ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『スナックワールド』のルール解説。
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スナックワールド トレパカード
Last Update 2017/10/21 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるダメージ押しつけ戦。プレイヤーは冒険者のリーダーとなり、仲間の力を駆使して相手を撃退する。
● 原作
コンシューマーゲームおよびTVアニメ『スナックワールド』。
● 世界設定
スマートフォンが普及しているファンタジー世界。装備は“ジャラ”という飾りとして圧縮携帯し、
撃退したモンスターは“スナック”というスマートフォン用メディアに記録することで召喚可能となっていた。
完全に平和というわけでもないが、人々は穏やかな日常を謳歌しているのである。
● 本ゲームについて
おちゃらけてはいるけど割と王道なファンタジー作品のTCGです。魔物討伐というよりは冒険者同士による喧嘩(利権争い?)を再現しています。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
同一コレクションナンバーのカードはデッキに4枚まで。
スペシャルカードは合計で8枚以下であること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 敗北ポイント(ダメージ): 0ダメージ。以後蓄積する。
- 開始手札: 4枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で1回。すべて戻してシャッフル後引き直し。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻は1ターン目のバトルフェイズを飛ばす)。
その他構成
● カードの行動表現(キャラ)
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し。トラッシュを再使用。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(配置時にアップ状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラ、自軍ユニーク、先出し生存。
- キャラのアタックは、攻撃側が相手のキャラの中から任意に選択し、相手キャラがいない場合のみ相手プレイヤーを対象とする。
- 複数のキャラによるアタックは、パワーを合算し擬似的な1体によるアタックとして扱われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを4枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
- デッキからカードを2枚引き手札に加える。
- 自分のバトルエリアのダウン状態のカードをすべてアップ状態にする。
○ 登場フェイズ
- 任意でバトルカードを自分の空いているバトルエリアにキャラとして配置する。
○ バトルフェイズ
ターンプレイヤーが攻撃側となり、バトルエリアのキャラ単位で任意でバトルを行う。
※本ゲームでは各キャラが個別にバトルをすることも、複数キャラで1度にバトルをすることもできる。
各バトルの処理
▽ アタックキャラの選択
- 今回のバトルでアタックを行うキャラを、アップ状態のキャラの中から任意数だけ選択する。
※複数キャラでアタックする場合、パワーを合算した擬似的な1体のキャラによるアタックとなる。
- アタックを行うキャラをすべてダウン状態にする。
▽ アタック側のカード使用
- 以下の行動を任意で好きなだけ行う。
- スナック: 手札からバトルカードを使用して、アタックキャラのパワーをスナック値分だけ上昇させる。
- スペシャルカードの使用: 手札のスペシャルカードの記載効果を使用する。
- 能力の使用: アタックキャラのアタック時用効果や、バトルエリアにいるキャラのバトル時用効果などを使用する。
▽ アタック対象の選択
- 攻撃側が今回のアタック対象を決定する。
相手のバトルエリアにキャラが存在する場合はその中のいずれか1体が、キャラがいない場合は相手プレイヤーがアタック対象となる。
▽ 相手側のカード使用
- 相手プレイヤーが防御側となり、以下の行動を任意で好きなだけ行う。
- スナック: 手札からバトルカードを使用して、アタック対象キャラのパワーをスナック値分だけ上昇させる。
- スペシャルカードの使用: 手札のスペシャルカードの記載効果を使用する。
- 能力の使用: アタック対象キャラのガード時用効果や、バトルエリアにいるキャラのバトル時用効果などを使用する。
▽ ダメージ判定
- 今回のバトルにおける最終的なアタック対象が決定される。
※相手キャラがいなければ相手プレイヤーが対象となる。またアタックキャラがいなければ以降の処理を飛ばし“バトル終了”へ進む。
- それぞれの今回のバトルにおける最終的なパワー値が決定される。
- アタック対象により、それぞれ以下のダメージ処理を行う。
- アタック対象が相手キャラの場合:
アタックキャラとアタック対象キャラのパワー値を比較する。
アタックキャラのパワー値が相手以上である場合、アタック対象のキャラがダメージとして相手のダメージエリアに送られる(倒される)。
※アタック対象の方が値が大きい場合は特に何も起こらない。
- アタック対象が相手プレイヤーの場合:
相手のデッキの一番上のカード1枚が、ダメージとして相手のダメージエリアに表向きで送られる。
▽ バトル終了
○ エンドフェイズ
- 自分のトレパカエリアのカードが6枚ちょうどになるように、デッキからカードを裏向きで追加配置する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● トレジャラボックスとジャラについて
