ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『OSICA』のルール解説。
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OSICA
Last Update 2024/2/24 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは推しキャラのパートナーとなり、仲間のキャラクターを率いて相手を悩殺する。
● 原作
コミック(芳文社刊)およびTVアニメ『ゆるキャン△』シリーズ。
コミック(双葉社刊)およびTVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』シリーズ。
TVアニメ『結城友奈は勇者である』シリーズ。
コミック(芳文社刊)およびTVアニメ『まちカドまぞく』。
コミック(集英社刊)およびTVアニメ『かぐや様は告らせたい』シリーズ。
ライトノベルおよびアニメーション『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズ。
コミック(スクウェアエニックス刊)およびTVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』。
Webコミック(集英社)およびTVアニメ『SPY×FAMILY』。
ライトノベルおよびTVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』シリーズ。
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズ。
Webコミック(KADOKAWA)およびTVアニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』シリーズ。
TVアニメ『絆のアリル』。
コミック(秋田書店刊)およびTVアニメ『僕の心のヤバイやつ』。
● 世界設定
複数作品がばらばらに並立するゲームなので、特に無し。
● 本ゲームについて
さまざまな作品に登場するキャラクターを集めて競わせるゲームです。
基本構成
勝利条件
- 相手のハートが 0枚の状態で、相手ハートを奪う。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 60枚。
- 構築条件:
キャラクター・サポート・イベントカードで構成されていること。
後述の推しキャラと合わせて、同一原作作品のカードで構成されていること。
後述の推しキャラと合わせて、同一カードはそれぞれデッキに 4枚まで。
● その他準備
○ 推しキャラ: 任意のキャラクターカード 1枚。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ リミットデッキ: リミット数の表示カウンター群。専用カードを使ってもよいし、さいころ等の代替品でもよい。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ (ハート): 先攻 8/後攻 7枚。上限は無し。
※直接のライフ概念ではなく、ハートとなったカード + 無防備の 1回がライフに相当。
- ステージへの配置制限値 (リミット): 先攻 6/後攻 7。上限は無し。
- 開始手札: 7枚。上限も 7枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で 1回。任枚数を破棄し、破棄分を引く。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻 1ターン目にはアピールフェイズを行わず、双方 1ターン目のリミット追加は無し)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 起きている状態。
- カード横: 休んでいる状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定(実質不可)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- キャラのアピールは常に相手プレイヤーを対象とし、対面キャラによるガードの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分の推しキャラを、推しエリアに表向きで配置する。
- 先攻・後攻を決定する(開始時のリミットが確定する)。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 7枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- 先攻は 8枚・後攻は 7枚を、裏向きのまま積み重ねる形で自分のデッキからハートにカードを配置する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートフェイズ
- デッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
- 自分のリミットの値を +2する(それぞれの 1ターン目には行わない)。
- 自分のステージエリアにいるキャラに対して、それぞれ起こすか破棄するかのどちらかを行う。
- 自分のアシストエリアにいるキャラを、すべて破棄する。
- 自分のアシストエリアにいるサポートのうち、任意枚数を破棄する。
○ メインフェイズ
以下の行動を、任意で行う。
- 手札(および推しエリア)のキャラクターカード 1枚を、キャラとして場のいずれかのステージエリアに配置する(1ターン 1回のみ)。
- 手札(および推しエリア)のキャラクターカード 1枚を、キャラとして場のサポートエリアに配置する。
- 手札のサポートカード 1枚を、サポートとして場のアシストエリアに配置する。
- 裏向きになっている自分の推しキャラを、2コスト支払うことで表向きにする。
○ イベントフェイズ
- ターンプレイヤーから交互に繰り返しで、双方が連続でパスするまで以下のいずれかの処理を行う。
