ワールドゲイナー トレーディングカードゲーム
Last Update 2011/2/9 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦(実際にはテリトリー獲得戦)。
プレイヤーは惑星の指導者となり、協力してくれる宇宙人たちとともに理想の世界を構築する。
● 原作
これまでに発行された幸福の科学出版の諸作品。
● 世界設定
とある惑星、そこでは定住している宇宙人連合の諸派閥が覇を競っていた。
そして社会の安定化を探る手段の一つとして、カードゲームによるシミュレーションが採用されたのだ。
● 本ゲームについて
宇宙をテーマとしたカードゲームなんだそうです。
本ルールの読解は私のような凡人の理解が及ぶところではないので、解釈に間違いがあるかもしれません。
基本構成
勝利条件
- バトルフィールド3マスをすべて獲得する。
- 獲得したフィールド上の自カードのコスト合計が15ポイント以上になる。
- 相手のデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
事前準備
● デッキ(ストック: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚以上。
- 構築条件:
対戦相手と同一枚数であること。
同名カードはデッキに3枚まで。
公式ルールなどで指示されたユニークカードはデッキに各1枚のみ。
※相手プレイヤーとのカード区別のため、カラースリーブなどの使用が望ましい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用カウンター: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(獲得フィールドのポイント): 0ポイント。以後増減する。
- 開始手札: 7枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード正位置: 通常状態
- カード逆位置(スタンのみ): 待機状態
※スタンとは別に、フィールド上では相手カードが相対的に逆位置となる。
- カード横(スタンのみ): 消耗状態
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定(実質不可)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(ターン終了時に消滅)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 考慮不要(ダメージ概念が存在しない)。
- ユニーク処理: 特に無し。
- 戦闘は存在しないが、別途フィールド獲得の判定処理が存在する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを7枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
- 自分のスタンバイにあるスタンをすべて待機状態にする。
- デッキからカードを1枚引き手札に加える。
○ スタンバイフェイズ
- 任意で手札からスタンバイにカードを1枚スタンとして配置する(1ターンに1回のみ)。
○ ゲインフェイズ
- 任意で手札からカードを1枚配置する(1ターンに1回のみ、配置ルールは後述)。
配置することで現時点での獲得フィールドが確定し、獲得フィールド上に存在するカードの記載コスト値の合計が、
現時点での獲得フィールドのポイント数になる(つまりここで勝利判定が行われる)。
配置のルール
- 手札のカード1枚をフィールド上の1マスに配置することで、そのマス(フィールド)を獲得する。
- それぞれのフィールドは独立した空間である、マスの移動などは存在せず一つ一つ獲得していく。
- それぞれのフィールドには獲得の優先度が存在し、以下のルールが適用される。
- 優先度は高い順に自分のマイフィールド・バトルフィールド・相手のマイフィールドの順になっている。
- 優先度が高いフィールドがすべて獲得できていない場合、次の優先度のフィールドを獲得することはできない。
※例えば自分のマイフィールドをすべて獲得した後でなければバトルフィールドへ配置することはできない。
- 同等の優先順位のフィールド間において、3マスの中でどれから配置するかは任意。
- 優先度が高いフィールドがに空きが出来た場合、その際獲得が優先される。ただし既に獲得した優先度の低いフィールドは変化無くそのまま維持される。
- 先に勝利条件を満たしてしまうため、通常は相手のマイフィールドを獲得することは無い。
ただし万が一自分のマイフィールドが相手に獲得された場合、その奪還が最優先される。
- 自分が既に獲得しているフィールドに、手札の別のカードを配置することもできる。
その場合は、従来のカードと手札から配置するカードの属性とコストにより以下の処理で判定する。
※事前に従来のカードをコストとして消費して空きを作ってから配置すれば、以下の処理を行わずとも普通に配置可能。
※カードが重ねられた状態のフィールドのポイントおよびコスト値は、重なったすべてのカードのコスト値の合計値となる。
- 属性ジャンケンで勝つ場合: 従来のカードを破棄することで、配置できる。
- 同属性の場合:
- コスト値が従来カードより大きい場合: 従来のカードの上に新たなカードを重ねて配置できる。
- コスト値が従来カード以下の場合: 配置すること自体ができない。
- 属性ジャンケンで負ける場合: 配置すること自体ができない。
- 相手が獲得しているフィールドを、カードを配置することで奪うことができる。
奪えるかどうかは自分と相手のカードの属性とコストにより、以下の処理で判定する。
