ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Bakugan』のルール解説。
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Bakugan Trading Card Game
爆丸バトルプラネット
Last Update 2025/2/1 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるデッキ破壊戦。プレイヤーは爆丸たちのパートナーとなり、率いた爆丸で相手を撃退する。
● 原作
玩具『爆丸』シリーズ。
TVアニメ『爆丸バトルプラネット』シリーズ。
● 世界設定
今から 12年ほど前、謎の惑星ヴェストロイアが地球と融合した。
“グレート・コリジョン”とよばれるこの事件は、人間側の被害が少なかったこともあり次第に風化してく。
しかしこの時より、爆丸という生命体と共存する新たな世界が訪れたのである。
● 本ゲームについて
ビー玉ころがしに一発変形の要素を組み込んだ玩具、それが爆丸です。
爆丸は最初期からカードを併用しており、当初は磁力スイッチの起動面となるゲートカードが使用されていました。
そして時は流れ、パートナーメーカーの変更と共にカード要素をより強めた第二世代、それが本作です。
今回はポイント獲得や場からの追放などではなく、相手のデッキ破壊が勝利条件となります。
※ここではカードを多用する、第二世代初期(Bakugan TCG)の英語版ルールについて解説します。
※日本語版もやること自体は同じなのですが、一部名称や処理の区切りなどが微妙に異なっています。
基本構成
勝利条件
- 相手のデッキが尽きる(相手側ダメージ発生時、およびターン終了時)。
事前準備
● 爆丸&キャラクターカード (1人分の玩具と補助カード)
- デッキ枚数: 3体& 3枚ちょうど。
- 構築条件:
本シリーズ(いわゆる第二世代)用の爆丸と、その爆丸に対応するキャラクターカードのみで構成されていること。
爆丸とキャラクターカードが、1 対 1で対応する一組になっていること。
すべて異なる爆丸(およびカード)であること。
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
アビリティカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに 3枚まで。
投入カードのすべてが、自分が使用する爆丸のいずれかと属性が一致していること。
● 爆コア (1人分の盤面用の六角板)
- デッキ枚数: 6枚ちょうど。
- 構築条件:
専用の爆コアのみで構成されていること。
表面の記載アイコンが、自分が使用するキャラクターカード 3枚に記載されている爆コアアイコンの内容と完全一致していること。
※同一アイコンでも能力はそれぞれで異なる。構築時点では裏面の内容までは問われない。
● その他準備
○ 爆ギア: 必要に応じて(対応アビリティカード投入時のみ使用可)。
○ ジオガン: 必要に応じて(対応アビリティカード投入時のみ使用可)。
○ ナノガン: 必要に応じて。専用カード込みで 3体まで使用可(爆丸と属性が一致していること)。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキの残り枚数が、プレイヤーライフとなる。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(それぞれが 1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- キャラクターカード 裏向き: 戦闘・ダメージ付与を行う前の爆丸カード。
- キャラクターカード 表向き: 戦闘・ダメージ付与を行った爆丸カード。
- エネルギーカード 裏・縦向き: チャージ済み状態。
- エネルギーカード 裏・横向き: 未チャージ状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(ダメージ発生時は勝利条件、それ以外の時はそのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 爆丸のシュート勝負は 1 対 1で行われ、その勝者が相手にダメージを与える。
ゲームの流れ
開始準備
- 今回のレギュレーション(使用できる玩具やカードの範囲)などを事前に決めておき、それに対応したデッキ構築を行う。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分の爆丸用の同時にキャラクターカードすべてを、場のスタンバイエリアに裏向きで配置しておく。
そして爆丸をすべてボール状態にしたうえで、それぞれの対応するキャラクターカードの上にに配置する。