- 手札のイベントカード 1枚を使用する。
- 自分の場のキャラが持つ、“アクション”の効果を使用する。
- パスする。
○ エールフェイズ
- 自分の場のカードに記載されているエールシンボルの合計数分だけ、以下のエールの処理を行う。
- デッキからカード 1枚を引き、以下のいずれかの場所に移動させる。
- 手札に加える。
- キャラクター・サポートカードを、上限の範囲内でアシストエリアに配置する。
- コストとして、裏向きでコストエリアに配置する。
○ アピールフェイズ
- 任意で自分の起きているキャラにより、以下のアピール処理を望むだけ行う。
各アピールの処理
▽ アピールする
- ターンプレイヤーがアピール側・相手が防御側となる。
- アピール側が今回アピールを行うキャラとして、自分の起きているキャラの中からいずれか 1体を指定する。
アピールキャラを休ませることで、今回のアピールを宣言する。
▽ ガードする
- 防御側が任意で、自分のキャラにガードを行わせるかを選択する。
ガードを行うことができるのは、ステージエリアでアピールキャラの対面位置にいるキャラに限られる。
- 今回のアピールキャラとアピール対象(ガードの有無)が確定する。
▽ 限界突破する
- アピール側が任意でアピールキャラに下記の限界突破を行わせる。
- アピールキャラの上に、手札から同一カード 1枚を配置する。
- ガードキャラがいる場合、防御側が任意でガードキャラに限界突破を行わせる。
▽ アピール判定を行う
- ガードキャラの有無によって、それぞれ以下の処理を行う。
ガードキャラがいない場合:
- 今回アピールキャラが限界突破したならば相手のハートを 2枚。していないならば 1枚奪うことになる。
アピール側が奪うハートの枚数分だけ、以下の奪取処理を繰り返す。
- この時点で相手のハートが 0枚の場合、攻撃側がゲームに勝利する。
- 相手は自分のハートの一番上のカード 1枚を引く。
- 引いたカードが“カウンター”効果を持つ場合、その記載効果が発動する(発動後は捨て札となる)。
“カウンター”効果を持たない場合は、以下のいずれかの場所に移動させる。
- 手札に加える。
- キャラクター・サポートカードを、上限の範囲内でアシストエリアに配置する。
- コストとして、裏向きでコストエリアに配置する。
ガードキャラがいる場合:
- アピールキャラとガードキャラにより、アピール判定が行われる。
- それぞれ判定に挑むキャラの AP値に各種修正を加え、今回の AP値を算出する。
- それぞれの AP値を比較する。
アピールキャラの値がガードキャラの値以上の場合、ガードキャラが破棄される。
- 今回アピールキャラのみが限界突破した場合、相手のハート 1枚を奪取する。
※ガードキャラの破棄とハート奪取は、それぞれ無関係となる。
- 今回のアピールが終了する。
○ エンドフェイズ
- それぞれ“限界突破”でキャラに重ねたカードが、すべて破棄される。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
- ターンを終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● コストについて
- カードは本来の役割とは別に、効果発動で使用されるコストとしての役割を持つ。
- 手札のカードを裏向きでコストエリアに配置することで、コストとなる。
- コストエリアには、コストを何枚でも蓄積できる。
- イベントカードや一部のカードの記載効果を使用するためには、指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストエリアのカード 1枚を破棄するごとに、コストが 1だけ支払われる。
● リミットについて
- キャラクターカードの配置条件の一つとして、リミットの概念が存在する。
- リミットはプレイヤーの能力値にあたる項目で、先攻は初期値 6・後攻は 7となる。
- それぞれの 2ターン目以降、自ターンごとに値が 2ずつ上昇する(それぞれの 1ターン目は上昇しない)。
- ステージエリアにキャラを配置する際には、配置したキャラの合計レベルが自分のリミット以下でなければならない。
● ハートとカウンターについて
- デッキのカードは本来の役割とは別に、ハートとして用いられる。
- ハートはプレイヤーライフの変種概念で、すべて失った状態でハートを奪われた時点でゲームに敗北する。
- ハートはそれぞれのハートエリアに裏向きで積み重ねる形で配置される。
- ハートはゲーム開始時に、それぞれデッキから先攻は 8枚・後攻は 7枚だけ配置される。
- ハートのカード内容は、アピールで奪取されるまでは確認できない。
- 相手キャラのアピールをガードしなかった時と、アピール側のみが限界突破した際に、奪われたとしてハート 1枚が引かれる。
※ただし実際に相手が捕獲するのではなく、ハートエリアから追い出されるのみとなる。
- 引かれたカードにカウンター効果が記載されていた場合は、記載効果が発動する(使用後は破棄)。
- 引かれたカードがカウンター効果を持たない場合は、手札や蓄積コストとなる(エールに準ずる処理が行われる)。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (配置条件が存在)
- プレイヤーの部下たち。場にキャラとして配置される。
- 基本的にはデッキに入れて使用される。
- レベルの値を持ち、ステージへの配置条件となる。
- アピールポイント(AP)の値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- 場のステージエリアのいずれかに、それぞれ 1体ずつ配置できる。
ただし配置にあたっては、以下の条件が存在する。
- 推しキャラが表向きであること。
- 配置する部分に他のキャラがいない(場所が空いている)こと。
- このターンに他のキャラをステージエリアに配置していないこと(1ターンにつき 1体まで)。
- ステージエリアに存在するカードの記載レベルの合計が、自分のリミット値を超えないこと。
- 場のアシストエリアに配置することもできる。
アシストエリア配置時には、レベルやターン配置数は参照されない。
