカードをすべて取り出す。
そしてバトルサイトの下側に、該当カードを裏向きで纏めて配置しておく。
- それぞれ自分ミッションカードを、すべて表向きで リザーブ ミッションパイルに纏めて配置する。
- それぞれのデッキ(の残り)をシャッフルし、ドローパイルとしてフロントラインの左横に配置する。
- ゲーム開始時点での、先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
手番と呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
※同一手番にそれぞれが処理を行い、先攻・後攻は各手番ごとに決定される。
1回の手番の進行
○ ドロー(Draw)
- それぞれ手札として、自分のデッキからカードを 8枚引く。
○ イベント(Events)
- 手札にイベントカードがある場合、先攻から順にそれぞれ 1枚を使用(場に提示)する。
使用と共に自分のデッキから新たなカードを 1枚引き、手札に加える。
※使用は強制。手札に 2枚以上ある場合は、任意の 1枚のみを配置する。
- イベントカードが使用された場合、先攻のカードから順に効果を発動する。
効果発動後は、それぞれの デフィート キャラクターズパイルに送られる。
○ ディスカード(Discard)
- それぞれ自分の手札で重複したカードや使用できないカードを デッドパイルに破棄する。重複の条件は以下の通り。
※使用時とは送られる場所が異なることに注意。なおリザーブとバトルサイト配置分を除き、自分の場に存在するカードも重複分に数えられる。
※リザーブのキャラクターへの配置カードは同一手番の間は重複扱いとなるが、次の手番からは重複対象に含まれなくなる。
- パワーカード: 記載パワータイプの数値部分のみで判定され、各数値ごとに 1枚までとなる。
- ベーシック ユニバースカード: パワータイプ(アイコン・数値)と修正項目で判定、各種 1枚まで。
- ユニバース トレーニングカード: パワータイプと修正項目で判定、各種 1枚まで。
- ユニバース チームワークカード: パワータイプで判定、各種 1枚まで。
- ユニバース アリーカード: パワータイプで判定、各種 1枚まで。
- タクティクス ダブルショットカード: 使用条件で判定、各種 1枚まで。
- タクティクス アーティファクトカード: 特に制限無し。
- スペシャルカード: 対象キャラクター単位で判定、各種 1枚まで。
- アスペクトカード: (場の配置分を含めて)手札に合計 1枚まで。
- イベントカード: 先ほどの使用分を含めて合計 1枚まで(つまりこの時点ですべて破棄)。
- アクチベーターカード: 合計で 1枚まで。
○ プレイス(Place)
- 先攻から交互に、双方がパスするまで以下の方法で手札のカード配置を繰り返す。
※大抵はわざわざ配置せずとも手札から直接使えるのだが、配置することで蓄積(手番を跨ぐこと)が可能となる。
- それぞれ自分の場のいずれかのキャラクター 1体に対して配置する。
ただしアスペクトカードは例外として、自分のホームベースに対して配置する(バトルサイトは不可)。
- 配置したカードは、(アスペクト以外は)付けたキャラクターが保持している扱いとなる。
※配置したカードは、付けたキャラクターのみが使用できる。
※別のキャラクターに移動させることはできない。
※付けたキャラクターが使用しない限り(又は対象自身が場を離れない限り)取り除くことができなない。
- ホームベース 1枚に対して、アスペクトカードを 1枚だけ配置できる。
- キャラクター 1体に対して、各カードタイプごとにそれぞれ 1枚ずつ配置できる。
※つまり パワー・ユニバース(全部纏めて)・タクティクス・スペシャル カードを各 1枚ずつ(最大 4枚)配置できる。
- 配置したカードは、使用されるまでは対象に付いたまま手番を跨いで永続する。
- 配置するカードが無い時はパスすることができ、双方がパスした時点でプレイスの処理が終了する。
○ ベンチャーの宣言(The Venture)
- それぞれ 1枚以上の任意数のミッションカードを、ベンチャーとして以下の方法で賭ける。
- ベンチャーは、リザーブまたはコンプリートの ミッションパイルから賭ける(デフィートからは不可)。
ただしコンプリートからの賭けは、自分の デフィートミッションパイルにカードが有る時のみに限られる。
- ベンチャーの枚数はそれぞれ任意だが、必ず 1枚は賭けること。
- ベンチャーを 3枚以上賭けた場合はその枚数に応じて、相手が以下の枚数だけデッキからカードを引いて手札に加える。
