ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『小さな革命』のルール解説。
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CNPトレーディングカードゲーム 小さな革命
Last Update 2025/4/26 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による陣地獲得戦。プレイヤーは指導者的存在となり、部下であるユニットを率いて勢力圏を拡大する。
● 原作
オリジナルキャラクター『CNP』シリーズ。
● 世界設定
異なる種族や文明を持つ者たちがひしめく世界。だがその生活は豊かではなく、部族間の抗争や圧政が続いていたのである。
● 本ゲームについて
動物キャラクターのTCGです。トレカ要素を重視しており、NFCチップによる高レアリティカードの希少性証明を行っています。
なお現状は一括受注をしたうえで後日一斉配送するという、注文生産に近い販売スタイルをとっています。
基本構成
勝利条件
- 拠点 2つを制圧する(相手ゲージが 0枚となっている拠点 2つに、それぞれユニットを駐在させる)。
事前準備
● メインデッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚ちょうど。
- 構築条件:
ユニット・サポート・イベントカードで構成されていること。
同一カードはデッキに 4枚まで。
● レイキデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 15枚ちょうど。
- 構築条件: レイキカードで構成されていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント (制圧した拠点): 0か所。以降増減する。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で 1回。すべてデッキの底に戻して 5枚引き直した後でメインデッキをシャッフル。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: アクティブ状態。
- カード横: レスト状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 記述無し。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- ユニットの攻撃はいずれかの拠点 1つを対象とし、対象拠点に相手がいる場合にバトルとなる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのメインデッキとレイキデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のメインデッキから、手札としてカードを 5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ自分のメインデッキから内容を確認せずにカードを 6枚引く。
それを拠点 3か所における自分のゲージとして、それぞれ裏向きで 2枚ずつ配置する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
- メインデッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
○ アクティブフェイズ
- 自分のレスト状態のカードを、すべてアクティブ状態にする。
○ レイキフェイズ
- レイキデッキからカードを 1枚引き、レイキとして場に配置する。
○ メインフェイズ
- 以下の行動を、任意で行う。
- 手札のユニットカードを、ユニットとして場に配置する。
- 手札のサポーターカードを、サポーターとして場に配置する。
- 手札からこのタイミングで使用できるイベントカードを使用する。
- 場のこのタイミングで使用できるカード効果を使用する。
- 場のいずれかの拠点にいる自分のユニットを撤退させる(レスト状態でユニットエリアに戻す)。
○ バトルフェイズ
- 任意で場のアクティブ状態のユニットによるバトルを、望むだけ行う(後述)。
- ターン終了を宣言し、今回のターンを終了する。
各バトルの処理
- ターンプレイヤーが攻撃側、相手が防御側となる。
- 攻撃側が自分の任意のアクティブ状態のユニット 1体をレスト状態にすることで、今回攻撃するユニットとして選択する。
- 今回攻撃を行うユニットの現存位置によって、それぞれ以下の処理が行われる。
ユニットエリアにいる場合:
- 今回の攻撃目標として、自分のユニットがいない任意の拠点 1つを指定する。
そして今回の攻撃ユニットを、対象の拠点(にある自分側のアタックエリア)に移動させる。
- 今回の対象となった拠点に相手ユニットがいるかどうかで、それぞれ以下の処理を行う。
相手ユニットがいない場合:
- 以降の処理を飛ばし、今回のバトルを終了する(次の自ターンより、拠点制圧にとりかかる)。
相手ユニットがいる場合:
- 対象の拠点にいるそれぞれのユニット同士による、バトルが行われる。
- コンバットタイミングとして、防御側から順にこのタイミングで使用できるさまざまな処理を任意で行う。
※イベントカードの使用や、手札のユニットカードを使い捨てにしての助太刀などが行われる。
- バトルを行うユニットの BPに各種修正を加え、それぞれの今回のバトルにおける BP値を算出する。
- それぞれの BPを比較し、値が高い側が今回のバトルに勝利する(同値は攻撃側勝利)。
- バトルに敗北した側のユニットが破壊され、持ち主のトラッシュに送られる(残った側が拠点制圧を行う)。
既にいずれかの拠点にいる場合:
- コンバットタイミングとして、防御側から順にこのタイミングで使用できるさまざまな処理を任意で行う。
