ファンタシースターオンライン2
トレーディングカードゲーム

Last Update 2019/7/27 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　複数（2人または4人程度）対戦によるデッキ破壊戦。プレイヤーは惑星調査団の隊長となり、部下であるを率いて相手を粉砕する。

● 原作
　ネットワークゲーム『ファンタシースターオンライン2』。

● 世界設定
　さまざまな銀河を自由に行き来できる時代。ヒューマンをはじめとする知的種族はオラクルというある種の統一社会を形成していた。
そして新たな惑星が発見されるたび、アークスと呼ばれる調査団が送り込まれるのである。

● 本ゲームについて
　ネットワークオンラインゲームのTCGです。

※複数のルールが予定されていますが、ここでは 2人用のルールを紹介します。

基本構成

勝利条件

• 相手のデッキが尽きる（その瞬間）。

事前準備

● デッキ （1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 自分が使用するプレイヤーカードに記載された HPの値ちょうど。
• 構築条件：
  　キャラ・アクティブ・アイテムカードで構成されていること。
  　クラスが“ALL”以外のアクティブ・アイテムカードは、自分が使用するプレイヤーカードと一致するクラスを持っていること。
  　同一カードはデッキに 3枚まで。
  　ドロップのアイコンを持つカードは、デッキに合計で 9枚まで。
  　色が黒のカードは、黒のプレイヤーカードを使用する時にのみデッキに入れられる。

● その他準備
○ プレイヤーカード： 任意の 1枚。
○ （基本形の）マグカード： 任意で 1枚まで。
○ “マグ進化 Lv 1”のマグカード： 基本形のマグカード使用時に任意で 1枚まで。
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ： デッキそのものがライフに相当する。
• 開始手札： 5枚。上限は 7枚（自ターン内に調整有り）。
• マリガン： 無し。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻は 1ターン目のドローフェイズにはカードを引かない）。

その他構成

● カードの行動表現

• カード縦： ON状態
• カード横： OFF状態

● 基本構成細則

• ディスカード： 有り。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 可能（専用レギュレーションが存在）。
• 召喚酔い： 有り（キャラの配置時は前列に OFF状態）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（常にカードの形で存在）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• 味方の攻撃は、相手プレイヤーか相手キャラのいずれかを対象とする。対象の変更は防御側がカード能力などで行う。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれ自分のプレイヤーカードをプレイヤーとして配置する。
• それぞれ自分のマグカードをマグとして表向きで配置する。
  ※マグ進化カード使用時は、表向きで基本形のマグカードの下に重ねて配置する。
• それぞれのデッキをシャッフルする。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれ自分のプレイヤーを自分の先攻・後攻の側の面にする。
• それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 5枚引く。
• 後攻のみ自分のデッキから内容を確認せずカードを 1枚引き、PPとして場に裏向きで配置する。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● 色とクラスについて

• カードには属性概念として色とクラスが存在し、さまざまな場面で使用される。
• 色は 赤・青・黄・黒 の 4種類および 白（無色）が存在する。
• 色を持つカードを場に配置する場合、必ず後述の PPに同色のカードが存在しなければならない。
  ※存在するかどうかのみが問われるだけで、該当色の PPからコストを出す必要は無い。
• 色の中でも黒は敵勢力を表す色であるため他とは扱いが異なる。基本的には黒のプレイヤーカード使用時にのみデッキに入れられる。
• クラスは戦闘面での職業のようなもので、ハンターやレンジャーなどさまざまな種類が存在する。
• 基本的にプレイヤーはいずれかのクラス 1つに属している。キャラも大抵はクラスを持つが、中には持たないキャラ（内勤者など）も存在する。
• アクティブやアイテムもクラスがいくつか指定されており、対応するクラスを持つプレイヤーのデッキにのみ入れることができる。
  なおすべてのクラスに対応している（クラスが指定されていない）場合は、クラス欄に“ALL”と記載されている。

● PPについて

• 手札になるカードは、本来の目的とは別にコスト支払いのための PP（フォトンポイント）として使用することができる。
• PPフェイズにおいて 1ターンにつき任意で手札から 1枚だけ、場の PPに ON状態で配置できる。
• PPとして配置されている間は、色以外の記載内容がすべて失われる。
• PPは基本的に表向きに配置されるが、裏向きに配置される場合もある。裏向きの PPは、OFF状態になった時にデッキの一番下へ送られる。

● コストについて

• カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
• コストは PPを使用することで支払うことができる。
• PP 1枚を OFF状態にするごとに、コストが 1だけ発生する。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ プレイヤーカード （コスト不要）

• この世界におけるプレイヤーの姿。
• ゲーム開始時に場のプレイヤー置き場にプレイヤーとして配置され、ゲーム終了まで場に存在する。
• 両面カードとなっており、それぞれ先攻の時の面と後攻の時の面を持つ（多少能力が異なる）。
  ゲームでは自分の先攻・後攻に対応する側の面のみを使用する。
• HPの値を持ち、この値がデッキの構築枚数にしてプレイヤーライフとなる。
  プレイヤーがダメージを受けた場合、デッキからその値分だけカードが捨て札に送られる。
  そしてデッキが尽きた（HP = 0になった）時点でゲームに敗北する。
• クラスと種族の項目を持ち、自身の戦闘スタイルが決定される（デッキの構築条件となる）。