- すべてのカードは本来の目的とは別に、トレジャラボックスとして判定処理(トレパカ)に用いられる。
- トレジャラボックスは、それぞれのターンの終了時に場のトレパカエリアに裏向きで6枚になるようにデッキから配置される。
- 一部のカードにはトレジャラボックスの中身(お宝)としてジャラが存在する。
ジャラはアイコンの形で記載され、クリスタルソード・クランクリスタルソード・ハリセンソード・ウッドアックス・サリアスタッフ・ミラーシールドなどが存在する。
- アイコンが何もついていない(要するに空箱)のカードも存在するし、複数のアイコンを持つカードも存在する。
- ジャラはトレパカにおける成功判定の値として用いられ、その種類ごとの個数で判定が行われる。
- トレパカでトレジャラボックスから出たジャラが、使用能力で要求されているジャラをすべて満たしていれば判定成功となり能力が使用できる。
- 能力側に存在する“星マークにJ”のアイコンは、種類を問わない要求でありすべての種類のジャラで賄うことができる。
● トレパカについて
- 場のキャラやスペシャルカードの記載能力の一部においての能力成功判定として、トレパカという処理が行われる。
- ニュアンスとしてはトレパカとは宝箱の開封であり、中身の武器などを即座に使用することで新たな技が使えるという意味合いとなる。
- トレパカは“トレパカ”アイコンを持つ能力使用時にのみ行われ、それ以外の能力はトレパカを行うことなく使用できる。
- トレパカは以下の手順で行われる。
- 自身の裏向きのトレジャラボックスの中からを何枚を表向きにするか(判定に用いるか)を宣言する。
※宣言する枚数は必ず1枚以上で、かつ現在裏向きのトレジャラボックスの範囲内でなければならない(場に1枚も無ければトレパカを持つ能力自体が使用できない)。
- トレジャラボックスの中から、選択した枚数分の任意のカードを表向きにする。
- 表向きにしたトレジャラボックスのカードに記載されたジャラを確認し、使用能力の要求分(記載された種類ごとの数)を満たしていれば成功となる。
- トレパカに成功した場合は能力が発動する(失敗時は何も起こらない)。
- 能力が成功かどうかに関わらず、表向きにしたトレジャラボックスはすべてトラッシュに送られる。
● スナックについて
- すべてのバトルカードは本来の目的とは別に、スナックとして場のキャラの一時的な強化に用いられる。
- バトルカードにはスナックの値が存在し、手札から使用することで自分のキャラ1体のパワー値をバトル中にスナック値分だけ上昇させる。
- 自身のアタック/アタック対象のキャラと同名のバトルカードはスナックとして使用できない。
※ニュアンスとしては仲間(および召喚モンスター)からの一時的な援護という扱いとなる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ バトルカード(コスト不要)
- プレイヤーの部下たち。場にキャラとして配置される。
- 一般的な冒険者に加え、召喚したと思しきモンスターも存在する。
- パワーの値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- バトルエリアの各マスに1体ずつ、合計3体配置できる。
- 自軍ユニークであり、同名キャラはバトルエリアにの複数配置できない。
- アタックする時に、複数キャラで擬似的な1体としてアタックできる。
- アタック対象として自身のパワー以上の値でアタックされた時に、倒されてダメージとなる。
● 瞬間的に使用するカード
○ スペシャルカード(コスト不要)
- ゲーム中に起きる特別な出来事。効果はさまざま。
- 横向きのデザインとなっており、バトル中に手札から使用する。
- 基本的に通常時用とトレパカ成功時用の2種類の効果を持つ。
- 効果発動後はトラッシュに送られる。
場の構成
宝 | 宝 | 宝 | 相手トレパカエリア |
宝 | 宝 | 宝 |
戦 | 戦 | 戦 | 相手バトルエリア |
|
戦 | 戦 | 戦 | 自軍バトルエリア |
宝 | 宝 | 宝 | 自軍トレパカエリア |
宝 | 宝 | 宝 |
- バトルカードは、バトルエリアという空間に存在する。
- それぞれのバトルエリアは3つのマスで構成され、それぞれに1枚、合計3枚のバトルカードが配置できる(上図は場の構成図)。
- バトルエリアのほかに、トレパカエリアという空間が存在する。
- それぞれのトレパカエリアには6枚のカードがトレジャラボックスとして裏向きに配置され、必要に応じて表向きにされる。
- バトルエリアとトレパカエリアは本来は独立した空間であるが、一部カードの効果などでは連続した 3 * 3 のマスとみなされる場合もある。
- バトルで倒されたバトルカードは、プレイヤーへのダメージとしてダメージエリアに送られる。
- カードの使用後はトラッシュエリアという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: タカラトミー
○ 発売開始: 2017年7月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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スターターデッキ
| 2017/7
|
| 構築済みデッキ(40/1000+税)
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拡張パック 第1弾
| 2017/7
| 60
| ブースター(5/150+税)
|
拡張パック 第2弾
| 2017/10
| 60
| ブースター(5/150+税)
|
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