ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『アソボット五九』のルール解説。
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アソボット戦記 五九 ドッカ~ド
Last Update 2019/3/30 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは特に何かを演じるわけではないが、ゲームを通じて世界の行く末を見届ける。
● 原作
TVアニメ『アソボット戦記 五九』。
コミック『アソボット五九』(講談社刊)。
● 世界設定
例によって一度文明が崩壊した社会。そこでは“アソシエーションロボット”という生体ロボットと人間が共存しつつ独立した地方社会が形成されつつあった。
こんな中で幅を利かせる“五九盗賊団”。彼らはひょんなことから世界を救う“鍵”を探すため、東の果て“ジパング”へと旅することになったのだ。
● 本ゲームについて
アニメといいカードといい「何故にこのタイミングで」という気がしないでもないのですが、いわゆる“西遊記もの”作品のひとつ『アソボット戦記五九』のTCGです。
西遊記ものの中では、“西”ではなく“東”へ向かって旅しているのが特徴といえば特徴(複数存在する東遊記とはこれまた無関係です)。
※今回は スタンダードバージョン のルールを解説します。
基本構成
勝利条件
- 相手のダメージ置場にあるライフポイント(カード記載のアイコン)の合計数が10以上になる。
- 相手のデッキが尽きている時に、デッキに対するダメージを与える。
- 相手のカードがすべてダメージ置場に送られる(デッキと手札が両方尽きる)。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
同一名称カードはデッキに3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキ + 空デッキへのダメージが、プレイヤーライフを兼ねる。
- 勝利ポイント(相手ダメージ置場内のカード記載のライフポイント): 0ポイント。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限も5枚(手番終了時に補充する)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(それぞれ1ターン目からカードを補充する)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: そのまま続行。ただし空の状態で特定状況が加わるとゲームに敗北する。
- 3人以上でのプレイ: 不可。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- アタックは常に相手のデッキを対象とし、ブロックの指定は防御側が任意に選択する。
バトルになった場合は、双方が出したカード同士による数値対決となる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを5枚引く。
全体の基本進行
互い以下の手番を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
自分の手番の進行
○ アタック
- 手番プレイヤーが攻撃側、相手が防御側となる。
- 攻撃側が、以下のアタックの処理を1回以上の任意数だけ行う(必ず1回は行うこと)。
各アタックの処理
▽ アタックの開始
- 攻撃側はアタックするカードとして、手札から1枚以上のカードを裏向きでバトルフィールドに配置する。
カードは複数出すこともできるが、カードの色はすべて同じでなければならない。
▽ ブロックの選択
- 防御側は任意でブロックするかどうかを選択する。
- ブロックする場合、防御側はブロックするカードとして、手札から1枚以上のカードを裏向きでバトルフィールドに配置する。
カードは複数出すこともできるが、カードの色はすべて同じでなければならない。
▽ バトル
- それぞれ今回アタック・ブロックに使用したカードをすべて表向きにする。
※どちらかが出したカードの色が不揃いの場合は、ペナルティとして相手側が選んだ一色以外のカードは手札に戻される。
- 各種修正を加え、それぞれ今回のバトルパワーやアタックポイントが算出される。
- ブロックの有無により、それぞれ以下の処理を行う。
ブロックされた場合:
- アタックしたカードとブロックしたカードによるバトルとなる。
- それぞれの(バトルに使用したカードの)バトルパワーの合計値を比較する。
- 比較の結果、相手より値が大きい側はバトルに勝利する(同値の時はどちらも敗北)。
- バトルに勝利した側は、今回バトルに使用したカードをすべて勝ち札置場に送る。
バトルに敗北した側は、今回バトルに使用したカードをすべてダメージ置場に送る。
ブロックされていない場合:
- 防御側のデッキへの攻撃となる。
※この時点で防御側のデッキが尽きている場合、攻撃側がゲームに勝利する。
- 今回アタックを行ったカードのアタックポイントの合計値分だけ、防御側にダメージを与える。
防御側は受けたダメージ分の枚数だけ、デッキの上からカードをダメージ置場に表向きに送る。
- 攻撃側は、今回アタックに使用したカードをすべて勝ち札置場に送る。
▽ ダメージ判定
- それぞれダメージ置場にあるカードに記載された、ライフポイントの合計値を確認する。
どちらかのライフポイント合計が10以上であれば、相手側がゲームに勝利する。
※同時にその他の勝利条件の判定なども行われる。
○ 攻守交替
- それぞれ自分の勝ち札置場のカードを、すべて手札に加える。
- 手札が5枚になるように、デッキからカードを補充する(デッキが尽きている時はそのまま続行)。
- 手番が終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- ほとんどのカードには属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色はカードの枠の部分に記載され、赤・青・黒 などの種類が存在する。
- 手札からカードを出す時に、色が一色で揃っている必要がある。
カード構成
● 一時的に使用されるカード
○ ドッカード(コスト不要)
- ゲームに使用するカード。通常はいずれかのキャラクターが記載されている。
- バトルパワーとアタックポイントの値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
バトルパワーは相手カードとバトルになった際に使用され、アタックポイントは相手デッキに対して使用される。
- ライフポイントをアイコンの形で持ち、ダメージとなった時に相手の勝利ポイントとして使用される。
- アタックで勝利した時は勝ち札置場に、敗北した時はダメージ置場に送られる。
場の構成
- 永続カードは、バトルフィールドという空間に存在する。
- アタックで勝利したカードは勝ち札置場という空間に集められる。
ただし勝ち札置場へのカード配置は一時的な物で、攻守交代時に手札に戻る。
- アタックで敗北したカードはダメージ置場という空間に表向きで集められる。
商品情報
● メーカー: タカラ(現タカラトミー)
○ 発売開始: 2003年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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Vol. 1
| 2003/4
| 84
| ブースター(10/300)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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