ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ブイプレ』のルール解説。
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VTuber Playing Card Collection
ブイプレ トレーディングカード
Last Update 2023/10/21 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
多人数による各種カードゲーム(今回はすごろく)。プレイヤーは Youtubeの視聴者となり、さまざまな遊びに勤しむ。
● 原作
(商業的な意味で)実在のヴァーチャル Youtbuer。
● 世界設定
現実そのもの。
● 本ゲームについて
VTuberのトレカ群です。トレーディングゲームであることに加え、既存のゲーム用カードとして使用することができます。
本作は弾ごとに元ネタとしているゲームが異なる上に原則としてルールが付属しないため、シリーズ的には TCGとは別種の存在です。
ただし 4弾については公式でルールが公開されましたので、ここでも取り上げます。
基本構成
勝利条件
事前準備
● コース (共用のゲームカード)
- 構築条件:
マスカードのみで構成されていること。
同一カードなどの制限は特になし。
使用枚数は任意であるが、ゲーム内容的に 6枚以上(できればプレイヤー人数の 10倍くらい)は欲しい。
● その他準備
○ ゴールカード: 共用で 1枚。
○ お金カード: 相当数。枚数が不足する場合は、公式の公開画像を印刷して代用する。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ コマ: 他プレイヤーと区別がついた上でカードの上に乗るサイズの物を、それぞれ 1つずつ。
○ サイコロ: 通常の 6面ダイスを適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(獲得金額): 0かにかま。以降増減する(マイナスにはならないらしい)。
- 開始手札: 手札自体が存在しない。
その他構成
● カードの行動表現
- カード裏: 未踏破のマス。
- カード表: ゴールおよび踏破した瞬間のマス。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 考慮不要(デッキ自体が存在しない)。
- 3人以上でのプレイ: 可能(多人数用)。
- 召喚酔い: 考慮不要。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 考慮不要。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 考慮不要。
- ユニーク処理: 考慮不要。
ゲームの流れ
開始準備
- あらかじめ用意したマスカードをシャッフルし、裏向きで一直線に並べて配置することでコースを構築する。
- ゴールカードをコースの列の一端に表向きで配置することで、コースのゴールとする。
そしてもう一端のカードの無い部分が、スタート地点となる。
- それぞれのコマを、スタート地点に配置する。
- お金カードを、銀行部分に纏めておく。
- ジャンケンなどで、プレイ順を決定する。
全体の基本進行
それぞれ以下の手番を順に繰り返し、全員のコマがゴールに到着した時点でゲーム終了。
自分の手番の進行
現在の自分のコマの状況により、以下のどちらかの処理を行う。
● まだゴールに到着していない場合
- サイコロを 1つ振り、出目を確認する。
- コース上にある自分のコマを現在の位置からゴール方向のマスに、出目の値分だけ移動させる。
ただし移動によりゴールに到着する場合は、(出目の過剰分による逆走などは起こらず)そのままゴールとなる。
- ゴールに到着せずいずれかのマスの上に移動した場合は、以下の処理を行う。
- 移動先のマスのマスカードを表向きにする。
- 表向きにしたマスカードに記載された処理を行う。
- 表向きにしたマスカードが取り除かれる。
※現在のコマは次の移動まで一次的にマスカードが無い空間に留まるが、以降はそのマスが存在しないものとしてコースの隙間が詰められる。
● すでにゴールに到着している場合
1ゲーム終了時の処理
- それぞれがこの時点で獲得したお金を比較し、最も獲得金額が大きいプレイヤーがゲームに勝利する。
ルール細則
カード構成
● 場に配置されるカード
○ マスカード
- すごろくのコースにあるマス。場にマスとして配置される。
- トレカとしてはメインとなる存在で、それぞれ VTuber当人が 1体ずつ描かれている。
