ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ファンタズマゴリア』のルール解説。
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ファンタズマゴリア
Last Update 2014/10/10 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはゲームキャラクターたちのリーダーとなり、部下となるキャラを率いて相手を撃破する。
● 原作
以下のPC用ゲーム(順不同)。
『穢翼のユースティア』
『素晴らしき日々』
『リトルバスターズ!』シリーズ
『真剣で私に恋しなさい!』シリーズ
『のーぶる☆わーくす』
『黄昏のシンセミア』
『Rewrite』シリーズ
『Strawberry Nauts』
『ジブリール』シリーズ
『恋騎士 Purely☆Kiss』
『カミカゼ☆エクスプローラー!』
『あっぱれ! 天下御免』シリーズ
『H2O』
『車輪の国 』シリーズ
『ワルキューレロマンツェ』シリーズ
『11eyes』
『your diary』
『晴れときどきお天気雨』
『学☆王』
『ティンクル☆くるせいだーす』
『恋愛0キロメートル』
『神採りアルケミーマイスター』
『はつゆきさくら』
『DRACU-RIOT!』
『鬼ごっこ!』
『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』
『星空へ架かる橋』シリーズ
『紫影のソナーニル』
『LOVELY QUEST』
『この大空に、翼をひろげて』シリーズ
『うたわれるもの』
『ものべの』
『Dolphin Divers』
『中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト』
『恋色空模様』
『花色ヘプタグラム』
『ウィッチズガーデン』
『大図書館の羊飼い』シリーズ
『スズノネセブン!』シリーズ
『倉野くんちのふたご事情』
『プリズム◇リコレクション!』
『古色迷宮輪舞曲』 ~ HISTOIRE DE DESTIN ~
『月に寄り添う乙女の作法』シリーズ
『いろとりどりのセカイ』シリーズ
『向日葵の教会と長い夏休み』
『黄雷のガクトゥーン』
『ひとつ飛ばし恋愛』
『あえて無視するキミとの未来 ~Relay broadcast~』
『魔導巧殻』
『Berry's』
『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女たち』
『AQUAPAZZA』
『百花繚乱エリクシル』
『HHG 女神の終焉』
『天色*アイルノーツ』
『FORTUNE ARTERIAL』
『カルマルカ*サークル』
『辻堂さんのバージンロード』
『はぴねす!』
『戦国†恋姫』シリーズ
『ハピメア』シリーズ
『CLANNAD』
『MeltyMoment』
『ef』
『ドコのドナタの感情経路』
『レーシャル・マージ』
『Clover Day's』
『サキガケ⇒ジェネレーション!』
● 世界設定
複数作品を一まとめにした作品のため、特に無し。
● 本ゲームについて
PC用ゲームのキャラクターを集結させて競い合うゲームです。
最近は少なくなったシステムを採用しており、各カードがダメージを蓄積し、販売形式もひとつのパックの複数のメーカーの作品が混在した形になっています。
基本構成
勝利条件
- 相手のエースキャラをダウンさせる。
- 相手のキャラを3体以上ダウンさせる。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 60枚ちょうど。
- 構築条件:
EXスキルカード以外のカードで構成されていること。
同一番号カードはデッキに4枚まで。
※カード番号には冒頭の英文(EXなど)が含まれるが、末尾の英文(パラレル識別)は含まれない。
※バトルなどの必須要素については、各弾ごとで別名同番号カードが存在するので注意すること。
※使い道は限られるが、エースキャラと同一カードをデッキに入れることも可能。
● EXスキルカード(1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 3枚以下(0枚でもよい)。
- 構築条件:
EXスキルカードのみで構成されていること。
※同一カードを複数投入してもよいが、使用目的を考えるとすべて異なるカードであることが望ましい。
● その他準備
○ エースキャラ: 任意のキャラカードを各1枚。
※エースキャラ専用仕様のカードを使用することもできる。
○ 各種表示用カウンター: 適当数。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(エースキャラのMHP):
選択したキャラカード記載のMHP(最大HP)の2倍。上限も同じ。
- 開始手札: 7枚。上限も7枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で1回。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻の1ターン目は、カードを1枚引いてから任意の1枚を破棄、かつ攻撃宣言ができない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 未行動・未使用状態。
- カード横: 行動済み・使用済み状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置時に行動済み状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(その都度消滅)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り。
- ユニーク処理: キャラカード、両軍でユニーク、先出し生存。
- バトルは場のキャラ同士による1対1で行われる。
- バトルを受ける相手キャラは防御側が任意に選択する。
ただし指定すべきキャラがいない場合、強制的に相手のエースキャラがバトルを受ける。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分のデッキからエースキャラとなる1枚を抜き出す。
- それぞれデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを7枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ自分のエースキャラを行動済み状態で配置する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートフェイズ
▲ ウェイクアップ・ステップ
- 自分のキャラを未行動状態にする。
- 場のすべてのバトルカードを未使用状態にする。
▲ ドロー・ステップ
○ メインフェイズ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 手札のキャラを配置する。
- 手札のアイテムカードを配置する。
- 手札のバトルカードを配置する。
- 場のバトルカードを破棄する。
- 攻撃宣言をして場のキャラでバトルを行う(後述)。
※攻撃宣言は、自分の未行動状態のキャラが1体以上かつ未使用状態のバトルが1枚以上存在する時にのみ行える。
※バトルはキャラ単位で行われる。
- 手札からイベントカードを使用する(相手も可)。
- 場のキャラの特殊能力を使用する(相手も可)。
- EXスキルを使用する(相手も可)。
各バトルの処理
▽ 攻撃キャラの指定
- ターンプレイヤーは攻撃側となり、自分の未行動状態のキャラ1体を指定する。
- 指定されたキャラは今回の攻撃キャラとなり、行動済み状態になる。
▽ 防御キャラの指定
- 相手プレイヤーは防御側となり、自分の未行動状態のキャラ1体を指定する。
未行動状態のキャラがいない場合、無条件で(状態に関わらず)エースキャラが指定される。
- 指定されたキャラは今回の防御キャラとなり、行動済み状態になる。
▽ 使用バトルの指定
- 攻撃側が相手カードを含めた未使用状態のバトルカードから1枚を指定する。
- 指定されたバトルカードは使用済み状態となり、今回のバトル種目が決定される。
- 攻撃・防御キャラともに、バトルカードで指定された項目の能力値が、今回の攻撃・防御力となる。
▽ イベント・特殊能力・EXスキルの使用
- それぞれが任意でイベント・場のキャラの特殊能力・EXスキルを使用する。
それぞれの使用宣言が無くなるまで処理を続ける。
▽ バトル結果の判定
- 攻撃・防御キャラともに、各種修正を加えて今回のバトルでの攻撃・防御力を算出する。
- 攻撃・防御キャラともに、相手の攻撃力が自分の防御力を超えている場合、差分の値がそのキャラへのダメージとなる。
- 累積したダメージがキャラのMHP以上になった場合、そのキャラはダウンとなり、ダウン置き場へ送られる。
▽ バトルの終了
○ エンドフェイズ
▲ 終了ステップ
▲ 手札調整ステップ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
▲ リフレッシュ・ステップ
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- キャラカードには属性が存在し、さまざまな場面で影響を与える。
- 属性は 武・敏・知・器・穏 の5種類が存在する。
- キャラカードは自身の属性の他に、属性と同名の5種類の項目の能力値を持つ。
属性と能力値の項目は別概念であり、直接は関係ない。
- キャラがコストを発生する際には、そのコストはキャラカードの属性を持つ。
● 使用代償とコストについて
- カードを配置・使用や特殊能力を使用する際には、それぞれ指定された使用代償が必要となる。
- 使用代償はいくつかの種類があるが、その中で最も使用されるのがコストの支払いである。
- コストは消費概念でありコストアイコンの形で表示される。過剰発生分は蓄積せず都度消滅する。
- コストには 赤・青・白 の3種類があり、それぞれ以下の方法でコストアイコン1つ分のコストが支払われる。
- 赤コスト: 特殊能力専用で、能力を持つ未行動状態のキャラ自身を行動済み状態にする。
- 青コスト: 場の未行動状態のキャラ1体を行動済み状態にする。
なお青コストは属性を要求する場合があり、その際には指定属性のキャラでコストを支払う必要がある。
- 白コスト: “手札のキャラカードを1枚捨てる”か“場の未行動状態のキャラ1体を行動済み状態にする”のいずれかを行う。
- コストに似た概念としてEXスキルカードの使用条件が存在する。
この条件は黄コストのような形で記載されているが、あくまでもコストとは別概念である。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラカード (コスト必要)
- プレイヤーの分身や部下たちなど。場にキャラとして配置される他、コスト支払いにも使用される。
- バトルなどに使用する5種類の項目の能力値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- MHP(最大HP)の値を持ち、MHP以上のダメージを受けるとダウンとなる。
ダウンしたキャラはダウン置き場へ送られる(勝利条件に影響を与える)。
またダメージはゲーム中を通じて蓄積される。
※厳密には変動するHPの概念があり、初期値および上限がMHPで、HPが0になった時点でダウンとなる。
ただし一般的なプレイではMHPとダメージ表示のみで処理されることが多い。
- キャラカードの中の任意の1枚が、プレイヤーの分身であるエースキャラとして使用される。
※エースキャラはゲーム中を通じて1体が配置される。また途中交代は原則できない。
※エースキャラは、ゲーム中はMHPの値が本来(通常キャラ時)の2倍の値であるものとして扱われる。
※プロモーション用などでエースキャラ用に数値などを変更したカードも存在する。
このカードはエースキャラとして使用する場合に限りゲームで使用可能となる。
- エースキャラとは別に、前衛キャラとして最大5人のキャラを配置することができる。
※配置時には、行動済み状態で配置される。
- 自分の場に同一キャラを複数配置することができない。
