ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ケロロ軍曹』のルール解説。
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ケロロ軍曹 トレーディングカードゲーム
Last Update 2006/2/5 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント押し付け戦。プレイヤーは侵略宇宙人となり、
さまざまな宇宙人や原住民たちを率いて相手を恥辱にまみれさせる。
● 原作
TVアニメ『ケロロ軍曹』。
コミック『ケロロ軍曹』(角川書店刊)。
● 世界設定
地球は狙われている。
宇宙社会的には手付かずの権利関係や豊富な資源、原始的な原住民がいるだけの豊かな自然。
辺境とはいえ魅力的な惑星である地球は、さまざまな侵略宇宙人に目をつけられているのである。
さらに軍事特需や権利の先取りを目指す民間宇宙人なども存在する。
あるものは原住民のふりをして、あるものは不可視フィールドに身を包み現地社会に潜伏しているのだ。
そう、もしかしたらあなたの隣人も宇宙人かもしれないのだ。
● 本ゲームについて
ほのぼのとした雰囲気で人気の高いケロロ軍曹のTCGです。
おおもとの原作は普通のオタク漫画だった気がしますが、
より対象年齢層を下げたアニメ版が往年の藤子作品を連想させるのが人気の秘訣かもしれませんね。
本ゲームもアニメ同様低年齢層向けとなっています。
ここではいくつかある遊び方のうち、“地球(ペコポン)侵略バトル”を紹介します。
基本構成
勝利条件
- 相手のケロゲージの合計ケロン値(敗北ポイント)を100ケロン以上にする。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 20枚ちょうど。
- 構築条件:
同一番号カードはデッキに3枚まで。
属性が“グチパ”のカードは、全部あわせてデッキに3枚まで。
※本ゲームのカードは裏面の絵柄がばらばらなので、カラースリーブなどで裏面を統一することが望ましい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 敗北ポイント(ケロゲージのケロン値): 0ケロン。以後蓄積する。
- 開始手札: 4枚。上限も4枚(各ターン内に調整有り)。
- マリガン: 手札にキャラカードが無い時、本人のみ任意で1回。
- ファーストドロー制限: 類似条件が存在(先攻の第1ターンは“攻撃”の処理を飛ばす)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 無し。ただしペナルティが存在する
(捨て札を再使用するが、その際ケロゲージに10ケロン追加{新たな山札カード1枚を裏向き配置})。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラカード。自軍ユニーク、先出し生存。
- バトルは、キャラ同士による 1対1 で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを4枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 作戦
- それぞれ自分のデッキからカードを2枚引き手札に加える。
- ターンプレイヤーから順に、それぞれ任意で1枚ずつイベントカードを使用する。
使用したイベントカードはケロゲージへ表向きに送られる。
○ 出撃
- それぞれ任意でキャラカードを場に配置する。
ただし場のキャラカードのケロン値の合計が100以下でなければならない。
○ 攻撃
- まず自分の場にキャラが存在し、かつ相手の場にキャラが存在しない場合、
相手の山札の1番上のカードが裏向きにケロゲージへ送られる(10ケロンのペナルティとなる)。
- ターンプレイヤーは場のキャラ単位で、“行動”の効果およびバトル(後述)の、どちらか1つの行動を任意で行う。
※ターンプレイヤー(攻撃側)に手札が1枚もない場合、バトルを行うことはできない。
バトルの処理
- 攻撃側が、攻撃するキャラと攻撃対象となる相手キャラを1体ずつ選択する。
- それぞれ手札から、バトル判定に使用する任意のカードを1枚選択する。
ただし相手(防御側)に手札が無い場合は、デッキの1番上のカードを使用すること。
- それぞれ「ケーロロ」と叫び、バトル判定に用いるカードを表向きに場に出す。
このとき出したカードがバトルカードの場合、即座に効果を発揮する(攻撃側の効果優先)。
- バトル判定に用いるカードでジャンケンを行う。
- ジャンケンの勝敗により、バトル判定のカードの指定値を自分のバトル対象のキャラのケロン値に追加する。追加する値は以下のとおり。
- ジャンケンに勝利、かつ対象キャラとバトル判定カードの属性が同じ: 判定カードの倍ケロンの値
- ジャンケンに勝利、対象キャラとバトル判定カードの属性は異なる: 判定カードのケロンの値
- ジャンケンに敗北: 追加無し
- 引き分け: 判定カードの半ケロンの値
- それぞれの対象キャラの修正を加えたケロン値を比較する。値が大きいほうがバトルに勝利する。
- バトルに敗北したバトル対象キャラは、表向きにケロゲージへ送られる。
勝利および引き分けのバトル対象キャラは、そのまま場に残る。
- それぞれバトル判定に用いたカードを捨て札に送る。
○ 補給
- ここで勝敗条件(ケロゲージのケロン値)の確認を行う。
それぞれのケロゲージに存在するカードに記載されたケロン値(裏向きのカードは10ケロンとする)の合計値を算出すること。
- それぞれ手札が4枚ちょうどになるように、デッキからカードを補充するか捨てるかする。
- 自動的に終了を迎える。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- それぞれのカードにはジャンケンマークの属性があり、バトルや各種判定で使用される。
- 通常判定を行う場合は、属性のマークでそのままジャンケンを行い、その勝敗で判定を行う。
- 属性の中には正規のジャンケンマークとともに、“グチパ”も存在する。
判定でグチパが使われる場合、常に相手の出した属性にジャンケンで勝つ属性に変化しているとみなす。
判定で双方ともグチパを出した場合は引き分けとなり、属性も変化無し(それで問題が生じる場合は、都度協議すること)。
- カードの効果により“判定ジャンケン”が必要な場合がある。
判定ジャンケンはそれぞれ自分のデッキの1番上のカードをめくり、そのカードでジャンケンを行う(めくったカードは捨て札へ送られる)。
カード構成
● 瞬間・永続的に場に残るカード
○ キャラカード(配置条件存在)
- 地球侵略をたくらむ宇宙人や、現地地球人など。
- 倍ケロン・ケロン・半ケロンの3種の数値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- カード上面に攻撃力/防御力/精神力っぽいものもあるが、今回のゲームでは使用されないことに注意。
- 自分の場には合計100ケロン分までしか配置できない。また同一キャラは自分の場に複数配置できない。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベントカード(コスト不要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。“作戦”時に使用される。
- 通常使用時は使用後にケロゲージへ表向きに送られる(バトル判定は通常使用とは異なることに注意)。
○ バトルカード(コスト不要)
- 戦闘を有利に導く武器や作戦など。
- バトル判定のときのみ使用される。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 永続カードが破壊された時やイベントカードの使用後は、ケロゲージという空間に集められる。
- バトル判定のカードの使用後は捨て札という空間に集められる。
- ケロゲージと捨て札は似ているが、両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: 角川書店
○ 発売開始: 2006年1月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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基本セット
| 2006/1
| 66
| パック販売(6/210)
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