ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ボンバーマンビーダマン爆外伝(BB爆外伝)』のルール解説。
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ボンバーマン ビーダマン 爆外伝 カードゲーム
Last Update 1999/7/12 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による勝ち抜き戦。プレイヤーはビーダ戦士たちの指導者となり、味方戦士を率いて相手戦士を打ち倒す。
● 原作
TVアニメ『BB爆外伝』および『BB爆外伝 ビクトリー』。
コンシューマーゲーム『ボンバーマン』シリーズ。
玩具『ビーダマン』シリーズ。
● 世界設定
白ボンは元気な男の子。ここビーダシティの外れで遊んでいると、青ボンとその祖父グレイボン博士が引っ越してきました。どうやらビーダシティに危険が迫っているようです。
……の前に説明がいるか。言うまでもなくボンバーマンはハドソンの顔とも言うべき傑作アクションゲームの殿堂。
対してビーダマンはタカラが開発したビー玉の新たなる遊び方を追求した新生玩具。
この2つががっちり手を組んだ時競技団体JBA率いるスーパービーダマンが生まれました。
玩具から競技器具に進化したビーダマンではありますが、バリエーション展開の際にキャラクター性がより強調されたため、
道具としてではなく、個性を持った主人公としてビーダマン自体が活躍するサイドストーリーがいくつも展開されていきました。
そして遂に、完全なるオリジナル『爆外伝』として登場を遂げたのであります。
● 本ゲームについて
勇者シリーズの後番組はなんとボンバーマン。かの『勇者王ガオガイガー』の後だけに、ザンボット以来のロボットファンにはそりゃあ驚きました。
でも始まってみると実に面白い。視聴率も玩具の売り上げも好調なようで、しっかり続編も続いています。この人気を受けてTCGも登場です。
システム的に言うと、同社のポケモンを初心者向きにより簡素化して遊びやすさをさらに追求した作りになっています。
基本構成
勝利条件
- 相手のビーダ戦士を ビー K.O.(全員ビーダウン)させる。
事前準備
※ バトルセット: 山札とビーダ戦士を合わせて「バトルセット」と呼称する。
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 25枚以上。
- 構築条件:
ビーダ戦士カード以外で構成されていること。
同一カードをどれだけ入れてもよい。
● ビーダ戦士(1人分の補助カード)
- デッキ枚数: 3枚ちょうど。
- 構築条件:
ビーダ戦士カードのみで構成されていること。
他は特になし。3枚の中に同一キャラが複数含まれても、TVストーリー上の敵味方が混在していてもかまわない。
● その他準備
○ メタコロ(専用ダイス): 1個以上。※“1”の目が 3面、“2”の目が 2面、“3”の目が 1面で構成される 6面ダイス。
○ ダメージ表示用カウンター: 適当数。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 無し。
- 開始手札: 0枚。上限は無し。
- マリガン: 考慮不要(手札が無いので)。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は 1ターン目からカードを引く)。
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(トラッシュを再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(考慮不要)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り。
- ユニーク処理: 無し。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- ビーダ戦士のうち任意の 1人をバトル場に配置する。
全体の基本進行
互いに以下の手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
自分の番の進行
○ 山札から1枚カードを引く
- デッキからカードを 1枚引き手札に加える。
デッキが尽きた場合は、すぐにトラッシュをシャッフルして山札として使用する。
○ アシスト/進化(合体)
- 任意でアシストカードを使用する(何枚でも使用可能)。
- アシストカード使用時は「アシスト(技の名前)」と叫ぶ。いいから叫べ!
- 進化/合体もここで行う(連続進化可能)。
○ ビーダ戦士移動
- 任意でバトル場の戦士と(倒れていない)ベンチの戦士を入れ替える。
○ 攻撃
- バトル場の戦士がビーダマを撃つ(ビーダマカードを使用する)。
- コンボカードはここで使用。使用時には「(技の名前)」と叫ぶ。叫ぶのじゃ!
※通常、攻撃に使用できるビーダマは 1回に 1枚のみ。
※いうまでもないが、ビーダマ使用時にも叫ぶ(後述)。約束じゃ!
○ ダメージ計算(ビーダウン判定)
- 今回の攻撃によるダメージを、バトル場の相手の戦士に加える(ゲーム中蓄積)。
- ダメージがエネルギー値を超えると「ビーダウン」となり、その戦士は倒れる。
- ダウンした戦士はベンチに伏せておき、代わりの戦士をバトル場に出す。
- 3人とも出せない場合、ゲームに敗北(ビー K.O.)する。
○ 終了
- 「ボン!」と言う。ちゃんと言うまでこの手順は終了しない。とにかく言うのだぁ!
1ゲーム終了時の処理
特になし、ほっ。
ルール細則
基本ルール細則
● 進化
- 指定されたビーダ戦士に、進化ビーダ戦士カードを付加することで対象の戦士を強化することができる。
- 進化したビーダ戦士の能力値は、以後進化カードに書かれている値となる。
- 進化戦士をさらに進化させるカードも有る。
● 合体
- 進化の一形態として合体できるメンバーがある。
- 合体する場合は、対象メンバー全員をバトル場に集め、メンバーのダメージを合計する。この時点でダメージが合体戦士のエネルギーを超えていれば即ダウン。
- 合体対象のうち、1人でもダウンしている場合、合体できない。
- 合体戦士がダウンさせられた場合、合体元の戦士全員がダウンしたものと見なす。
● 属性
- ビーダ戦士には 5種類( 白・青・黄・赤・黒 )の属性が存在し、ダメージ計算時に影響を及ぼす。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ビーダ戦士 (配置コスト不要)
- 勝ち抜き戦を戦い抜く選手。パワー/エネルギーの値を持ち、エネルギー以上のダメージを負った場合にダウン(ビーダウン)させられる。
○ 進化ビーダ戦士 (配置コスト不要)
- ビーダ戦士を強化する鎧(メイル)及び機動兵器(アーマー)
- 進化形態は各戦士ごとに異なる。
- 進化した戦士がビーダウンさせられた場合、進化カードは全てトラッシュへ送る。
● 瞬間的に使用するカード
○ アシストカード (コスト不要)
○ コンボカード (コスト不要)
○ ビーダマカード (コスト不要、いや技の名前を叫ぶ! これがコストに違いない)
☆ クリスタルビーダマ
- 使用時に「シュート!」と叫ぶ。必中じゃ!
- 確実に命中し、攻撃した戦士のパワーをダメージとして使用する。
☆ メタルビーダマ
- 使用時に「メタコロール」と叫ぶ。強力じゃ!
- 使用時に叫ぶと同時にメタコロを振り、命中値とダイス目が同じ時に命中。
- 命中時のダメージは攻撃した戦士のパワー +2。
場の構成
- ビーダ戦士たちはバトル場とベンチで構成される空間に存在する。
- バトル場は現在戦う戦士がいる場所であり、互いに 1組のみ入場できる。それ以外はベンチで待機することになる。
- 瞬間使用カードの使用後はトラッシュという空間に集められる
商品情報
● メーカー: メディアファクトリー
○ 発売開始: 1998年9月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (価格)
|
ビーダシティ編
| 1998/9
| 121
| スターター(1200)、ブースター(300)、入門セット
|
ドラゴンバトル編
| 1999/1
| 89
| ブースター(300)
|
キャイーン バトルセット
| 1999/6
| 2種
| 構築済みスターター(1200)
|
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