※フィールドを奪われた相手のカードは、そのまま破棄される。
※複数のカードが配置されているフィールドは、相手側のカードのコスト合計で判定を行う。
■ 相手が単独のカードの場合
- 属性ジャンケンで勝つ場合: コスト値に関わらず、配置することで奪うことができる。
- 同属性の場合:
- コスト値が相手より大きい場合: 奪うことができる。
- コスト値が同じ場合: 相殺(双方のカードとも破棄)することができる。
※そのフィールド自体は、誰にも獲得されていない状態になる。
- コスト値が相手より小さい場合: 奪えない(手札を配置できない)。
- 属性ジャンケンで負ける場合: 奪えない(手札を配置できない)。
■ 相手が重なったカードの場合
- 属性ジャンケンで勝つ場合:
- コスト値が相手(のコスト合計)より大きい場合: 配置することで奪うことができる。
- コスト値が相手以下の場合:
- コスト値が相手の一番上のカードより大きい場合:
相殺(手札のカードとフィールドの相手の1番上のカードを破棄)することができる。
※2番目以降の相手カードは残り続け、そのフィールド自体は相手が獲得したままとなる。
- コスト値が相手の一番上のカード以下の場合: 奪えない(手札を配置できない)。
- 同属性の場合: 奪えない(手札を配置できない)。
- 属性ジャンケンで負ける場合: 奪えない(手札を配置できない)。
※いずれの場合も、カードの特殊効果がある場合は記載効果が優先される。
○ エンドフェイズ
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● スタンについて
- カードは本来の目的とは別に、コスト支払いのためのスタンとして使用される。
- カードを場のスタンバイに上下逆位置に配置することでスタンとして扱われる。
- それぞれのスタンバイにはスタンを5枚まで配置できる。
- 待機状態のスタンを消耗状態にすることで、スタンに記載されたスタン値分のコストを支払うことができる。
- 通常のコスト支払い方法とは別に、待機状態のスタン1枚を破棄することで、1ポイント分のコストを獲得することもできる。
- 記載スタン値が1以外であっても、破棄した場合に得られるコストは固定で1ポイントである。
● 属性について
- それぞれのカードには属性が存在し、コスト支払いやフィールドの獲得に影響を与える。
- 属性は青(チョキ・太陽系連合)・緑(パー・プレアデス星系連合)・赤(グー・ゼータ星系連合)と黄色(グチパ・一部の特殊カード)の4種類が存在する。
- 属性はジャンケンマークを兼ねており、フィールド獲得の判定などに用いられる。ちなみに“グチパ”はすべてのジャンケンに勝利する。
- 発生させたコストも、スタン値部分の色に対応した属性を持っている。
● コスト支払いついて
- カードをフィールドに配置する際には、記載値分のコストを支払う必要がある。
- コストは通常スタン(横向き&破棄)から発生させるが、それ以外にもフィールド上の自分のカード1枚を破棄することで1ポイント分のコストが獲得できる。
- 記載コスト値とは別に必須コスト値が指定されており、コスト支払いのコスト内に必須コスト値の要求属性と同じだけの属性のコストが必要となる。
- あくまでも必須コスト値に用いるコストはコスト支払いの中の一部であり、別に支払うものでは無い。
- 例外処理として黄色の必須コストの属性は、いずれか単独色の属性であればどの属性でも代用することができる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ゲーム用カード(コスト必要)
- 各地に存在する宇宙人など。フィールド支配などに用いられる。
- 属性とコストを持つ。このコスト値がフィールドの獲得ポイントに用いられる。
- 1ターンにつき1枚だけフィールドに配置可能である。
- 配置する際の位置の順番があらかじめ決められている(“配置のルール”参照)。
- フィールドの獲得判定で相手カードに負けた(フィールドを奪われた)場合、破棄される。
- コスト支払いのため、任意破棄することも可能である。
- 一部のカードは独自効果を持つ。効果は配置時に効果を発揮する“ディメンション”と、配置後などに任意発動させる“フィールド”に大別される。
- 本来の目的とは別にスタンとしても用いられ、専用のスタン値を持つ。
場の構成
敵 | 敵 | 敵 | 相手マイフィールド |
戦 | 戦 | 戦 | バトルフィールド |
自 | 自 | 自 | 自軍マイフィールド |
- 永続カードは、フィールドという共用空間で構成される(上図は場の構成図)。
- フィールドは 3 * 3 の9マスで構成される。
各マスは横列単位でそれぞれのマイフィールド・バトルフィールドとなる。
各マスはそれぞれ独立おり、マスからマスへ移動することはできない。
- フィールドとは別に、それぞれにスタンバイという固有空間が存在する。
それぞれのスタンバイは5つのマスで構成され、各マスにカードを1枚ずつ配置できる。
- 破棄されたカードは、ブレイクという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: 幸福の科学出版
○ 発売開始: 2010年12月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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基本セット
| 2010/12
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| 構築済みスターター(40/1500)
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