ジャガーノーツのTCGカタログ
スポーツトレーディングカードゲーム『Baseball 3010』のルール解説。

Baseball 3010 Sports Card Game

Last Update 2024/2/24 文責:DOP


ゲーム概要

● ゲームタイプ
 2人対戦によるポイント獲得戦(スポーツ競技の再現)。プレイヤーは未来世界の球団オーナー兼監督となり、自球団と契約した野球選手と共に相手球団から勝利をもぎ取る。

● 原作
 オリジナル。

● 世界設定
 30世紀後半の未来世界、地球は隕石の衝突で壊滅状態に陥っていた。
人類は生存のために遺伝子を操作したゼノトロンという強化種族を作り出し、避難用の宇宙ステーションであるライフリングの建設に従事させていた。
強靭ながらも人権も与えられずに過酷な労働を強いられていたゼノトロンの存在は、いつしか人類にとっての脅威となっていた。
そしてライフリングが完成した新世紀。ゼノトロンは野球選手という新たな役割を得たことで、人々に愛される存在へと変わっていったのである。

● 本ゲームについて
 未来世界を舞台とした野球TCGです。ただ未来要素はそれほど多くなく、ごく普通に野球の試合が行われています。
どっちかというと野球ゲームが作りたいけど実在選手の肖像権には手が届かないので、代わりに架空の未来世界を取り入れたといった感じです。


基本構成

勝利条件

事前準備

● チーム (1人分のゲームカード)

● 投球カード (1人分の補助デッキ)

● その他準備
○ ゲーム間交換カード (交代選手): チーム採用分とは異なる選手カードを必要に応じて。
○ プレイフィールド: それぞれがスターターの箱を展開した内面部分を使用する。
○ 天候キューブ: 付属の 6面ダイスを適当数。
○ ベーストラップキューブ: 付属の 6面ダイスを適当数。
○ 各種表示マーカー: 得点表示マーカーなどを適当数。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

その他構成

● 基本構成細則


ゲームの流れ

開始準備

全体の基本進行

 イニングと呼ばれる手順を繰り返し、9回(あるいは規定回)終了した時点で得点差があればゲーム終了。
同点の場合は続けてイニングを繰り返し、得点差が付いた時点でゲーム終了(延長に上限を設ける場合、最後まで同点ならば引き分け)。

イニング(1回の手順)の進行

☆ 表イニング

○ 打席

▽ ステップ 1: ピッチ(Pitch)

  • 守備側が、手札から任意の投球カード 1枚を場に出す。
    守備側の投手カードに記載された投球テーブルにおいて、投球カードの色と一致する項目が今回の投球内容となる。
    ※速度は 速め・通常・遅め・超スロー などと実際の速度、位置は 内角・ど真ん中・外角 などとなる。

▽ ステップ 2: スイング(Swing)

  • 攻撃側が内野手デッキと外野手デッキのどちらか一方から選手カード 1枚を引き、打者として場に提示する。
    引いたカードに記載された攻撃テーブルにおいて、守備側が出した投球カードの色と一致する項目が今回の打撃内容となる。
    ※速度や位置は投球テーブルと同じ内容で、ヒットは 内野/外野安打 および(捕られなかった時の) 二塁打/三塁打 などとなる。
    ※理想としては 9体(10体)の選手を均等に打撃に用いるべきである。ただそこまで細かくは決められていないので、だいたいでかまわない。

▽ ステップ 3: リサルト(Result)

  • 打撃内容の速度欄に星アイコンがある場合、以下のホームラン判定を行う。
    • 攻撃側の打者に記載されたパワーグリッドテーブルにおいて、守備側が出した投球カードの色と一致する項目が今回のパワーグリッド内容となる。
    • 天候の影響を受けない場合の今回の投球内容とパワーグリッド内容において、速度欄の速度値および位置欄の内容を確認する。
      両方の項目とも一致した場合、今回の打撃は通常の打撃ではなくホームラン性の当たりとなる。
      ※パワーグリッド内容の速度値は、通常「何マイル以上/以下」の形で記載されている。例えば“+90”なら投球側の値が90マイル以上であれば一致となる。
      ※パワーグリッド側の“A”の文字は Anyの略で、相手側の文字に関わらず一致扱いとなる。
    • ホームラン性の当たりとなる場合、このステップの以降の処理を飛ばして“ステップ 4”に進む(そうならなかった時は次の処理に進む)。
  • 今回の投球内容と打撃内容のそれぞれのテーブル項目において、それぞれの速度欄と位置欄の内容を確認する。
    天候の影響を受けない限り、両方の項目とも文字(複数記載されている時はその中のいずれか 1つ、なお実速度の数値は無関係)が一致した場合に今回の打撃が成功する。
    ※どちらかでも一致しなければ三振によるアウト。なお打撃側に“A”の文字がある場合、相手側の文字に関わらず一致扱いとなる。
  • 打撃に成功&現時点で 一・二・三塁に選手(走者)がいる場合、攻撃側がそれぞれの走者を進塁させるか現状に留めておくかをあらかじめ宣言しておく。
    ※当然ながら次の塁に別の走者が留まっていたら進塁できないので、それを踏まえたうえでそれぞれの宣言を行う。
  • 打撃に失敗(三振)した場合は、以下の処理を行う。
    • アウトカウントが 1だけ蓄積される。
    • ストライクアウトカウントが 1だけ蓄積される。
    • 守備側の投球カードを手札に戻す。
    • 攻撃側の選手カードを、自身の対応する(内野手/外野手)デッキの一番下に送る。
    • 以降の処理を飛ばし、今回の打席が終了する。

