ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『匠の守護者』のルール解説。
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燕三条企業トレーディングカード 匠の守護者
Last Update 2025/11/29 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは地域の住民? となり、守護者の力を借りて競争に競り勝つ。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
現在そのもの。
● 本ゲームについて
新潟県の企業を擬人化した御当地TCGです。新たなルールの導入によりデザインが一新されました。
※ここでは PPP バトルルールについて解説します。
基本構成
勝利条件
- 相手のリソースカードが 0枚になった状態で、こちらが戦闘に勝利する(つまり 5点の勝利ポイントを先に獲得する)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚以上。
- 構築条件:
PPPバトルに対応しているカードで構成されていること。
同一カードはデッキにそれぞれ 2枚まで(マテリアルカードは制限無し)。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用マーカー: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 0ポイント。以降蓄積する。
- 開始手札: 6枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で 1回。任意枚数を外し、同数引いた後で外した分をデッキ底に送る。
- ファーストドロー制限: 無し(それぞれが 1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- 守護者カード正位置: 通常攻撃。
- 守護者カード逆位置: 捨て身の攻撃。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘は、それぞれのフォージングゾーンにいる守護者同士による 1 対 1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ自分のデッキからリソースゾーンに、裏向きのまま 4枚のカードを配置する。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 準備フェイズ
- それぞれが自分のデッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
- それぞれが今ターンの戦闘フェイズで戦う守護者として、自分の手札から守護者カード 1枚を選ぶ。
そして「フォージング!!」の掛け声とともに、選んだ守護者を場のフォージングゾーンに裏向きで配置する。
※基本 5属性のカードの場合は、この時点で通常攻撃(正位置)か捨て身の攻撃(逆位置)かを選んでおくこと。
○ 戦闘フェイズ
- それぞれが「シップ!!」の掛け声とともに、自分の今回戦う守護者を表向きにする。
- 先攻から順に、この時点で発動する効果を適用する。
- 先攻から交互に、双方がパスするまで以下のいずれかの行動を繰り返す。
- 手札からアドバンスカード 1枚を、場の応援席に配置する。
- 手札からオーダーカード 1枚を使用する。
- 手札から効果を持つマテリアルカード 1枚を使用する。
- 自分の応援席にあるカード 1枚の記載能力を発動する。
- パスする(1回とばしではなく、繰り返しそのものから降りる)。
- それぞれの今回戦う守護者が持つ属性および捨て身の有無を確認し、今回のそれぞれの有利不利を判定する(後述参照)。
判定によって有利となる側は、戦闘ポイントに +1の修正が加えられる。
- それぞれ基準値を 1として、それに属性など各種修正を加えることで今回の守護者の戦闘ポイントを算出する。
- それぞれの戦闘ポイントを比較し、値が大きい側が今回の戦闘に勝利する(同値は引き分け)。
そして戦闘の勝敗によって、それぞれ以下の処理を行う。
- 戦闘に勝利: 勝利ポイント 1ポイントを獲得する。累計 5ポイントとなった(この時点で相手リソースが 0枚の)場合はゲームに勝利する。
- 戦闘に敗北: 自分のリソースにあるカードの中から、任意の 1枚を手札に加える。
- 引き分け: 自分のリソースにあるカードの中から、任意の 1枚を手札に加える。
そして勝利ポイントの獲得値が 4ポイント未満の場合、1ポイントを獲得する(引き分けではとどめを刺せない)。
- 今回の戦闘が終了する。
○ 終了フェイズ
- 先攻から順に以下の内容で、それぞれのフォージングゾーンにある守護者を移動させる。
- 今ターンの戦闘で勝利: 自分の応援席に移動させる。
- 敗北および引き分け: 自分の手札か応援席の、どちらかに移動させる。
- 以下の条件で、次のターンの先攻・後攻を決定する。
- それぞれのリソースゾーンにあるカード枚数が異なる: 枚数が少ない側が次の先攻・多い側が後攻となる。
- リソースゾーンにあるカード枚数が同じ:
- 今ターンの戦闘で勝敗が付いている: 勝者が次の先攻・敗者が後攻となる。。