※爆ギアやジオガン・ナノガンを使う場合は、その脇にボール状態(あるいは収納形態)で並べておく。
※ナノガンを使う場合、併用するナノガンカードは裏向きで並べられて第二の手札的存在として扱われる。
- 以下の内容で、場に爆コアによるハイドマトリクスを作成する。
- 配置における先攻・後攻を決定する。
- 先攻が自分の爆コアから任意の 1枚を、場の中央部に表向きで配置する。
- 後攻から順に、自分の爆コアを場の配置分と辺が接する形で 1枚ずつ交互に表向きで配置していく。
- 爆コアをすべて配置したことにより、場の爆コアの集合体が今回のハイドマトリクスとなる。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 5枚引く。
全体の基本進行
ターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
※全員が同一ターンに処理を行う。
ターン(1回の手番)の進行
○ ドロー(Draw)フェーズ
- それぞれ自分のデッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
○ エネルギー(Energy)フェーズ
- それぞれ任意で、自分の手札のカード 1枚をエネルギーカードとして、場のエネルギーエリアに裏向きのチャージ済み状態で配置する。
○ シュート(Roll)フェーズ
- それぞれが任意で、自分の手札にあるこのタイミングで使用できるアビリティカードを使用する。
- それぞれ今回自分が使用する爆丸として、自分のスタンバイエリアの中からボール状態の物 1つを選択する。
- それぞれ自分が選んだ爆丸 1つを、先攻から順に場のハイドマトリクスに対してシュートする(転がす)。
※シュートはハイドマトリクスからカード 2枚分以上離れた場所から行い、一度は場を転がせる必要がある。
- シュートにより爆丸がスタンド状態になった(変形した)場合、その爆丸がスタンドした際の爆コアを一時的に獲得する。
※爆コアの裏面には能力修正などの効果が記載され、獲得した爆丸にその効果が適用される。
- シュートした爆丸の状態により、以下の処理が行われる。
- いずれか一方のみがスタンド状態になった場合: スタンドした側が今回の勝者。以降の処理を飛ばし“勝利者フェーズ”に進む。
- 両方がスタンド状態になった場合: BP値による勝負となる。そのまま戦闘フェーズに進む。
- どちらもスタンド状態にならなかった場合: 引き分け。どちらかがスタンドするまで再度シュートを行う。
○ 戦闘(Brawl)フェーズ
- それぞれが任意で、自分の手札にあるこのタイミングで使用できるアビリティカード等を使用する。
- それぞれが今回使用した爆丸同士により、戦闘が行われる。
- それぞれ今回使用した爆丸のキャラクターカードに記載された BP値に爆コアなどの各種修正を加え、今回の戦闘におけるパワー値として算出する。
- それぞれが算出したパワー値を比較し、値が大きい側が今回の戦闘に勝利する。
※同値の場合はそれぞれデッキからカードを 1枚めくり、めくったカードの記載コストの大きい側が勝利
(それも同値ならば、値に差が出るまでめくるのを繰り返す)。
○ 勝利者(Victor)フェーズ
- それぞれが任意で、自分の手札にあるこのタイミングで使用できるアビリティカードを使用する。
- 今回の勝者側のスタンバイエリアでのスタンド状況により、それぞれ以下の処理を行う。
- ボール状態の爆丸が存在: 通常アタックとして今回自分が使用した爆丸の記載 DR値に各種修正を加え、今回の戦闘におけるダメージ値として算出する。
- すべてスタンド状態: 今回の攻撃が(今回使用分と待機要員を含めた)チームアタックとなる。
そして自分の爆丸 3体すべての記載 DR値に各種修正を加えたうえで合計し、今回の戦闘におけるダメージ値として算出する(攻撃時の属性は、今回の物のみとなる)。
○ ダメージ(Damage)フェーズ
- 今回の攻撃側が、算出したダメージ値分のダメージを敗者側プレイヤーに与える。
敗者側は受けたダメージの数だけ、以下のダメージチェック処理を行う。
※ダメージチェックは、1ダメージごとに順に行う(途中で処理が打ち切られる場合もある)。
- 敗者側が自分のデッキからカードを 1枚めくる。
これにより敗者のデッキが尽きた(あるいはめくる前から尽きていた)場合、今回の勝者側がそのままゲームに勝利する。
- めくったカードが“トリガーカード”や“アーマーレーティング能力を持つ”かどうかで、それぞれ以下の処理を行う。
- トリガーカード: 任意でコストを払って記載効果を発動する。
※発動する効果によっては、以降のダメージチェックが打ち切られる場合もある。
- アーマーレーティングを持つ爆ギアカード: 記載の盾アイコン分だけ、受けたダメージが相殺される。
- 上記以外: めくったカードが捨て札に送られる。
- 今回の勝者側の攻撃方法により、それぞれ以下の処理を行う。
