ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『学園ヘヴン』のルール解説。
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学園ヘヴン トレーディングカード Special Edition
学園ヘヴン MVP カードゲーム(?)
Last Update 2013/10/15 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による盤面構築戦。プレイヤーは学園関係者となり、さまざまな経験を経て啓太の恋を成就させる。
● 原作
PCおよびコンシューマーゲーム『学園ヘヴン BOY'S LOVE SCRAMBLE!』。
● 世界設定
ベルリバティスクール、通称BL学園。ここはエリートが集う全寮制の男子校であり、自主性を重んじる校風により生徒会や会計機構による学生自治が行われていた。
● 本ゲームについて
女性向け恋愛ゲーム作品のTCGです。トレーディングカードとして数作のシリーズとなっており、そのなかで第4弾に相当する本作のみがTCG仕様で登場しています。
基本構成
勝利条件
- 場のアルバムを完成させる(指定箇所すべてに通常状態の対応カードを配置する)。
- 相手のデッキと手札がすべて尽きる(フィールドに出せる手札がなくなる)。
事前準備
● デッキ(山札:1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょど。
- 構築条件:
本ゲーム用のカードのみで構成されていること。
同一番号カードは、デッキに4枚まで。
自分のフィールドを埋められる(配置できる)カードが、以下の条件で投入されていること。
- キャラクターカードの“啓太(伊藤啓太)”が1枚以上。
- 啓太以外のキャラクターカードが1枚以上。
- “LOVE”アイコンを持つイベントカードが1枚以上。
- “KISS”アイコンを持つイベントカードが2枚以上。
- “DATE”または“FRIEND”のアイコンを持つイベントカードが合わせて3枚以上。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 場のアルバムの状態が勝利ポイントに相当。
- 開始手札: 7枚。上限も実質7枚(自ターン内での使用を強要)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 別途処理が存在(先攻の1ターン目のみ手札使用の後にカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード表向き: 通常状態。
- カード裏向き: 無効化状態。特定カードの効果により発生。
● 基本構成細則
- ディスカード: 厳密には無し。ただし上限を超えた時は使用を強要される。
- ライブラリアウト: 条件付きで有り(手札が尽きるまではそのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 一応可能。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(蓄積コスト概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。ただしキャラクター配置には人名による個別制限が存在する。
- イベント(アタック)は、原則として相手フィールドへの干渉を目的として行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを7枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
- デッキからカードを1枚引き手札に加える。
- 手札が7枚以下のときは任意、8枚以上のときは強制で、以下のいずれかの処理1つを行う。
- 手札の任意のキャラクターカード1枚を、カップルフィールドに配置する。
- 手札の任意のイベントカード1枚を使用する(後述)。
- 手札の任意のカード1枚を、アルバムの対応箇所に配置する。
- 手札の任意のカード1枚を破棄する(退学エリアに送る)。
イベントカードの処理
- 「アタック!」と宣言する。
- イベントカードをイベント発動! エリアに配置する。
- 相手プレイヤーから任意で交互にカウンターを行う(反撃! エリアにイベントカードを配置する)。
※多人数戦の場合、最初に宣言したカウンターのみ有効。それ以外は手札に戻す。
- カード効果を適用し、使用したイベントカードをすべて破棄する。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- カードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 運・体育会・文科系・ブラック の4種類が存在する。なお無属性は存在しない。
- イベントカードを本来の目的で使用する際には、
カップルフィールド上のキャラクターの持つ属性のいずれか1つと一致している必要がある。
● アルバムへの配置
- カードには本来の使い方の他に、アルバムへの永続配置に用いられる。
- アルバムは配置キャラクター(カップル)の思い出であり、これを満たすことがゲームの目的となる。
- すべてのカードにはアルバムアイコンが記載されており、アルバムの該当箇所に配置することができる。
- アルバムアイコンは DATE・FRIEND・KISS・LOVE の4種類が存在する。
このうちDATEとFRIENDは配置箇所が同一であり、ほぼ同等の存在として扱われる。
- アルバムに配置する場合は、イベントなど本来の目的での記載効果は発動しない。
- アルバムとして使用する際には、以下の使用条件が存在する。
- 記載アルバムアイコンの箇所にのみ配置できる。
- “DATE”および“FRIEND”のカードは、自分のカップルフィールドにカードが1枚以上存在する時にのみ配置できる。
- “KISS”および“LOVE”のカードは、自分のカップルフィールドにカードが2枚とも存在する時にのみ配置できる。
- “KISS”のカードは、自分のアルバムの“DATE & FRIEND”の項目ががすべて配置されている時にのみ配置できる。
※ルールではLOVEと他項目の相関はとくに記載されていない。
ただし記述からすると省略されているというだけで、実際には自分のアルバムの“KISS”がすべて埋まったときのみ“LOVE”のカードが配置できる
(つまりLOVEの配置自体が勝利条件となる)ものと思われる。
- アルバムは自発的な破棄こそできないが、カード効果などでかなり頻繁に除去される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○キャラクターカード(コスト不要)
- 学園の生徒たち。場にキャラクターとして配置される。
- 本来のキャラクターとしての配置と、アルバムの項目への配置の二通りの目的に使用する。
- 主人公である 伊藤啓太 と、それ以外に大別される。
- 場のカップルフィールドに配置される。ただし配置できるのは2枚までで、1枚は必ず啓太でなければならない。
- 啓太とともにカップルフィールドに配置するキャラクターはパートナーとなる。
パートナーは(こだわりさえなければ)配置の都度別人物に変更してもよい。
- 属性アイコンを持ち、イベントカードを使用する際の発動条件となる。
- 6種類のパラメーターを持ち、一部カードの効果において参照される。
- キャラクターは自発的な破棄こそできないが、カード効果などでかなり頻繁に除去される。
● 一時配置して使用するカード
○ イベントカード(使用条件が存在)
- ゲーム中に登場するさまざまな出来事。
- 本来のイベントとしての即時使用と、アルバムの項目への永続配置の二通りの目的に使用する。
- 属性アイコンを持ち、カード使用時の発動条件となる。
つまりカップルフィールドに配置したキャラクターたちの持つ属性のいずれか1つと、属性が一致する時に使用できる。
- イベントとして使用後は破棄される(退学エリアに送られる)。
- 基本的に自分のターンにイベント発動! エリアに一時配置して使用する。
ただし相手イベントへのカウンターとして反撃! エリアに出して使用できるカードも存在する。
- 通常は一度に1枚を使用するが、記載効果により複数カードを同時に出すカードも存在する。
● その他のカード
○ シークレットカード
- 本作の隠しカード。キャラクターカードやイベントカードとして使用できる。
○ 通常のトレーディングカード
場の構成
| | | | | |
| LOVE | | |
| KISS | KISS | |
DATE FRIEND | DATE FRIEND | DATE FRIEND |
|
| Couple field | |
- 永続カードは、フィールドという空間に存在する。
- フィールドはそれぞれのカップルフィールドとアルバムという空間に大別される(上図は1人分のフィールドの構成図)。
他にもイベント用の空間(イベント発動! および反撃! エリア)も存在する。
- アルバムは3箇所のDATE & FRIEND、2箇所のKISS、1箇所のLOVEで構成され、基本的に上図での下段部分が揃わなければ上段にカードを配置できない。
- カードの使用後は退学エリア(ざんねん! 退学!)という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ムービック
○ 発売開始: 2006年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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Special Edition
| 2006/4
| 81
| パック販売(10/420) ※BOXは2種存在(特典が異なる)。
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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