- 今ターンの戦闘が引き分け: 現在の先攻・後攻を、そのまま引き継ぐ。
- 今回のターンが終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- カードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 火・木・土・水・風 および 闇・特殊 の 7種類が存在する。
- 火・木・土・水・風 の 5属性は基本属性となり、いわゆる五属性ジャンケンを構成している。
- 基本属性内での強弱は 水 > 風 > 火 > 木 > 土 > 水 > 風 > 火 > 木 …… となっている。
それぞれがこの循環で左 2属性に有利で、右 2属性には不利となる。
- 闇および特殊属性は、すべての属性に有利であるが捨て身の攻撃には不利となる。
- 基本属性のカードは本来の属性(攻撃)とは別に、逆位置配置によって捨て身の攻撃を行うことができる。
捨て身の攻撃は、一方だけが使用すると属性の有利と不利が逆転する。ただし双方が同時に使った時は従来通りの判定となる。
※闇と特殊は、捨て身の攻撃を行えないことに注意(相手が捨て身の攻撃を使った場合、確定で相手有利となる)。
- 基本的には有利かどうかのみが必要とされ、相手に対して有利な属性であった場合に +1の戦闘修正が加えられる。
- 最終的な(捨て身の攻撃などを行わない時の)属性ごとの勝敗は、以下の表の通りとなる。
| 不利な相手 | 自分 | 有利な相手 |
| 水・風 | 火 | 木・土 |
| 風・火 | 木 | 土・水 |
| 火・木 | 土 | 水・風 |
| 木・土 | 水 | 風・火 |
| 土・水 | 風 | 火・木 |
| - | 闇 | すべて |
| - | 特殊 | すべて |
● リソースについて
- カードには本来の役割とは別に、戦闘敗北時に補充されるリソースとして使用される。
- ゲーム開始時にそれぞれ 4枚ずつが、リソースゾーンに裏向きで配置される。
- 戦闘に敗北したり引き分けになった際に、1枚ずつが手札に加えられる。
- リソースはプレイヤーライフに近い存在である。
相手リソースを 0枚としたうえで戦闘に勝利することで、ゲーム勝利となる。
※ちなみに本作は公式で用語が統一されておらず、勝利条件を獲得ポイントで表しているページも存在する(意味的には同じことの表記違いとなる)。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 守護者カード (コスト不要)
- 地元企業の擬人化カード。場に守護者として配置される。
- 各ターンごとにそれぞれ 1体ずつが、自分のフォージングゾーンに配置される。
- 記載はされていないが戦闘用のポイントを 1ポイントずつ持ち、プレイヤーの武器となる。
- それぞれいずれか 1つの属性を持ち、戦闘修正などに使用される。
なお属性のうち 5行に相当する属性の守護者は、天地逆に配置することで捨て身の攻撃を行うこともできる。
- 戦闘に勝利した場合は、場の応援席に送られる。勝利できなければ手札か応援席のどちらかに行くことになる。
○ アドバンスカード (コスト必要)
- 守護者の能力を強化する道具など。場にアドバンスとして配置される。
- 通常は配置コストとして、手札から指定数のマテリアルカードを消費(破棄)する必要がある。
- 場の応援席に永続配置され、記載効果を発揮する。
基本的には戦闘用の効果であり、1回(1ターン)の戦闘ごとにそれぞれ 1度ずつ効果を発揮できる。
● 一時的に使用するカード
○ オーダーカード (使用条件が存在)
- プレイヤーが唱える戦闘指示。効果はさまざま。
- 使い捨てで効果を発揮し、使用後は消費ゾーンに送られる。
○ マテリアルカード (基本的にはコスト不要)
- アドバンスの原料、手札からアドバンスカードのコストとして消費される。
- 消費として手札から消費ゾーンに送ることで、記載属性 1枚分のコストとなる。
- 基本的には属性のみのカードであるが、一部は固有の効果を持っている。
効果を持つカードは本来の役割とは別に、オーダーカードと同じように手札から使用することができる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場はフォージングゾーンと応援席いう空間に大別される。
- それぞれのフォージングゾーンには、戦闘を行う守護者が 1体ずつ配置される。
- 応援席には、戦闘を終えた守護者やアドバンスなどが配置される。
- 場のほかに、リソースを蓄積するリソースゾーンという空間が存在する。
- 使い捨てカードの使用後は、消費ゾーンという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: 燕三条、三条商工会議所
○ 発売開始: 2019年3月
- ○ ラインナップ
| 名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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| ショッタレ帝国襲来
| 2025/9
| 53
| パック販売(5/300+税)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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