- ゲーム開始時に裏向きでランダムに一直線に並べられ、コマが移動するマス目として使用される。
- いずれかのプレイヤーのコマが止まることで表向きになり、記載効果を発動する。
- それぞれいずれかの効果が記載されており、お金カードの配布や罰ゲーム? などの処理が行われる。
- 処理が行われた後はそのマスが消滅し、マスカードが取り除かれる。
※マスカードが取り除かれたことで、すごろくのコース的には 1マス減った扱いとなる。
※マスに止まったコマ自体は、そのマスの前後マスにはさまれた一時的な隙間にいる扱いになると思われる。
○ ゴールカード
- すごろくのゴール。場にゴールとして配置される。
- いわゆるボックスプロモであり、パックからは出てこないので注意すること。
- 専用の効果を持ち、自分のコマがゴールに到着している時に記載処理が行われる。
※「自分の番が来るたびに」という記載からするに、先にゴールしたプレイヤーが未到達のプレイヤーを待っている時の効果らしい。
※ちなみにゴールに到着した瞬間には、記載効果は発動しないものと思われる。
● 個別保有されるカード
○ お金カード
- いわゆるゲーム紙幣。ゲーム中に獲得するお金として使用される。
- ゲーム開始時はお金として、いわゆる銀行部分に纏められる。
- マスの記載効果などにより、それぞれのプレイヤーに指定額が配布される。
- 本ゲームにおいては、“かにかま”という通貨単位が使用されている。
なおかにかまは専用のマスコットキャラクターで、イラストにも大量に描かれている。
- 金額としては 100 ~ 10000かにかまの額面が記載され、合計でより大きな額を保有することがゲームの勝利条件となる。
- 公式で画像が公開されており、紙幣として不足する場合は印刷して使用することが許可されている。
- ゲーム的には大量のカードが必要で実際大量に出るのだが、こう言っちゃなんだがコレクション的にはつらい存在となる。
場の構成
- 本ゲームは、共用の場という空間で行われる。
- 場はスタートからゴールへの一直線のコースとなり、その本体部分は複数のマスによって構成される(上図は場の構成図)。
- ゴールにはゴールカードが配置されるが、スタートはカードが存在しない個別空間となる。
ゲーム開始時にすべてのコマがスタートに配置され、それぞれコマをすすめてゴールへの到達を目指す。
- それぞれのマスにはマスカードが 1枚ずつ配置され、移動したコマが配置される空間となる。
いずれかのコマが移動したことにより、マスカードは記載効果を発揮したうえで除去される。
※除去された時点で、コースにおいてその部分のマスは即座に詰められる。
- 銀行というお金カードを蓄えておくための共用空間が、場とは別に存在する。
銀行にはお金が無尽蔵に存在する扱いで、必要に応じて各プレイヤーへの支払いと回収が行われる。
各シリーズのゲーム内容
- 本作は遊べるトレカという位置づけで、VTuberの所属団体ごとに各パックが構成されている。
そして各弾ごとに収録している遊びも別々の内容となっている。
- それぞれの弾で扱っている遊びの内容は以下の通り。
- 『.LIVE』: いろはかるた。各カードが 1枚で絵札と字札を兼ねるため、同内容で構成されたカード群 2組によって運用される。
- 『Re:AcT』: 『プレシャスメモリーズ』準拠。ただし色とキーワードを持たないため異種対戦はもしかしたらできるかも? といった程度。
- 『あおぎり高校』: いわゆるトランプ。
- 『周防パトラ』: 金を稼ぐタイプのすごろく。本ページで解説。
商品情報
● メーカー: ムービック
○ 発売開始: 2022年6月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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.LIVE
| 2022/6
| 46(基本分)
| パック販売(8/500+税)
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Re:AcT
| 2022/9
| 58(基本分)
| パック販売(8/500+税)
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あおぎり高校
| 2023/1
| 53(基本分)
| パック販売(8/500+税)
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周防パトラ
| 2023/10
| 35(基本分)
| パック販売(8/500+税)
|
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