なお相手は追加で引いたカードについても、“ディスカード”処理が行われる(なお引くだけで“プレイス”処理は行われない)。
- ベンチャー 3枚: 相手は 1枚引く。
- ベンチャー 4枚: 相手は 2枚引く。
- ベンチャー 5枚: 相手は 3枚引く。
- ベンチャー 6枚: 相手は 4枚引く。
- ベンチャー 7枚: 相手は 5枚引く。
- ベンチャーとなったカードは、それぞれ本来の ミッションパイルの横に分けて一時保管される(出身パイルは明確にしておくこと)。
○ コンシード(Concede)
- (今回のバトルに勝てないと予想したならば、)それぞれ任意でバトルそのものを放棄する。
今回のバトルは放棄した側の敗北となり、以降の処理を飛ばして“バトルの終了”の処理に進む。
○ バトル(The Battle)
- 先攻から交互に以下の条件のいずれかを満たすまで、バトルの処理を繰り返す。
- 双方のプレイヤーがパスをする。
- どちらかのプレイヤーがコンシードする。
- どちらかのフロントラインのキャラクターがすべていなくなる(K.O.される)。
各バトルの処理
以下のいずれかの処理を行う。
- パワーカードによる単体攻撃:
フロントラインのキャラクター 1体によって、パワーカードを用いた攻撃を 1回行う(攻撃については後述)。
※使用するカードは、手札または使用するキャラクターに配置されている物から使用される。
- パワーカード + ベーシック ユニバースカードによる単体攻撃:
フロントラインのキャラクター 1体によって、パワーカードとベーシック ユニバースカードをセットで用いた攻撃を 1回行う。
- パワーカード + ユニバース トレーニングカードによる単体攻撃:
フロントラインのキャラクター 1体によって、パワーカードとユニバース トレーニングカードをセットで用いた攻撃を 1回行う。
- ユニバース チームワークカードとパワーカードによる連続攻撃:
フロントラインのキャラクター 2 ~ 3体によって、以下の処理を行う。
※フロントラインが 1体のみなど、そもそも行えない時は選択できない。
※ 3体目の攻撃は任意であるが、2体目の攻撃は必ず行うこと。
※それぞれが攻撃する際のパワータイプが、すべて異なっていること。
※それぞれの攻撃は別物である。別々の攻撃対象を指定でき、防御なども個別に行われる。
※直前 の攻撃の成功の可否に関わらず、次の攻撃は行われる。
- 1体目がユニバース トレーニングカードによる攻撃を 1回行う。
- 2体目がパワーカード(のみ)による攻撃を 1回行う。直前の攻撃とはパワータイプが異なること。
- 任意で 3体目がパワーカード(のみ)による攻撃を 1回行う。直前 2回の攻撃とはパワータイプが異なること。
- ユニバース アリーカードによる攻撃とスペシャルカードの連続使用:
キャラクター 2体によって、以下の処理を行う。
- フロントラインにいる 1体目がユニバース トレーニングカードによる攻撃を 1回行う。
- 2体目がスペシャルカードを使用する(必ず行うこと)。
- タクティクス ダブルショットカードによる攻撃:
フロントラインのキャラクター 2体によって、ダブルショットカードを用いた攻撃を 1回行う。
- スペシャルカードの使用:
キャラクター 1体によって、スペシャルカードを使用する。
※リザーブのキャラクターが使用できるカードも存在する。またカードによっては攻撃が行われる場合もある。
- アクチベーターカードの使用:
フロントラインのキャラクター 1体によって、手札のアクチベーターカードを使用する。
アクチベーターカードは即座にバトルサイトに存在するスペシャルカードと交換され、スペシャルカードの効果が発動する。
- (バトル途中での)コンシード:
今回のバトル全体を放棄する。
バトルは放棄した側の敗北となり、繰り返し自体を終了して“バトルの終了”の処理に進む。
- パス:
何もしない(相手に処理を渡す)。
攻撃 1回の処理
▽ アタック
- それぞれフロントラインが空いている場合に、リザーブキャラクターの先詰めが行われる。
※リザーブにキャラクターがまだいるならば、リザーブのキャラクターを空いたフロントラインに移動させる。
- バトルの担当プレイヤーが攻撃側となり、攻撃を行う自分のフロントラインにいるキャラクター 1体を指定する。
※一部カードの効果によって、フロントライン以外のキャラクターが攻撃を行う場合もある。
- 攻撃側が以下の中から今回の攻撃対象を 1つ指定する。
- 対戦相手のキャラクターのいずれか 1体(基本的には相手のフロントラインにいる者のみ)。
- 対戦相手のバトルサイト。
