ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ロボットポンコッツ』のルール解説。
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ロボットポンコッツ カードバトル
ザ グレイテスト スター
Last Update 2000/6/21 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはロボポンたちのマスターとなり、味方ロボポンを率いて相手ロボポンを打ち倒す。
● 原作
コンシューマーゲーム(GB用)『ロボットポンコッツ』。
● 世界設定
意志を持つロボットであるロボポンたちをパートナーにして、その指揮能力とロボポンの優劣を競うロボット格闘技バトロボ。
そのなかでもトッププレイヤーたちはグレイテストと呼ばれ、彼らはその頂点であるグレイテスト1を目指し、今日も上位選手に戦いを挑んでいくのであった。
● 本ゲームについて
『ロボットポンコッツ』は以前からボンボン誌上で連載が存在していたのですが、その時にはまさかこれがゲームボーイソフトとのタイアップ企画だとは考えもしませんでした。
当時の連載内容はコメディー色が強くてまさか登場ロボットがバトルするとは思ってませんから。
本ゲームは理解しやすい簡単なルールを採用しつつも、戦闘のたびにサイコロをゴロゴロところがす賑やかなゲームになっています。
基本構成
勝利条件
- グレイテストポイントを7ポイント以上獲得する。
- 相手のデッキが尽きる(引くべきに引けない)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 45枚以上。
- 構築条件:
同一カードはデッキに3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ デッキトップマーカー: 共通で1個。
○ ダメージ表示マーカー: 適当数。
○ 6面ダイス: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(グレイテストポイント): 0ポイント。以後蓄積する。
- 開始手札: 7枚。上限も同じ(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 手札に基本ロボポンが無い時、本人のみ何度でも。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻は1ターン目からカードを引くが、戦闘ができない)。
その他構成
● カードの行動表現
※ルード状態から回復するには、何らかのタイミングでダイスを振った際に1の目を出す必要がある(本来の1の目の処理後に、追加で任意にボンドへの処理を行なう)。
- カード縦: ボンド状態。
- カード横: ルード状態(戦闘時にダメージを与えられない)。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(蓄積コストの概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘はリングに出ているロボポンの選手同士による勝ち抜き戦で、場に選手がいる限り戦闘が続く可能性がある。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ手札が7枚になるようにデッキからカードを引く。
- 任意にマリガン処理を行なう。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 開始フェイズ
- デッキトップマーカーを移動してターンプレイヤー表示に用いる。
○ ドローフェイズ
○ メインフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 基本ロボポンを配置する(1ターン1回のみ)。
- 進化ロボポンに進化させる(1ターン1回のみ)。
- パーツを装備させる(1ターン1回のみ)。
- リングとベンチのロボポンを入れ替える(1ターン1回のみ)。
- アイテムを使用する。
○ 戦闘フェイズ
任意で戦闘(後述)を行なう。
- 戦闘は攻撃を開始したターンプレイヤーのリングにいるロボポンから順に行い、どちらかが「攻撃失敗」の目を出すか場のロボポンが全滅するまで交互に行なう。
- フェイズ開始時に相手の場にロボポンが1体もいない場合、無条件にグレイテストポイントを1獲得して戦闘を終了する。
- 先攻プレイヤーは1ターン目に限り戦闘を行なうことができない。
各戦闘の処理
▽ 攻撃ダイスを振る
- ダイス目に対応したロボポンの攻撃欄に記載された内容が、今回行なう攻撃になる。
- 「攻撃失敗」の効果を出してしまった場合、戦闘フェイズ全体がそこで終了する。
- 攻撃するロボポンがルード状態の場合、戦闘失敗以外の攻撃は無視される。
▽ 任意にソフトカードを使用する
- ソフトカードは戦闘フェイズ中ならいつでも使用可能だが、使用タイミングはカードごとにが微妙に異なる。
▽ 攻撃ダメージを適用する
- 相手のリングにいるロボポンにダメージを与える。
このダメージとは、今回行う攻撃項目の欄に記載されている内容の攻撃値である(例えば「P2」ならば、パンチ攻撃による2ダメージを意味する)。
- ここで累積したダメージが相手のHP以上になった場合、相手ロボポンは破壊され、スクラップへ送られる。
このロボポンを倒した攻撃側プレイヤーは破壊したロボポンのもつグレイテストポイントを獲得する。
- リングの相手ロボポンが破壊された場合、相手のベンチにいるロボポン1体を相手のリングに移動する。
- この時点で相手側の場にいるロボポンが全滅していなければ、今度は相手側のロボポンが攻撃側となって今までの処理を繰り返す。
○ 終了フェイズ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
- 終了を宣言する。
1ゲーム終了時の処理
特になし
ルール細則
基本ルール細則
● 進化について
- 指定されたロボポンに、進化ロボポンカードを付加することで対象のロボポンを強化することができる。
- 進化したロボポンの能力値は、以後進化ロボポンに書かれている値となる。
- 進化ロボポンをさらに進化させるカードも有る。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 基本ロボポンカード (配置コスト不要)
- 勝ち抜き戦を戦い抜くロボット選手。場にロボポンとして配置される。
- ダイス目に対応した攻撃欄とHPを持ち、HP以上のダメージを負った場合に破壊される。このダメージは累積する。
○ 進化ロボポンカード (配置コスト不要)
- ロボポンが強化された状態。進化形態は各ロボポンごとに異なる。
- 進化したロボポンが破壊された場合、カードは全てスクラップへ送る。
○ パーツカード (配置コスト不要)
- ロボポンを強化する武装パーツなど。指定タイプが一致するロボポンに対してのみ使用できる。
● 瞬間的に使用するカード
○ アイテムカード (コスト不要)
- 使い捨てのアイテム。自分のメインフェイズに使用する。
○ ソフトカード (コスト不要)
- 戦闘フェイズに使用するロボポン用ソフトウェア。自分のロボポンやダイスに対してのみ使用できる。
場の構成
- ロボポンたちはリングとベンチで構成される空間に存在する。
- リングには現在戦うロボポンが互いに1組のみ入場できる。それ以外はベンチで待機することになる。
- 破壊された永続カード、瞬間使用カードの使用後はスクラップという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: トミー(現タカラトミー)
○ 発売開始: 1999年12月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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ザ・グレイテストスター
| 1999/12
| 180
| スターター(50/1300)、ブースター(10/300)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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