ポストペット カルタ

Last Update 2018/12/22 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　複数（ゲームによるが3 ～ 5人）対戦による各種ゲーム群。プレイヤーはポストペットの飼い主として、いろいろに遊ぶ。

● 原作
　PC用メールソフト『Post Pet』。

● 世界設定
　ポストペットの世界の中には、たくさんの住人たちが住んでいます。この可愛い住人たちと、あなたも遊んでみませんか? もちろん、おやつは忘れないようにね。

● 本ゲームについて
　人気のメールソフトであるポストペットのキャラクターを使用したカルタです。“カルタ”という言葉自体は、本来“カード”の意味しかないのですが、 ここでは一般にイメージするとおりの絵札と字札で構成される『いろはがるた』や『百人一首（競技かるた）』のバリエーションです。 単純にカルタとして遊べる他、いろいろな遊び方が提示されています。

　本ページでは複数ある遊びの中から、絵札・字札ともに使用し 3 ～ 5 人用の遊び方である“カラーズ”について解説します。

基本構成

勝利条件

• 手札をすべて無くす。
• 手札のカードに記載されたペッチの値の合計が 0になる（天和を含む）。

※勝者が1人出た時点でゲーム終了。2位以下は手札のペッチの合計値が少ない順（同値なら手札枚数が少ない順）の順位となる。

事前準備

● 絵札（全員で共用するゲームカード その1）

• 枚数： 適当数（50枚程度）。
• 構築条件：
  　少なくとも、プレイ人数の 5倍以上の枚数を投入する事。
  　強制ではないが、カラー（属性）はある程度は均等にばらけていることが望ましい。
  　※同一枚数とか字札と対かどうかなどは、条件としては存在しない。

● 字札（山札： 全員で共用するゲームカード その2）

• 枚数： 適当数（50枚程度）。
• 構築条件：
  　強制ではないが、絵札に投入したカラー（属性）がすべて入っていることが望ましい。
  　※同一枚数とか絵札と対かどうかなどは、条件としては存在しない。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。
○ チップ： 適当数（ただし“カラーズ”では使用しない）。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ： 無し。
• 開始手札： 5枚。上限は無し。
• マリガン： 無し。
• ファーストドロー制限： 無し。

その他構成

● 基本構成細則

• カードの行動表現： 無し。
• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 無し（通常は考慮不要であるが、必要ならば捨て札を再使用）。
• 3人以上でのプレイ： 可能（今回の場合 3 ～ 5 人用）。
• 召喚酔い： 考慮不要。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 考慮不要。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 考慮不要。
• ユニーク処理： 考慮不要。

ゲームの流れ

開始準備

• 絵札と字札を、それぞれシャッフルする。
• プレイする順番と、親1名（カードを配る係）を決定する。
• 親が自分を含めたプレイヤーに、絵札をそれぞれに5枚ずつ裏向きに配布する。
• 今回配らなかった絵札を、裏向きのまま場のすみに除外しておく（今回のゲームでは使用しない）。
• 字札を場の中央に、山札として裏向きに配置する。
• それぞれ配布された絵札を、自分の手札とする。
  ※この時点で手札のペッチの合計値が0である場合、そのプレイヤーは戦わずしてゲームに勝利する（いわゆる天和）。

全体の基本進行

　以下の手順を順に繰り返し、いずれか勝利条件を満たした時にゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、他プレイヤーのカードが混じっていないかどうかよく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● 属性概念について

• カードにはそれぞれ属性が存在し、さまざまな遊びで使用される。
• 属性ごとにカードの地の色（カラー）が決められている。
• 属性は キャラクター（桃）・パーク（水色）・宝物（緑）・エキストラゲスト（紫）・グッズ（橙）・ETC（灰） の6種類が存在する。
• 属性の類似概念として性格が存在し、さまざまな遊びで使用される。
• 性格は 良い・普通・悪い の3種類が存在する。

● 役について

• 一部の遊び方では役の概念が存在し、一定のカードの組み合わせで役が成立する。
• 本ゲームの役はすべて5枚一組で構成される。一般のポーカーで言うところの ストレート や ファイブカード に相当する概念のみとなる。
• 複数の役が成立する場合、得点は役の合算値となる。
• 役の種類は以下のとおり。

※グッズとして登場するキャラクターも、役においてはキャラクターに含まれる。。
※カード名などが異なっていても、キャラクターとして同一とみなされるものはすべて同一キャラクターとして扱われる。
※“モモ”関連のキャラクターは、すべてモモとして扱われる。
※“ポストマン”関連のキャラクターは、すべてポストマンとして扱われる。
※複数キャラクターが描かれているカードは、その中の任意のキャラクターとして使用することができる。
※《うきわハム》は、ビッグマウスハムスターには含まれない。
※《こうら》は、オカガメには含まれない。

カード構成

● ゲームで使用するカード

○ 絵札カード

• いろはがるた としての絵札。
• それぞれの絵札1種に対して、同名の字札1種が対になるように存在している。
  なお字札の文章は、絵札の内容についての説明文となっている。
• タイトルの前の部分にカードナンバーを持つ。番号は絵札と対応する字札で共通である。
• 属性・性格の項目を持ち、さまざまな遊びで使用される。
• Pt（ペッチ）の値を持ち、さまざまな遊びで使用される。
  ※ペッチはソフト内通貨の単位である。これがどう使われるかは遊びごとに異なる。
  ※カードにより値は異なるが、特に高いのが金持ち設定を持つ“ミッチー”のキャラクターカードである。
• 一部のカードは謎の組織“オオカミ研究所”に関係しており、専用のオオカミマークを持つ。

○ 字札カード

• いろはがるた としての字札。ただし いろはがるた そのものでは無い。
• 対応する絵札についての文章が記載されている。
• 特にいろは歌に対応しているわけではないため、文章の頭文字（出だし部分）が同じカードが複数存在する。
• 属性・性格の項目を持ち、さまざまな遊びで使用される。なお属性・性格は対応する絵札と同一である。

● その他のカード

○ ルールカード

• 遊び方が記載されているカード。1枚に付き1種類の遊び方が記載されている。
• あそびかたの説明書であり、いずれもゲームの中では使用しない。
• それぞれのルールカードで説明されている遊び方は以下のとおり。
  • PP（ポストペット）かるた： いわゆる いろはがるた。ただし50音ではない。
  • PP神経衰弱： いわゆる 神経衰弱。
  • カラーズ： 属性色を使った手札捨てゲーム。本ページで説明する。
  • PPホールデム： トランプゲームの一つである テキサス・ホールデム。ただし通常とは役が異なる。
  • PPポーカー： 一般的なタイプのポーカー。ただし通常とは役が異なる。
  • ミッチー： 簡単なトリックテイキング。“ミッチー”の名は単に金持ちの象徴として冠しているもの。
  • モモめくり： いわゆる 坊主めくり。坊主は（モモに限らず）悪い性格のカードが担当する。
  • ワードメイク： 字札を用いての単語作成あそび。

場の構成

• カードは場という共用空間で使用される。
• カードの使用後は捨て札という空間に集められる。

商品情報

● メーカー： ソニー・クリエイティブプロダクツ
○ 発売開始： 2000年11月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
基本セット	2000/11	288	ブースター（14+1/400）

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