※同一かどうかはエースキャラを含めてカード番号で判定し、先出し生存となる。
- 自分のキャラの任意破棄はできない。破棄するには何らかのカードの効果が必要となる。
※破棄とダウンは別概念であることに注意すること。
- 本来の使用法とは別に、手札のキャラカードを1枚捨てることで白コスト1つを発生することができる。
○ アイテムカード (コスト必要)
- キャラの能力を強化・弱体化する機具など。場にアイテムとして配置される。
- 場のキャラに付ける形で配置する(状態表示は存在しない)。
また相手キャラにも配置できる。
- 付けたキャラが場を離れる際は、アイテムも破棄される。
- 1体のキャラに対して複数配置できるが、同一カードの複数配置はできない。
- アイテムの任意破棄はできない。
○ バトルカード (コスト不要)
- キャラクター同士のさまざまな対決方法。場にバトルとして配置される。
- 攻撃と防御に用いる能力項目が記載されており、
対応する項目の能力値を用いてキャラ同士でのバトルが行われる。
- 自分のフィールドに最大3枚まで配置できる。
※配置時には、未使用状態で配置される。
※同一カードを複数配置することも可能。
- 1回のバトルごとにバトルカードが1枚使用(使用済み状態に)され、その記載内容のバトルが行われる。
※相手のバトルカードを使用することもできる。
- それぞれのバトルカードは、1ターンにつき1回のみ使用できる。
- バトルカードは消費物ではないので、使用によって破棄されることは無い。
- 自分のバトルカードは、任意に破棄することができる。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベントカード (コスト必要)
○ EXスキルカード (使用条件が存在)
- エースキャラが使用する特殊技術。効果は絶大。
- デッキとは独立したEXスキルとして、第2の手札のような形で保有する。
- 各自1回のゲーム中にEXスキルを1枚だけ使用できる。
- 使用条件として、記載使用条件(黄コストみたいなアイコンの数)がエースキャラの配置コスト以上である必要がある。
※つまり軽量な(配置コストが安い)エースキャラほど、EXスキルの選択肢が多くなる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場はバトル・前衛キャラ・エースキャラなどのそれぞれの置き場に大別される。
- 自分の場にはエースキャラ1体が常駐し、さらに前衛キャラとして最大5体のキャラを配置できる。
- 自分の場には最大で3枚のバトルカードを配置でき、相手の場のカードと合わせて最大6枚を使用できる。
- 場のキャラがダウンされた時はダウン置き場という空間に集められる。
- カードの使用後はゴミ箱という空間に集められる。
- ダウン置き場とゴミ箱は似ているが、両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: シルバーブリッツ
○ 発売開始: 2011年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
バージョン 1.0
| 2011/10
| 149
| 構築済みデッキ(62/1500)、ブースター(8/347)
|
バージョン 2.0
| 2011/12
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 3.0
| 2012/2 2012/3
| 104 2種
| ブースター(8/347) 構築済みデッキ(60/1500)
|
バージョン 4.0
| 2012/4
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 5.0
| 2012/6
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 6.0
| 2012/8
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 7.0
| 2012/10
| 130
| ブースター(8/347)
|
バージョン 8.0
| 2012/12
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 9.0
| 2013/2
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 10.0
| 2013/4
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 11.0
| 2013/6
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン クラシック 1.0
| 2013/7
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 12.0
| 2013/8
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 13.0
| 2013/10
| 130
| ブースター(8/347)
|
構築済みデッキ (リトルバスターズ/大図書館の羊飼い)
| 2013/11
| 2種
| 構築済みデッキ(64/1300)
|
バージョン 14.0
| 2013/12
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 15.0
| 2014/2
| 104
| ブースター(8/347)
|
バージョン 16.0
| 2014/4
| 105
| ブースター(8/330+税)
|
バージョン 17.0
| 2014/6
| 115
| ブースター(8/330+税)
|
バージョン 18.0
| 2014/8
| 102
| ブースター(8/330+税)
|
バージョン 19.0
| 2014/10
| 103
| ブースター(8/330+税)
|
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