- 攻撃側が手札または攻撃キャラクターに付いているカードから、任意の攻撃用カード(パワーなど) 1枚を攻撃対象の前に出すことで攻撃が行われる。
補助となるカード(ベーシック ユニバースなど)を使う場合は、ここで同時に出される。
▽ ディフェンス
- 相手プレイヤーが防御側となり、任意で攻撃対象に防御を行わせるかどうかを選択する。
- 攻撃対象がキャラクターの場合は以下のいずれかの行動によって、対象キャラクター自身が使用する形で防御を行う。
なお防御に用いるカードのパワー値は、攻撃側の攻撃用カードの(修正を加えた)値以上でなければならない。
※パワータイプは問われない。ただし複数カード使用時はいずれかのパワータイプで統一されている必要がある。
- パワーカードを使用する。
- パワーカード + ベーシック ユニバースカードを使用する。
- パワーカード + ユニバース トレーニングカードを使用する。
- タクティクス ダブルショットカードを使用する(他のキャラクターによる防御可)。
- 防御効果(戦闘能力または戦闘そのものの無効化)を持つスペシャルカードを使用する。
- 防御効果を持つアスペクトカードを使用する。
- 攻撃対象がバトルサイトの場合、以下のいずれかの行動によって防御を行う。
なお防御に用いるカードのパワー値は、攻撃側の攻撃用カードの(修正を加えた)値以上でなければならない。
- 自分のフロントラインにいるいずれかのキャラクターが使用する形で、パワーカードのみを使用する。
- アクチベーターカードとの交換によって使用される、防御効果を持つスペシャルカードを使用する。
- 防御が成功した(防御用のカードが使用された)場合、攻撃に使用したカードと防御に使用したカードすべてが共に破棄される。
そのうえで以降の処理を飛ばし、“攻撃の終了”処理に進む。
▽ ヒット
- 攻撃が成功した(防御されなかった)場合、ヒットとして今回の攻撃に使用したパワーカード攻撃対象の前に横向きで一時配置される。
攻撃に使用した補助カードは、この時点で破棄される。
- 攻撃対象を対象とするヒットの合計(今回手番のヒット分と永続記録分)が、その時点での攻撃対象が受けたヒットとなる。
- ヒットにより以下のいずれかの条件が満される場合、攻撃対象は K.O. される(倒される)。
- キュミュレイティブ K.O. : ヒットしたカードの得点合計が 20以上となる。
※基本的にヒットとして使われているカード 1枚に付き 1得点。これにカード効果による修正などが加えられる。
- スペクトラム K.O. : キャラクターのみ。ヒットとして使われているカードのパワータイプが 3種類以上となる。
※バトルサイトは キュミュレイティブ K.O. のみが有効となり、スペクトラムの条件を満たしても何も起こらない。
※マルチパワーカードは、全部纏めて任意の 1種類として扱われる。
- キャラクターが K.O. された場合、そのキャラクターは持ち主の デフィート キャラクターズパイル に送られる。
キャラクターに配置されていたカードや永続記録中のヒットは、それぞれ持ち主の捨て場に送られる。
- バトルサイトが K.O. された場合、そのロケーションは デフィート キャラクターズパイル に送られる。
またバトルサイトに配置されている(未使用の)スペシャルカードは、すべてデッドパイルに送られる。
▽ 攻撃の終了
○ バトルの終了(Ending the Battle)
- それぞれ手札をすべて破棄する(対応する捨て場に送る)。
- それぞれプレイヤー単位で今回のキャラクターへのヒットの合計値(Venture Total)を比較し、値が大きい側が今回のバトルに勝利する。
※どちらかがコンシードした場合は、ヒットの値に関わらずコンシードした側の敗北となる。
※計算に効果修正は含まず、純粋なカードの枚数(パワー・ユニバース・スペシャルなど)で判定される。
※バトルサイトへのヒット分や、永続記録(以前の手番でのヒット)の値は含まない(バトルの勝敗と K.O. は別であることに注意)。
- 今回のバトルの勝敗によって、それぞれ以下の処理を行う。
バトルに勝利した場合:
- 次の手番の先攻となる。
- 自分のベンチャーについて、それぞれ以下の処理を行う。
- コンプリート ミッションパイルからの分: 自身は コンプリート ミッションパイルに戻った上で、枚数配分によって以下の処理が行われる。
- ベンチャー 1枚分: 自分の デフィート ミッションパイルの任意の 1枚を、リザーブ ミッションパイルに移動させる。
- ベンチャー 2枚分: 自分の デフィート ミッションパイルの任意の 1枚を、コンプリート ミッションパイルに移動させる。