- 通常アタック: 勝者側が今回使用した爆丸を、スタンド状態のままで自分のスタンバイエリアに配置する(獲得した爆コアもいっしょに持っていく)。
- チームアタック: 自分の爆丸すべてをボール状態に戻してから自分のスタンバイエリアに配置する。
そのうえで自分の爆丸が獲得していた爆コアすべてを、ハイドマトリクスに再配置する(表向きかつ他と辺が接していること)。
- 敗者側が今回使用した爆丸を、ボール状態に戻してから自分のスタンバイエリアに配置する。
○ ターン終了(End of Turn)フェーズ
- それぞれが任意で、自分の手札にあるこのタイミングで使用できるアビリティカードを使用する。
- このターン限定の効果がすべて終了する(ジオガンなどが役目を終える)。
- この時点でデッキにカードが無い場合、相手側がゲームに勝利する。
- それぞれ自分の未チャージ状態のカードを、すべてチャージ済み状態にする。
- 今回のターンが終了する。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードや爆コアなどが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- ほとんどのカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 火・水・風・光・闇・金 の 6種類が存在する。
● コストについて
- デッキに投入されるアクションカードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のエネルギーコストを支払う必要がある。
- エネルギーコストは自分のエネルギーエリアにある、エネルギーカードを使用することで支払うことができる。
- チャージ済み状態のエネルギーカード 1枚を未チャージ状態にするごとに、コストが 1だけ支払われる。
玩具&カード構成
● 爆丸とその仲間たち
○ 爆丸(Bakugan)
- プレイヤーの相棒となる異界生物。本作の主役である。
- 爆丸自体は原作では基本的に数メートルサイズの巨大モンスターである。
しかし 4センチほどの球体(と球から変形した小型の姿)に変化でき、普段は小型サイズで暮らしている。
- 爆丸の玩具 1つと対応するキャラクターカードが 1枚の一組で、1体として使用される。
- 本ルールでは 3体 1チームでの対戦となる。
- ゲーム開始時にスタンバイエリアの対応キャラクターカードの上に配置され、ゲーム中は任意で使用される。
- 普段は球体の姿であるボール状態で、変形させるとモンスター型のスタンド状態となる。
玩具には磁力とバネが組み込まれており、鉄板上でスイッチが入るとボール状態からスタンド状態への一発変形が行われる。
○ 爆丸のキャラクターカード
- プレイヤーの相棒となる爆丸の、キャラクターとしての能力を表すステータスカード。
- デッキとは別に用意される。
- ゲーム開始時に、自分が使用するカードがすべて裏向きで配置される(玩具側はカードの上に配置)。
- カードにコストなどは存在せず、能力参照が必要となる時点で表向きになる。
- いずれかの属性を持ち、デッキの構築条件として参照される。
- それぞれ 2つ分の爆コアアイコンを持ち、爆コアの構築条件として参照される。
- BP(バトルパワー)値を持ち、相手爆丸との戦闘において使用する。
- DR(ダメージレート)値を持ち、相手プレイヤーに対する基本ダメージとなる。
※ フュージョン爆丸(Fusion Bakugan)
- 途中でカードの能力が変化する爆丸。両面のキャラクターカードになっている。
- 両面という都合上、カラースリーブが必須となる。普段は表面(通常面)が見えるように差し込んでおく。
- 表面は通常面で、ゲーム開始時点ではこちら側がカードの表面となる(配置自体ははカラースリーブで覆った裏面側)。
裏面がフュージョン面であり、指定条件を満たしたときに反転してゲームで使用する面となる(裏表を入れ替えてスリーブに入れなおす)。
- 設定的には 2体の融合体で、通常面には融合する 2体の爆丸キャラクター・フュージョン面には融合した後の姿が描かれている。
なお名称は 2体分であるものの、爆丸(玩具や構築条件)としては単独の 1体として扱われる。
- 属性は通常面は(メインとなる側の)1属性、フュージョン面は 2属性となる。デッキ構築などは通常面側のみが参照される。
- 通常面には、凡庸な性能に加えてフュージョン面になるための反転条件が記載されている(基本的には一定分のコスト支払い)。
- フュージョン面は特別な効果などは持たないが、性能が圧倒的に強化される。
- ゲーム構築での条件などは特に無いのだが、一度に何体投入できるかなどはあらかじめ決めておくことが望ましい。
○ 爆ギア(Bali-Gear)
- 爆丸が装備する専用武器。玩具としては収納形態と展開形態の 2つのモードを持つ。
