ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『どうぶつの森』のルール解説。
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おいでよ どうぶつの森 ミルフィーカード
Last Update 2017/6/24 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは村の一員(またはハッピールームアカデミー職員)となり、村の住人? に最高の住環境を提供する。
● 原作
コンシューマーゲーム『どうぶつの森』シリーズ。
● 世界設定
人間を含めさまざまなどうぶつたちが共存する世界。そんな世界の森の中にちいさな村が存在した。
引っ越してきた(どうぶつの)住人たちは、家具をそろえて新たな生活を始めるのである。
● 本ゲームについて
ミルフィーカードはアニメセルの仕組みを応用した着せ替えカードの中の一作で、これまでにさまざまな作品のカードが登場しています。
その中でも『どうぶつの森』シリーズの場合、人物の着せ替えではなく住居のコーディネートが再現されています。
特に人気作である『おいでよ どうぶつの森』版においては、きわめて単純ながらもゲームルールが付けられています。
ただし本ゲームのルールには不足項目が多いため、実際に遊ぶには詳細をきっちり決めておく必要があります。
基本構成
勝利条件
- ゲーム終了時に獲得したハッピールームポイントの値がもっとも高い。
事前準備
● デッキ(タヌキ商店: 1人分のゲームカード)
※後述のカードボックスに入れることで、タヌキ商店となる。
- デッキ枚数: 明確には決まっていないが、5枚以上で相手と同数が望ましい。
- 構築条件: 条件自体は存在しないのだが、以下の条件を満たすことが望ましい。
- カードが傷つきやすいので、可能な限り透明スリーブで保護しておくこと。
- S, A, B, C, D, E の各カードがそれぞれ1枚ずつ以上投入されていること。
- 各種類のカードとも複数存在することが望ましい(同一カードの枚数制限などは特に無し)。
● その他準備
○ カードボックス: タヌキ商店用に各1個。
○ サイコロ消しゴム: 専用のものを1個以上。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 獲得ポイント(ハッピールームポイント): 0点。以後増減する。
- 開始手札: 0枚。直接場に並べるため手札概念とは若干ニュアンスが異なる。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からサイコロの指示に従う)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(明確な対応は事前に決めておくこと)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定、ルール的には多人数プレイも十分可能である。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘の概念は存在しない。
ゲームの流れ
開始準備
- 事前にルールの詳細を決定しておく。主な項目は以下のとおり。
- ゲームの終了条件(いずれかのカードが住宅1組分揃った時/全員の住宅が揃った時/全員のデッキが尽きた時 など)。
- デッキ(タヌキ商店)をプレイヤー間で共用するかしないか。
- 役場やサイハテ村のカードをプレイヤー間で共用するかしないか。
- 役場にカードが無いときの交換の扱い(手持ちが1枚減るだけにするかどうか)。
- ゲーム終了時に不完全な状態を住宅として認めるか(カードに欠けがあるときのポイントを 0にするかどうか)。
- それぞれのデッキをシャッフルし、カードボックスに入れることでタヌキ商店とする。
※カードボックスにはスリットが入っており、神社のおみくじのように振ることでカードを1枚ずつ取り出すことができる。
- プレイの順番を決定する。
全体の基本進行
互いに以下の手順を繰り返し、いずれかが終了条件を満たした時ゲーム終了。
※何を持ってゲーム終了とするかは、事前に決めておくこと。
自分の手番の進行
○ サイコロ消しゴムを転がす
○ カードの出し入れをする
- サイコロ消しゴムの出目の内容に従い、場のカードを増減させる。
1ゲーム終了時の処理
- それぞれ自分の場のカードから各種類ごとに1枚ずつ選ぶ。
- それぞれ選んだカードを下から順に S, A, B, C, D, E の順番で重ね、一組の住宅を完成させる。
※カードに欠けがある不完全な状態を住宅として認めるかどうかは、事前に決めておくこと。
- それぞれ完成した住宅のハッピールームポイントを算出し、もっとも高い得点のプレイヤーがゲームに勝利する。
- 決めたルールによっては、相手とカードが混じっていないかどうかよく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● サイコロ消しゴムについて
- 本ゲームでの判定は、専用のサイコロ消しゴムを使用する。
- 自分の番になったら、サイコロ消しゴムを転がしてその出目の記載内容に従う。
- サイコロ消しゴムは六角柱であるため、まれに六角の面が出ることがある。その場合は転がしなおすこと。
- 各面の内容は以下のとおり。
- 「新商品の入荷だなも!」 (自分の)タヌキ商店からカードを1枚引く。
- 「サイハテ村に寄付!」 S以外の相手のカードを1枚選んでサイハテ村に置く。
- 「特売日だなも!」 タヌキ商店からカードを2枚引く。
- 「おやすくしとくだなも!」 タヌキ商店からカードを1枚引く。
- 「サイハテ村からプレゼントが届くかも!」 サイハテ村から好きなカードを1枚受け取る。
- 「交換掲示板!」 役場にあるカードと自分のカードを必ず1枚交換する。
※役場にカードが無いときの扱いなどは事前に決めておくこと。
カード構成
● ゲームに使用するカード
以下の S ~ E のカードをそれぞれ1枚ずつ下から順に重ねていくことで、一組の住宅が完成する。
※ポイント欄は自身の値に加え下側の値を部分的に隠すため、全部重ねないと最終的なポイントは計測できない。
○ S(ステージ)カード
- 住宅の基本となる部分。唯一透明カードではなく、すべてのカードの一番下に配置する。
- 引越し直後の状態に壁紙を貼った状態で、ろうそくやラジカセなど最低限の家具は存在する。
- お手紙欄のびんせんを兼ねている。
○ 透明カード A
- 床を担当する部分。
- ステージカードともども単独での記載ポイントは低め。
○ 透明カード B
○ 透明カード C
- この部屋の住人。ポイントはそこそこ。
- 本来入れ替わることが無い部分なのだが、なぜかとっかえひっかえされる。
○ 透明カード D
○ 透明カード E
- 建物の外壁と来訪者。一番上に配置される。
- ポイント計算の要であり、記載ポイントは総じて高め。
- 店舗などの場合もある(併記されているのは従業員)。つまり中にいるのは住人ではなく客だった!?
- 《タヌキ商店》など、本ゲームでの独自用語とかぶるカードも存在する。ただし両者に直接の関係はない。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場にはカード種類ごとの置き場が存在し、引いたカードは種類ごとにまとめて配置する。
※カードを重ねて住宅を完成させるのは、基本的にはゲーム終了時に行う。
- 場のほかにデッキ置き場であるタヌキ商店や、一時カード置き場である役場およびサイハテ村という空間が存在する。
商品情報
● メーカー: タカラトミー
○ 発売開始: 2007年10月
※『おいでよ ~ 』以前にもどうぶつの森のミルフィーカードは存在するが、ゲームルールは付属しない。
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
森の生活はじめよう! セット
| 2007/10
|
| 構築済みセット(24/1980)
|
Vol.1
| 2007/10
| 60
| ブースター(6/367)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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