- リザーブ ミッションパイルからの分: 自分の コンプリート ミッションパイルに移動する。
バトルに敗北した場合:
- 次の手番の後攻となる。
- 自分のベンチャーについて、それぞれ以下の処理を行う。
- コンプリート ミッションパイルからの分: 自分の リザーブ ミッションパイルに移動する。
- リザーブ ミッションパイルからの分: 自分の デフィート ミッションパイルに移動する。
引き分けの場合:
- 先攻・後攻はそのまま。
- それぞれのベンチャーは、そのままの状態が維持される。
- それぞれの今回ヒットしたカードは、そのままの状態が維持される(次のターンでのヒットしたカードに加算される)。
- 今回のバトルが引き分けでない場合、それぞれ今回ヒットしたカードについて攻撃対象ごとに以下の処理を行う。
- 攻撃対象が健在: 永続記録(Permanent Record)として、内容確認できるようずらして対象の下側に蓄積する。
- 攻撃対象がいない (K.O. されている): すべて破棄する(対応する捨て場に送る)。
- 手番を終了する。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● パワータイプについて
- ほとんどのカードには属性概念としてパワータイプが存在し、さまざまな場面で使用される。
- エネルギー(Energy)・ファイト(Fighting)・ストレングス(Strength)・インテレクト(Intellect) の 4項目が存在する。
またいずれの項目としても使われるエニーパワーも存在する。
- それぞれのパワータイプはアイコンと数値で構成されており、カードによってそれぞれ一定の項目を持っている。
- パワータイプは、手札のカードを場のキャラクターが使用(および事前配置)する際の条件として使用される。
基本的にはキャラクターが持つパワーグリッドに記載された値が、使用するカードの該当パワーの値以上であれば使用可能となる。
※ただし使用条件に“OR LESS”と書かれている場合は、パワー値以下が条件となる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクター(Character)カード (コスト不要)
- プレイヤーの部下たち。場にキャラクターとして配置される。
- デッキに入れて使用される。
- 横向きのカードであり、ゲーム開始時に 4枚(4体)が場に配置される。
配置されるカードのうち 3枚が前線配備(Front Line)で、1枚が予備役(Reserve)となる。
- パワーグリッドとして、3 ~ 4種のパワータイプがセットで記載されている。
この値(レーティング)が、キャラクターがパワーカードなどで攻撃を行う際の使用条件として用いられる。
- 一部のカードにはヒーロー/ ヴィランといった区分が存在し、DC世界戦など特定レギュレーションで使用される。
- 基本的には、フロントラインにいるキャラクターがさまざまな行動をおこなう。
攻撃に使われるパワーカードなどは、原則としてフロントラインのキャラクターが使用する扱いとなる。
- リザーブにいるキャラクターは基本的には補欠であり、一部の例外を除き攻撃を行うことも受けることもない。
そしてフロントラインのキャラクターが倒され空きができた時に、リザーブからフロントラインに移動して戦闘に参加することになる。
- 受けた攻撃は、ヒットとして蓄積する。
20ポイント以上のヒット(累計ダメージ)を受けるか 3種類以上のパワータイプによる攻撃を受けることで、K.O. される。
- K.O. された場合は、デフィート キャラクターズパイルに送られる。
※ アクチベーター(Activator)カード
- キャラクターカードは本来の役割とは別に、手札から一時使用されるアクチベーターカードとしても使用される。
- ストーリー的には、バトルサイトを本拠地とする土着ヒーローからの支援という扱いになる。
- アクチベーターとしてのカードは、自分がバトルサイトを使用している時にのみデッキに投入できる。
そして投入条件として、バトルサイトに記載されているキャラクター名のいずれかと名称が一致していなければならない。
※つまり初期配置の 4体とは別のキャラクターのみ投入できる。
- それぞれバトルサイト用の対応キャラクターのスペシャルカードと 1 対 1の枚数で対応している必要がある。
- 能力としては、バトルサイトに配置されている対応スペシャルカードを呼び出すための専用カードである。
手札から使用することで対応するスペシャルカードと交換され、スペシャルカードの記載効果が発動する。