- キャラクターカードは持っていない。アビリティカードで呼び出されて使用される(カード側もキャラクターカードに装着)。
- 収納形態で爆丸の磁石部分に近づけると瞬間変形し、簡易的だが磁力で結合することができる。
また追加パーツ(サブ爆ギア)を持つ場合、爆丸側の結合ジョイントに差し込むことで装着できる。
○ ジオガン(Geogan)
- 封印されていた爆丸の仲間たち。球体ではなく多面体や玉子型など独特な形をしている。
- 玩具的にはかつての召喚爆丸に近い存在だが、合体などといった追加要素は持っていない。
- キャラクターカードは持っていない。アビリティカードで呼び出され、そのカードがキャラクターカードを兼ねる。
- シュートは横から転がすのではなく、上から落とすことで変形を試みる(正直なところ、爆コアが傷つくだけなのでお勧めはできない)。
- 使用に成功した場合、1ターン限定で本来の爆丸の代わりにバトルなどを担当する。
○ ナノガン(Nanogan)&ナノガンカード
- 爆丸の弟分。マスコットのような存在である。
- 玩具的には最初期の爆丸のような、現行分より一回り小さな球体となる。
- 専用のナノガンカードと 1 対 1枚の一組単位で使用され、最大 3体まで投入できる。
- ナノガンカードは第二の手札扱いであり、任意タイミングで表向きにすることで使用される。
ただし使用は属性が一致する爆丸の使用中に限られ、その内容も爆丸の BP強化であるため実質的に戦闘フェーズ専用カードとなる。
- カードは使用コストの違いによる複数の効果を持っており、いずれか 1つを選んで使用する。
そして成功判定としてナノガンを爆丸のようにシュートして、スタンドに成功すれば効果が発動する。
※ナノガンのシュートは成功判定目的のみで、ハイドマトリクスとは別枠で行うものと思われる。
- ナノガンカードはそれぞれ使い切りであり、以降は再使用できない。
- シリーズ最後期での追加要素であるため、ルールには不明瞭な部分がある。使用する際は事前に詳細を決めておくこと。
● アビリティカード
- 爆丸にあたえる特別な指示など。その多くは使い捨てだが、一部は場に永続する。
- デッキに入れて使用される。
- コスト値が記載されており、コストを支払うことで手札から使用される。
- 本来の役割とは別に、エネルギーカードとしても使用される。
- 以下の種類が存在する。
○ アクション(Action)カード
- プレイヤーが爆丸に与える指示など。アビリティカードの基本形となる。
- 任意のタイミングに、使い捨てで手札から使用する。
- 効果はさまざまで、主に自分の爆丸の能力強化目的で使用される。
○ ヒーロー(Hero)カード
- アビリティカードの一種で仲間となる人物からの支援。単独で場に永続する。
- イラスト部分には、アニメの登場人物たちが描かれている。
- 手札から自分の場に配置し、何らかの効果で破棄されるまで記載効果を発揮する。
- スタンバイエリアの隣あたりに配置され、場に何枚でも配置できる。
○ 進化(Evo)カード
- アビリティカードの一種で爆丸が進化した状態。キャラクターカードを上書きする形で場に永続する。
- 手札から使用することで、対象となる爆丸を進化させる。これにより爆丸の能力値が進化状態に上書きされる。
- スタンバイエリアにあるキャラクターカードの上に配置し、以降は新たなキャラクターデータとして場に永続する。
- ゲーム開始時用情報を除いて、キャラクターカードとしての内容を一通り備えている。
※進化により属性が変化することもあるが、デッキ構築には影響を与えない。
- それぞれ進化元となる爆丸(個体名と属性)が個別に決まっており、その対象のみから進化することができる。
○ 爆ギア(Bali-Gear)カード
- アビリティカードの一種で爆丸が装備する専用武器。キャラクターカードに付ける形で場に永続する。
- それぞれ属性を持っており、同一属性の爆丸に対してのみ付けられる。
- 1体の爆丸に対し、それぞれ 1枚だけ付けられる。
- 手札からキャラクターカードの下に、能力修正値が見えるように少しずらして配置する。これにより爆ギアが爆丸に装備される。
- それぞれ何らかの能力修正値を持ち、付けた爆丸を強化する。
- それぞれ対応する爆ギアの玩具が存在する。
ゲーム的には玩具の爆丸に爆ギアを付ける意味はないのだが、せっかくなのできちんと装備させてあげたい。
- その構造的にボール状態となった爆丸には付けられないのだが、カードではそのあたりは特に指定されていない。
チームアタックなどでボール状態となったときの扱いは、事前に協議して決めておくこと。
- 一部のカードはアーマーレーティング(Armor rating)能力として盾アイコンを持っており、受けたダメージを相殺できる。
ダメージとしてめくれた時にこのカードがでた場合、記載盾アイコン分だけ今回の残りダメージが少なくなる。
○ トリガー(Flip)カード
