ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『銀鍵のアルカディアトライブ』のルール解説。
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銀鍵のアルカディアトライブ
Last Update 2016/1/24 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による総力戦。プレイヤーはメイガス(電理魔術師)と呼ばれる魔法使いとなり、
部下であるユニットを率いて相手を粉砕する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
時は現代。電理魔術師たちはいくつかの魔術団を組織し、滅理大戦と呼ばれる戦いの中で勢力拡大を図っていた。
● 本ゲームについて
TCGのゲーム進行にスマホアプリを使用した作品です。常時通信が可能な時のみ遊ぶことができます。
ただしそのスマホアプリの問題か早々に撤退表明。さらに返金対応という残念な結果に終わってしまいました。
基本構成
勝利条件
- 相手のライフを0にする。
- 相手のデッキが尽きる(ドロー/チャージステップにドローできない。※チャージ可否は不問)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚ちょうど。
- 構築条件:
同一カードはデッキに4枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 専用アプリ環境: 専用アプリ導入済みで、かつ対戦相手との常時接続が必須。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 自身が選択したメイガスおよびメモリによる初期ライフ値。上限は無し。
- 開始手札: 4枚。上限は6枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で1回。不要分をデッキの底に戻し、戻した分と同数を引く。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻は1ターン目のチャージ枚数が1枚かつユニット配置が1枚まで)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: アクティブ状態。
- カード横: レスト状態。
- カード裏向き: リバース状態。※この状態のカードはユニットとは見なさない。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- ユニットの攻撃は、対面する位置のユニット経由で相手プレイヤーを対象とする。シールドによる防御は各スクエアごとに防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自身のアプリを起動する。
- それぞれアプリ操作により、対戦相手のアプリとの接続処理を行う。
- それぞれアプリ操作により、自身のメイガス・メモリを決定する。
- アプリの処理により先攻・後攻が決定される。
- それぞれアプリ操作により、自身が使用する最終電理方程式を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを4枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートフェイズ
▽ リカバリーステップ
- 自分のレスト状態のユニットをアクティブ状態にする。
- 自分のリバース状態のユニットをレスト状態にする。
▽ ドロー/チャージステップ
- デッキからカードを2枚引き手札に加える。
- チャージとしてデッキから裏向きのままカードを3枚引き、チャージエリアに配置する。
▽ スクリプトステップ
- アプリ上でランダムにスプリクト効果が発生するので、それを解決する。
▽ エクストラチャージステップ
○ メインフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 手札のユニットカードをユニットとしてスクエアに配置する。
- 手札から使用タイミングがメインのスペルを使用する。
- 手札から使用タイミングがメインの場のユニットの効果を使用する。
- アプリ操作により、メイガスの電理方程式を使用する(それぞれの電理方程式につきターン中1回のみ)。>
- アプリ操作により、最終電理方程式を使用する(F.E.G.が満タンのとき、ゲーム中1回のみ)。
- 自身のスクエアにある、メイガスと同色または無色のユニットをチャージエリアに送る。
- 自身のスクエアにあるユニットを破棄する(トラッシュに送る)。
○ バトルフェイズ
以下の処理でバトルを行う。
※ターンプレイヤーが攻撃側・相手プレイヤーが防御側となる。
※バトルは正対するスクエア単位で、3か所同時に行われる。
※アクティブ状態のユニットのみがバトルに参加できる。特に攻撃側がバトル参加できない場合、そのスクエアのバトルは発生しない。