○ マグカード （コスト不要）

• プレイヤーに付き従うサポートマシン。ペットロボのようなものだが、原作では純粋なペットが別に存在する。
• コストが存在しないカードが基本形となる。それとは別にコストを持つ特殊なマグカードも存在する。
• 通常は基本形の中から任意の1枚を（さらに任意で進化カードも）使用する。ただし選択したプレイヤーカードによっては使用できない場合がある。
• 使用する際は、ゲーム開始時に（基本形が）マグとして場のマグ置き場に表向きで配置され、ゲーム終了まで場に存在する。

※ マグ進化カード （コスト必要）

• マグが進化した状態。マグカードの一種であるが、進化専用カードとなる。
• ゲーム開始時に場の基本形のマグカードの下に表向きで重ねて配置される。
  現状は“マグ進化 Lv 1”のみが存在し、基本のマグカードに加えて場に 1枚だけ配置することができる。
• マグの下に存在する間は、何も発揮せずただ場に存在するだけとなる。
• いずれも“マグ進化”の能力を持ち、自分のメインフェイズにコストを払うことで進化することができる。
  ただし条件として、マグ進化カードと同色のカードが PPに存在している必要がある。
  進化した場合、このカードが従来のマグカードの上に（少しずらして）表向きで配置される。
• 進化したマグは、従来のマグの効果にマグ進化カードの効果が追加された状態となる。

○ キャラカード （コスト必要）

• プレイヤーの部下たち。場にキャラとして配置される。
• デッキに入れて使用される。
• 攻撃力（ATK）の値を持ち、プレイヤーの武器となる。
• クラスと種族を持ち、さまざまな場面で使用される。なおプレイヤーのクラスと一致している必要は無い。
• 場の前列に OFF状態で配置される。
• 場に望むだけの数を配置できる。
• HPの値を持ち、HP以上のダメージを受けた場合に戦闘不能となる（捨札に送られる）。ダメージはターン終了時に初期化される。
• 前列にいる状態で HPの値の半分以上のダメージを受けた場合、後列に移動させられる。
  後列にいる状態で HPの値の半分以上のダメージを受けた場合、即座に戦闘不能となる。

○ アイテムカード （コスト必要）

• プレイヤーやキャラの能力を強化する、装備品や道具など。
• デッキに入れて使用される。
• 武器と防具とそれ以外（医薬品など）に大別される。
• クラスの項目を持ち、デッキ構築や配置条件として使用される。
• 単独で配置されるアイテムは、後列に ON状態で配置される。
• 武器と防具は、装備先（プレイヤーと自分のキャラ）に付ける形で場に ON状態で配置される。
  特に指定が無い限りは、装備先それぞれ 1体につき、武器を 1枚と防具を 3枚まで配置できる。
  クラスが指定されている場合、クラスが一致する装備先に対して配置することができる。
• 武器の場合は攻撃力（ATK）、防具は防御力（DEF）の値を持ち戦闘で使用される。
• 武器と防具は付けたカードの状態とは連動しておらず、それぞれ戦闘時に任意で OFF状態にすることで攻撃・防御力が発揮される。
  武器の場合、OFF状態にすることで装備先の攻撃力に記載攻撃力を追加する。
  防具の場合、OFF状態にすることで装備先が受けたダメージを記載防御力分だけ減らす。

● 永続・瞬間的に使用するカード

○ アクティブカード （コスト必要）

• プレイヤーによる行動指示など。効果はさまざま。
• デッキに入れて使用される。
• クラスの項目を持ち、デッキ構築や配置条件として使用される。
• 瞬間使用するカードと、場のいずれかの対象（付与先）に付ける形で場に配置するカードが存在する。

● その他のカード

○ ボスデッキ用のカードたち

• 多人数用の専用レギュレーションである、協力レイドバトルで対戦相手として使用されるカードたち。
• 専用のボスデッキに投入される。なおボスデッキは運営側で指定されたものをそのまま使用する。
• プレイヤーは操作せず、ルールに基づいて自動的に処理が行われる。
• キャラカードなどプレイヤー側と同種のカードに加え、ボス／ 状態変化／ ステージ カードなど独自のカードも存在する。
  特にボスカードは、使用方法こそ異なるがプレイヤーカードの役割を果たすカードとなる。

場の構成

• 永続カードは、場という空間に存在する。
• それぞれの場は、前列と後列という空間に大別される（上図は2人対戦時の場の構成図）。
• 場のほかに、PPという空間が存在する。
• 永続カードが破壊された時や瞬間使用カードの使用後は、捨札という空間に集められる。

商品情報

● メーカー： セガ
○ 発売開始： 2018年3月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
Vol. 1-1	2018/3	100	ブースター（6/250+税）
スターターデッキ ハンター	2018/4		構築済みデッキ（68/1400+税）
スターターデッキ レンジャー	2018/4		構築済みデッキ（64/1400+税）
スターターデッキ フォース	2018/4		構築済みデッキ（62/1400+税）
Vol. 1-2	2018/8	80	ブースター（6/250+税）
Vol. 1-3	2018/11	80	ブースター（6/250+税）
スターターデッキ ファイター	2019/4		構築済みデッキ（72/1400+税）
スターターデッキ ガンナー	2019/4		構築済みデッキ（70/1400+税）
スターターデッキ テクター	2019/4		構築済みデッキ（68/1400+税）
Vol. 2-1	2019/6		固定セット（6800+税）
Vol. 2-2	2019/7		固定セット（6800+税）

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