- 破棄された場合は デッドパイルに送られる。
○ ロケーション(Location)カード (配置条件が存在)
- キャラクターたちが行動する舞台となる場所。場にロケーションとして配置される。
- 使用はあくまでも任意であり、使わなくても特に問題はない。
※使用しないときは概念的な場所上で行動する扱いとなり、ロケーションを参照する効果などはすべて無視される。
- デッキに入れて使用される。
- 初期配置分として、任意でそれぞれの場のホームベースとバトルサイトに 1枚ずつ配置できる。
配置することで、他のカードの初期配置などが変化する場合がある。
- それぞれキャラクター名称が記載されており、カード配置の際の条件として使用される。
- ホームベースに配置する条件として、記載キャラクターが初期配置用のキャラクターとすべて一致していなければならない。
バトルサイトに配置する条件として、記載キャラクターが初期配置用のキャラクターとすべて異なっていなければならない。
※ホームベース用とバトルサイト用のカードは、条件が真逆となる。
- ホームベースとして使用する場合、以下の扱いを受ける。
- 攻撃されることなく、最後まで場に永続する。
- アスペクトカードを 1枚配置することができる。
- ゲーム開始時から記載効果が適用される。中にはルールそのものを変更する強力な物も存在する。
- バトルサイトとして使用する場合、以下の扱いを受ける。
- 記載効果は使用されない(記載キャラクター名部分以外はすべて無視される)。
- ゲーム開始時に、記載キャラクターが使用できるスペシャルカードが配置される(各キャラクターごとに 1種類のみ)。
- キャラクター同様に攻撃される。ただし キュミュレイティブ K.O. (20得点分の攻撃)でのみ破壊できる。
- 破壊された場合は、デフィート キャラクターズパイルに送られる。
○ ミッション(Mission)カード (コスト不要)
- この戦いにおける任務達成率を表す表示カウンター。勝利条件の一つとして用いられる。
- ミッションカードは後からの追加要素であり、当初は存在しなかったらしい。
ただし日本語ルール版が登場した時点では、ゲームの基本要素として組み込まれている。
- カードと言っても数値カウンターの要素が強く、他のカードとは異なる存在である。
- ミッション名が記載されており、各ミッションごとに 7枚一組のセットになっている。
※存在そのものに意味があり、記述内容はほぼ意味を持たない。ただしミッション名がデッキ構築時に参照される。
※それぞれ両面絵柄の個別仕様となっており、表面にはキャラクター・裏面にはその説明文が記載されている。
- ゲーム開始時に場とは独立したそれぞれのミッションパイルという部分に配置される。
ミッションパイルは 3箇所の空間に分割されており、ゲーム中は各カードがこの空間を行き来することになる。
※分割はいわゆる上中下段で、上段がコンプリート・中央がリザーブ・下段がデフィートとなる。
※配置時点では、リザーブ ミッションパイルにまとめて配置される。
- 各ターンごとにベンチャーという形で一定の枚数を賭ける。
そしてバトル終了時に、ベンチャーが勝敗に応じたミッションパイルに移動することになる。
※賭けられるのは基本的にリザーブのみ。デフィートは賭けられず、コンプリートは条件を満たした時のみ賭けられる。
- ベンチャーとして賭けたカードは、基本的にはバトル勝利で上段移動・敗北で下段に送られる。
※コンプリートから賭けたベンチャーは、自身の上段移動ではなくデフィートに落ちた他カードの救済に使用される。
- 移動によってすべてのミッションカードが コンプリート ミッションパイルに送られた場合、そのプレイヤーはゲームに勝利する。
またすべてのミッションカードが デフィート ミッションパイルに送られた場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する。
● 一時的に配置・使用されるカード
○ パワー(Power)カード (使用条件が存在)
- キャラクターが使用する攻撃カードの基本形。パワーとして配置・使用される。
- デッキに入れて使用される。
- フロントラインにるキャラクターが使用する扱いとなる。
- カード名称を持たず、右上部分にパワータイプの項目のみを持っている。
※相手からも確認できるよう、左下に同じ項目が上下反転して記載されている。
- カードの識別はパワータイプ(アイコンと数値)で行われるが、重複判定はアイコン関係なしの数値のみで行われる。
- 通常は 1種類のパワータイプを持つが、中にはマルチパワーとして複数のパワータイプを持つカードも存在する。