▽ バトルステップ
- それぞれがこのタイミングに使用できるスペルや能力を、攻撃側から双方パスするまで任意で使用する。
▽ シールドステップ
- 防御側が任意で、各スクエア付随のシールドエリア単位で手札からシールド召喚を行う。
▽ ダメージステップ
- それぞれ各種修正を加え、今回のバトルにおけるそれぞれのユニットの最終的なパワーとシールドの値を決定する。
- 各スクエアごとに以下の処理を行う。
攻撃側にアクティブ状態のユニットが存在しない場合。:
攻撃側ユニットがアクティブ状態で、対面スクエアにアクティブ状態のユニットが存在する場合。:
- 攻撃側ユニットと対面する相手スクエアの防御ユニットのそれぞれのパワー値を比較する。
比較の結果攻撃側の値が相手以上の場合、以下の処理を行う。
- 攻撃側のユニットのパワー値と、対面するスクエアの相手ユニットおよびシールドエリアの相手のシールドのパワーの合計値を比較する。
比較の結果攻撃側の値が相手の合計値以上の場合、次の処理を行う。
- 攻撃側のユニットのストライクの値分のダメージを相手メイガスに与える(メイガスのライフを減らす)。
- 対象スクエアの相手ユニットをリバースする。
攻撃側ユニットがアクティブ状態で、対面スクエアにアクティブ状態のユニットが存在しない場合。:
- 攻撃側のユニットのストライクに1を加えた値分のダメージを相手メイガスに与える。
○ エンドフェイズ
- それぞれのシールドエリアのユニットをすべてトラッシュに送る。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
- ターン終了のアプリ操作を行う。
1ゲーム終了時の処理
それぞれアプリの画面上で対戦の終了を確認した後、アプリを終了する。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- ほとんどのカードとメイガスには属性概念としての色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は現在は 赤・黄・青 の3種類が存在する。さらにカードには無色も存在する。
- スペルカードやユニットの記載効果を使用するには、
自身のメイガスと同色か場に同色のユニットが存在するかのどちらか一方を満たしている必要がある。
- スクエア上のカードをチャージに用いたりシールド召喚するためには、
対象のカードが自身のメイガスと同色か無色であるるかのどちらかを満たしている必要がある。
● メイガスとメモリについて
- 本ゲームでは、プレイヤーはメイガス(電理魔術師)と呼ばれるキャラクターとなって戦う。
- メイガスはカードとしては存在しない。アプリ上の存在である。
- それぞれのメイガスは、いずれかのメモリを1つ所持し、自身の能力を強化する。
※ニュアンスとしては、某仮面ライダーのガイアメモリーそのものといった存在である。
※任意保持ではなく、必ず一人一個らしい。
- メイガス・メモリとも複数の種類が存在し、性能やライフの初期値はそれぞれ異なる。
- ゲーム開始時に、それぞれ任意のメイガス1体とメモリ1つを選択する。
- 各メイガスごとに、初期ライフ値(10前後)、ラック、固有の電理方程式や最終電理方程式を持つ。
- 各メモリごとに、増加ライフ値(4前後)、F.E.G.ゲージ初期値、固有の補助効果を持つ。
- プレイヤーの初期ライフは、メイガスとメモリのライフ値の合計値によって決定される。
● 電理方程式と最終電理方程式について
- それぞれのメイガスは、固有能力として電理方程式と最終電理方程式を持つ。
- 各メイガスごとに、通常2つの電理方程式と3つの最終電理方程式を持つ。
ただし最終電理方程式はゲームは開始時に選択する1つのみが使用できる。
- 電理方程式(イクエイション)は、自身のターン中にそれぞれ1回ずつ使用できる。
- 最終電理方程式(ファイナル イクエイション)は、1回のゲーム中に1回だけ使用できる。
また使用条件として、ゲーム中蓄積するF.E.G.ゲージが満タンの時にのみ使用できる。
- アプリインストール時点では、最終電理方程式は封印されており3つのうち1つしか選択できない。
封印部分は対戦回数など封印解除条件を満たすことで、順次開放される仕様となっている。
● F.E.G.ゲージについて
- 通常のコスト概念とは別に、F.E.G.ゲージが存在する。
- F.E.G.ゲージはアプリ上の存在であり、カードなどは使用しない。
- F.E.G.ゲージは特定のタイミングで自動的に蓄積される。なお初期蓄積量は選択メモリごとに異なる。
- F.E.G.ゲージが満タンの状態になった時に、最終電理方程式を使用することができる。
● チャージについて
- カードには本来の目的とは別にチャージが存在し、コスト支払いなどに使用される。
- チャージはチャージエリアに上に重ねる形で裏向きに配置される。なお配置中のチャージの内容は確認できない。
- チャージは自ターンのチャージステップに、デッキの上から3枚分行う。
さらに以下のタイミングで、任意に行うことができる。
