炎炎ノ消防隊 トレーディングカードゲーム

Last Update 2025/12/27 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは消防隊の隊長となり、部下であるユニットを率いて相手を鎮圧する。

● 原作
　コミック（講談社刊）およびTVアニメ『炎炎ノ消防隊』。

● 世界設定
　ある時を境に、各地で人体発火現象が頻発した。
自我を失った“焔ビト”が放つ火焔から市民を守るため、特殊消防隊が組織されたのである。

● 本ゲームについて
　消防士にファンタジー要素が加わったアクション漫画のTCGです。炎を駆使することで戦いを進めていきます。
※ここでは構築戦用のルールについて解説します。

基本構成

勝利条件

• 相手のライフが 0の状態で、相手プレイヤーへの攻撃が成功する。
• 相手のデッキが尽きる（その瞬間）。

事前準備

● デッキ （1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 40枚ちょうど。
• 構築条件：
  　ユニットおよびイベントカードで構成されていること。
  　同一ナンバーカードはデッキにそれぞれ 2枚まで。

● 炎デッキ （1人分の補助デッキ）

• デッキ枚数： 5枚ちょうど。
• 構築条件： 炎カードのみで構成されていること。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ： 5。※直接のライフ概念ではなく、ライフ値となったカード + 無防備の 1回がライフに相当。
• 開始手札： 5枚。上限は無し。
• マリガン： 任意で 1回。すべてデッキに戻してシャッフル後に引き直す。
• ファーストドロー制限： 類似概念が存在（後攻のみ開始時に炎 1枚配置。なお先攻は 1ターン目からカードを引く）。

その他構成

● カードの行動表現

• カード縦： 待機状態。
• カード横： 行動済状態。

● 基本構成細則

• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 有り（配置ターンは攻撃不可）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（ターン終了時に消滅）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• ユニットの攻撃は相手プレイヤーか行動済状態のユニット 1体を対象とし、防衛の使用は防御側が任意に選択する。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれ「よろしくお願いします」と挨拶する。
• それぞれ自分の炎デッキを配置する。
• それぞれのデッキをシャッフルする。
• それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 5枚引く。
• 必要に応じてマリガン処理を行う。
• それぞれ自分のデッキからライフの位置に、裏向きのまま積み重ねる形で 5枚のカードを配置する。
• 先攻・後攻を決定する。
• 後攻プレイヤーのみ、自分の炎デッキからカードを 1枚引いて現場に待機状態で配置する。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特に無し。

ルール細則

基本ルール細則

● 炎について

• 本作には“炎”の概念が存在し、コスト支払いや攻撃の際に参照される。
  ※本来消防士は火を消すのが仕事であるが、本作における炎は生命体の暴走により生ずる物で、自らも炎を駆使して滅する必要がある。
• 炎はカードに付属する概念であり、炎カードと一部のユニットカードが“炎アイコン”という形で持っている。
• 現場のユニットは、自身に炎を持つ（炎アイコンが記載されている）か後から炎カードを付けることで“炎がある”扱いとなる。
• 炎があるユニットのみが、攻撃対象として相手プレイヤーを選ぶことができる。
  なお炎がなくても、相手の行動済状態ユニットを攻撃対象とすることはできる。
• それぞれの現場には、炎カードと炎アイコンを持つユニットカードを合わせて 8つ分までの炎を配置できる。
  9つ目となる炎が配置される場合は、上限に収まるようにいずれかを選んで破棄する必要がある。

● コストについて

• カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
• コストは自分の現場にある炎があるカードを使用することで支払うことができる。
• 現場にある待機状態の炎がある（炎カードおよび、炎があるか炎カードが付いているユニット）カード 1枚を行動済状態にするごとに、コストが 1だけ支払われる。

● 支援力について

• 一部のユニットカードは本来の役割とは別に、使い捨てで支援力を提供する能力を持つ。
• 支援力は、相手からの攻撃を受けたときに任意で手札から使用できる。
• 支援力の項目はカード左側面に独立して存在し、攻撃対象のパワー値を強化するための値が記載されている。

● ライフとトリガーについて

• デッキのカードは本来の役割とは別に、プレイヤーそれぞれのライフとして用いられる。
• ライフは一般的なプレイヤーライフの変種概念で、すべて失った状態でプレイヤー自身への攻撃が成功した時点でゲームに敗北する。
• ライフはそれぞれ専用の置き場に裏向きで積み重ねる形で配置される。
• ライフはゲーム開始時に、それぞれデッキから 5枚が配置される。
• ライフのカード内容は、攻撃を受けるまでは確認できない。
• リーダーがアタックを受けて敗北した際に、ダメージとしてライフ 1枚が引かれる。
• 引かれたカードにトリガー効果が記載されていた場合は、記載効果が発動する。
  トリガー効果の発動にはコストなどは存在せず、発動したうえでアドラに送られる。
• 引かれたカードがトリガー効果を持たない場合は、そのままアドラに送られる。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ 炎カード （コスト不要）

• エネルギー源にして強化要素。現場に炎カードとして配置される。
• 専用の炎デッキに入れて使用される。
• それぞれ炎を持つ（炎アイコンが記載されている）だけの存在である。
• イラストが異なる場合もあるが、ゲーム的にはすべて単一種類のカードとなる。
• 現場に単独で存在するが、他のカードの効果などにより自分のユニットに付けられる場合もある。
• ユニットに付けることで炎を持たせることができるが、付くのは一時的で次の自ターンには強制的に外される。
• 基本的にはコスト支払いに用いられるが、ユニットに付けることで相手プレイヤーへの攻撃を可能とする。
• 配置上限を超えたり付けたユニットが退場することで、場を離れる場合がある。
  場を離れた場合は一旦はアドラに送られるものの、すぐさま炎デッキへと送られる。

○ ユニットカード （コスト必要）

• プレイヤーの部下たち。場にユニットとして配置される。
• デッキに入れて使用される。
• 場に望むだけの数を配置できる。
• パワーの値を持ち、プレイヤーの武器／盾となる。
• 一部のカードは炎アイコンを持ち、炎を持つ扱いとなる。
• 一部のカードは支援力の値を持ち、本来の役割とは別に他のカードが攻撃された時の強化目的で使用される。
• 戦闘で攻撃された場合に、攻撃側のパワーがこちらのパワー以上であった時に退場してアドラに送られる。

● 一時的に使用するカード

○ イベントカード （コスト必要）

• ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
• 横向きのカードで、デッキに入れて使用される。
• 使い捨てのカードであり、使用後はアドラに送られる。

場の構成

• 永続カードは、それぞれの現場という空間に存在する。
• それぞれの現場には、さまざまな種類の炎を 8つまで配置できる。
• 永続カードが破壊された時や使い捨てカードの使用後は、アドラという空間に集められる。
  ただし炎カードは、即座にアドラから炎デッキへと移される。

商品情報

● メーカー： TCG
○ 発売開始： 2025年12月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
炎炎ノ消防隊 01	2025/12	93	スターターセット（41/2750込）、ブースター（8/550込）

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