- 基本的には手札から使用するが、手番を跨いで保持するために自分の場のキャラクター 1体に付けて配置する(持たせる)ことができる。
- 手札または事前配置しておいた分から使用することで、自分の場のキャラクター 1体による攻撃が行われる。
※場に配置しておいたカードは、当然ながら付けてあった(持っていた)キャラクター自身のみが使用できる。
- パワータイプの値が使用条件となり、パワーグリッドの対応アイコンの数値が値以上のキャラクターであれば使用が可能となる。
※マルチパワーの場合は、いずれか 1つのパワータイプが満されれば良い。
- 攻撃を行い防御されなければ、攻撃対象の前にヒットとして一時配置される。
ヒットは手番の終わりに永続記録となって永続し、ともに攻撃対象を K.O. させるための蓄積ダメージとして使用される。
- 相手を K.O.させた後などの使用後は、パワーパックに送られる。
※ マルチパワーカード
- パワーカードの一種。4種類のパワータイプすべてが記載されている。
- パワーの数値は 4種とも同値であり、単純にどのパワータイプでも判定できるカードとなっている。
- スペクトラム K.O. での判定において、マルチパワーが全部まとめて 1タイプとして数えられる。
○ ユニバース(Universe)カード (使用条件が存在)
- 攻撃補助や連携攻撃を行うカード。ユニバースとして配置・使用される。
- デッキに入れて使用される。
- フロントラインにるキャラクターが使用する扱いとなる。
- パワータイプと修正値(数値に±が付いたパワータイプ)の項目を、それぞれ一定数持っている。
重複判定などは、この項目部分を基準として行われる。
- 基本的には手札から使用するが、手番を跨いで保持するために自分の場のキャラクター 1体に付けて配置することができる。
- 手札または事前配置しておいた分から使用することで、キャラクターによる攻撃などが行われる。
※直接攻撃を行う(ヒットとなる)カードと、補助のみを行うカードが存在する。
- 一部のカードは個別の効果を持っており、使用時に記載効果を発動する。
- 使用後は デッドパイルに送られる。
- 以下の種類が存在する。
- ベーシック ユニバース:
- ユニバースカードの基本形。攻撃補助カードとして、パワーカードとセットで使用される。
- いずれか 1つのパワータイプと、1つの修正値の項目を持つ。
- パワータイプが使用条件となり、パワーグリッドの対応アイコンの数値が値以上のキャラクターであれば使用できる。
- 使用することで、併用するパワーカードの対象パワータイプの値が修正値の分だけ強化される。
- 攻撃成功時に破棄される。このカードは補助でありヒットにはならない。
- ユニバース トレーニング(Universe Training):
- 苦手分野を特訓で乗り越えた姿。攻撃補助カードとして、パワーカードとセットで使用される。
- ベーシック ユニバースに近い存在であるが、使用条件が異なる。
- いずれか 2つのパワータイプと、2つの修正値の項目を持つ。なおパワータイプの値は一律 5となっている。
- パワータイプが使用条件となり、パワーグリッドのいずれかの対応アイコンの数値が“値以下(つまり 5以下)”の時に使用できる。
- 使用することで、併用するパワーカードの対象パワータイプの値がどちらか任意の側の修正値の分だけ強化される。
- 攻撃成功時に破棄される。このカードはヒットにはならない。
- ユニバース チームワーク(Universe Teamwork):
- キャラクター 2 ~ 3体による、連続攻撃の起点となる攻撃カード。
- パワーカードとセットで使用されるが、このカードは補助ではなく攻撃カードである。
つまり 1度の行動で複数回の攻撃が行われることになる。
- まず 1体目のキャラクターがこのカードで攻撃を行い、続いて 2体目がパワーカードによる攻撃を行う。
さらに任意で 3体目がパワーカードによる攻撃を行うことができる。
- それぞれの攻撃は、すべてパワータイプが異なっていなければならない。
- いずれか 2つのパワータイプと、4つの修正値の項目を持つ。
- パワータイプのうち左側が使用条件、右側が攻撃の際のパワー値となる。
- 修正値のうち左側 2つが、1回目の追加攻撃(つまり 2体目)への修正値(2択)となる。
右側の 2つは、2回目の追加攻撃(任意で行う 3体目)への修正値(2択)となる。
- 防御されなければ、攻撃対象の前にヒットとして一時配置される。
- ユニバース アリー(Universe Ally):
- キャラクター 2体での連続行動の起点となる攻撃カード。