- エクストラチャージステップ: 手札の任意の1枚を使用する。
- メインステップに: 任意のスクエア上のリバース状態以外でメイガスと同色か無色のユニットを使用する。
- チャージを使用(破棄)する際には、必ず上側のカードから取り除くこと。
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- チャージを1枚トラッシュに送るごとに1つ分のコストが支払われる。
- ユニットカードは通常のコストとともにシールドコストを持ち、状況によって使い分ける。
● シールド召喚について
- ユニットカードは通常の召喚配置とは別に、バトル中のみ一時的に使用するシールド召喚という配置方法が存在する。
- シールド召喚は相手の攻撃に防御目的で行う。
- シールド召喚できるのは、自信のメイガスと同色か無色のユニットに限られる。
- シールド召喚の場合は通常のコストではなくシールドコストを使用する。
- シールド召喚したユニットは任意のシールドエリアに配置され、対応するスクエアのバトルを支援する。
なお1つのシールドエリアに対して複数のユニットを配置できる。
- シールド召喚したユニットはシールド効果(盾アイコンが付いた効果)以外のすべての効果が失われる。
- シールド召喚したユニットはターン終了時に破壊される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ユニットカード(コスト必要)
- プレイヤーの部下たち。場にユニットとして配置される。
- パワーの値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- ストライクの値を持ち、相手プレイヤーに対する攻撃力となる。
- 場のスクエアに各1体ずつ配置でき、メインフェイズに任意破棄(条件をみたせばチャージ)もできる。
- 基本的にスクエア間は移動できない。
- 通常のコストと別にシールドコストを持ち、一時配置であるシールド召喚を行うことができる。
- 一部のカードは独自の記載効果を持つ。その中にはシールド召喚時のみ効果を発揮するシールド効果も存在する。
- バトルで破壊されることは無い。攻撃を受けて相手のパワーがこちらの値以上場合、リバース状態にされる。
- リカバリーステップに、リバース → レスト → アクティブ と段階を経て回復する。
レスト状態では通常動作はできるもののバトルには参加できない。
リバース状態ではユニット扱いで無くなり(別のユニット配置は阻害)、任意破棄やチャージもできない。
● 瞬間的に使用するカード
○ スペルカード(コストと使用条件が存在)
- プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
- 無色以外のスペルカードを使用する際には、使用条件として使用カードとメイガスが同色であるか、
自分の場に使用カードと同色のユニットが存在する必要がある。
● その他のカード
○ メイガスカード
- シリアルコードなどが記載されているカード。ゲーム中は使用しない。
- 基本的にはコード入力によりメイガスの外見を変更するための、おまけカードである。
場の構成
右 | 中 | 左 | 敵陣シールド |
右 | 中 | 左 | 敵陣スクエア |
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左 | 中 | 右 | 自陣スクエア |
左 | 中 | 右 | 自陣シールド |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場はレフト・センター・ライトの3ヶ所のスクエアという空間に大別される(上図は場の構成図)。
各スクエアにはそれぞれ1体のユニットが配置される。
- それぞれのスクエアには個別にシールドエリアが併設されている。
各シールドエリアにはそれぞれ条件を満たす複数のユニットを配置できる。
- 場のほかに、チャージと配置するチャージエリアという空間が存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はトラッシュという空間に集められる。
- 別途スマートフォンを配置するスマホエリアという空間が存在し、アプリによってゲームの情報表示や基本情報の操作が行われる。
商品情報
● メーカー: KADOKAWA
○ 発売開始: 2015年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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構築済みデッキ
| 2015/10
| 3種
| 構築済みデッキ(51/1000+税)
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第1弾
| 2015/10
| 106
| ブースター(7/350+税)
|
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