ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『北斗の拳』のルール解説。
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北斗の拳 世紀末カードバトル伝説
Last Update 2006/2/6 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは荒廃した世界の村人となり、用心棒として招いた格闘家たちの力で相手勢力を追い払う。
● 原作
コミック『北斗の拳』(集英社刊)。
● 世界設定
199X年、人類は核の炎につつまれた……はずだった。
人々は死にはしなかったもののインフラ設備や政府機能は完全に麻痺し、集落単位での非常に原始的な生活を営むことしか出来なかった。
そして力に任せて略奪を行う犯罪者集団が横行する荒れ果てた社会となっていったのである。
とはいうものの、全面核戦争の後で町が壊滅しているわりには車両の大半は無傷でガソリンもなぜか潤沢だったりするこの社会。
これだけの設備が残っているのなら、かなり早期に世界統一政府とかができて事態収拾に動く気がしてならないんですが……
ひょっとしてこの核戦争ってごく一部の地域での内紛として起きたもので、そのほかの無傷な世界が武器供給とかして混乱をあおっていただけなんですかね。
● 本ゲームについて
かつて一世を風靡した人気格闘漫画のTCGです。
最近では同タイトルのパチスロ人気のせいでギャンブルのイメージが強いのですが、本ゲームも当初はパチスロの景品専用TCGとして登場しました。
もちろん内容そのものはパチスロとは直接の関係は無く、原作世界を再現したゲームとなっています。
基本構成
勝利条件
- 勝利ポイントを 5ポイント以上獲得する。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
ゲーム用カード(スペシャルエディションカード以外)で構成されていること。
同一番号カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 大将表示用マーカー: 各 1つずつ。
○ ポイント表示用カウンター: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 0ポイント。以降蓄積する。
- 開始手札: 4枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にドローフェイズ無し)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 回復状態。
- カード横: 行動完了状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(配置時に回復状態)。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し(手札が直接コストとなるため)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 特に無し。
- 攻撃は1体のキャラクター単位で行われる。
- キャラクターの攻撃は、相手キャラクターかプレイヤー本人(山札)のいずれか 1つを対象とし、身代わりの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより、手札としてカードを 4枚引く。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 回復フェイズ
○ 大将マーカーフェイズ
- 自分の場に存在するキャラクターの中からいずれか 1つを大将として選び、大将マーカーを配置する。
大将は自ターンごとに変更してもかまわないが、キャラクターが存在する限りは必ず決定すること。
○ ドローフェイズ
○ メインフェイズ
ゲームの基本行動を行う。実行できるのは以下のとおり。
- キャラクターとして、場にキャラクターカードを配置する。
- スキルカードを場のキャラクターに配置(装備)する。
- 場のスキルカードを破棄する(コスト不要)。
- イベントカードを使用する。
○ アタックフェイズ
- 自分の場に大将が存在するとき、任意で場の回復状態のキャラクター単位で攻撃を行う。
各攻撃の処理
▽ 攻撃の宣言・対象の選択
- 攻撃を行うキャラクターを行動完了状態にして、攻撃を宣言する。
- 攻撃対象として、相手キャラクター 1体か相手の山札のいずれかを選択する。
▽ 身代わりの選択・カウンターの使用
- 相手プレイヤーは、任意で身代わりかカウンター能力を持つイベントカードを使用する。
- 身代わりは攻撃対象以外の回復状態のキャラクターのみが使用でき、以降身代わりを行ったキャラクターが今回の攻撃対象をなる。
- 身代わりを行ったキャラクターは、この時点で行動完了状態となる。
▽ バトル開始
- 攻撃対象によって、以下のどちらかの処理へ進む。
- 攻撃対象がキャラクターの場合: “キャラクターとのバトル”へ進む。
- 攻撃対象が山札の場合: “山札へのバトル”へ進む。
▲ キャラクターとのバトル
- 攻撃を行うキャラクターと攻撃対象キャラクターの、各種修正を加えたパワーの値を比較する。
- 比較の結果、攻撃を行うキャラクターのパワーが攻撃対象キャラクターの値以上であれば、攻撃成功となる。
攻撃に成功した場合は、以下の処理を行う。
- 攻撃対象が回復状態: “攻撃対象キャラクターを行動完了状態にする。
- 攻撃対象が行動完了状態: “攻撃対象キャラクターを捨札とする。
- 攻撃を終了する(“山札へのバトル”は飛ばす)。
▲ 山札へのバトル
- 勝利ポイントを 1ポイント獲得する。
- 相手プレイヤーはデッキからカードを 2枚引き、手札に加える。
- 攻撃を終了する。
○ ターン終了
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性とコスト
- 各カードには属性があり、カードコストの支払いなどに使用される。
- 属性は 義・愛・流・覇・邪 の 5種類が存在する。
- 各カードを使用する際にはそれぞれ記載された分のカードコストを支払う必要がある。
コストは手札から指定属性と同じ属性のカードを捨札にすることで支払われる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (コスト必要)
- 荒廃した世界に生きる人たち。その社会背景ゆえ格闘に通じた者が多いが、非力な一般人も存在する。
- パワーをの値持ち、プレイヤーの武器となる。
- 行動完了状態の時に自分のパワー以上の攻撃を受けた場合破壊される。このダメージは各攻撃終了時に初期化される。
○ スキルカード (コスト必要)
- キャラクターの使用する拳法や武術など。
- キャラクターにつける形で配置され、キャラクターの能力を強化する。
- 1キャラクターにつき 1枚ずつ配置できる。
- キャラクターが捨札となった場合、付いているスキルカードも捨札となる。
キャラクターが手札に戻った場合、付いているスキルカードも手札に戻る。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベントカード (コスト必要)
- この世界で起きるさまざまな出来事。
- 原則として自ターンにのみ使用可能である。
● その他のカード
○ スペシャルエディションカード
- 後期生産分から、ゲーム用カードに加えて 1枚ずつ封入されたカード。本ゲームでは使用しない。
- 携帯用アプリ『公式! 北斗の拳DX』製品版の無料入手用カードで、裏面に抽選コードが記載されている。
- 表面は キャラクター・奥義・名場面 のいずれかが描かれたトレーディングカードとなっている。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨札という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: サザンクロス・マネジメント
○ 発売開始: 2006年1月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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基本セット
| 2006/1
| 99
| ブースター(1/105)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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