ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Monty Python(モンティ・パイソン)』のルール解説。

Monty Python and the Holy Grail Collectible Card Game
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

Last Update 2003/11/12 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 2人対戦による宝探し。プレイヤーはアーサー王となり、円卓の騎士を率いて聖杯を探索する。

● 原作
 映画『モンティ・パイソンのホーリー・グレイル』。

● 世界設定
 6世紀だか12世紀だか20世紀だかよくわからないけど、とにかく騎士道精神あふれるイングランド。 全ブリテンの王にして円卓の騎士の長アーサー・ペンドラゴン卿は、馬(?)にまたがり従者パッツィと旅をしていた。
 そんなおり、「聖杯を探せ」という神の啓示を受け、偉大な騎士ランスロット卿やうら若きギャラハッド卿、雄雄しく勇敢なロビン卿といった円卓の仲間とともに、 危険なモンスターなど幾多の試練を乗り越えて、偉大な魔術師ティムの助力を受け、湖に浮かぶ孤島へと船を進めるのであった。後ろからせまり来る危険に気づかないまま……(笑)。

● 本ゲームについて
 イギリスの人気コメディーグループ“モンティ・パイソン”。 彼らの人気はいまだ衰えず、かの聖杯伝説をテーマとした劇場映画はのちのTRPGやコンピュータRPG、そしてTCGにおける全ての“ネタ”の原型となりました。その有名な映画を直接再現したTCGこそ、本ゲームなのです。 立派なファンタジーTCGとして完成しているだけでなく、原作に見られたいくつもの笑いはそのままに、本ゲームならではの心憎い演出が随所に見られます。

 ところで、M:TGの《放蕩魔術師》の格好が魔術師ティムにそっくりなんてデマを流したのって誰? (私もひっかかったけど、容姿じゃなくて行動がそれっぽいんですよ)。


基本構成

勝利条件

※アバロン島全体で聖杯が未発見の場合は引き分け。また合意による引き分けも存在する。

事前準備

● デッキ (1人分のゲームカード)

● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し(賭けカードの概念だけは気に留めておくこと)。
○ 円卓表示用マーカー: 各 1個(アーサー王カードで兼用可能)。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

●カードの行動表現

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

全体の基本進行

 互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

ターン(自分の手番)の進行

○ ドローカード(Draw Cards)フェイズ

○ メイン(Your Turn)フェイズ

 以下の行動を任意に行う。

移動の処理

▽ 通常の移動

▽ アバロン島への移動

 移動の結果、1つのエリアで円卓一行と騎士が相対した場合に、この騎士を円卓に加入させることができる。
 相対したのが騎士でなく一般人の場合は、判定を行わずとも無条件に加入させることができる。
 加入判定に失敗した騎士は以後敵対者とみなされ、2度と円卓に加入させることはできない(判定前にエリアから逃走し、次ターン以降まで判定を保留するという手もある)。

円卓への加入

 移動の結果、1つのエリアで円卓一行と妨害勢力(敵対者・危険・{円卓への加入に失敗した}騎士など)が相対した場合に対決が発生する。
 1つのエリアに複数種類の妨害勢力が存在する場合は、1つずつ対決の処理を行う。
 妨害勢力が城カードの上にいる場合は、城チャートの効果を適用してから(城カードの欄参照)、対決を行うこと。
 もし円卓側が対決を避けたい場合は、大声で「逃げろ!」と叫ぶことで逃走を行うことができる。 逃走することで、円卓一行は移動したエリアからより外側の 1エリアに移動させられる(エリアは相手がきめること)。

各対決の処理

▽ 対決内容の確認

▽ 戦闘による対決

▽ 頭脳対戦による対決

 移動の結果、アバロン島の 1エリアに到達した場合(妨害勢力は一掃してあること)、聖杯を探索できる。
 一度探索に失敗したエリアは、(たとえ相手の失敗であっても) 2度と聖杯を探索することができない。 4エリア全て失敗した場合は、その時点でゲーム終了(引き分け)となる。

聖杯探索

○ 手札調整(Balance Hand)フェイズ

1ゲーム終了時の処理

 相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること(本ゲームは特に混じりやすいので要注意)。
 聖杯の発見でゲームの勝敗がついた場合、勝者は賭けカードを全て獲得する。
また、全てのアバロン島で聖杯が発見できなかった場合は引き分けとなり、現在の賭けカードは賭けカードと残したまま、新しい賭けカードを追加して新たなゲームをやりなおす。


ルール細則

基本ルール細則

● 聖杯番号について

● 第2カードタイプ

● 自分で書いてみよう(WRITE YER OWN)カード

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ 騎士(Knight)カード

○ 従者(Page)カード

○ 一般人(Person)カード

○ アイテム(Item)カード

○ 敵対者(Adversary)カード

○ 危険(Peril)カード

○ 土地(Land)カード

○ 城(castle)カード

○ 村(village)カード

● 瞬間的に使用するカード

○ イベント(Event)カード

○ 嘲笑(Taunt)カード

○ 歌(Song)カード

○ 3つの質問(Questions Three)カード

場の構成

相手本拠地
敵札敵札敵札相手のイングランド
敵札敵札敵札敵札
敵札敵札敵札
敵札敵札
共用共用共用共用アバロン島
自札自札自分のイングランド
自札自札自札
自札自札自札自札
自札自札自札
本拠地

商品情報

● メーカー: Kenzer & Company
○ 発売開始: 1996年

○ ラインナップ

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