▽ ステップ 4: フィールディング(Fielding)

  • 今回の打撃の種類により、それぞれ以下の打撃結果判定を行う。

    ホームラン性の当たり
    • 守備側が外野デッキから選手カード 1枚を引き、場に提示する。
      引いたカードに記載された防御テーブルにおいて、自身が出した投球カードの色と一致する項目が今回の守備内容となる。
    • 今回の打撃内容と守備内容それぞれの速度欄と位置欄の内容、および守備内容のアウト欄を確認する。
      天候の影響を受けない限り、速度欄と位置欄の両項目に文字の一致があるうえでアウト欄の内容が“CH”である場合に今回の打撃はアウトとなる。
      そしていずれか 1つでも条件を満たしていなければ、今回の打撃がホームランとなる。

    (通常の)打撃
    • 攻撃側の打撃内容のテーブル項目において、ヒット欄の内容から 内野(IF)/外野(OF)の項目を確認する。
      ※ 2塁打/3塁打(未記載ならば 1塁打)の部分は、後ほど(アウトにならなかった時に)参照される。
    • 守備側が、攻撃側のヒット欄に応じた 内野か外野のどちらか一方のデッキから選手カード 1枚を引き、場に提示する。
      引いたカードに記載された防御テーブルにおいて、自身が出した投球カードの色と一致する項目が今回の守備内容となる。
      ※速度や位置は攻撃テーブルと同じ内容で、アウトは 併殺やエラー といったさまざまな内容となる。
    • 今回の打撃内容と守備内容のそれぞれのテーブル項目において、それぞれの速度欄と位置欄の内容を確認する。
      天候の影響を受けない限り、両方の項目とも文字の一致があれば今回の打撃はアウト、どちらかでも一致しなければヒットとなる。
      ※守備側に“A”の文字がある場合、打撃側の文字に関わらず一致した扱いとなる。
  • 打撃結果判定に従い、それぞれ以下の処理を行う。

    ホームラン
    • この時点で 一・二・三塁に存在する攻撃側の選手(走者)が進塁し、すべて本塁に戻る。
    • 打者が塁を一巡し、本塁に戻る。
    • 本塁に戻ってきた攻撃側の選手(打者および走者) 1体に付き、それぞれ 1点の得点を攻撃側が獲得する。
      そのうえで戻ってきた選手カードを、自身の対応するデッキの一番下に送る。

    ヒット
    • 攻撃側が、打撃内容のヒット欄の記述に従い、今回の打者を走者として進塁を行う。
      同時にあらかじめ進塁を宣言しておいた走者も、一塁から本塁へと順に塁を進めていく。
      ※打者は邪魔が無いかぎり、ヒット欄に 二塁打とあれば二塁、三塁打なら三塁、記載が何もなければ一塁に進む。
      ※必要に応じて、それぞれ任意でベーストラップを使用することもできる。
      ※詳細については、現在の野球のルールに従うこと。
    • 進塁したことで攻撃側の選手(走者)が本塁に戻ってきた場合、戻ってきた選手 1体に付きそれぞれ 1点の得点を攻撃側が獲得する。
      そのうえで戻ってきた選手カードを、自身の対応するデッキの一番下に送る。

    アウト
    • 守備内容のアウト欄の項目に記載された効果を適用する。
      ※効果が未記載だったり現在の状況と一致しない(走者がいないのに併殺だったりした)時は、単にアウトカウントが 1増える(現打者が凡退する)。
      ※詳細については、現在の野球のルールに従うこと。
    • 今回アウトになった選手すべてを、対応するデッキの一番下に送る。
      また 3アウトになった場合は、この時点で塁にいる(残塁した)選手すべてを対応するデッキの一番下に送る。
  • 守備側の投球カードを手札に戻す。
  • 守備側の選手カードを、自身の対応する(内野手/外野手)デッキの一番下に送る。
  • 今回の打席が終了する。

☆ 裏イニング

○ 打席

 表イニングと同様に、各打席の処理を行う。

☆ イニング終了時

1ゲーム終了時の処理

 特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。


ルール細則

基本ルール細則

● DH制について

● 天候について

● ベーストラップについて

カード構成

● 一時的に使用されるカード

○ 選手(Player)カード (コスト不要)

○ 投球(Pitch)カード (コスト不要)

場の構成


商品情報

● メーカー: Imagination sports
○ 発売開始: 2002年

○ ラインナップ

Trading Card Game Club JUGGERNAUTS

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