- 対象の拠点に攻撃ユニットが健在かつ相手のゲージが存在する場合、ゲージアタックとしてそのゲージのうち 1枚が取り除かれる。
取り除かれたカードは、そのまま相手の手札に加えられる。
※相手のゲージが 0枚になったうえで自分のユニットが存在することで、その拠点を完全に制圧したことになる。
- 今回のバトルで使用されたイベントや助太刀として使用されたカードが、すべてそれぞれのトラッシュに送られる。
- 今回のバトルが終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- ほとんどのカードには属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は 赤・青・黄・緑・紫 の 5種類が存在する。
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストには色を持つ色拘束コストと色を持たないコストの 2種が存在し、それを合計した値がコスト欄の数値部分となる。
色拘束分は対象色のアイコン、色を持たない分は白色のアイコンの形で記載されている。
- コストは場のレイキを使用することで支払うことができる。
色拘束分は対応する色のコストで支払う必要があるが、色を持たない分は任意の色のコストで支払うことができる。
- アクティブ状態のレイキ 1枚をレスト状態にするごとに、対応する色のコストが 1だけ支払われる。
● ゲージについて
- メインデッキに入るカードは、本来の役割とは別に拠点のゲージとして使用される。
- ゲージはそれぞれの拠点に対する支配権のような存在である。
相手のゲージをすべて排除することで、その拠点の制圧が完了する。
- 自ターン開始時点で自分のユニットのみが拠点にいる場合、ゲージアタックを行うことでその拠点にある相手ゲージを排除できる。
ゲージアタック 1回につきゲージを 1枚排除でき、排除された分は相手の手札に加えられる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ レイキカード (コスト不要)
- この世界のエネルギー源。場のレイキエリアにレイキとして配置される。
- レイキデッキに入れて使用される。
- 自ターンごとに 1枚ずつ、場のレイキエリアに表・アクティブ状態で配置される。
- それぞれいずれかの色を持ち、レスト状態にすることでコスト支払いに使用される。
- 通常パックには含まれておらず、別売の専用パックなどで入手する必要がある。
○ ユニットカード (コスト必要)
- プレイヤーの部下たち。場のユニットエリアにユニットとして配置される。
- メインデッキに入れて使用される。
- 場のユニットエリアに望むだけの数を配置できる。
そしてバトル時に 1体をいずれかの拠点のアタックエリアに送り込むことができる。
- それぞれの拠点には 1体ユニットが存在でき、相手ゲージをすべて排除していればその拠点を制圧できる。
- BP(攻撃力)の値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- バトルにおいて BP比較に負けた場合に破壊され、トラッシュに送られる。
- 一部のカードは 助太刀BPの値を持ち、本来の役割とは別にバトル時における助太刀として使用できる。
助太刀はユニットを使い捨てで使用することで、助太刀BPをバトルを行うユニットの BPに一時的に加えることができる。
○ サポーターカード (コスト必要)
- さまざまな援助者たち。場のサポーターエリアににサポーターとして配置される。
- メインデッキに入れて使用される。
- 戦闘こそ行わないが、場においてさまざまな効果を発揮する。
● 一時的に使用するカード
○ イベントカード (コスト必要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。場のイベントエリアに一時配置して使い捨てで使用される。
- メインデッキに入れて使用される。
- 使用タイミングや内容はカードごとに異なり、ターン終了時まで存続する場合もある。
- 効果発動後は、トラッシュに送られる。
場の構成
レイキ | 相手レイキ |
|
ユニット | サポーター | 相手戦場 |
| | | | |
| | | |
| 1 | | 2 | |
3 | | 拠点 | 相手ゲージ |
| 1 | | 2 | |
3 | | 相手側 |
| 1 | | 2 |
| 3 | | 自分側 |
| 1 | | 2 |
| 3 | | 自分ゲージ |
| | | | |
| | | |
サポーター | ユニット | 自分戦場 |
|
レイキ | 自分レイキ |
- 永続カードは、戦場という空間に存在する。
- 戦場は共用空間である 3つの拠点と、それぞれのプレイヤーのカード配置部分に大別される(上図は戦場とレイキエリアの構成図)。
- それぞれの拠点には、各プレイヤーごとのアタックエリアおよびゲージが存在する。
そして拠点を制圧するためには、自分のユニットをアタックエリアに配置して相手のユニットとゲージをすべて排除する必要がある。
最終的には過半数の拠点を制圧することで、ゲームに勝利することができる。
- それぞれの個別戦場部分は、各カードごとの配置エリアで構成される。
- 戦場とは別に、それぞれのレイキを配置するレイキエリアが存在する。
- 永続カードが破壊された時や使い捨てカードの使用後は、トラッシュという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: モノリス
○ 発売開始: 2025年3月(販売受付は 2024/12)
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
次元の来訪者
| 2025/3
| 116
| パック販売(5/300込)
|
レイキパック
| 2025/4
| 4種
| パック販売(5/300込)
|
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