- ユニバース チームワークに近い存在であるが、直後に使用されるのはスペシャルカードとなる。
- 2つのパワータイプの項目を持つ。
- パワータイプのうち左側が使用条件、右側が攻撃の際のパワー値となる。
- まず 1体目のキャラクターがこのカードで攻撃を行い、続いて 2体目がスペシャルカードを使用する。
- 防御されなければ、攻撃対象の前にヒットとして一時配置される。
○ タクティクス(Tactic)カード (使用条件が存在)
- 2体のキャラクターによって行われるさまざまな作戦。
- デッキに入れて使用される。
- フロントラインにるキャラクターが使用する扱いとなる。
- 以下の種類が存在する。
- タクティクス ダブルショット(Tactic Doubleshot):
- 2体のキャラクターによる共同攻撃。
- 攻撃カードであるが、組み合わせるパワーカードがなければ使用できない。
- 基本的には手札から使用するが、手番を跨いで保持するために自分の場のキャラクター 1体に付けて配置することができる。
- 手札または事前配置しておいた分から使用することで、攻撃が行われる。
- 3つのパワータイプの項目を持つ。
- パワータイプのうち左側がキャラクターの使用条件で、上段が 1体目・下段が 2体目の条件となる。
そして右側が攻撃の際のパワー値となる。
- パワータイプとは別に、組み合わせるパワーカードの詳細が文章で記載されている。
- 2体目がパワーカードを保持した状態で、1体目のキャラクターによってこのカードによる攻撃が行われる。
- 防御されなければ、攻撃対象の前にヒットとして一時配置される。
- キャラクターの防御にも使用できる。防御は攻撃対象以外の 2体で行うこともできる。
- 使用後は デッドパイルに送られる。
- タクティクス アーティファクト(Tactic Artifact):
- キャラクターの装備品。ただし着付け係? が必要となる。
- フロントラインにいるいずれか 1体のキャラクターに付ける形で配置される。
- 2つのパワータイプの項目を持つ。
- パワータイプのうち上段が配置するキャラクターの使用条件、下段が配置を手伝う 2体目の条件となる。
- 場において効果を発揮する。
- 破棄された場合は デッドパイルに送られる。
○ スペシャル(Special)カード (使用条件が存在)
- 特殊攻撃など。効果はさまざま。
- 基本的にはデッキに入れて使用される。
ただし初期配置の段階で、ドローパイルに入るカードとバトルサイトに配置されるカードの 2種に分類される。
- 基本的にはフロントラインにいるキャラクターが使用する扱いとなる。
- 初期配置用キャラクターが使用できるカードと、バトルサイト用ロケーションの記載キャラクターに対応するカードのみをデッキに入れることができる。
- カードによりその能力は異なる。使用したキャラクターによる攻撃(または防御)の場合もあれば、戦闘以外の効果を発揮するカードもある。
- カードによってはパワータイプが記載されており、戦闘などで使用される。
- ドローパイルに入るカードは、以下の扱いを受ける。
- ゲーム開始時は、ドローパイルの中に存在する。
- 使用条件として、各カードごとに使用できるキャラクターが指定されている(誰でも使える汎用カードも存在する)。
- 基本的には手札から使用するが、手番を跨いで保持するために自分の場の対応キャラクター 1体に付けて配置する(持たせる)ことができる。
- カードに名称が記載されているキャラクターのみが使用(およびキャラクターに対する事前配置が)できる。
- 手札または事前配置しておいた分から使用することで、場のキャラクターが使用する形で効果が発動する。
- 使用後は デッドパイルに送られる。
- バトルサイトに配置されるカードは、以下の扱いを受ける。
- バトルサイトとしてのロケーションカードを使用する時にのみ、デッキに投入できる。
- ゲーム開始時に、バトルサイトの下に纏めて配置される。
- 記載の使用条件は適用されない。代わりに対応するアクチベーターカードを使用することによってのみ使用できる。
※ニュアンスとしては、(キャラクターの要請によって)協力を取り付けた土着民が使っている扱いとなる。
- 手札の対応するアクチベーターカードと交換する形で、バトルサイトから取り出されて使用される。
- 使用後は デフィート キャラクターズパイルに送られる。
○ アスペクト(Aspect)カード (配置条件が存在)
- 本拠地の援護装備や常駐スタッフなど。場にアスペクトとして配置される。
- デッキに入れて使用される。
- 配置条件として、いずれかのロケーション名が記載されている。