- アビリティカードの一種で横向きのカード。手札から使用するのではなく、ダメージとなった時に効果を使用する。
- 大抵の場合は、手札にあっても役に立たない存在となる。
- ダメージとしてめくれた時に記載コストを支払うことにより、使い捨てで効果を発動する。
効果はカードごとに異なるが、その多くは今回のダメージをその時点で打ち切ることができる。
○ ジオガン(Geogan)カード
- アビリティカードの一種でジオガンを使用するための専用カード。玩具とセットで運用する。
- 使用する場合は、対応するジオガンの玩具を用意する必要がある。
- シュートフェイズに自分の爆丸がスタント状態となった時に手札から使用し、その爆丸と取り替えて使用する。
- 使用した際にジオガンの使用ができるかどうかを、以下の内容で判定する必要がある。
- 爆丸が獲得した爆コアをハイドマトリクスから離れた場所に配置する。
- ボール状態のジオガンを、その爆コアの真上から落とす。
- 落とした結果ジオガンがスタンド状態になれば、成功したとして以降はジオガンを元の爆丸と入れ替えて使用する。
スタンド状態にならなければ、失敗したとしてジオガンは今回は使用できない(元の爆丸も失敗扱いとなる)。
- ジオガンカードには爆丸のキャラクターカードと同等の内容(BPや DR)が記載され、取り替えた後はジオガンのキャラクターカードとしての役目を果たす。
- 使用したジオガンは 1ターンのみの存在であり、ターン終了時に元の爆丸と入れ替わる。
● その他のカード類
○ 爆コア(G-Core)
- ゲームの場を構成するための鉄板入りカード。場の基本部分であるハイドマトリクスとなる。
- 旧シリーズではゲートカードと呼ばれており、形も通常のカードそのものであった。
今回は面積が従来の半分ほどで、互いに連結できるように正六角形となっている。
- デッキなどとは別に用意される。
- 両面仕様となっており、表側がアイコン面・裏が効果面となっている。
- 表面には 5種ほどあるアイコンのいずれか 1つがそれぞれ記載されている。ゲーム構築時には、このアイコンが構築条件として参照される。
- 裏面にはそれぞれ固有効果が記載されている。効果の内容は表面のアイコンに準じてはいるものの、具体的な数値などはそれぞれで異なる。
- ゲーム開始時には、それぞれ自分が使用する爆丸カードに記載された内容の爆コアを用意する。
そしてゲーム開始時に双方が持ち寄った爆コアを 1つに組み合わせることで、全体で 1つのハイドマトリクスが形成される。
- ゲーム中は爆丸をシュートして爆コアのうえで爆丸の磁石がうまく反応すれば、ボール状態だった爆丸が変形してスタンド状態となる。
- 爆丸がスタンド状態となった時に、爆コアはその爆丸が一時敵に獲得される。
そしてチームアタックなどで爆丸がボール状態に戻った際に、獲得されていた爆コアが解放されてハイドマトリクスに表向きで再配置される。
○ ゲート(Gate)カード
- 昔ながらの鉄板入りカード。今回のルールでは使用しない。
- シリーズ後半で登場した、従来風の対戦ルール(Gate battle rule)で遊ぶ時の盤面となる。
- 各属性ごとの獲得ポイントが併記されている。爆丸をこれの上でスタンドさせることで、爆丸の属性に応じたポイントを獲得できる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は共用のシュート部分と、それぞれのカード置き場に大別される。
- シュート部分は平らな広い空間であり、その中心部分に爆コアで構成されたハイドマトリクスが存在する。
それぞれが爆丸をシュートする(転がす)時は、ハイドマトリクスが到達目標となる(変形はその上でのみ発生する)。
※シュート部分に厳密な決まりはないが、磁力干渉の無い水平な空間かつそれなりの広さが必要となる。
- それぞれの場にはスタンバイエリアが存在し、自分が使用する爆丸とそのキャラクターカードが配置される。
- それぞれの場にはエネルギーエリアが存在し、蓄積されたエネルギーカードが配置される。
- 使い捨てカードの使用後やダメージにより破棄されたカードは、捨て札置き場(Discard pile)という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: Spinmaster/ タカラトミー
○ 発売開始: 2019年
- ○ ラインナップ
-
- 基本セット
- Battle Brawlers ※同名の初代アニメとは別商品。
- Bakugan Resurgence
- Age of Aurelus
- Armored Alliance
- Armored Elite
- Fusion Force
- Geogan Rising
- Evolutions
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