なおアシストエリアに配置したキャラは、次の自ターン開始時に一律で破棄される。
- カード効果などを使わない限りは、場ににおいて別のエリアに移動することはない。
- 一部のカードはエールシンボルを持ち、場に存在するシンボルの数だけエール(カード使用)を行うことができる。
- ステージエリアのキャラに対して手札から同一カード 1枚を配置することで、そのターンに限界突破が行われる。
限界突破することで、プレイヤーのハート奪取数が変更される可能性がある。
- 相手のアピールに対してガードした際に、数値比較でアピール側に負けると破棄される。
またアピールポイントが 0以下となった場合も破棄される。
※ 推しキャラ
- キャラの一種で、プレイヤーの相棒となる存在。
- デッキとは別に用意され、ゲーム開始時に推しエリアに配置される。
- 推しエリアは第二の手札にあたる空間であり、ここからステージ・アシストエリアへの配置を行うことができる。
- 場においては通常のキャラと同じように扱われるが、破棄時はドロップエリアではなく裏向きで推しエリアに送られる。
- キャラクターカードの配置条件となっており、推しキャラが裏向きになっている時は場にキャラを配置できない。
裏向きになっている推しキャラは、2コスト支払うことで表向きにすることができる。
○ サポートカード (コスト不要)
- キャラを支える支援要員たち。場にサポートとして配置される。
- デッキに入れて使用される。
- あくまでも裏方である。人であってもステージに立ってアピールすることはできない。
- 場のアシストエリアに配置され、さまざまな効果を発揮する。
● 一時的に使用するカード
○ イベントカード (コスト必要)
- プレイヤーに起きる出来事。効果はさまざま。
- デッキに入れて使用される。
- 使い捨てのカードであり、使用後は捨て札となる。
● その他のカード
○ リミット表示用カード
- リミットの値を表示するためのカード群。横向きデザインとなっている。
- ゲーム的には表示カウンターであり、カードとはみなされない。
- 各ターンごとの追加分(+2)用や、先攻(6)・後攻(7)の表示を兼ねるカードなど数種類が存在する。
- 他の表示手段があるならば、このカードを使わなくてもかまわない。
場の構成
アシストエリア | 相手 アシストエリア |
ス | ス | ス | 相手 ステージエリア |
|
ス | ス | ス | 自分 ステージエリア |
アシストエリア | 自分 アシストエリア |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場はステージエリアとアシストエリアという空間に大別される(上図は場の構成図)。
- ステージエリアは 3マスで構成され、それぞれに 1体ずつキャラクターを配置できる。
双方のステージエリアは正対しており、相手キャラからのアピールは対面位置のキャラによってのみガードできる。
- アシストエリアはキャラクターかサポートを 3体分まで配置できる。
- 場のほかに、推しエリアやコストエリアなどの空間が存在する。
- 推しエリアは第二の手札にあたる空間で、未使用&破棄された時の推しキャラが配置される。
- 永続カードが破壊された時や使い捨てカードの使用後は、ドロップエリアという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ムービック
○ 発売開始: 2022年7月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
ゆるキャン△
| 2022/7
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
小林さんちのメイドラゴンS
| 2022/7
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
結城友奈は勇者である -大満開の章-
| 2022/8
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
まちカドまぞく
| 2022/9
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-
| 2022/11
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか IV
| 2022/12
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
その着せ替え人形は恋をする
| 2023/2
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
SPY×FAMILY
| 2023/3
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」シリーズ
| 2023/6
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズ
| 2023/7
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
宇崎ちゃんは遊びたい! ω
| 2023/8
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
まちカドまぞく 2丁目
| 2023/9
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ part2
| 2023/10
| 107
| ブースター(8/440込)
|
絆のアリル
| 2024/1
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
僕の心のヤバイやつ
| 2024/2
| 116
| 構築済みデッキ(61/1000込)、ブースター(8/440込)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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