なお対象ロケーションをホームベースとして使用しない場合は、デッキに投入すること自体ができない。
- 自分のホームベースに付ける形で場に 1枚だけ配置することができる。
- カードによりその能力は異なるが、その多くは消費物として使用される。
- ホームベースに配置されている時に、場のキャラクターが使用する(本部に支援要請したという)形で効果が発動する。
- 使用後は デッドパイルに送られる。
○ イベント(Event)カード (コスト不要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
- デッキに入れて使用される。
- 自分が使用するミッションカードのミッション名を持つカードのみをデッキに投入できる。
また各イベントカードごとに、それぞれ 1枚までデッキに投入できる。
- 各手番ごとに手札に存在する場合、それぞれ 1枚ずつが使用される。
- 使用後は デフィート キャラクターズパイルに送られる。
場の構成
Defeated | |
| Home Base | |
| |
Reserve | Reserve Char. |
Conpleted | Btl. Site | Front | Front | Front |
| | | | |
| | | |
| |
| Front | Front | Front | Btl. Site |
| Conpleted |
Reserve Char. | | | Reserve |
Home Base | Defeated |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場は、フロントライン・リザーブ・ホームベース・バトルサイト という領域に大別される(上図は場とミッションパイルの構成図)。
- フロントライン(Front Line)は最前線に相当し、3体のキャラクターが配置される。
- リザーブ(Resserve Character)はいわゆるベンチであり、1体のキャラクターが配置される。
- ホームベース(Home Base)は本拠地部分であり、任意で 1枚のロケーションが配置される。
- バトルサイト(Battle Site)は前線におけるキャラクターが陣を敷いた地形であり、任意で 1枚のロケーションが配置される。
- 場のほかにミッションパイルという空間が存在し、それぞれ以下の 3段構成の空間で構成される。
- コンプリート ミッションパイル(Conpleted Mission Pile): 加点状態となっているミッションカードの置き場。最上段部分となる。
- リザーブ ミッションパイル(Reserve Mission Pile): ミッションカードの初期配置位置。いわゆる中立状態。
- デフィート ミッションパイル(Defeated Mission Pile): 減点状態となっているミッションカードの置き場。
- それぞれのミッションカードはベンチャーという賭け行為によって、 3か所のミッションパイルを上下に行き来する。
そしてすべてのカードが最上段(コンプリート ミッションパイル)に移動すると自分の勝利、最下段ならば相手の勝利となる。
- キャラクターが使用したパワーカードは、パワーパック(Power Pack)という空間に集められる。
- キャラクターが使用したユニバースやスペシャルカードなどは、デッドパイル(Dead Pile)という空間に集められる。
- K.O. されたキャラクター・イベント・バトルサイトから使用されたカードは、デフィート キャラクターズパイル(Defeated Characters Pile)という空間に集められる。
- パワーパック・デッドパイル・デフィート キャラクターズパイル は似ているが、それぞれ明確に区別される。
商品情報
● メーカー: Fleer/ Skybox/ Comic Images/ 天田印刷加工
○ 発売開始: 1995年/ 1998年10月(日本版発売時期)
- ○ ラインナップ
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- Marvel Ovepower
- Power Surge
- Mission Control
- DC Overpower
- IQ Overpower
- Justice League
- Monumental
- Marvel Classic Overpower
- Image Overpower
- X-Men
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