ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ドラゴンコレクション』のルール解説。
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ドラゴンコレクション タクティカルカードゲーム
Last Update 2013/12/18 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるデッキ消耗戦。プレイヤーは魔物使いとなり、部下であるモンスターを率いて相手を粉砕する。
● 原作
携帯端末用ソーシャルゲーム『ドラゴンコレクション』。
● 世界設定
ドラゴニア王国。この地には世界各地の秘宝を集めることで、地上最強のドラゴンマスターになれるという竜伝説が残っていた。
王国には数多くの冒険者が集い、モンスターを駆使することで覇を競っていたのである。
● 本ゲームについて
ソーシャルゲームの派生として登場したアーケードカードゲームです。データ印刷式のカードを用いることで、プレイヤー名や能力値の変化を自在に記載できることが特徴となっています。
本来はアーケードゲームのみでしたが、登場後半年以上たってから追加要素としてカード単体で遊ぶことができる本ルールが公開されました。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 20枚ちょうど。
- 構築条件:
自分のカード(同一プレイヤー名、およびさすらいのカード)のみで構成されていること。
同名カードはデッキに3枚まで(レベル等が異なっていても名称が同じならば同一扱い)。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ サイコロやコインなど: 判定用に適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキがプレイヤーライフを兼ねる。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード表向き: 通常状態
- カード裏向き: セット状態
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(蓄積コストの概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- モンスターの攻撃は、通常は相手モンスターで攻撃側が任意に対象を選択する。
相手モンスターが存在しない場合は相手のデッキが攻撃対象となる。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを5枚引く。
- それぞれ手札から魔力3以下のカードを、モンスターとして場に裏向きで最大3体まで任意に配置(セット)する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
○ メインフェイズ
以下の行動を任意で行う。それぞれの行動は、すべて1ターンにつき1回ずつのみ行うことができる。
※概念は遊戯王OCGのそれに近いが、通常召喚などの区分けは無いものと思われる。
- 手札召喚: 手札のカード1枚を、モンスターとして表向きに配置する。
- セット: 手札のカード1枚を、モンスターとして裏向きに配置する(このターン中の反転召喚不可)。
- 反転召喚: ターン開始前にセットされた裏向きのモンスターを表向きにする。
- 助っ人召喚: 墓地から魔力2以下のカードを5枚除外することで、手札のカード1枚を魔力数などを無視して表向きに配置する
○ バトルフェイズ
場のモンスター単位で、任意で以下のバトルを行う(表向きのモンスター1体ごとに、1ターンにつき1回)。
※公式ルールを見る限り、バトルは一方的なもので相手の攻撃値による反撃は無く、数値判定は大小比較のみでダメージ要素は無い(強敵は連続攻撃ではなくジャンケンで倒す)ものと思われる。
各バトルの処理
- ターンプレイヤーが、攻撃するモンスターと攻撃対象となる相手モンスターをそれぞれ1体ずつ選ぶ。
ただし相手の場にモンスターがいない場合、攻撃対象が相手のデッキとなる。
- 攻撃対象のモンスターが裏向きの場合、表向きになる(場合によっては特技が発動する)。
- 攻撃対象が相手デッキの場合は相手のデッキの上から1枚を墓地に送り、以下の処理を飛ばしてバトルを終了する。
- 攻撃側のモンスターと攻撃対象のモンスターの記載値で、以下のようにバトルの勝敗の判定を行う。
- 属性によるジャンケンで攻撃側が勝利する場合: バトル勝利
- 攻撃側の攻撃値が攻撃対象の防御値以上の場合: バトル勝利
- ジャンケンで勝てず、攻撃値が対象の防御値未満の場合: 攻撃失敗によりバトル敗北
- 攻撃側がバトルに勝利した場合、攻撃対象となったモンスターは破壊され、墓地送りとなる。
○ エンドフェイズ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- カードには属性の概念が存在し、戦闘などで使用される。
- 属性は 炎・森・水 の3種類が存在する。
- 属性は戦闘においてジャンケンの役割を果たし、それぞれ 炎=グー、森=チョキ、水=パー に相当する。
● 魔力について
- カードには魔力の概念が存在し、カードの配置などで使用される。
- 魔力が4を超えるカードは、モンスターとしての配置時に以下の追加条件が必要となる。
※この条件は手札召喚とセットのもので、助っ人召喚では別の条件が適用される。
※現状では魔力6以上のカードは存在しないらしい。
- 魔力4のカード: 場のモンスター1体を墓地に送る。
- 魔力5のカード: 場のモンスター2体を墓地に送る。
- ゲーム開始時には、魔力3以下のカードのみセットすることができる。
- 魔力2以下のカードは、墓地から5枚を除外することで助っ人召喚の発動条件とすることができる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ モンスターカード(配置条件が存在)
- プレイヤーの部下たち。場にモンスターとして配置される。
- 属性と攻撃/防御の能力を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- 強さの基準としてのレベルの値を持つが、本ゲームでは直接は使用しない。
- 星の形をした魔力の値を持ち、値が4以上の場合は配置の際に追加条件が必要となる。
- それぞれの場に3体まで配置できる。
- 一部のカードは(TCG用の)特技などの効果を持ち、表向きになったり助っ人召喚時などに効果を発揮する。
- バトルで破壊された場合墓地に送られる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場には3体までのモンスターが配置できる。
- カードが破壊された時は墓地(セメタリー)という空間に集められる。
- ゲーム外領域として除外ゾーンという空間が存在する。
- 墓地と除外ゾーンは似ているが、両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2013年3月
- ○ラインナップ
名称
| 発売時期
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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ドラゴンコレクション
| 2013/3 ~
| アーケードゲームの景品(1/100)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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